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*主な搭乗機:0ガンダム、[[リボーンズガンダム]]
 
*主な搭乗機:0ガンダム、[[リボーンズガンダム]]
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
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[[アレハンドロ・コーナー]]と行動を共にする謎の少年。<br />表ではアレハンドロの忠実な部下のように振舞っていたが、実際は自身の計画のためにアレハンドロを利用しているだけに過ぎなかった。
 
[[アレハンドロ・コーナー]]と行動を共にする謎の少年。<br />表ではアレハンドロの忠実な部下のように振舞っていたが、実際は自身の計画のためにアレハンドロを利用しているだけに過ぎなかった。
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なお、かつてクルジスで刹那を救った0ガンダムのマイスターでもある。
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1stシーズンではリボンズの正体と計画の全貌はほとんど明かされる事無いまま2ndシーズンに入るが、2ndシーズンでは一転して彼の正体や企みが次々と明かされる事となる。
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=== 人物 ===
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1stシーズンでは大人しい雰囲気を持った不思議な少年といった漢字であったが、その正体は、[[イオリア・シュヘンベルグ]]の計画の遂行のために造られた[[アンドロイド|人工生命体]]「イノベイド」の一体であり、彼はイノベイドの中でも最初期に造られたうちの一体である。イノベイドの中でも、[[ヴェーダ]]の最高機密レベルである「レベル7」へのアクセス権を持っている。
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上述の通り、アレハンドロはあくまで計画の駒として利用していただけに過ぎないのだが、一部の書籍等ではアレハンドロの側近を演じるリボンズ自身も監視していた同じ組織の人間から「楽しそう」に見えたらしい。
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イノベイドゆえか知略に長け、自分の手を汚さずにひとり高い所から手を下すことを好む。そのため、少年のような外見と相俟って非常に小賢しい印象を与えるものの、その傲慢さ故に予想外の事態が起こると苛立ちを隠せなかったり、自身に皮肉を言った[[王留美]]にムキになって八つ当たり同然に手を上げるなど、意外に短気な一面もある。これは、自分を絶対視しているゆえの狭量さといえる。
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なお、かつてクルジスで刹那を救った0ガンダムのマイスターでもある。このときのリボンズと刹那の邂逅は刹那の心に大きな影響を及ぼしたが、実はリボンズの側にも大きな影響を及ぼしたことが後に判明する。
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マイスターとして使い捨てられる役目へ反抗し、最終的にはイノベイターであろうとする自分の存在意義を求めるなど、'''イノベイドでありながらその行動原理は皮肉にも自らが見下していた"人間"その物'''であった。
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1stシーズンでは彼の正体と計画の全貌はほとんど明かされる事無く2ndシーズンに入るが、2ndシーズンでは一転して彼の正体や企みが次々と明かされる事となる。
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=== 来歴 ===
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==== 本編開始前 ====
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当初、第1世代型である0ガンダムのマイスターであった彼は元々人間を自身よりも劣る存在だと認識しており、そんな人類のために尽力することに疑問を感じていたが、やがてその気持ちは不満となり、リボンズが自分以外の存在を見下す傲慢な性格の下地となっていった。
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その正体は、[[イオリア・シュヘンベルグ]]の計画の遂行のために造られた[[アンドロイド|人工生命体]]「イノベイド」の一体であり、彼はイノベイドの中でも最初期に造られたうちの一体である。<br />当初ガンダムマイスターであった彼は元々人間を自身よりも劣る存在だと認識しており、そんな人類のために尽力することに疑問を感じていたが、やがてその気持ちは不満となり、リボンズが自分以外の存在を見下す傲慢な性格の下地となっていった。
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そんな時、0ガンダムのテストも兼ねて地球の紛争地域であるクルジスに降り立ったリボンズは、そこで少年兵としてひたすら戦っていた[[刹那・F・セイエイ|ソラン・イブラヒム(後の刹那・F・セイエイ)]]と出会う事になり、リボンズと刹那の邂逅は刹那の心に大きな影響を及ぼしたが、実はリボンズの側にも大きな影響を及ぼしたことが後に判明する。
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[[ヴェーダ]]の最高機密レベルである「レベル7」へのアクセス権を持っており、2ndではその力を用いて世界を陰から操り、[[地球連邦軍(00)|地球連邦政府]]の実質的な支配者となり、[[アロウズ]]を手駒として世界の統一を行おうと画策する。
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これが切っ掛けで、ソランはリボンズの介入したヴェーダによって、ガンダムマイスターに選ばれる事になった。
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イノベイドゆえか知略に長け、自分の手を汚さずにひとり高い所から手を下すことを好む。そのため、少年のような外見と相俟って非常に小賢しい印象を与えるものの、その傲慢さ故に予想外の事態が起こると苛立ちを隠せなかったり、自身に皮肉を言った[[王留美]]にムキになって八つ当たり同然に手を上げるなど、意外に短気な一面があり、自分を絶対視しているゆえの狭量さも見え隠れするようになる。
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==== 1stシーズン ====
マイスターとして使い捨てられる役目へ反抗し、最終的にはイノベイターであろうとする自分の存在意義を求めるなど、'''イノベイドでありながらその行動原理は皮肉にも自らが見下していた"人間"その物'''であった。
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兼ねてより、ソレスタル・ビーイングのヴェーダの独占を目論んでいた、「監視者」の役目を持った[[アレハンドロ・コーナー]]に目を付けたリボンズは、彼を利用する事で、ヴェーダの本体を探し当てる事を目論む。アレハンドロはあくまで計画の駒として利用していただけに過ぎないのだが、一部の書籍等ではアレハンドロの側近を演じるリボンズ自身も監視していた同じ組織の人間から「楽しそう」に見えたらしい。
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そして、月に隠されたヴェーダの本体を発見し、アレハンドロがソレスタル・ビーイングに敗れた直後、リボンズは本性をあらわにしてアレハンドロに真実を明かすのだった。
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==== 2ndシーズン ====
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ヴェーダを手に入れたリボンズは、その力を用いて世界を陰から操り、[[地球連邦軍(00)|地球連邦政府]]の実質的な支配者となり、[[アロウズ]]を手駒として世界の統一を行おうと画策する。
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2ndの序盤は[[ソレスタルビーイング]]の存在を例によって見下していたが、やがて自分にも知らされていなかったイオリアの巧妙な仕掛けに、たびたび煮え湯を飲まされるようになる。リボンズ自身も負けじと様々な謀略をもってソレスタルビーイングを、そして[[イノベイター]]へと進化しつつある[[刹那・F・セイエイ]]を自身の存在意義を脅かす者として葬ろうとするが、いずれも失敗に終わり、最終的には劣勢に立たされることとなる。
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序盤は[[ソレスタルビーイング]]の存在を例によって見下していたが、やがて自分にも知らされていなかったイオリアの巧妙な仕掛けに、たびたび煮え湯を飲まされるようになる。<br />リボンズ自身も負けじと様々な謀略をもってソレスタルビーイングを、そして[[イノベイター]]へと進化しつつある[[刹那・F・セイエイ]]を自身の存在意義を脅かす者として葬ろうとするが、いずれも失敗に終わり、最終的には劣勢に立たされることとなる。
    
