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常に冷静沈着を心掛ける思慮深い性格の持ち主だが、[[ゼントラーディ]]の血故に強い闘争本能を持つ。普段は闘争本能を理性で抑え付けているが、その抑圧が外れてしまうと暴走状態に陥ってしまう。過去にこのことで[[イサム・ダイソン|イサム]]とは確執がある。[[YF-19]]とのトライアルの中、意地と誇りを賭けてイサムと対立する事になり、一度は事故に見せかけて彼を葬ろうとさえした。
 
常に冷静沈着を心掛ける思慮深い性格の持ち主だが、[[ゼントラーディ]]の血故に強い闘争本能を持つ。普段は闘争本能を理性で抑え付けているが、その抑圧が外れてしまうと暴走状態に陥ってしまう。過去にこのことで[[イサム・ダイソン|イサム]]とは確執がある。[[YF-19]]とのトライアルの中、意地と誇りを賭けてイサムと対立する事になり、一度は事故に見せかけて彼を葬ろうとさえした。
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しかしそのトライアルは高性能無人機[[ゴーストX-9]]の採用が決定され突如中止、それに納得出来ずYF-19とフォールドブースターを持ち出しゴーストと直接戦う為に[[地球]]へ行ったイサムの追撃を命じられたガルドは、地球のマクロスシティを舞台に遂にイサムと新鋭バルキリー同士による一対一の真剣勝負を繰り広げる事に。<br />
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しかしそのトライアルは高性能無人機[[ゴーストX-9]]の採用が決定され突如中止、それに納得出来ずYF-19とフォールドブースターを持ち出しゴーストと直接戦う為に[[地球]]へ行ったイサムの追撃を命じられたガルドは、地球のマクロスシティを舞台に遂にイサムと新鋭バルキリー同士による一対一の真剣勝負を繰り広げる事に。
口喧嘩をも交えた壮絶なドッグファイトの最中、ガルドはやがて封印していた忌まわしき記憶を取り戻し、自身の過ちも知る。こうして無事にイサムと和解したのも束の間、二人の元には暴走してマクロスシティをも支配下に収めた[[シャロン・アップル]]の操るゴーストX-9が迫っていた。<br />
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口喧嘩をも交えた壮絶なドッグファイトの最中、ガルドはやがて封印していた忌まわしき記憶を取り戻し、自身の過ちも知る。こうして無事にイサムと和解したのも束の間、二人の元には暴走してマクロスシティをも支配下に収めた[[シャロン・アップル]]の操るゴーストX-9が迫っていた。
 
シャロンに捕らわれたミュンの救出をイサムに託し、ガルドは一人ゴーストに挑む。それはまるで、自身の過ちを精算するかのように……
 
シャロンに捕らわれたミュンの救出をイサムに託し、ガルドは一人ゴーストに挑む。それはまるで、自身の過ちを精算するかのように……
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作中での回想シーン等で見る限り、子供の頃から共に手製の飛行機を飛ばそうと丘の上からイサムと二人で力を合わせて飛行機を引っ張っていたり、それ以後も何かとイサムには良いようにあしらわれながらもその関係はミュンも交えて大変良好であった事を伺わせ(実際作中の和解時にYF-19に同乗していたヤンから「やっぱり仲がいいんだ」と言われていた)、彼自身も作中のようにどこか嫌な感じのする男ではなく、本来はイサム程ではないにせよ飛行機が好きな軽めの性格であったようだが、彼の体に流れるゼントラーディの血がそんな彼の運命を大きく変えてしまう事となった。<br />
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作中での回想シーン等で見る限り、子供の頃から共に手製の飛行機を飛ばそうと丘の上からイサムと二人で力を合わせて飛行機を引っ張っていたり、それ以後も何かとイサムには良いようにあしらわれながらもその関係はミュンも交えて大変良好であった事を伺わせ(実際作中の和解時にYF-19に同乗していたヤンから「やっぱり仲がいいんだ」と言われていた)、彼自身も作中のようにどこか嫌な感じのする男ではなく、本来はイサム程ではないにせよ飛行機が好きな軽めの性格であったようだが、彼の体に流れるゼントラーディの血がそんな彼の運命を大きく変えてしまう事となった。
 
そのゼントラーディも、かつてプロトカルチャーが戦闘兵器として遺伝子操作の末に生み出された「悪魔の人形」なのであり、混血とは言えどガルドもその遺伝子操作の功罪を否応なく背負う事となり、やがてそれに人生を狂わされて翻弄された悲しき存在であったと言える。
 
そのゼントラーディも、かつてプロトカルチャーが戦闘兵器として遺伝子操作の末に生み出された「悪魔の人形」なのであり、混血とは言えどガルドもその遺伝子操作の功罪を否応なく背負う事となり、やがてそれに人生を狂わされて翻弄された悲しき存在であったと言える。