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また、頑なに敵の殲滅に拘り、戦い以外の解決手段を見つけられないその姿勢は、逆に「哀れ」とみなされる事もある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
 
また、頑なに敵の殲滅に拘り、戦い以外の解決手段を見つけられないその姿勢は、逆に「哀れ」とみなされる事もある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
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長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、長年国連刑務所に収監されていたが、自身を信奉するカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。地球のみならずキャンベル星、ボアザン星、バーム星なども支配する事を企て、『[[勇者ライディーン]]』の面々も含めた[[長浜ロマンロボシリーズ]]の主人公チームの面々やそのライバル達の前に、最強最悪の敵として立ちはだかる。
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長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、長年国連刑務所に収監されていたが、自身を信奉するカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。クーデターによって地球圏を掌握し、地球のみならずキャンベル星、ボアザン星、バーム星なども支配する事を企て、やがて人間でありながら新たなる[[バラオ]]として覚醒。『[[勇者ライディーン]]』の面々も含めた[[長浜ロマンロボシリーズ]]の主人公チームの面々やそのライバル達の前に、最強最悪の敵として立ちはだかる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:初登場作品。[[地球連邦軍]]環太平洋第2師団長官という役職であり、階級は准将。[[獣戦機隊]]を昔指導した事になっていた。
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:初登場作品。[[地球連邦軍]]環太平洋第2師団長官という役職であり、階級は准将。[[獣戦機隊]]を昔指導したという経歴も持つ。
 
:最初は味方[[NPC]](非戦闘員)として強引に[[ロンド・ベル]]に同行するが、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]のみならず[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ポセイダル軍]]からの投降者である[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]をもスパイ扱いし、捕虜の[[サラ・ザビアロフ|サラ]]を勝手に逃がした[[カツ・コバヤシ|カツ]]は軍規に従い銃殺刑にするべきだと主張するなど、過激な言動をたびたび行い、指揮権のある[[ブライト・ノア|ブライト]]からしばしば咎められる。
 
:最初は味方[[NPC]](非戦闘員)として強引に[[ロンド・ベル]]に同行するが、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]のみならず[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ポセイダル軍]]からの投降者である[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]をもスパイ扱いし、捕虜の[[サラ・ザビアロフ|サラ]]を勝手に逃がした[[カツ・コバヤシ|カツ]]は軍規に従い銃殺刑にするべきだと主張するなど、過激な言動をたびたび行い、指揮権のある[[ブライト・ノア|ブライト]]からしばしば咎められる。
:一方で、[[ジャミトフ・ハイマン]]からの(私兵[[ティターンズ]]のための)機動兵器接収の命に対しては、軍事面で優秀な[[ロンド・ベル]]を上官であるはずの[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]に抵抗して必死に擁護する場面もあり、'''原作に比べて遥かにまともな軍人として描かれている'''。
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:一方で、[[ジャミトフ・ハイマン]]からの(私兵[[ティターンズ]]のための)機動兵器接収の命に対しては、軍事面で優秀な[[ロンド・ベル]]を上官であるはずの[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]に抵抗して必死に擁護する場面もあり、原作や他のSRWシリーズと比較しても功名心や私欲で動く描写は殆ど無く、良くも悪くも頑迷ではあるが地球圏を必死に守り抜こうという意思を持ち合わせた堅物の軍人としての面が強く強調されており、'''原作に比べて遥かにまともな軍人として描かれている'''。
 
:最終的には[[ティターンズ]]の台頭によって連邦軍を離れ反逆者となった[[ロンド・ベル]]と袂を分かち、[[ティターンズ]]に移る。その後、[[ダカール]]にて[[ダブデ]]に搭乗し[[ロンド・ベル]]に挑むも、撃墜されそのまま死亡した。
 
