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{{Otheruseslist|『劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』の登場メカである'''YF-29 デュランダル'''|『[[宇宙戦艦ティラミス]]』の登場メカ|デュランダル}}
 
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::YF-29 Durandal]]
   
| 登場作品 = [[マクロスシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マクロスシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜}}
 
*{{登場作品 (メカ)|劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜}}
 +
| デザイン = {{メカニックデザイン|河森正治}}
 +
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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}}
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 愛称 = デュランダル
 
| 分類 = 全領域型可変戦闘機<br />【[[バルキリー]]】
 
| 分類 = 全領域型可変戦闘機<br />【[[バルキリー]]】
 
| 生産形態 = 試作機
 
| 生産形態 = 試作機
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*+1名(後部座席展開時)
 
*+1名(後部座席展開時)
 
| 主なパイロット = [[パイロット::早乙女アルト]]
 
| 主なパイロット = [[パイロット::早乙女アルト]]
| デザイン = {{メカニックデザイン|河森正治}}
   
}}
 
}}
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'''YF-29 デュランダル'''は『[[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜]]』の登場メカ。同作品の主役ロボットである。
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'''YF-29 デュランダル'''は『[[劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜]]』の[[登場メカ|主役メカ]]。
    
この項目では「スーパーパック」を装備した形態についても説明する。
 
この項目では「スーパーパック」を装備した形態についても説明する。
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YF-24 エボリューションをベースに、新星インダストリー(マクロス・フロンティア工廠)とL.A.I社が共同開発した最新鋭の試作型バルキリー。[[VF-25 メサイア]]や[[VF-27 ルシファー]]とは姉妹機に当たる。VF-25のトルネードパックは本機の技術実証試験の為に開発された装備であり、翼のエンジンポッドの回転、背中のビーム砲など共通する機構が多数存在している。また、この機体の開発データが流出した事でVF-27が作られたという経緯があるため、エンジン4基搭載等共通点がある。
 
YF-24 エボリューションをベースに、新星インダストリー(マクロス・フロンティア工廠)とL.A.I社が共同開発した最新鋭の試作型バルキリー。[[VF-25 メサイア]]や[[VF-27 ルシファー]]とは姉妹機に当たる。VF-25のトルネードパックは本機の技術実証試験の為に開発された装備であり、翼のエンジンポッドの回転、背中のビーム砲など共通する機構が多数存在している。また、この機体の開発データが流出した事でVF-27が作られたという経緯があるため、エンジン4基搭載等共通点がある。
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設計段階から対[[バジュラ]]を想定しており、VF-27やVF-25を上回る火力を持ち、超高純度のフォールド・クォーツを用いたフォールドウェーブシステムを機体の4か所に搭載することで、フォールドウェーブを探知・解析・増幅することが可能であり、さらには無尽蔵に近いエネルギー供給をも行え、他の系列機を凌駕する高性能を発揮。しかし、フォールド・クォーツがバジュラの体内でしか生成されないことや多数の機能を採用したことなどから、開発自体はYF-25 プロフェシーと同時期から行われているにも関わらず、完成時期が大幅に遅れることとなった。
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設計段階から対[[バジュラ]]を想定しており、VF-27やVF-25を上回る火力を持ち、超高純度のフォールド・クォーツを用いたフォールドウェーブシステムを機体の4か所に搭載することで、フォールドウェーブを探知・解析・増幅することが可能であり、さらには無尽蔵に近いエネルギー供給をも行え、他の系列機を凌駕し、[[マクシミリアン・ジーナス]]の操縦技術にすら追随できる高性能を発揮。しかし、フォールド・クォーツがバジュラの体内でしか生成されないことや多数の機能を採用したことなどから、開発自体はYF-25 プロフェシーと同時期から行われているにも関わらず、完成時期が大幅に遅れることとなった。
 
ちなみに使用されたフォールドクォーツには「ローランの詩」の聖剣デュランダルの柄に収められた聖遺物の名がつけられており、それぞれ「聖バジルの血」「聖ペテロの歯」「聖ドゥニの毛髪」「聖母マリアの衣」である。
 
