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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
==== 格闘武器 ====
   
;グランワームソード
 
;グランワームソード
:グランゾンが使用する大剣。『α外伝』では、グランゾンのものより剣が大型化し、斬り付けられた時のエフェクトも強化されている。『OGDP』では細かいことに、ワームホールを展開後、ノーマルが出て来る剣に手を伸ばしていたのに対し、ネオでは拳を組んだまま出て来るのを待つ、と演出が区別されている(さらに腕の震えも少なくなっている)。
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:専用の大剣。
 
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:*'''α外伝''':振るう剣の厚みが増している。
==== 射撃武装 ====
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:*'''OG''':演出の構成はグランゾンとほぼ同一。『DP』で入った変更は、「歪曲空間(ワームホール)展開時にある腕部の振動の減少」及び「拳を固めて剣の登場を待つ」というもの。
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:*'''LOE''':リメイク後はOGシリーズ準拠。斬撃の回数は全て控えめ。
 
;ワームスマッシャー
 
;ワームスマッシャー
:胸部を解放してエネルギービームを放つ。また、掌から発生させたワームホールを利用した[[オールレンジ攻撃]]および複数の目標に狙いを定めた同時攻撃も得意としており、最大65535の目標を同時に攻撃可能と言われている。『α外伝』では、細く鋭い形状のビームとなり、発射数も増加。SEも強烈なものに変わっており、背景も闇に包まれる。
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:胸部装甲内部に内蔵された機関から光線を発射して攻撃する。最大65535の目標を同時に攻撃可能と言われており、掌から撒き散らした歪曲空間を利用しての[[オールレンジ攻撃]]および複数の目標に狙いを定めた同時攻撃を得意とする。
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:*'''α外伝''':鋭利な錐状の光線を連射する。手数の増加に加えSEの音質を変更。発射時の背景演出も変化(闇で包みこむ)しており、この演出はOGシリーズでも『DP』に混ぜられている。
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:*'''OG''':演出の構成は[[グランゾン]]とほぼ同一。
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:*'''LOE''':リメイク後はOGシリーズ準拠。三作目でやや独自の演出に構成(14個の歪曲空間とその渦に放つ14条の光線。光線の幅も厚みを増している)。
 
;グラビトロンカノン
 
;グラビトロンカノン
:[[マップ兵器]]。自機の周囲に高重力を発生させ圧殺する。[[OGシリーズ]]では無数の重力球を叩き落す兵器に変更。さらに移動後使用可能なP属性の兵器に強化され、敵味方識別の点を除けば、実質「サイフラッシュ」の上位武装と化している。他の光線兵器同様、胸部を発射兵器とするが、高重力を調整する制御装置自体は腕のクリアパーツにある。
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:[[マップ兵器]]。自機の周囲に高重力を発生させ圧殺する。演出の構成は[[グランゾン]]とほぼ同一だが、最大3200Gの重力加速度を任意方向にかけることを可能とし、発生やその変更に3マイクロ秒しか要さないという。
:最大3200Gの重力加速度を任意方向にかけることが可能で、発生や変更に3マイクロ秒しか要さない。『POJ』では敵味方の識別をするようになった。…どうやって識別しているのかは不明である(OG本編準拠の演出なら重力球をそこだけ落とさないという形で説明できそうだが…)。
+
:稀に敵味方識別機能がつくこともあるが、基本は無差別である。
:『OGDP』では敵味方を識別する機能はないものの、移動後に使用可能で射程が5もあり、威力も弾数も(弾数4)あるのでかなり便利である。
   
;ネオグランビーム
 
;ネオグランビーム
:『OGDP』で追加された射撃武装。額の角を飾る宝石からビームを発射する(俗に言うネオ・グランゾン版グランビーム)。元々は『ヒーロー戦記』でグランゾンが使用した射撃武装だった(当時グランビームはなかった)。
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:「グランビーム」の強化版。元は『ヒーロー戦記』でグランゾンが使用した射撃武装で、『OGDP』に逆輸入された。発射口は額の角を飾る宝石。
:ちなみに『OGDP』第20話「ダークプリズン」では[[サーヴァ・ヴォルクルス|敵]]がビーム吸収を持つためまったく役に立たない。魔装機神シリーズでは武装としては未登録で使用できない。
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:ビーム属性であるため、「[[ビーム吸収]]」を持つ敵を相手にすると全く役に立たない。[[魔装機神シリーズ]]では未採用。
 
