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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *作中、キリコが訪れた地は'''大半が壊滅する'''。訪れた街が壊滅するくらいならまだいい方で、酷い時は'''星が崩壊する'''。そのため、キリコを疫病神とネタにするファンもいる。それだけの意味ではないだろうが、『赫奕たる異端』第3話予告では「舞台が整い、役者がそろえば暴走が始まる。'''そして先頭を走るのは、いつもあいつ'''」「'''メルトダウン、始まる'''」、幻影編のPVでは「'''カオスを体現するあの男'''」と言われている。<br />そう考えると、キリコが所属しながらも[[カミナ|戦]][[ロックオン・ストラトス|死]][[敷島博士 (ゲッターロボ)|者]]が数人出た程度(どころか、ボトムズ原作で[[グレゴルー・ガロッシュ|死んだ]][[ムーザ・メリメ|はずの]][[バイマン・ハガード|人物]]まで生きている)でほぼ五体満足のまま戦い抜いた[[ZEXIS]]と[[コネクト・フォース]]は(主人公部隊を全滅させるわけにはいかないとは言え)かなり異質な存在である。 | + | *作中、キリコが訪れた地は'''大半が壊滅する'''。訪れた街が壊滅するくらいならまだいい方で、酷い時は'''惑星が崩壊する'''。そのため、キリコを「疫病神」とネタにするファンもいる。 |
| + | **それだけの意味ではないだろうが、『赫奕たる異端』第3話予告では「舞台が整い、役者がそろえば暴走が始まる。'''そして先頭を走るのは、いつもあいつ'''」「'''メルトダウン、始まる'''」、幻影編のPVでは「'''カオスを体現するあの男'''」と言われている。 |
| + | **スパロボシリーズにおいてキリコが所属しながらも[[カミナ|戦]][[ロックオン・ストラトス|死]][[敷島博士 (ゲッターロボ)|者]]が数人出た程度(どころか、ボトムズ原作で[[グレゴルー・ガロッシュ|死んだ]][[ムーザ・メリメ|はずの]][[バイマン・ハガード|人物]]まで生きている)でほぼ五体満足のまま戦い抜いた[[ZEXIS]]と[[コネクト・フォース]]は(主人公部隊を全滅させるわけにはいかないとは言え)かなり異質な存在である。 |
| <!-- 武蔵や卜部達はZEXIS解散中に死んだので除外。キデーラもZEXISとは関係なく生き残ったので除外。 --> | | <!-- 武蔵や卜部達はZEXIS解散中に死んだので除外。キデーラもZEXISとは関係なく生き残ったので除外。 --> |
− | *それどころか、キリコを敵に回す事自体が[[死亡フラグ|死亡確定扱い]]らしく、TVシリーズ第5話予告では「'''キリコも巨大な不発弾。自爆、誘爆、ご用心'''」、第25話予告では「'''キリコは、心臓に向かう折れた針'''」、『赫奕たる異端』第5話では「'''奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ'''」、『ペールゼン・ファイルズ』第10話予告では「百年戦争でメルキアが犯した最大の誤り、それは'''ヤツを敵に回した事だ!!'''」とまで言われている。実際、キリコ本人の与り知るところか否か、キリコが手を下したか否かに関わらず、キリコを敵に回した者は神だろうが何だろうがほぼ全滅の憂き目に遭っている(生き延びたのは[[ジャン・ポール・ロッチナ|この男]]ただ一人)。 | + | *作中ではキリコを敵に回す事自体が[[死亡フラグ|死亡確定扱い]]らしく、TVシリーズ第5話予告では「'''キリコも巨大な不発弾。自爆、誘爆、ご用心'''」、第25話予告では「'''キリコは、心臓に向かう折れた針'''」、『赫奕たる異端』第5話では「'''奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ'''」、『ペールゼン・ファイルズ』第10話予告では「百年戦争でメルキアが犯した最大の誤り、それは'''ヤツを敵に回した事だ!!'''」とまで言われている。 |
| + | **実際、キリコ本人の与り知るところか否か、キリコが手を下したか否かに関わらず、キリコを敵に回した者は神だろうが何だろうがほぼ全滅の憂き目に遭っている(生き延びたのは[[ジャン・ポール・ロッチナ|この男]]ただ一人)。 |
| *1983年開催の徳間書店刊『アニメージュ』主催「第6回アニメグランプリ」男性キャラクター部門でグランプリを受賞している(女性部門は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[早瀬未沙]])。 | | *1983年開催の徳間書店刊『アニメージュ』主催「第6回アニメグランプリ」男性キャラクター部門でグランプリを受賞している(女性部門は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[早瀬未沙]])。 |
− | *何気に七夕生まれである(アストラギウス銀河に七夕があるかは別にして)。フィアナとの関係が物語における男女関係の典型例の一つである『求める男と待つ女』であることから考えると意外と似合っているかもしれないが、『赫奕たる異端』以降の展開を省みると皮肉な設定と言えなくもない。 | + | *何気に七夕生まれである([[アストラギウス銀河]]に七夕があるかは別にして)。[[フィアナ]]との関係が物語における男女関係の典型例の一つである『求める男と待つ女』であることから考えると意外と似合っているかもしれないが、『[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|赫奕たる異端]]』以降の展開を省みると皮肉な設定と言えなくもない。 |
− | *担当声優の郷田氏が後年演じた「ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー(SRW未参戦)」に登場するライオコンボイの事を、キリコに肖って「'''キリコンボイ'''」と呼ぶファンは多くいる。ちなみにこちらは部下を率いる隊長だったりする。 | + | *担当声優の郷田氏が後年演じた『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』(SRW未参戦)に登場するライオコンボイの事を、キリコに肖って「'''キリコンボイ'''」と呼ぶファンは多くいる。ちなみに、こちらは部下を率いる隊長だったりする。 |