ちなみに使用されたフォールドクォーツには「ローランの詩」の聖剣デュランダルの柄に収められた聖遺物の名がつけられており、それぞれ「聖バジルの血」「聖ペテロの歯」「聖ドゥニの毛髪」「聖母マリアの衣」である。
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:『[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]』に登場する[[地球]]本国仕様。カメラ形状やガンポッド先端の銃剣など、一部仕様が異なる。
 
:『[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]』に登場する[[地球]]本国仕様。カメラ形状やガンポッド先端の銃剣など、一部仕様が異なる。
 
;YF-29 デュランダル オズマ機
 
;YF-29 デュランダル オズマ機
:『マクロスラストフロンティア』に登場する機体で、オズマが隊長特権を使って対バジュラ用シミュレーターで使用した機体(その為実機は本来存在しない)。VF-25Sより濃いグレーに黒と黄色のラインが入り、頭部形状はバイザーを装着したツインアイ型で、さながら中世の騎士のような外観となる。頭部側面の機関砲も4門に増設している。SRW未登場。
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:『マクロスラストフロンティア』に登場する機体で、[[オズマ・リー|オズマ]]が隊長特権を使って対バジュラ用シミュレーターで使用した機体(その為実機は本来存在しない)。VF-25Sより濃いグレーに黒と黄色のラインが入り、頭部形状はバイザーを装着したツインアイ型で、さながら中世の騎士のような外観となる。頭部側面の機関砲も4門に増設している。SRW未登場。
 
;YF-29 デュランダル イサム機
 
;YF-29 デュランダル イサム機
:『マクロスラストフロンティア』に登場する機体で、オズマ機同様に本来は実機が存在しない機体であったが、[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]でイサムのために[[シャロン・アップル]]が用意した機体が登場している。こちらは頭部形状が[[YF-19]]に近い形状で、頭部機関砲が1門となり、ガンポッドが銃剣付きとなっている。なおシャロンがどうやってYF-29を準備したかは不明である(ただしマクロス30では敵機体としてYF-29が登場する為入手自体が困難というわけではない)。SRW未登場。
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:『マクロスラストフロンティア』に登場する機体で、オズマ機同様に本来は実機が存在しない機体であったが、[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]で[[イサム・ダイソン|イサム]]のために[[シャロン・アップル]]が用意した機体が登場している。こちらは頭部形状が[[YF-19]]に近い形状で、頭部機関砲が1門となり、ガンポッドが銃剣付きとなっている。なおシャロンがどうやってYF-29を準備したかは不明である(ただしマクロス30では敵機体としてYF-29が登場する為入手自体が困難というわけではない)。SRW未登場。
 
;YF-29 デュランダル 30thカラーver.
 
;YF-29 デュランダル 30thカラーver.
:マクロス30周年を記念して制作された超合金の発売にあたって、デザイナーの川森氏によって[[ロイ・フォッカー]]をイメージしてデザインされた。VF-1Sと同様の白をベースに黒と黄を加えたカラーリングで、胸部にはスカル小隊のマークがつく。パイロットは明確には設定されていない。SRW未登場。
+
:マクロス30周年を記念して制作された超合金の発売にあたって、デザイナーの河森氏によって[[ロイ・フォッカー]]をイメージしてデザインされた。VF-1Sと同様の白をベースに黒と黄を加えたカラーリングで、胸部にはスカル小隊のマークがつく。パイロットは明確には設定されていない。SRW未登場。
 +
;YF-29 デュランダル マックス機
 +
:『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』(SRW未参戦)に登場する機体で、[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]]のパーソナルカラーである青で塗装されている他、背には「M」をあしらったエンブレムが描かれている。この年代に入っても「Y」が外れていないため、正式な量産には至っていない模様。SRW未登場。
    
