ウィリアム・ウィル・ウー
ウィリアム・ウィル・ウーは『ガン×ソード』の登場人物。
| ウィリアム・ウィル・ウー | |
|---|---|
| 外国語表記 | William Will Woo |
| 登場作品 | ガン×ソード |
| 声優 | 真殿光昭 |
| デザイン | 木村貴宏 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
| SRWでの分類 | パイロット |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 人間(惑星El) |
| 性別 | 男 |
| 所属 | カギ爪の男の集団 |
| 資格 | 新生オリジナル7 |
概要 編集
カギ爪の男の集団における新生オリジナル7の一員で、カギ爪の男(クー・クライング・クルー)の実子。オリジナル7のヨロイであるメッツァ・オブ・チューズデイに搭乗。
整った顔立ちに二つに束ねた金髪が特徴である長身の男性。オリジナル7の中ではクールな雰囲気を醸し出している人物で、騎士道精神を重んじ、何処か時代が買った口調が特徴である。しかし、その本質的には極度のマザコンである上にかなりの激情家で、髪型も亡き母と同じ物となっている。興奮するとすぐ鼻血を出し城内では全裸になる等、ハタから見ればまさに変態であり、過去を描く小説版においては、「自分は変態だ」という自覚があり、それでいて「誇り高き変態」を自称しする居直りぶりを見せている等、余計に質の悪さが目立つ。おまけに極度の個人主義である事から協調性も欠けており、他人に干渉する事を嫌い、それ以上に他人に干渉される事を嫌う。当然ながら、カギ爪の男の集団の他のメンバーに対する仲間意識も基本的に無く、組織に所属して協力するのもあくまで亡き母親の為である。偶然にも電気体質の持ち主であった為、人体改造を施さなくてもオリジナル7のヨロイを操縦する事が可能となっているが、その事から自身が「新人類」としての才を持った者であるという選民思想を抱いている傾向があり、ヴァンやガドヴェド・ガオードの様にオリジナル7に適応する為の人体改造を行った者を蔑む傲慢さも垣間見せる。
少年時代に彼はエディプスコンプレックスを抱えており、母の愛を独占するカギ爪の男を憎み短剣で殺害しようとしたが、彼を庇った母を誤って殺害してしまう。それ以降は亡き母の事を想い浮かべるか剣の鍛錬しかしていなかったが、大人になってからは母の遺言に従い、その後はオリジナル7としてカギ爪の男の計画に奔走。また余命幾ばくもないカギ爪の男の延命の為に自らの血を提供していた。なお、当のカギ爪の男は自身が母を殺してしまった事に関してばかりか、自分自身に関しても全くの無関心となっている(一応、母の命日には彼女が死んだ古城に訪れている)。
作中ではかつて両親と自らが住んでいた廃墟の古城でヴァンを迎え撃ち、作中で初めてかつ唯一ヴァンに勝利するが、オリジナル7を操縦する為に人体改造を行った彼を格下と見下して見逃してしまった事が大きな仇となり、最終的には苦悩を断ち切って再戦を挑んできたヴァンに敗れて死亡。乗機の爆発に飲み込まれる際、自身の身体からカギ爪の男に提供する血が大量に流れていく事にパニックを起こす様子を見せていた(劇中の描写からも、本当に血が流れていたのか、幻覚に苛まれていたのかは不明)。
登場作品と役柄 編集
流石に本編での変態的描写は抑えられ、正統派の誇り高い男として自軍と相対する。
携帯機シリーズ 編集
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。今回はカロッサ・メリッサと同タイミングで死亡する。
VXT三部作 編集
- スーパーロボット大戦T
- 音声初収録。本編での交戦は非正規部隊ルート第30話の一度きりだが、ボーナスシナリオ「特別三課プレゼンテーション」にて再登場。
- 本作ではアストラギウス銀河の関係者ということになる。
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦30
- 今回はストーリー上での交戦機会はキーミッション「浄化される大地」の一度きりだが、艦内ミッションで何度か姿を現すため出番は増えている。
- 本作の設定の関係上、ウーにもハイジャス人の血が流れているという事になる。
パイロットステータス 編集
精神コマンド 編集
特殊スキル 編集
エースボーナス 編集
人間関係 編集
名台詞 編集
- 「母上! 母上! ただいま戻りました。母上! お喜び下さい。私の大勝利です! あの方を邪魔しようとする輩をコテンパンにやっつけてやりました! ヴァンの奴、今頃尻尾を巻いて逃げ出している事でしょう! ウィリアムは使命を果たしたのです!」
- 第16話。ヴァンに勝ち、城に戻った時の台詞。実際、ヴァンは逃げ出したい衝動に駆られていた。ただ、「コテンパン」というあたりに妙に間の抜けた印象を受ける。
- 「お前もか!よかろう!ならば我が愛の前に散れ!愛よ!使命よ!」
- 同話。ヴァンとの再戦時、ヴァンがたった3日で腕を上げた理由を「愛」だと答えた際に。
- 「お前…ッ!その汚らわしい足を我が城から退けろ!」
ヴァン「やだね!退かせてみろよ!」
「我が聖域を!!この不完全で!出来損ないの!改造人間があああ!!」 - 同話。ウーの猛攻を容易く避けたヴァンは城の上を陣取り、ウーを挑発。これにはウーも怒り心頭となり、ダンのボディを突き刺す。そのまま全身を串刺しにしようとするウーだったが、剣が抜けなくなったところでようやく相手の意図に気付く。
- 『T』や『30』などゲーム中では城の件が省略される事が多く、「我が愛の前に散れ! ⇒ やだね」のやり取りでキレるため、唐突に沸点が低くなったように見える。
- 「まだ…この程度で我が愛は切れぬ!そのために捨てたのだ…母を! あの方の為に!」
- 同話。父の役に立つ事こそが母の為と思い行動したが、ヴァンに「捨てた者には勝てない」と言われ切られた。ちなみにこの話の後に同じく捨てた者が敗れる事となる。
- 「何故だ…何故、こんな事に?…いかん! 無意味にこの血を流しては! この血は全て、あのお方のために…捧げるのだ、捧げるのだ、捧げるのだ、捧げるのだ…捧げるのだぁ―――っ!!」
- 同話、ヴァンに敗北しコックピットで流れ出た血液を必死にかき集めている時、叫んだ台詞。直後にメッツァは爆発した。