:最終的には[[ティターンズ]]の台頭によって連邦軍を離れ反逆者となった[[ロンド・ベル]]と袂を分かち、[[ティターンズ]]に移る。その後、[[ダカール]]にて[[ダブデ]]に搭乗し[[ロンド・ベル]]に挑むも、撃墜されそのまま死亡した。
 
:経験値は名有りパイロットとしては最低で、能力値も低い。精神コマンドは[[根性]]・[[ド根性]]・[[威圧]]・[[激怒]]・[[自爆]]といかにも三輪らしいが、性格は弱気。パイロットとしての名前は「三輪長官」となっている。
 
:経験値は名有りパイロットとしては最低で、能力値も低い。精神コマンドは[[根性]]・[[ド根性]]・[[威圧]]・[[激怒]]・[[自爆]]といかにも三輪らしいが、性格は弱気。パイロットとしての名前は「三輪長官」となっている。
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:最後は結局逮捕される(逮捕状を持ってきたのは[[岡防衛長官|岡長官]])という原作同様の自業自得の結末を迎えるが、続編でまた登場する事に。
 
:最後は結局逮捕される(逮捕状を持ってきたのは[[岡防衛長官|岡長官]])という原作同様の自業自得の結末を迎えるが、続編でまた登場する事に。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:第2次αで失脚していたところを[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]に拾われて復権し、[[ブルーコスモス]]の一員として[[αナンバーズ]]の前に立ち塞がる。前作の恨みで[[竜崎一矢|一矢]]を一方的に殴打するなど、今回も悪行三昧を行うが、一方で[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の暴挙の数々にドン引きするなど、常識的な一面も垣間見られた。
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:第2次αで失脚していたところを[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]に拾われて復権し、[[ブルーコスモス]]の一員として[[αナンバーズ]]の前に立ち塞がる。前作の恨みでアラスカ基地にて[[竜崎一矢|一矢]]を一方的に殴打するなど、今回も相変わらず自軍部隊と対立するが、一方で[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の暴挙の数々にドン引きするなど、常識的な一面も垣間見られた。
:最期は[[ヤキン・ドゥーエ]]の攻防戦にて多数の[[クラップ級]]を引き連れ[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の救援に参上するも、[[ジェネシス]]の第1射を受け'''艦ごと消滅'''した。
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:最期は[[ヤキン・ドゥーエ]]の攻防戦にて多数の[[クラップ級]]を引き連れ[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の救援に参上するも、[[ザフト]]による[[ジェネシス]]の第1射を受け'''艦ごと消滅'''した。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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=== 地球 ===
 
=== 地球 ===
 
;[[竜崎一矢]]
 
;[[竜崎一矢]]
:旧知の間柄である[[竜崎勇|竜崎博士]]の息子だが、三輪は[[バーム星人]]打倒のための道具としか考えていない。数々の暴挙を否定されたため完全に対立し、後半は[[ダイモス]]のパイロットから降ろすべく国連の決議にかけるが失敗。最終的には、負傷して無抵抗であった[[バーム星人]]を射殺した事が彼の逆鱗に触れ、激しく殴打される。
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:旧知の間柄である[[竜崎勇|竜崎博士]]の息子だが、三輪は彼を[[バーム星人]]打倒のための道具としか考えていない。数々の暴挙を否定されたため完全に対立し、後半は[[ダイモス]]のパイロットから降ろすべく国連の決議にかけるが失敗。最終的には、負傷して無抵抗であった[[バーム星人]]を射殺した事が彼の逆鱗に触れ、激しく殴打され、物語から退場させられる。『ゴッドバード』では遂に完全な敵対者として対峙する。
 
;[[夕月京四郎]]
 
;[[夕月京四郎]]
:[[竜崎一矢|一矢]]と同様に対立し、彼からも殴打されている。
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:[[竜崎一矢|一矢]]と同様に対立し、彼からも何度か殴打されている。
 
;[[和泉振一郎]]
 
;[[和泉振一郎]]
 