=== オプションパック ===
 
=== オプションパック ===
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
こちらでは、『第2次Z再世篇』のみスーパーパック無しで、『第3次Z』はスーパーパック装備固定になっている。
:初登場作品で、隠し機体として登場。バジュラとの決着シナリオ時、条件を満たしていればアルトが再出撃の際に乗り換える。入手するには該当シナリオでアルトの撃墜数が「マクロスF」勢でトップ(1周目のみ)かつエース、その上で[[巨大ランカ|ランカの幻影]]とブレラを両方アルトで撃墜する必要がある。終盤も終盤の入手なので活躍期間は短いが、性能が圧倒的に高いため文句なしに強い。なお、今作では似たようなコンセプトを持つ[[ダブルオーライザー]]と共演(尤も、隠しユニット故にYF-29はその真価を発揮しなかったが)。第2次Z参入組の宿命かリアルサイズカットインが原作みたいなCGではないがそれを抜きにしても演出にはとても力が入っている。スーパーパック装備は今回登場しない。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
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:初登場作品。隠し機体として登場。バジュラとの決着シナリオ時、条件を満たしていればアルトが再出撃の際に乗り換える。入手するには該当シナリオでアルトの撃墜数が「マクロスF」勢でトップ(1周目のみ)かつエース、その上で[[巨大ランカ|ランカの幻影]]とブレラを両方アルトで撃墜する必要がある。終盤も終盤の入手なので活躍期間は短いが、性能が圧倒的に高いため文句なしに強い。なお、今作では似たようなコンセプトを持つ[[ダブルオーライザー]]と共演(尤も、隠しユニット故にYF-29はその真価を発揮しなかったが)。第2次Z参入組の宿命かリアルサイズカットインが原作みたいなCGではないがそれを抜きにしても演出にはとても力が入っている。スーパーパック装備は今回登場しない。
 
:隠しユニットなので仕方ないが、冷静に考えると本作のYF-29は最後にフロンティア船団に立ち寄った船団ルート41話で搬入されていたとして、'''15話以上ずっと格納庫に放置されていた'''事になる…。
 
:隠しユニットなので仕方ないが、冷静に考えると本作のYF-29は最後にフロンティア船団に立ち寄った船団ルート41話で搬入されていたとして、'''15話以上ずっと格納庫に放置されていた'''事になる…。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
:今回は最初からスーパーパック装備。やはり反応弾は装備されないが、なぜかMDE弾は搭載されている。
 
:今回は最初からスーパーパック装備。やはり反応弾は装備されないが、なぜかMDE弾は搭載されている。
 
:ストーリーでは同じく異種との対話を目的に開発された[[ダブルオークアンタ]]と共に、人々の意志を繋げる役目を担っている。
 
:ストーリーでは同じく異種との対話を目的に開発された[[ダブルオークアンタ]]と共に、人々の意志を繋げる役目を担っている。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:新武装として重粒子ビームガンポッド・バーストモードとISCマニューバ・オーバードライブが追加された(後者の追加は終盤となるが)。プロローグ時点ではアルトが搭乗しているが、度重なる戦闘により損傷したとしてしばらくは使用できず、マクロス・クォータールート19話「大いなる意志」にて[[マクロス7船団]]の手によって修復され、使用可能となる。本作は全体的に敵の命中率が高く、折角の運動性が活かしきれない場合も。
 
:新武装として重粒子ビームガンポッド・バーストモードとISCマニューバ・オーバードライブが追加された(後者の追加は終盤となるが)。プロローグ時点ではアルトが搭乗しているが、度重なる戦闘により損傷したとしてしばらくは使用できず、マクロス・クォータールート19話「大いなる意志」にて[[マクロス7船団]]の手によって修復され、使用可能となる。本作は全体的に敵の命中率が高く、折角の運動性が活かしきれない場合も。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
こちらでは、入手時はスーパーパック無しで、終盤にスーパーパック装備固定になる。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
:パッケージイラストに登場。今回は似たようなコンセプトを持つ[[ダブルオークアンタ]]と共演。
 
:パッケージイラストに登場。今回は似たようなコンセプトを持つ[[ダブルオークアンタ]]と共演。
 
:正式な劇場版参戦なので普通に入手できる。[[VF-25 メサイア|VF-25]]と同じく地上と宇宙で自動換装され地形適応とボーナスが変わる。性能は[[VF-25F メサイア|VF-25F]]の純粋な強化版であり、高い運動性と地形適応Sで凄まじい回避力を誇る。移動力も9と最高値をマーク。射程8の強力な武装も追加され、変形でEN消費のISCマニューバと弾数制の一斉射撃を撃ち分けできる点も優秀。
 
:正式な劇場版参戦なので普通に入手できる。[[VF-25 メサイア|VF-25]]と同じく地上と宇宙で自動換装され地形適応とボーナスが変わる。性能は[[VF-25F メサイア|VF-25F]]の純粋な強化版であり、高い運動性と地形適応Sで凄まじい回避力を誇る。移動力も9と最高値をマーク。射程8の強力な武装も追加され、変形でEN消費のISCマニューバと弾数制の一斉射撃を撃ち分けできる点も優秀。
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:また、スーパーパックの大出力フォールド・ウェーブ・プロジェクターには[[マシュー・デントン|デントン教授]]が作った[[強化アーマーヒーローマン|音波装置]]の技術が使われているらしい。
 
