ファン・リー
ファン・リーは『大空魔竜ガイキング』の登場人物。
ファン・リー | |
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登場作品 | 大空魔竜ガイキング |
声優 | 徳丸完 |
デザイン |
杉野昭夫(原案) 白土武(アニメ版) |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(中国人) |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
出身 | 香港 |
所属 | 大空魔竜戦隊 |
概要編集
大空魔竜戦隊のコンバットフォースの一員で翼竜スカイラーのパイロット。
香港出身で、元キックボクシングの世界チャンピオンの実績を持ち、その実力は暗黒鳥人らとの肉弾戦で窺い知る事が出来る。
冷静沈着かつ温厚な性格で大空魔竜戦隊のメンバーの中でもハヤミ・ブンタと並んで大人といえる人物で、コンバットフォースの中では肉弾戦も含めて活躍も多い。
一方で少年時代に両親を失い、弟と生き別れた不遇の過去があり、10話では再会した弟のサン・リーと師である海野十段を失う結末に終わり、39話ではキックボクシングの弟分であったチャンメイを暗黒ホラー軍団の手により失うなど、不幸が多い。
全編通してフルネームで呼ばれる不可思議な男でもある。
登場作品と役柄編集
αシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 基本的には加速要員。後半に期待を覚え、搭乗機の翼竜スカイラーの性能から小隊員向きではあるが、不屈やひらめきを覚えないのが痛い。コンバットフォースでは唯一台詞の新規収録が行われていない。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- リー自身は前作と同じ。基本的には目立たないが格闘技に秀でているため、トウマルートで出番がある。
- 乗機のスカイラーはM→Sにサイズダウンしたことで回避力、ひいては使い勝手が向上。さらに運動性を補正してやれば回避系精神抜きでも小隊員として戦い抜ける。
単独作品編集
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。序盤のアイテム回収要員になる。ヤマガタケやブンタと比べると出番は少ないが、格闘家である為、ドモンのことを知っていた。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊技能編集
小隊長能力編集
パイロットBGM編集
- 「大空魔竜ガイキング」
- OP主題歌。
人間関係編集
- ツワブキ・サンシロー
- 仲間。互いに認め合っており、戦友というのにふさわしい関係。
- ヤマガタケ
- 仲間。
- ハヤミ・ブンタ
- 仲間。
- ピート・リチャードソン
- 仲間。
- サコン・ゲン
- 仲間。
- 大文字洋三
- 上司。
- フジヤマ・ミドリ
- 仲間。
- サン・リー
- 10年前に生き別れになった弟。10話で再会するが、暗黒ホラー軍団の銃撃で命を落とす。
- リュウゲン
- かつてファン・リーが倒したキックボクシングのチャンピオンで、リュウゲンの部下にファン・リーの父親が殺された因縁もある。その後、ファン・リーの師である海野十三郎を殺し、暗黒ホラー軍団と結んでファン・リーを倒そうとした。
- 海野十三郎
- 柔道十段の達人。かつて慢心していた頃のファン・リーが道場破りとして彼と戦ったが、敗れて武道の精神を教えられ、ファン・リーにとっての師匠となる。しかし、リュウゲンによって殺害されてしまう。
- チャンメイ
- キックボクシング時代の弟分。世界チャンピオンとなるが、それは暗黒ホラー軍団からもたらされた機械の腕による物で、暗黒ホラー軍団の命で大空魔竜の破壊工作に加わる。その後は改心するが、暗黒ホラー軍団に殺害される。『第2次α』のキャラクター事典ではチャン・リーと誤表記されている。
他作品との人間関係編集
スーパー系編集
バンプレストオリジナル編集
- ゼオラ・シュバイツァー
- 『第2次α』ではアラドとの痴話喧嘩で、彼女が繰り出した踵落としのキレっぷりを絶賛していた。
- トウマ・カノウ
名台詞編集
- 「腰抜けだから腰抜けと言ったんだ。訓練場でのザマは何だ?ジェットコースター位でギャーギャー喚いて目を回す様な奴が、腰抜けでなくて何だ!?」
「ハッ、腰抜けをからかうほど暇じゃあ無いね」
「イキがるなよ、お前なら目隠ししてでも勝てるぜ。さあ、何処からでも掛かって来い!」 - 第4話で訓練に耐え切れずピートから罵倒され落ち込むサンシローへ、ダメ押しとばかりに吐き棄てた挑発の数々。直後、これに激昂したサンシローとの大乱闘が展開するが…。
- 3行目の台詞は『新』のキャラクターデータにて一部紹介され、「イキがるなよ」の部分は戦闘台詞にも採用されている。
- 「お前のパンチはズッシリ重い…まだ充分戦えるぜ、サンシロー!」
- ミドリに乱闘を中断された後、サンシローの闘志が萎えていない事を彼自身に告げる。上述の挑発もファン・リーなりの荒っぽい「激励」であった。
- 「サンシロー、ミドリさんは永久に帰らんかもしれないんだぞ。それでもお前に責任がとれると言うのか!」
- 第12話で自分のミスでミドリを暗黒ホラー軍団にさらわれてしまった事を悔い、その責任は取ると言うサンシローへの厳しい言葉。その後もサンシローはこの言葉を思い出し、苦しむことになる。
- 「そういえば、確かさそり座の女って歌があったな」
- 第16話で宇宙から自分に来る通信に頭を悩ませるミドリがさそり座の方面からその通信が来ていると思い出して「さそり座…」とつぶやいた際、それを隠れて見ていたファン・リーが共に隠れて見ていたサンシローとヤマガタケに言った台詞。「さそり座の女」という歌はガイキングの舞台の数年前である1972年のヒット曲なのでファン・リーが知っていてもおかしくは無いが、ちょっと場違いな台詞である。
- 「俺の初恋の相手みたいなもんさ。尤も飛行機乗りで憧れない奴はいないからな」
- 第27話冒頭で、ゼロ戦のプラモをサンシローとともに感嘆しての台詞。同話では旧日本軍のモールス信号を知っていたりするなど、戦後生まれの香港人でありながら旧日本軍への強い憧憬がある事が分かる。
- 「山中大尉、貴方の願いは無駄にはしない。俺はあの南十字星に誓う! 俺が、このファン・リーが必ずあなたの遺志を継いでみせる」
- 第27話で亡きゼロ戦のパイロットである山中大尉の志を知り、彼の志を継ごうと決意した際の台詞。
- 「お前は世界チャンピオンだ。貧しい少年達が仰ぎ見る希望の星なんだ! 少年達の期待を裏切ってはいけない、夢を壊してはいけないんだ」
- 第39話より。大空魔竜の内部を破壊しようとした弟分チャンメイの罪を被り、自ら大空魔竜戦隊を抜ける事を願い出た後、チャンメイへ香港に帰る事を促した台詞。