− | *TV版で谷口守泰氏が作画監督を務めた回では、キリコの容姿が「目つきの悪い[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]」のような、他の回とは大きく異なるものであることで知られる。これはキリコに惚れ込んだ谷口氏が「もっとクールでハードな容姿であるべき」として塩山紀生氏のデザインをあえてトレースしなかったためである。この行動は当初塩山氏のファンなどからバッシングを受けたが、高橋監督、更に当の塩山氏が作画監督の個性を重視する立場から谷口氏の姿勢を支持するなど、スタッフ陣が彼のキリコに対する思い入れの強さを理解していたこと、そして谷口氏に共感した視聴者から支持を集め、『谷口版キリコ』として塩山氏のオリジナルデザインと並んで人気を得ることになった。なお塩山氏はTV版以降のキリコのデザインについて、谷口氏のテイストを取り入れてよりハードボイルド然としたキャラクターを意識していることを明言している。 | + | *TV版で谷口守泰氏が作画監督を務めた回では、キリコの容姿が「目つきの悪い[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]」のような、他の回とは大きく異なるものであることで知られる。これはキリコに惚れ込んだ谷口氏が「もっとクールでハードな容姿であるべき」として塩山紀生氏のデザインをあえてトレースしなかったためである。 |
− | *キリコの過去に深くかかわってくる楽曲、通称「レッドショルダーマーチ」は、元々イタリア映画『二人の水兵と一人の将軍』(1966年制作)のためにイタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニ(1926-2001)が作曲した「水兵の到着」という曲で、アニメオリジナルの曲ではない。スパロボ収録の際に版権上の問題があったためか、「[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]」では代わりに「'''戦騎達の行進'''」という曲調の良く似たスパロボオリジナル曲が収録されて使われている。 | + | **この行動は当初塩山氏のファンなどからバッシングを受けたが、高橋監督、更に当の塩山氏が作画監督の個性を重視する立場から谷口氏の姿勢を支持するなど、スタッフ陣が彼のキリコに対する思い入れの強さを理解していたこと、そして谷口氏に共感した視聴者から支持を集め、『谷口版キリコ』として塩山氏のオリジナルデザインと並んで人気を得ることになった。 |
− | *ちなみに郷田氏は『ボトムス』本放送と同時期(から90年代まで)、放送開始直前に結成された'''お笑い芸人トリオ「怪物ランド」の一員として活動していた。'''方やシリアスなアニメ主人公、方や深夜番組でコントを見せる若手芸人…ギャップがありすぎである(元々演劇仲間で作ったトリオだったので3人ともバラエティより役者としての活動が殆どだが)。 | + | ***なお、塩山氏はTV版以降のキリコのデザインについて、谷口氏のテイストを取り入れてよりハードボイルド然としたキャラクターを意識していることを明言している。 |
| + | *キリコの過去に深く関わってくる[[楽曲]]―通称「レッドショルダーマーチ」―は、元々イタリア映画『二人の水兵と一人の将軍』(1966年制作)のためにイタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニ氏(1926-2001)が作曲した「水兵の到着」という曲で、アニメオリジナルの曲ではない。 |
| + | **なお、スパロボ収録の際に版権上の問題があったためか、『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]』では代わりに「'''戦騎達の行進'''」という曲調の良く似たスパロボオリジナル曲が収録されて使われている。 |
| + | *ちなみに郷田氏は『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムス]]』本放送と同時期(から90年代まで)、放送開始直前に結成された'''お笑い芸人トリオ「怪物ランド」の一員として活動していた。'''かたやシリアスなアニメ主人公、かたや深夜番組でコントを見せる若手芸人…ギャップがありすぎである(元々演劇仲間で作ったトリオだったので3人ともバラエティより役者としての活動が殆どだが)。 |
| **本人としては声優業にやる気はあったが、タレントとして顔が売れてしまったために90年代中盤までは『ボトムズ』以外の声優仕事が殆ど無かったという(ドラマ等での脇役出演が多かった)。 | | **本人としては声優業にやる気はあったが、タレントとして顔が売れてしまったために90年代中盤までは『ボトムズ』以外の声優仕事が殆ど無かったという(ドラマ等での脇役出演が多かった)。 |
− | **なお『ボトムズ』の頃郷田氏は、声優としては前年にデビューしたてのまだ駆け出しの状態であり、そのため演技に拙い部分も多かったが、逆にそれが不器用なキリコのキャラクターに合っていて良いと評価されている。OVA『赫奕たる異端』の頃にはキャリアを積んで技量も大幅に高くなっていたのだが、あまりに演技力が高すぎて高橋監督らから「ここまで上手いとキリコという感じがしない。もう少し当時のように下手にやってくれないか」という注文を付けられたそうだ。 | + | **なお『ボトムズ』の頃の郷田氏は、[[声優]]としては前年にデビューしたてのまだ駆け出しの状態であり、そのため演技に拙い部分も多かったが、逆にそれが不器用なキリコのキャラクターに合っていて良いと評価されている。 |
| + | ***[[OVA]]『赫奕たる異端』の頃には、キャリアを積んで技量も大幅に高くなっていたのだが、あまりに演技力が高すぎたために高橋監督らから「ここまで上手いとキリコという感じがしない。もう少し当時のように下手にやってくれないか」という注文を付けられたそうだ。 |
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