:旧知の間柄であるが、常に[[竜崎一矢|一矢]]を擁護し、また三輪の方針を批判したために対立した。
 
:旧知の間柄であるが、常に[[竜崎一矢|一矢]]を擁護し、また三輪の方針を批判したために対立した。
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:35話で彼を殺そうとするが、[[竜崎一矢|一矢]]に阻止される。
 
:35話で彼を殺そうとするが、[[竜崎一矢|一矢]]に阻止される。
 
;[[リヒテル]]
 
;[[リヒテル]]
:三輪にとっては憎むべき敵の司令官であり、36話では彼を殺そうとした。
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:三輪にとっては憎むべきバーム星人の司令官であり、36話では彼を殺そうとした。『ゴッドバード』でも直接対峙する。
 
;[[ライザ]]
 
;[[ライザ]]
 
:リヒテル同様に殺そうとした。
 
:リヒテル同様に殺そうとした。
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:長浜監督が語った、監督の本来の構想における『ダイモス』最終話での三輪の去就。全てを失い、浮浪者となり、廃人と化した状態で、[[火星]]開発団の出発セレモニーの最中におもちゃの銃を振り回しながら呟く台詞である。
 
:長浜監督が語った、監督の本来の構想における『ダイモス』最終話での三輪の去就。全てを失い、浮浪者となり、廃人と化した状態で、[[火星]]開発団の出発セレモニーの最中におもちゃの銃を振り回しながら呟く台詞である。
 
:片言になっている時点ですでに精神が崩壊している事が窺い知れる。自業自得とは言え、どこか哀れで非常に後味の悪い結末である。
 
:片言になっている時点ですでに精神が崩壊している事が窺い知れる。自業自得とは言え、どこか哀れで非常に後味の悪い結末である。
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=== ゴッドバード ===
 
=== ゴッドバード ===
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;「待ちかねたぞ 待ちかねていたぞ! この時を!」
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:20話にて、国連刑務所にて収監されている三輪を助けに馳せ参じたカークを前に、拘束具を引き千切り哄笑して。やや小物臭い面の強かった原作と違い、本作の三輪はこの時点でかなりの巨悪の雰囲気を纏っている。
 
;「これは心外だなリヒテルくん。ワシとてあの戦いで学んだ。反省したのだよ」<br />「かつては確かに異星人はすべて殲滅すべきと固く信じていた」<br />「だが、今は考えが変わったのだよ。こうして地球人であろうとし、地球のために働くものあれば、ともに手を取り合って生きてゆくべきだと!すばらしいだろう?」
 
;「これは心外だなリヒテルくん。ワシとてあの戦いで学んだ。反省したのだよ」<br />「かつては確かに異星人はすべて殲滅すべきと固く信じていた」<br />「だが、今は考えが変わったのだよ。こうして地球人であろうとし、地球のために働くものあれば、ともに手を取り合って生きてゆくべきだと!すばらしいだろう?」
:第34話で[[ダイモス]]を基に作られたロボット「ダイモス プルートゥ」に搭乗して、[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[ガルーダ]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と対峙した際、三輪を「マスター」と仰ぐカーク・スクエアの姿に「何を吹き込んだ」とリヒテルに問い質されて返した返事。
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:34話で[[ダイモス]]を基に作られたロボット「ダイモス プルートゥ」に搭乗して、[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[ガルーダ]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と対峙した際、三輪を「マスター」と仰ぐカークの姿に「何を吹き込んだ」とリヒテルに問い質されて返した返事。
 
:一見もっともらしく反省したような美辞麗句を並べ立てているが、[[リヒテル]]からは「〝尻尾を振った犬には褒美をやる〟という意味にしか聞こえない」「他者の存在を受け入れたわけではなく、考えがまるで変わっていない」と看破され、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]からも「ボアザンの愚行を宇宙規模で繰り返そうとしているだけ」と一蹴される。
 