;ビッグバンウェーブ
 
;ビッグバンウェーブ
:[[旧シリーズ]]でのみ搭載されている[[ゾヴォーク]]ゆかりの[[マップ兵器]]。技術供与によって元々搭載されていたのがグランゾンでは使えなくなってしまったのか、シュウが彼らの技術を解析して搭載したかは不明。
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:[[旧シリーズ]]の武装欄のみに存在したマップ兵器。不要と判断されたのか、[[αシリーズ]]以降使用不可。
    
==== 必殺武器 ====
 
==== 必殺武器 ====
 
;ブラックホールクラスター
 
;ブラックホールクラスター
:胸部を解放してマイクロブラックホールを相手に放つ。基本的にはグランゾンのものと同様だが、『α外伝』では演出が全く異なり、グランゾンではエネルギー形成にある程度時間を要したが、ネオの場合は一瞬でブラックホールエネルギーを形成可能であり、さらに短時間にも関わらずエネルギーはより巨大化している。
+
:胸部を解放してマイクロブラックホールを相手に放つ。演出の構成は[[グランゾン]]とほぼ同一。
:OGDPにおいては戦闘前会話がない場合で敵を撃墜すると、ちょうどBGMが1ループする。
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:*'''α''':短時間で巨大なブラックホールの弾丸を形成する。グランゾンでは出来ないことの強調。
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:*'''OG''':αシリーズの演出を発展。『DP』で戦闘前会話の発生しない敵の撃墜に成功すると、BGMが1ループする間隔におさまる。
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:*'''LOE''':リメイク後はOGシリーズ準拠。
 
