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説明の追記ついでに言葉の誤用を調整
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長男ということもあり、次期ブリタニア皇帝の最有力候補であり、シャルル皇帝の不在時には皇帝代理として国政の最高責任者となるが、能力的には凡庸な人物であり、実務は有能な異母弟の[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]に任せきりである。
 
長男ということもあり、次期ブリタニア皇帝の最有力候補であり、シャルル皇帝の不在時には皇帝代理として国政の最高責任者となるが、能力的には凡庸な人物であり、実務は有能な異母弟の[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]に任せきりである。
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傲岸不遜なシャルル皇帝の長男にも関わらず温厚かつ穏健な[[性格]]で父親とは大きく異なるが、反面政治能力などはあまり高くなく、まさに「昼行灯」といった人物である。
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傲岸不遜なシャルル皇帝の長男にも関わらず温厚かつ穏健な[[性格]]で父親とは大きく異なるが、後述のように国を統治する能力自体には非はないが、政治面では苛烈であることが必要とされた動乱の時代においては、まさに「昼行灯」といった人物である。
    
国政や皇帝の代理は実質的に異母弟であるシュナイゼルが仕切っているも同然であり、そのことに苦悩するどころか、むしろシュナイゼルに頼っている節がある。<br />それゆえ、シャルル皇帝がナンバー1ならば、ナンバー2は彼ではなくシュナイゼルであると言っても過言ではない。
 
国政や皇帝の代理は実質的に異母弟であるシュナイゼルが仕切っているも同然であり、そのことに苦悩するどころか、むしろシュナイゼルに頼っている節がある。<br />それゆえ、シャルル皇帝がナンバー1ならば、ナンバー2は彼ではなくシュナイゼルであると言っても過言ではない。
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なお、小説版ではその凡庸さ故に無能と疑われることもあるが、その人柄や性格から「他者から恨まれることが皆無な善良な人物」とされている。また、スピンオフ作品である『双貌のオズ』でも、若干変人的な一面を見せながらも、福祉を通して特赦を与える「臣民更生プログラム」を認可している等、殆どが好戦的かつ差別的な思想をもつブリタニア皇族の中では珍しく、軍政よりも民政の方に理解を示した善良な皇子として描かれており、決して無能では無い事を証明している。
 
なお、小説版ではその凡庸さ故に無能と疑われることもあるが、その人柄や性格から「他者から恨まれることが皆無な善良な人物」とされている。また、スピンオフ作品である『双貌のオズ』でも、若干変人的な一面を見せながらも、福祉を通して特赦を与える「臣民更生プログラム」を認可している等、殆どが好戦的かつ差別的な思想をもつブリタニア皇族の中では珍しく、軍政よりも民政の方に理解を示した善良な皇子として描かれており、決して無能では無い事を証明している。
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つまるところ、武力によって世界統治する事を重んじるブリタニア皇家に生まれてしまった事が、オデュッセウスの不幸の始まりであったのかもしれない。
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つまるところ、武力によって世界統治する事を重んじるブリタニア皇家に生まれてしまった事が、オデュッセウスの不幸の始まりであったのかもしれない。なお彼がその顕著な例だが、劇中のブリタニア皇族、特にシャルルとその子らは、独善が過ぎる傾向はあるが「我欲を押し通すような悪人」といえる人物は稀となっている。
    
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
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