:一見もっともらしく反省したような美辞麗句を並べ立てているが、[[リヒテル]]からは「〝尻尾を振った犬には褒美をやる〟という意味にしか聞こえない」「他者の存在を受け入れたわけではなく、考えがまるで変わっていない」と看破され、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]からも「ボアザンの愚行を宇宙規模で繰り返そうとしているだけ」と一蹴される。
 
:『ゴッドバード』の三輪は単純な面も多かった『ダイモス』本編やSRWシリーズと比較して、狡猾さや悪辣さ、非道さがより増しており(ある意味スパロボで同様に大きな補正を受けた悪役である、[[スーパーロボット大戦UX|UX]]における[[ハザード・パシャ|ハザード]]にも通ずる)、この場面はそんな本作での彼を端的に示した一つでもある。
 
:『ゴッドバード』の三輪は単純な面も多かった『ダイモス』本編やSRWシリーズと比較して、狡猾さや悪辣さ、非道さがより増しており(ある意味スパロボで同様に大きな補正を受けた悪役である、[[スーパーロボット大戦UX|UX]]における[[ハザード・パシャ|ハザード]]にも通ずる)、この場面はそんな本作での彼を端的に示した一つでもある。
;「使えねえな!スクエア」<br />「――後ろに隠れて操っているほうが楽だったのだがなあ」<br />「確かにおまえはワシが30年かけて異星人どもと戦争をするための手駒として育てたんだ」<br />「屈折していたからなぁ 世界を憎むように仕向けて言うことをきかせるのは楽だったんだがなあ いやはやあんなお涙ちょうだいな話に負けてしまうとは とんだ期待はずれだったよ」
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;「使えねえな!スクエア」<br />「――後ろに隠れて操っているほうが楽だったのだがなあ」<br />「確かにおまえはワシが30年かけて異星人どもと戦争をするための手駒として育てたんだ」<br />「屈折していたからなぁ 世界を憎むように仕向けて言うことをきかせるのは楽だったんだがなあ いやはやあんなお涙ちょうだいな話に負けてしまうとは とんだ期待はずれだったよ」<br />カーク「そ それでは? マスター? 本当に? 私をだまして?」<br />「あたりまえだ まだわからぬのか? おまえバカか?」
:36話にて、新たなるバラオとして覚醒した後、敗北したカークにブチ撒けた本心。カークを長年かけて騙し利用してきたことを暴露し、彼の心を完全に砕き、踏み躙る。直後、三輪の本性を知り激昂するカークの頭にゼロ距離から拳銃を発砲という鬼畜ぶりを見せる(ただ、カークはボアザン星人の証たる角が銃弾を弾いてくれたことで、奇跡的に一命をとりとめていたことが後に判明する)。
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:36話にて、新たなるバラオとして覚醒した後、敗北したカークにブチ撒けた本心。カークを長年かけて騙し利用してきたことを暴露して彼を嘲笑し、彼の心を完全に砕き、踏み躙る。直後、三輪の本性を知り激昂するカークの頭にゼロ距離から拳銃を発砲するという鬼畜ぶりを見せる(ただ、カークはボアザン星人の血を引く証たる角が銃弾を弾いてくれたことで、奇跡的に一命をとりとめていたことが後に判明する)。
 
:その人心を弄び踏み躙るやり口は原作やSRWシリーズにおける三輪と比較すると非常に異質であり、『ゴッドバード』の三輪と、原作やSRWシリーズにおける三輪との違いがはっきりと表れている台詞である。
 