:また、スーパーパックの大出力フォールド・ウェーブ・プロジェクターには[[マシュー・デントン|デントン教授]]が作った[[強化アーマーヒーローマン|音波装置]]の技術が使われているらしい。
 
:PUはパイロットの声優が同じ[[グラハム・エーカー|グラハム]]搭乗の[[ブレイヴ]]と相性がよく、武器性能・ボーナスがかみ合い、突撃と加速で広範囲を攻撃できる。人呼んで「'''中村スペシャル'''」。隠しユニットだがルシファーとの相性も抜群であり、攻撃力は中村スペシャルに劣るものの、突撃と加速に加え狙撃まで使えるため、凄まじい範囲に攻撃可能になる。
 
:PUはパイロットの声優が同じ[[グラハム・エーカー|グラハム]]搭乗の[[ブレイヴ]]と相性がよく、武器性能・ボーナスがかみ合い、突撃と加速で広範囲を攻撃できる。人呼んで「'''中村スペシャル'''」。隠しユニットだがルシファーとの相性も抜群であり、攻撃力は中村スペシャルに劣るものの、突撃と加速に加え狙撃まで使えるため、凄まじい範囲に攻撃可能になる。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
 
:プロローグでは本機に乗ったまま[[クイーン・フロンティア]]のフォールドに巻き込まれ(原作では上記のように乗っていないまま巻き込まれた)序盤(第3話)から参入するが、連戦でガタがきており全体的に性能が低下し、一斉射撃やISCマニューバも無い。分岐前にオーバーホールに回され使用不可能になる。中盤で性能が元に戻り復帰する。終盤スーパーパックが装着され、同ステージのイベントで「翼の舞」が解禁される。
 
:プロローグでは本機に乗ったまま[[クイーン・フロンティア]]のフォールドに巻き込まれ(原作では上記のように乗っていないまま巻き込まれた)序盤(第3話)から参入するが、連戦でガタがきており全体的に性能が低下し、一斉射撃やISCマニューバも無い。分岐前にオーバーホールに回され使用不可能になる。中盤で性能が元に戻り復帰する。終盤スーパーパックが装着され、同ステージのイベントで「翼の舞」が解禁される。
 
:性能は基本的には『UX』と同じだが、サイズがMになった。
 
:性能は基本的には『UX』と同じだが、サイズがMになった。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:「YF-29デュランダルB」名義で登場。サブパイロットにランカが搭乗しているものもある。
 
