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895 バイト追加 、 2014年12月6日 (土) 20:39
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『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場する架空のエネルギー鉱石。米粒大ほどの大きさながら膨大なエネルギーを引きだすことが可能で、この鉱石を用いた動力技術('''トロニウム・エンジン''')は[[EOT]]に指定されている。
 
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場する架空のエネルギー鉱石。米粒大ほどの大きさながら膨大なエネルギーを引きだすことが可能で、この鉱石を用いた動力技術('''トロニウム・エンジン''')は[[EOT]]に指定されている。
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そのエネルギー総量は一粒で[[宇宙]][[戦艦]]30隻分とも言われているが、あまりにも出力が大きすぎるために制御は極めて困難。万が一暴走した場合は、半径50kmほどが爆発に巻き込まれ消滅すると言われる。全宇宙中でも現存しない惑星トロンからしか産出が確認されていない超レアメタルで、同惑星でも希少価値が高い鉱石であった。
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そのエネルギー総量は一粒で[[宇宙]][[戦艦]]30隻分とも言われているが、あまりにも出力が大きすぎるために制御は極めて困難。万が一暴走した場合は、半径50kmほどが爆発に巻き込まれ消滅すると言われる。ただし、トロニウム・エンジンを破壊された程度では、暴走爆発しない(或いは安全装置が十分機能する)ようで、劇中機体を破壊されトロニウムを奪取される事態が何度かあったが、大規模な爆発は起こっていない。全宇宙中でも現存しない惑星トロンからしか産出が確認されていない超レアメタルで、同惑星でも希少価値が高い鉱石であった。
    
=== [[新スーパーロボット大戦]] ===
 
=== [[新スーパーロボット大戦]] ===
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『[[新スーパーロボット大戦]]』の設定を引き継ぐ形で登場。触媒として使うことで莫大なエネルギーを生み出す。惑星トロンが[[ゼントラーディ]]の攻撃で消滅したため、[[ゼ・バルマリィ帝国]]が過去に運用し、現在は行方不明となっている輸送艦が運んでいたものを捜索している。輸送艦は地球に落着しており6粒が地球人によって発見された。また輸送艦は[[マクロス]]と名付けられ地球人によって運用されている。そのうち1粒は未使用で、4粒は[[SRX]]([[R-2パワード]])、[[R-GUNパワード]]、[[ヒュッケバインMk-III]](後のタイプL)、[[グルンガスト参式]](1号機)の計4機のトロニウム・エンジンに利用され、残る1粒は[[第5使徒ラミエル]]との戦いにおいてポジトロン・スナイパ―・ライフルのエネルギー源の一部として使用された。このうちグルンガスト参式のものは、スーパー系主人公の場合に[[素晴らしきヒィッツカラルド]]によって機体ごと破壊されている。また、[[SRX]]のものは『第3次α』にて[[バンプレイオス]]に移植された。形としてはシリンダー内に納められるようで、人間の手で運べるほどのサイズである。
 
『[[新スーパーロボット大戦]]』の設定を引き継ぐ形で登場。触媒として使うことで莫大なエネルギーを生み出す。惑星トロンが[[ゼントラーディ]]の攻撃で消滅したため、[[ゼ・バルマリィ帝国]]が過去に運用し、現在は行方不明となっている輸送艦が運んでいたものを捜索している。輸送艦は地球に落着しており6粒が地球人によって発見された。また輸送艦は[[マクロス]]と名付けられ地球人によって運用されている。そのうち1粒は未使用で、4粒は[[SRX]]([[R-2パワード]])、[[R-GUNパワード]]、[[ヒュッケバインMk-III]](後のタイプL)、[[グルンガスト参式]](1号機)の計4機のトロニウム・エンジンに利用され、残る1粒は[[第5使徒ラミエル]]との戦いにおいてポジトロン・スナイパ―・ライフルのエネルギー源の一部として使用された。このうちグルンガスト参式のものは、スーパー系主人公の場合に[[素晴らしきヒィッツカラルド]]によって機体ごと破壊されている。また、[[SRX]]のものは『第3次α』にて[[バンプレイオス]]に移植された。形としてはシリンダー内に納められるようで、人間の手で運べるほどのサイズである。
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『α』の「ロボット大図鑑」では、[[グルンガスト改]]もトロニウムエンジン搭載機となっており、2機建造されたもう1機のヒュッケバインMk-III(後のタイプR)も同型機と同じ仕様ということになっているが、本編の台詞や設定と矛盾することになってしまうのだが詳細は不明。この影響か、ヒュッケバインMk-IIIタイプRは『第2次α』に登場する際に、動力炉が通常型のエンジンに改装されたという設定になっている。
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『α』の「ロボット大図鑑」では、[[グルンガスト改]]もトロニウムエンジン搭載機となっており、2機建造されたもう1機のヒュッケバインMk-III(後のタイプR)も同型機と同じ仕様ということになっているが、本編の台詞や設定と矛盾することになってしまうのだが詳細は不明。ラミエル戦時、未完成でポジトロン・スナイパ―・ライフルに使っていた分を完成したタイプRに戻した可能性はある。この影響か、ヒュッケバインMk-IIIタイプL/Rの両機は『第2次α』に登場する際に、動力炉が通常型のエンジンに改装されたという設定になっている。
    