:その人心を弄び踏み躙るやり口は原作やSRWシリーズにおける三輪と比較すると非常に異質であり、『ゴッドバード』の三輪と、原作やSRWシリーズにおける三輪との違いがはっきりと表れている台詞である。
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;「ゆるさぬ ゆるさぬぞ! 非国民どもめっ!」<br />「なぜわしの考えがわからぬっ なぜ逆らうっ! 完全な力をもって他者を圧倒的に支配してこそ真の平和が得られるのだ!」<br />「妖魔大帝バラオの庇護のもとに配下に下るのがそのもっとも近道であるとなぜわからぬっ そのために人類全てが妖魔になるなど! たいした問題ではあるまいがああっ」<br />「そんな道理もわからぬのか愚民どもめが! 力ずくでも妖魔にしてくれるっ この…ワシの邪悪な翼の力でなあ」
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:39話、最終決戦のクライマックスにて、長浜作品主人公・ライバルチームの反撃を前に、怒りのままにザマンダーキングの全力を開放しての咆哮。もはやそこにいるのは「人間・三輪防人」ではなく、心身共に完全な悪魔と化した邪悪の化身そのものであった。
    
== スパロボシリーズでの暴(迷)言集 ==
 
== スパロボシリーズでの暴(迷)言集 ==
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:第51話「終わらない明日へ」より。月から総司令部の直轄艦隊を率いて[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の援軍に駆けつけ、[[コーディネイター]]の殲滅を声高に叫ぶが…。
 
:第51話「終わらない明日へ」より。月から総司令部の直轄艦隊を率いて[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の援軍に駆けつけ、[[コーディネイター]]の殲滅を声高に叫ぶが…。
 
;「う、うおおおっ!?うわあああああっ!!」
 
;「う、うおおおっ!?うわあああああっ!!」
:断末魔。[[ジェネシス]]の光に焼かれ、三輪は物語の舞台から'''文字通り姿を消す'''。その呆気ない最期に、[[竜崎一矢|一矢]]も呆然とするしかなかった。
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:[[αシリーズ]]での断末魔。[[ジェネシス]]の光に焼かれ、三輪は物語の舞台から'''文字通り姿を消す'''。その呆気ない最期に、[[竜崎一矢|一矢]]も呆然とするしかなかった。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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:Aの三輪は滅茶苦茶な行動や言動も多いが、このようにどこかコミカルな場面もある。
 
:Aの三輪は滅茶苦茶な行動や言動も多いが、このようにどこかコミカルな場面もある。
 
;「立派だ、あれぞ男の姿だ!」
 
;「立派だ、あれぞ男の姿だ!」
:同じく6話、[[バーム星人|バーム軍]]に勇敢に立ち向かう[[竜崎一矢|一矢]]の姿に感心・感動して。前述の原作6話がモチーフと思われるが、三輪の台詞の中では珍しく爽やかな熱血台詞である。
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:同じく6話、[[バーム星人|バーム軍]]に勇敢に立ち向かう[[竜崎一矢|一矢]]の姿に感心・感動して。前述の原作6話がモチーフと思われるが、原作と違って空気を読めていない台詞ではなくなっており、三輪の台詞の中では珍しく爽やかな熱血台詞である。
 
;「もともとは対異星人用に開発されたものだ。南極条約は地球人にのみ適用される!異星人には何発撃ち込もうと、関係ない!」
 
;「もともとは対異星人用に開発されたものだ。南極条約は地球人にのみ適用される!異星人には何発撃ち込もうと、関係ない!」
 
:同じく6話、[[ガンダム試作2号機]]について。[[異星人]]相手なら何をしてもいいという、彼の思想がよく表れている。実際、[[異星人]]は南極条約の存在なんぞ知らないし、南極条約自体、連邦とジオンの戦闘にしか意味を持たないものなのでこの時点では正しいといえるのだが……。
 
:同じく6話、[[ガンダム試作2号機]]について。[[異星人]]相手なら何をしてもいいという、彼の思想がよく表れている。実際、[[異星人]]は南極条約の存在なんぞ知らないし、南極条約自体、連邦とジオンの戦闘にしか意味を持たないものなのでこの時点では正しいといえるのだが……。
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:同じく30話。平和解放軍のみならず、降伏した[[バーム星人]]や[[マリーメイア軍]]の関係者までも処刑しようとする三輪は、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の抗議もこの一言で切り捨てた。普段は独断ばかりのくせに、こういう時だけ上層部の決定を盾にしようとするところに、彼の卑劣さが現れている(実際はこの決定も独断であった)。しかし直後、デュオ達によって不正を暴かれてしまう。
 