:「YF-29デュランダルB」名義で登場。サブパイロットにランカが搭乗しているものもある。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:2017年12月のイベント「イノチノウタゴエ」の期間限定ガシャユニットで登場。シェリルとの2人乗り。大器型SSRシューター。
+
:SRシューター、大器型SSRシューター、Ωスキル搭載大器型SSRブラスターが実装。SSRはどちらとも、パイロットパーツを装備することで専用精神スキル「[[絶唱]]」が使用可能。
:アビリティはどれも回避特化となっており、「翼の舞」「銀河を震わせる歌」による回避率アップと「スカル4」による分身効果で、いわゆる「避ける壁役」として活躍できる。
+
:SRシューター、大器型SSRシューターは2017年12月のイベント「イノチノウタゴエ」の期間限定ガシャユニットで登場。シェリルとの2人乗り。
:アリーナでも高い回避能力は健在で、さらに専用精神「[[絶唱]]」(要パイロットパーツ)による強力な味方バフが魅力。必殺スキルによる燃焼デバフ・コア獲得要員としても有用。
+
:分身アビリティ「スカル4」、攻撃ヒットごとに攻撃力と回避率を上げるヒットアップ系アビリティ「銀河を震わせる歌」など回避に関与するアビリティを取り揃えたリアル系。絶唱による回避率アップもあり、いわゆる「避ける壁役」として活躍できる。
 +
:Ωスキル搭載大器型SSRブラスターは2018年10月のイベント「時空を超える歌声」にて実装。また、2019年9月の『[[マクロス7]]』限定参戦イベント「ハートエイク」開催時に性能面で上方修正を受けている。
 +
:状態異常耐性アビリティ「想いを繋ぐ石」や、クリティカル率を引き上げる「フォールドウェーブプロジェクター」など、高い回避力はそのままに攻撃面が改善。3×3マスをカバーする必殺スキル「一斉射撃」の追加もあって、道中・ボス戦どちらもこなせる。
 +
:アリーナでは、どちらも絶唱による強力な味方へのバフが強み。細かな性能は以下の通り。
 +
:*シューター版…当時としては高い回避率と、必殺スキル「重量子ビームガンポッド(コンボ)」による燃焼付与+コア獲得が魅力。現在は後発のSSRブラスター版がコストを除いて上位互換と言っていい性能。
 +
:*ブラスター版…絶唱を加味してもデフォルトの回避率は380%と昨今のリアル系としては控えめだが、5回の特殊回避アビリティ「フォールドウェーブシステム」とEXアビリティ「回避ブースト」、必殺スキル「一斉射撃」発動後の回避率バフにより、実質的に回避率630%を誇る回避の申し子。アルトの回避系Pアビリティも合わせれば、[[必中]]状態を持たない相手の攻撃はスイスイ避けてしまえる。「一斉射撃」による、シューター版から受け継いだコア獲得&燃焼付与、十字型の強力な範囲バフ「戦いの女神」など、Ωスキル大器型らしい強力なスキルを揃えた高性能ユニット。単独ではバリア・特殊装甲を破れないことと、昨今のユニットは軒並み必中状態アビリティを持っているため、そうした相手には無力化してしまうのが欠点。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:『UX』では照準値低下の、『BX』では運動性低下の[[特殊効果]]を持つ。
 
:『UX』では照準値低下の、『BX』では運動性低下の[[特殊効果]]を持つ。
 
:[[Zシリーズ]]では[[VF-25 メサイア]]、[[VF-27 ルシファー]]と同じく主翼基部に搭載されているミスがある。
 
:[[Zシリーズ]]では[[VF-25 メサイア]]、[[VF-27 ルシファー]]と同じく主翼基部に搭載されているミスがある。
:;ビーム機銃
  −
::Zシリーズでは頭部に2門装備。設定上同位置には上記の高速機関砲があるため、'''本来は存在しない武装'''。
  −
:
   
;TW2-MDE/M25 隠頭式連装MDEビーム砲
 
;TW2-MDE/M25 隠頭式連装MDEビーム砲
 
:トルネードパックに装備されたものと同系の装備で、ファイター時は機体上部に収納することもできる。設定では本機の武装の中でも最大の威力を持つとされている。
 
:トルネードパックに装備されたものと同系の装備で、ファイター時は機体上部に収納することもできる。設定では本機の武装の中でも最大の威力を持つとされている。
119行目: 132行目:  
:『第2次Z再世篇』ではマニューバーの演出で使用。『UX』、『第3次Z』で単独武装に。
 
:『第2次Z再世篇』ではマニューバーの演出で使用。『UX』、『第3次Z』で単独武装に。
 
;シールド
 
;シールド
:左腕に装備。
+
:左腕に装着。
 
;アサルトナイフ
 
;アサルトナイフ
 
:ピンポイントバリアを使用したナイフ。シールド内に収納。
 
:ピンポイントバリアを使用したナイフ。シールド内に収納。
130行目: 143行目:  
:
 
:
 
;[[ピンポイントバリア]]
 
;[[ピンポイントバリア]]
:一部分のみカバーする[[バリア]]。バトロイド形態でしか使用できない。
+
:一部分のみカバーする[[バリア]]
:設定上はステージII熱核反応タービンによる有り余る出力を持つため、全形態でのピンポイントバリアが使用可能なはずである。おそらくゲームバランス面からの仕様。
+
:ステージII熱核反応タービンを4機掛けすることによる莫大な過剰出力を活かし、全形態でのピンポイントバリア発動を可能にしている。
   −
==== オプション装備 ====
+
==== その他装備 ====
 
;MDE弾
 
;MDE弾
 
:劇中登場していないが、作品設定がTV版の続きである『第3次Z』では搭載されている。
 
:劇中登場していないが、作品設定がTV版の続きである『第3次Z』では搭載されている。
 +
;ビーム機銃
 +
:Zシリーズでは頭部に2門装備。設定上同位置には上記の高速機関砲があるため、'''本来は存在しない武装'''。
    