最終決戦では[[リボーンズガンダム]]に搭乗し、刹那の[[ダブルオーライザー]]と死闘を繰り広げる。この時の戦闘ではそれまでほぼ無敵を誇っていたダブルオーライザーを大破、純正ドライブの片方を奪う事に成功したが、リボーンズガンダムも損傷。その後双方が機体を乗り換え、リボンズは0ガンダム、刹那は[[ガンダムエクシアリペア]]IIに搭乗して再び激突するが、最終的には刹那の攻撃でコクピットに直撃を受け、死亡した。<br />原作では根っからの悪党であるアリー・アル・サーシェス同様に「他者と分かり合う気がない象徴」と扱われており、刹那に討たれる最期の瞬間まで自分以外を許容しなかった。
 
最終決戦では[[リボーンズガンダム]]に搭乗し、刹那の[[ダブルオーライザー]]と死闘を繰り広げる。この時の戦闘ではそれまでほぼ無敵を誇っていたダブルオーライザーを大破、純正ドライブの片方を奪う事に成功したが、リボーンズガンダムも損傷。その後双方が機体を乗り換え、リボンズは0ガンダム、刹那は[[ガンダムエクシアリペア]]IIに搭乗して再び激突するが、最終的には刹那の攻撃でコクピットに直撃を受け、死亡した。<br />原作では根っからの悪党であるアリー・アル・サーシェス同様に「他者と分かり合う気がない象徴」と扱われており、刹那に討たれる最期の瞬間まで自分以外を許容しなかった。
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