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第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。
 
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。
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=== アサキムとタロット ===
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Zシリーズのオリジナル要素全体の元ネタと見られているのがタロットの大アルカナであるが、このアサキムも例に漏れず、そのモチーフと思しきアルカナが存在している。それは、0番あるいは21番、または番号そのものがない「愚者」のアルカナである。
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「愚者」の正位置は「自由」「無邪気」、逆位置は「軽率」「落ち零れ」を意味する。そしてこの寓画が示すものは二通りあり、「'''何らかの目的を持って21枚のカードを渡り歩く旅人'''」と「'''何の目的もなく21枚のカードを気ままに歩く放浪者'''」である。この「愚者」は「計画性は持っていないが全く無計画に歩いているわけではない」という矛盾した存在である。
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何らかの理由で無限獄へと落ちたアサキムは現在、その宿命から逃れるためにスフィアを求めて並行世界をさすらっている。しかし、その旅路は順調とは言えず、多分に行き当たりばったりな面が多く見られる。「スフィアを集めて宿命から逃れる」という目的こそあるものの、そのための計画性については(自身で出来ることが限られているとはいえ)ないに等しく、その分をフットワークの軽さで補いつつ、リアクター達の前に度々現れるアサキムの境遇は、まさに「愚者」のアルカナと重なる。
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さらに、「愚者」は占星術において対応するとされる星宮が、「金牛宮」「巨蟹宮」「天蠍宮」「獅子宮」と見事にアサキムとかかわりが深いと思われる面々(サイデリアルのリアクター3人と、個人的に因縁深いランド)に対応している。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[シュロウガ]]/シュロウガ・シン
 
;[[シュロウガ]]/シュロウガ・シン
 
:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。天獄篇ではシン化によりさらにパワーアップしている。
 
:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。天獄篇ではシン化によりさらにパワーアップしている。
; [[ジェニオン]]
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:「いがみ合う双子」。第3次Z時獄編時点では直接的な接触はないものの、アサキムの持つ「偽りの黒羊」の能力は「いがみ合う双子」のスフィアを無力化できることを明言されている。さらに、エピローグではツィーネらしき人物に[[ZONE]]から救出されたことが示されており、'''早々にジェニオンに敗北フラグが立ってしまっている'''。
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
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*仄めかされるマサキとの関連と、死ぬに死ねない境遇から、ユーザー間では「'''人生の迷子'''」というあんまりだが的確過ぎるあだ名がつけられている。
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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