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
146行目: 161行目:  
:アルト独自の連続攻撃パターン。『第3次Z天獄篇』で追加された技。実質の内容としては『第2次Z再世篇』までのISCマニューバーそのままだが、処理落ち気味だった『第2次Z再世篇』に対してPS3、PSVの性能もあって全体的にスピード感が増している。
 
:アルト独自の連続攻撃パターン。『第3次Z天獄篇』で追加された技。実質の内容としては『第2次Z再世篇』までのISCマニューバーそのままだが、処理落ち気味だった『第2次Z再世篇』に対してPS3、PSVの性能もあって全体的にスピード感が増している。
 
;一斉射撃
 
;一斉射撃
:バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。『UX』、『第3次Z』で使用可能。
+
:バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。『UX』『第3次Z』『X-Ω』で使用可能。
 
:『UX』では最初に全火器(ビームガンポッドはガトリングモード)で攻撃を行い、ビームガンポッドの重量子ビーム砲を放つ。『第3次Z』ではビームガンポッド(連射)→ビームキャノン→マイクロミサイルの波状攻撃の後にビームガンポッド(単射)、ビームキャノン、マイクロミサイルの一斉攻撃になっている。
 
:『UX』では最初に全火器(ビームガンポッドはガトリングモード)で攻撃を行い、ビームガンポッドの重量子ビーム砲を放つ。『第3次Z』ではビームガンポッド(連射)→ビームキャノン→マイクロミサイルの波状攻撃の後にビームガンポッド(単射)、ビームキャノン、マイクロミサイルの一斉攻撃になっている。
 +
:『X-Ω』でのΩスキルでは、ランカとシェリルのカットインが追加されている。
 
;翼の舞
 
;翼の舞
 
:1ターンの間、敵を行動不能にする特殊行動コマンド(着弾指定式)。即ち、[[OGシリーズ]]の'''スタンショックのマップ兵器版'''。ファイター形態のみ使用可能。強力なのだが、『UX』では追加されるのが原作再現終了後('''実質二話しか使えない''')と遅い。例のごとく[[オールキャンセラー]]持ちには効かないので面倒な雑魚に使おう。
 
:1ターンの間、敵を行動不能にする特殊行動コマンド(着弾指定式)。即ち、[[OGシリーズ]]の'''スタンショックのマップ兵器版'''。ファイター形態のみ使用可能。強力なのだが、『UX』では追加されるのが原作再現終了後('''実質二話しか使えない''')と遅い。例のごとく[[オールキャンセラー]]持ちには効かないので面倒な雑魚に使おう。
176行目: 192行目:  
:『第2次Z再世篇』。攻撃能力が一気に上がる強力なボーナス。バルキリーはサイズの問題で火力不足に泣きがちなのでこれは嬉しい。
 
:『第2次Z再世篇』。攻撃能力が一気に上がる強力なボーナス。バルキリーはサイズの問題で火力不足に泣きがちなのでこれは嬉しい。
 
;武器と機体の地形適応が『空S』『宇S』になる。
 
;武器と機体の地形適応が『空S』『宇S』になる。
:『第3次Z時獄篇』。[[VF-25F メサイア|VF-25F]]の強化版で[[ブレイヴ]]と同じボーナス。
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:『第3次Z』。[[VF-25F メサイア|VF-25F]]の強化版で[[ブレイヴ]]と同じボーナス。
    
=== 機体ボーナス ===
 
=== 機体ボーナス ===
209行目: 225行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*剣の名前を持つバルキリーはVF-9 カットラス(SRW未登場)、[[VF-19 エクスカリバー]]に続き3機目。なおこれらはすべて前進翼機である。
 
*剣の名前を持つバルキリーはVF-9 カットラス(SRW未登場)、[[VF-19 エクスカリバー]]に続き3機目。なおこれらはすべて前進翼機である。
 +
**デザイナーの河森正治曰く、「前進翼機は最後の手段。[[イサム・ダイソン|イサム]]、[[熱気バサラ|バサラ]]、[[早乙女アルト|アルト]]と前進翼機はカブキ者の象徴」とのこと。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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