:同じく30話。平和解放軍のみならず、降伏した[[バーム星人]]や[[マリーメイア軍]]の関係者までも処刑しようとする三輪は、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の抗議もこの一言で切り捨てた。普段は独断ばかりのくせに、こういう時だけ上層部の決定を盾にしようとするところに、彼の卑劣さが現れている(実際はこの決定も独断であった)。しかし直後、デュオ達によって不正を暴かれてしまう。
 
;「う、うるさいっ!決定は決定なのだ!地球侵略を企んだ輩を信用できるか!これが一番、確実なのだ!わしが正しいッ!」<br />「黙れ!これは命令だ!わしのやることに口出しするのは許さんっ!処刑は予定通り、とりおこなうッ!わしが正義なのだ!」
 
;「う、うるさいっ!決定は決定なのだ!地球侵略を企んだ輩を信用できるか!これが一番、確実なのだ!わしが正しいッ!」<br />「黙れ!これは命令だ!わしのやることに口出しするのは許さんっ!処刑は予定通り、とりおこなうッ!わしが正義なのだ!」
:不正を暴かれてもなお自分の正義に固執するが、直後に[[張五飛|五飛]]に「お前が'''正義'''などという言葉を口にするな…!」と言われてしまう。
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:デュオ達に不正を問い質されての反論。不正を暴かれてもなお自分の正義に固執するが、直後に[[張五飛|五飛]]に「お前が'''正義'''などという言葉を口にするな…!」と言われてしまう。
 
;「げ…げぶ…」<br />「…ご…あ…」
 
;「げ…げぶ…」<br />「…ご…あ…」
 
:上記のやり取りのあと、「完全にキレた」[[竜崎一矢|一矢]]に徹底的に痛めつけられて。顔面を殴られたのか、もはやまともな声すら出ない模様。
 
:上記のやり取りのあと、「完全にキレた」[[竜崎一矢|一矢]]に徹底的に痛めつけられて。顔面を殴られたのか、もはやまともな声すら出ない模様。
 
:なお、負傷の度合いは詳しくは語られないが、[[トロワ・バートン|トロワ]]曰く「急所のみを確実に打っている」うえ、今作の[[竜崎一矢|一矢]]の一撃はコロニー格闘技の覇者である[[ドモン・カッシュ|ドモン]]をして「当たればやられる」と言わしめたほどなので、並大抵の怪我では済んでいないようだ。それでも死亡せずに済んだのは、彼の悪運の強さゆえか?
 
:なお、負傷の度合いは詳しくは語られないが、[[トロワ・バートン|トロワ]]曰く「急所のみを確実に打っている」うえ、今作の[[竜崎一矢|一矢]]の一撃はコロニー格闘技の覇者である[[ドモン・カッシュ|ドモン]]をして「当たればやられる」と言わしめたほどなので、並大抵の怪我では済んでいないようだ。それでも死亡せずに済んだのは、彼の悪運の強さゆえか?
:この直後に原作同様、逮捕状の報せが届く。
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:この直後にゼクスにより原作同様、逮捕状の報せが届き、三輪はAの物語から退場するのであった。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
==== MX(MX PORTABLE) ====
 
==== MX(MX PORTABLE) ====
 
;「利用だと?フフフ、確かにそうかも知れん…だが、ワシもまた奴らを利用しておるのだ。ここで貴様ら反逆者を始末し、その功績を以ってワシはかつての立場へ返り咲く。そして、今度こそ異星人を…!あのバーム星人共を我らの太陽系より駆逐するのだ!!」
 
