六神ロボ

六神ロボとは、『六神合体ゴッドマーズ』に登場するロボット。

概要編集

マーズ(明神タケル)の実父・イデアズール皇帝の命で地球に送り込まれることになったマーズを守るために開発した。本来はガイヤーのみだったのだが、イデアはそれに加えてガイヤーを核とした無敵の戦闘メカ「ゴッドマーズ」への合体機構を組み込んだ5体のロボットを開発し、密かに地球へと送り込んでいた。

合体前の六神ロボはタケルに呼ばれると世界中のカモフラージュした神像から宇宙へと飛び立ち、彼がどこに居ても10数秒で駆け付ける。たとえ、その場所が光速で5時間半かかる冥王星や1時間以上かかる土星であっても、戦闘中のタケルの元へいつもの地球と変わらず10数秒で飛んでくるのである。

スパロボに登場した六神ロボ編集

六神ロボ編集

ガイヤー
タケルのみが乗り込める六神ロボ1号機。反陽子爆弾が搭載されている。タケルの命が尽きると反陽子爆弾が爆発して地球は破壊される。
五神ロボ
ガイヤーを守護する5体のロボット。反陽子爆弾のエネルギーを吸収して稼働する。普段は地球の各地に隠されている。
当初は自律機動であり、ガイヤーの損傷度が一定レベルを超えると自動的に現れていた。後にマーグから託されたペンダントにより操ることができるようになった。
スパロボでは合体シーン、ユニットアイコンのみ登場。『D』のゴッドマーズ、『第2次Z』のガイヤーの召喚攻撃「六神アタック」でも登場する。
各機のネーミングは原作漫画『マーズ』に登場する、地球人を危険視し地球破壊を目論む異星人がガイアーとマーズと一緒に送り込んだ、「監視者」たちの搭乗する機動兵器「六神体」の名前から取られている[1]
スフィンクス
六神ロボ2号機。合体時は頭部・胴体部を形成する。必殺技は重量を生かした突撃「スフィンクス・アタック」。
六神ロボで唯一ビームの発射機構を持たないが、代わりにタケルの超能力のブースト機能を持たされている。また内部構造はかなりシンプルなもので、ガイヤーを格納する部分はほぼ空洞になっていて、ロボットとしての機構は外縁部に集中している。
通常はエジプトの石像に格納されている。
原案は「第二の神体・スフィンクス」。
ウラヌス
六神ロボ3号機。合体時は右腕を形成する。武器は冷凍光線「ウラヌス・フリーザー」。
通常は北極の氷の中に格納されている。
原案は「第一の神体・ウラヌス」。
タイタン
六神ロボ4号機。合体時は左腕を形成する。武器は反重力光線「タイタン・サイクロン」。
通常はインド洋の海底に沈んだ石像に格納されている。
原作漫画版では「六神体」ではなく、マーズの覚醒と共に起動し地球人類が危険域に達するか計測するための存在だったが、破壊されたことによって危険域とみなされてガイアーが目覚め、六神体が送り込まれる事態となる。
シン
六神ロボ5号機。合体時は右脚を形成する。武器は熱光線「シン・フレアー」。
通常はアンコール遺跡に格納されている。
原案は「第四の神体・シン」。
ラー
六神ロボ6号機。合体時は左脚を形成する。武器は切断光線「ラー・パルサー」。
通常はイースター島のモアイの中に格納されている。
原案は「第六の神体・ラー」。
ガイヤー (OVA)
OVA版『十七歳の伝説』に登場したガイヤーで、TV版とはデザインが変更[2]されている。本来はTV版とは同一機体だが、『D』ではマーグ用として別機体扱いになっている。

ゴッドマーズ編集

ゴッドマーズ
ガイヤーをはじめとする六神ロボが合体したロボット。強力なパワーと装甲を誇る。合体すると完全に格納されてガイヤーが見えなくなるという珍しいパターン。
ゴッドマーズ (OVA)
OVA版『十七歳の伝説』に登場したゴッドマーズで、TV版とはデザインが変更されている。本来はTV版とは同一機体だが、『D』ではマーグ用として別機体扱いになっている。

余談 編集

  • 劇中では手持ち武器などは使用していないが、当時の玩具である超合金、及び2019年にリメイクされた超合金魂には各機の専用武器としてサーベルや槍、カッターなどが付属していた。

脚注編集

  1. 六神体のうち、第三の神体は名称が不明。第五の神体は「ウラエウス」という名だが『ゴッドマーズ』には登場していない。
  2. 外見はTV版のタイタンに似ている。