=== [[OGシリーズ|スーパーロボット大戦OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ|スーパーロボット大戦OGシリーズ]] ===
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同シリーズで地球に落下した[[セプタギン|メテオ3]]内から6粒が発見され、そのうちの5粒がEOTI機関から[[地球連邦軍]]や[[マオ・インダストリー]]に引き渡された。なお、現在のところ産出惑星トロンがどうなっているか不明。このうち3粒は[[SRX]]([[R-2パワード]])、[[R-GUNパワード]]、[[ヒュッケバインMk-III]]タイプLのトロニウムエンジンに使用され、1粒は[[グルンガスト参式]]1号機に搭載予定だったが、1号機が失われたため通常エンジン搭載機としてロールアウトしていたヒュッケバインMk-IIIタイプRに搭載されることになった。また1粒は、[[ハガネ]]が装備するモジュールである、高出力の必殺砲「トロニウムバスターキャノン」のエネルギー源としても用いられている。EOTI機関が所持していた残る1粒は[[DC戦争]]中に行方不明となっていたが、第2次OGにて[[シュウ・シラカワ]]が所持していたことが判明した。このトロニウムは特異点崩壊事件の際に[[マサキ・アンドー|マサキ]]に譲渡しており、そのままマサキは[[鋼龍戦隊]]に合流、その後[[エグゼクスバイン]]に搭載されることとなる。
 
同シリーズで地球に落下した[[セプタギン|メテオ3]]内から6粒が発見され、そのうちの5粒がEOTI機関から[[地球連邦軍]]や[[マオ・インダストリー]]に引き渡された。なお、現在のところ産出惑星トロンがどうなっているか不明。このうち3粒は[[SRX]]([[R-2パワード]])、[[R-GUNパワード]]、[[ヒュッケバインMk-III]]タイプLのトロニウムエンジンに使用され、1粒は[[グルンガスト参式]]1号機に搭載予定だったが、1号機が失われたため通常エンジン搭載機としてロールアウトしていたヒュッケバインMk-IIIタイプRに搭載されることになった。また1粒は、[[ハガネ]]が装備するモジュールである、高出力の必殺砲「トロニウムバスターキャノン」のエネルギー源としても用いられている。EOTI機関が所持していた残る1粒は[[DC戦争]]中に行方不明となっていたが、第2次OGにて[[シュウ・シラカワ]]が所持していたことが判明した。このトロニウムは特異点崩壊事件の際に[[マサキ・アンドー|マサキ]]に譲渡しており、そのままマサキは[[鋼龍戦隊]]に合流、その後[[エグゼクスバイン]]に搭載されることとなる。
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また、ヒュッケバインMk.III2機に搭載されていたトロニウムは[[ガリルナガン]]に奪われ、その内の一つは同機のトロニウム・レヴに移植されたと推測されるが、もう一つも使用されているかは不明。また、ガリルナガンが撃墜された後のトロニウム・レヴがどうなったかも不明(莫大なエネルギーを持つトロニウムが爆発した場合、とてつもない爆発が起きると思われるがそのようには見えないので、消滅していない可能性もある)。
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また、ヒュッケバインMk.III2機に搭載されていたトロニウムは[[ガリルナガン]]に奪われた。ガリルナガンはトロニウム・レヴと呼ばれる動力を搭載しており、Mk.IIIから奪取されたトロニウムが使用されているのではないかと思われるが、アーマラのトロニウムエンジンが珍しいものでないという発言やアルテウルの正体、OG世界のメテオ3の落下とトロニウムを地球に送り込んだのがユーゼスの策であったことから、新たに地球に持ち込まれた7番目のトロニウムである可能性も否定できない。ガリルナガンが[[アダマトロン]]に吸収された後のトロニウム・レヴがどうなったか不明(先述のように暴走した場合、とてつもない爆発が起きると思われるがそのようには見えない)であったが、魔装機神Fにて不調ながらも健在であることが確認された。
    
トロニウム・エンジンは非常に小型という特徴があり、複雑な変形機構を持つR-2に搭載するのも容易であった。また第2次OGでは、トロニウム・エンジンの特性やクォータードライブからハーフドライブに移行するまでのプロセスが判明した。曰く、エネルギー・ポリーライン(おそらく「出力を表す折れ線」)が常時変動し、クォーターからハーフに移行するにはこれがピークレベルでスロットルを開く必要があるとのこと。車で言うと、'''エンジンの回転数が常に変化し続ける'''という性質がある上にピークでないとアクセルを踏んでも無意味、というようなものと思われる。さらに、ラインがボトムレベルの時に開いてしまうと最悪エンストも起こしうる。即ち、出力維持やハーフドライブに移行できるかどうかは運要素すら含まれるという難儀なエンジンとなっている(ハーフドライブ時の調整などは不明)。
 
トロニウム・エンジンは非常に小型という特徴があり、複雑な変形機構を持つR-2に搭載するのも容易であった。また第2次OGでは、トロニウム・エンジンの特性やクォータードライブからハーフドライブに移行するまでのプロセスが判明した。曰く、エネルギー・ポリーライン(おそらく「出力を表す折れ線」)が常時変動し、クォーターからハーフに移行するにはこれがピークレベルでスロットルを開く必要があるとのこと。車で言うと、'''エンジンの回転数が常に変化し続ける'''という性質がある上にピークでないとアクセルを踏んでも無意味、というようなものと思われる。さらに、ラインがボトムレベルの時に開いてしまうと最悪エンストも起こしうる。即ち、出力維持やハーフドライブに移行できるかどうかは運要素すら含まれるという難儀なエンジンとなっている(ハーフドライブ時の調整などは不明)。
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