;「利用だと?フフフ、確かにそうかも知れん…だが、ワシもまた奴らを利用しておるのだ。ここで貴様ら反逆者を始末し、その功績を以ってワシはかつての立場へ返り咲く。そして、今度こそ異星人を…!あのバーム星人共を我らの太陽系より駆逐するのだ!!」
:第53話(『MX PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」 より。[[ゼーレ]]の尖兵としてまさかの登場をした三輪。[[NERV]]本部を攻撃し、[[NERV]]のメンバーに降伏勧告を突きつけた際、[[葛城ミサト|ミサト]]に「お前は[[ゼーレ]]に利用されているだけだ」と言われてこう返す。
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:第53話(『MX PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」 より。[[ゼーレ]]の尖兵としてまさかの登場をした三輪。[[NERV]]本部を攻撃し、[[NERV]]のメンバーに降伏勧告を突きつけた際、[[葛城ミサト|ミサト]]に「あんたは[[ゼーレ]]に利用されているだけだ」と突きつけられてこう返す。ゼーレの走狗にされているという自分の立場を自覚しながらもそれでも自身の復権と異星人の殲滅に固執する三輪を前にミサト達は激しい怒りと呆れの感情を露にし、[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]も「あの男と話すことなど何も無い」と三輪の繋いだ回線を切るよう命じるのであった。
 
;「殺せ!破壊しろ!!」<br />「悪魔共を抹殺しろ!皆殺しにするのだ!!」<br />「わはははは!殺せ!殺せ!!殺せぇっ!!!」
 
;「殺せ!破壊しろ!!」<br />「悪魔共を抹殺しろ!皆殺しにするのだ!!」<br />「わはははは!殺せ!殺せ!!殺せぇっ!!!」
 
:[[NERV]]本部を攻撃し、動けない[[EVA弐号機]]に容赦ない攻撃を浴びせながら。ノリノリで大暴れするが…。
 
:[[NERV]]本部を攻撃し、動けない[[EVA弐号機]]に容赦ない攻撃を浴びせながら。ノリノリで大暴れするが…。
359行目: 364行目:  
:もっとも、この時点での残りの名有りの敵は[[如月久遠|久遠]]を除けば、ゼオライマーを倒して自分が冥王になるなどとのたまう[[塞臥]]と私怨(それも'''逆恨み''')で綾人を討とうとする[[鳥飼守|鳥飼]]、無茶苦茶な理由([[ルー・ルカ|ルー]]曰く、『ワガママ』)で世界を滅ぼそうとする[[エルデ・ミッテ|エルデ]]と私怨や私情にまみれたキャラばかりなのだが。
 
:もっとも、この時点での残りの名有りの敵は[[如月久遠|久遠]]を除けば、ゼオライマーを倒して自分が冥王になるなどとのたまう[[塞臥]]と私怨(それも'''逆恨み''')で綾人を討とうとする[[鳥飼守|鳥飼]]、無茶苦茶な理由([[ルー・ルカ|ルー]]曰く、『ワガママ』)で世界を滅ぼそうとする[[エルデ・ミッテ|エルデ]]と私怨や私情にまみれたキャラばかりなのだが。
 
;「ば、馬鹿な…!ワシが死ぬというのか!?司令であるこのワシが!?ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!そうだ!ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
 
;「ば、馬鹿な…!ワシが死ぬというのか!?司令であるこのワシが!?ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!そうだ!ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
:断末魔。最後の最後まで自分こそが地球を救う救世主だと妄信していたが、むしろ三輪がいない方が、[[バーム星人]]を初めとする[[異星人]]との友好が円滑になる事は間違いないだろう。
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:MXでの断末魔。最後の最後まで自分こそが地球を救う救世主だと妄信していたが、むしろ三輪がいない方が、[[バーム星人]]を初めとする[[異星人]]との友好が円滑になる事は間違いないだろう。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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