;縮退砲
 
;縮退砲
:ネオ・グランゾンの代名詞にして最終兵器。グランゾンの『試作型縮退砲』(α)の完成型。バリオン創出ヘイロウから生み出された質量を縮退炉で核縮退させて生成した大型ブラックホールを発射する武装。この縮退とは「フェルミ縮退」のことであり、恒星の終末時における超新星爆発に関連する現象。質量は大きいが直径は収縮していて極めて密度が高くなった恒星を「縮退星」と呼ぶ。縮退星の一つである「白色矮星」は質量が限界を超えると重力崩壊が始まり、核融合が暴走して膨大なエネルギーが発生する(炭素爆燃型超新星)。縮退砲のエネルギーが白色なのはこのため。
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:ネオ・グランゾンの最強武器。バリオン創出ヘイロウから生み出された質量を縮退炉で核縮退させて生成した大型ブラックホールを発射する武装。高次元でブラックホールを生成する時に伴う超新星爆発のエネルギーを限定範囲に解放してダメージを与え、さらにブラックホールの重力で潮汐分裂させるという二段構えの攻撃原理となっている。
:高次元でブラックホールを生成する時に伴う超新星爆発のエネルギーを限定範囲に解放してダメージを与え、さらにブラックホールの重力で潮汐分裂させるという二段構えの攻撃原理となっている。
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:このときの縮退とは「フェルミ縮退」のことであり、恒星の終末時における超新星爆発に関連する現象。質量は大きいが直径は収縮していて極めて密度が高くなった恒星を「縮退星」と呼び、縮退星の一つである「白色矮星」は質量が限界を超すときに重力崩壊を始め、核融合の暴走を起こし膨大なエネルギーを発生させるのだ(炭素爆燃型超新星)。「縮退砲」発射時に白色の光が目立つのはこのため。
:『第3次』(SFC)ではこの現象が上手くグラフィックで表現されており、『OG外伝』では左手を天に掲げてワープホールを形成、浮かび上がってゲートを通過して高空へ移動、光の差し込む中から重力弾を撃ち落とす、と言う流れ。『OGDP』ではこの演出がさらにパワーアップし、「直立不動のまま飛び上がり、バリオン創出ヘイロウが輝き頭上にゲート(ラ・ギアスと地上を行き来する際に展開するものと同じ)が出現して豪雨が降りしきる空間へと移行。そこで胸部を展開してブラックホールを生成。周囲を包んでいた竜巻が吹き飛び、'''雲の切れ間から陽光が降り注ぐ中でシュウが手を差し伸べる'''という神々しいカットインとともに直下にいる敵めがけてブラックホールを射出。僅かな静寂の直後、ブラックホールから生じた凄まじい重力嵐によって周囲の空間ごと爆縮し、最終的には銀河らしきものごと消滅させる」という壮絶な演出になっている。しかも、演出の長さからBGMを1ループと半分使う。わざわざ転移しているのは、「なんでいきなりありえない場所(宇宙空間に崖など)が出現するのか」「そんな攻撃をして地球は無事なのか」といった近年の必殺技での演出上の疑問に対する答えだろうか。上昇演出と圧倒的エネルギーで敵を消滅させるというインパクトからか、[[天のゼオライマー|冥王]]呼ばわりされることも。'''ちなみに縮退砲のエネルギー量は、半径二五光年以内の生物を完全に死滅させるほどの熱量を放出している。'''こんなものをラ・ギアスや地球圏内で撃とうものなら大惨事どころの話ではない。別空間に転移したのは、そういった理由があるのだろう。採用が遅すぎるという声はさておいて。
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:*'''第3次''':記念すべき初披露作。当時のハード(SFC)としてみた場合、フェルミ縮退現象を上手く表現している。威力2500の「縮退砲」でプレイヤーの度肝を抜いた。
:時系列的にこの後となる『POJ』では、重力球を生成した後先んじて射出、それを『α』で使用した試作型よろしくビームで押し出して敵を飲み込み、諸共爆縮させて消し飛ばす、という流れ。『COE』では発射までは『OGDP』から竜巻の吹き飛ばしとゲートの展開による転移を省いた形、発射後は『POJ』同様、トドメ演出で撃破確認、という流れ。
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:*'''α''':グランゾンの「試作型縮退砲」の完成型。
:その名に恥じず、[[旧シリーズ]]では、攻撃力が基本的に3ケタ~4ケタ前半で表記されていた当時のバランスで、脅威の攻撃力'''18000'''(ゲーム中ではフル改造で現れるため、実数は'''19400''')という途方もないを通り越してバランス崩壊レベルの威力を誇り(単純な数値なら'''[[第3次α]]』の[[イデオンガン]]全体攻撃版の実数値よりもさらに高い''')、以後のシリーズでもネオ・グランゾンを象徴する超兵器として名を馳せている。作品により演出の差が激しい兵装で、ただ単にエネルギー弾を撃ち出して敵を吹き飛ばすだけのこともあれば、地球圏そのものを抹消したりと、兎に角凄い。
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:*'''OG''':外伝で御目見え。演出はαシリーズの発展系。『DP』で[[全体攻撃]]から単体攻撃に戻して演出を刷新。斜め十字に組んだ両腕を振り下ろして全機関(重力制御装置・ヴォルクルスの羈絏・歪曲フィールド発生装置・縮退炉・エンジン・バリオン創出ヘイロウ)を稼働。ゲート(次元トンネル)を開閉して敵機を豪雨の降り注ぐ異空間に引きずり込んだ後、嵐と乱雲を呼ぶ低気圧すら切り裂くブラックホールの弾丸を投下する。発射時に挿入される神々しいシュウ('''雲の切れ間から降り注ぐ陽光と共に左手を差し伸べる''')のカットインが特徴的。
:『OG外伝』では[[全体攻撃]]だったが、『OGDP』ではブラックホールクラスターとの性能面での差別化のためか単体攻撃に。その威力は'''10段階改造で10600、しかも地形適応がオールS'''という強烈極まりない性能(参考までに第2次OGで最強の武器はマイ版[[SRX|一撃必殺砲]]の'''10800'''だが、機体と武器の地形適応の問題から強化パーツやカスタムボーナスなどによる補正が無ければ縮退砲のほうが上になる)。LOEと同様[[再攻撃]]で2連発という芸当もできるようになった。さすがに燃費も極悪だが、セーブなど込みで49まで消費を下げられる。最大改造のENは500、ギガジェネレーター装備で700となるので、単純計算で最大14発撃てる。もし次回作でこの性能のまま味方として使えるなら、マキシマムブレイクの常連になるのはほぼ間違いないであろう(OGDPでは発動役にしかなれないので)。
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:*'''LOE''':リメイク後はOGシリーズ準拠。三作目でややその演出を変更。両手の掌から投じた六つの重力球に胸部の砲撃(みっつの炉心から放射する白い縮退力の光線)を重ねて生み出したフェルミ縮退現象の弾丸を、そのまま光線で押し出して敵機に着弾させる。尾をひく白色彗星のような描写が特徴的で、「試作型縮退砲」を彷彿とさせる。
:ネオ・グランゾン=この兵器というくらいに有名な武器であり、今なお『第3次』当時を知るプレイヤーからは恐怖の代名詞として話題に上るほど。それ故に、『α』当時はノーマルのグランゾンが、試作型とは言え縮退砲を搭載してしまった事はファンからかなりの不評を買った。
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:*'''COE''':完結作。三作目の演出を一部流用しつつ『DP』の演出を織り交ぜた(全機関最大出力→豪雨の降り注ぐ異空間→胸部の機関と両腕でブラックホール弾合成→DPの操者カットイン挿入→「縮退砲」発射)。そのため着弾前に切り貼りが目立つという意見もある。
 
   
==== 特筆機能 ====
 
==== 特筆機能 ====
 
;バリオン創出ヘイロウ
 
;バリオン創出ヘイロウ
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