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== 概要 ==
 
== 概要 ==
訳としては'''「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」'''が一般的である。このため何か特殊な遺伝子のようなものとも考えられるが、これはあくまでも作中で[[マルキオ導師]]が提唱している概念であって、実証はされていない。[[小説|小説版]]では「SEEDが発現した者は、人類として一つ上のステージに進む」と言われており、ナチュラルやコーディネイターが対立を深めるなか、それらが融和するための概念としてマルキオ導師が提唱したことが語られている。
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訳としては'''「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」'''が一般的である。このため何か特殊な遺伝子のようなものとも考えられるが、これはあくまでも作中で[[マルキオ]]導師が提唱している概念であって、実証はされていない。[[小説|小説版]]では「SEEDが発現した者は、人類として一つ上のステージに進む」と言われており、ナチュラルやコーディネイターが対立を深めるなか、それらが融和するための概念としてマルキオ導師が提唱したことが語られている。
    
しかし、その一方でSEEDに関しては福田己津央監督が「火事場の馬鹿力のようなもの」または「人類の進化の過程にある突然変異」と発言するなど設定が統一されておらず、補完が待たれる。また、2012年には「あの目は人間性の喪失を絵で表現した結果」なる設定も福田監督から公開された。
 
しかし、その一方でSEEDに関しては福田己津央監督が「火事場の馬鹿力のようなもの」または「人類の進化の過程にある突然変異」と発言するなど設定が統一されておらず、補完が待たれる。また、2012年には「あの目は人間性の喪失を絵で表現した結果」なる設定も福田監督から公開された。
    
=== SEED発現 ===
 
=== SEED発現 ===
劇中では[[俗語・俗称|俗に]]'''「種割れ」'''と呼ばれる、発現者の虹彩と同色の種のようなものが割れるエフェクトとともにSEED状態となる事が多い。見分ける特徴として、SEED状態となった人物は目のハイライトが消失する。[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]、[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[ラクス・クライン]]、[[シン・アスカ]]の5名がSEEDを持っている事が現在までに判明している。なお、今のところ発現が確認されているのは全員が10代中盤~後半の若者であり、20代以降の成人でSEEDを発現した者は確認されていない。
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劇中では[[俗語・俗称|俗に]]'''「種割れ」'''と呼ばれる、発現者の虹彩と同色の種のようなものが割れるエフェクトとともにSEED状態となる事が多い<ref>小説版では地の文で「なにかがはじけた」と表現されている。</ref>。見分ける特徴として、SEED状態となった人物は目のハイライトが消失する。[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]、[[ラクス・クライン]]、[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[シン・アスカ]]の5名がSEEDを持っている事が現在までに判明している。なお、今のところ発現が確認されているのは全員が10代中盤~後半の若者であり、20代以降の成人でSEEDを発現した者は確認されていない。
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発現後<ref>主に強い感情、特に怒りによって発現する場合が多いのだが、そのケースでは大抵の場合隙を突かれてピンチに陥っている。この辺りの描写は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』における[[スーパーモード]]と似ている。キラが任意発現できるようになって以後は状況にもよるが、ほとんどピンチらしいピンチに陥っていない為、この辺りもGガンダムの怒りのスーパーモードと[[明鏡止水|真のスーパーモード]]の関係と似ている。</ref>は各種感覚が飛躍的に強化され、特に動体視力・反射能力が顕著。この影響が大きく現れている2名の内、シンは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』序盤において、半壊した[[インパルスガンダム|インパルス]]で[[ザムザザー]]の猛攻を掻い潜って撃破し、空中換装の後敵艦隊を単機で壊滅させるという神業を披露している。一方、カガリは第2次[[ヤキン・ドゥーエ]]戦において本人の[[技量]]からは到底成し得ない戦闘を見せたが、隙を突かれて[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]に捕捉されている([[デュエルガンダム|デュエル]]の援護が無ければ墜とされていた)。
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発現後<ref>主に強い感情、特に怒りによって発現する場合が多いのだが、そのケースでは大抵の場合隙を突かれてピンチに陥っている。この辺りの描写は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』における[[スーパーモード]]と似ている。キラが任意発現できるようになって以後は状況にもよるが、ほとんどピンチらしいピンチに陥っていない為、この辺りもGガンダムの怒りのスーパーモードと[[明鏡止水|真のスーパーモード]]の関係と似ている。</ref>は各種感覚が飛躍的に強化され、特に動体視力・反射能力が顕著。後にシリーズ公式サイトでは、キラが発現した場合は神経伝達系の処理速度が飛躍的に向上しているという形で効果が明記されている<ref>[https://www.gundam-seed.net/freedom/keywords/ KEYWORDS _ 劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公式サイト]より。</ref>。
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この影響が大きく現れている2名の内、シンは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』序盤において、半壊した[[インパルスガンダム|インパルス]]で[[ザムザザー]]の猛攻を掻い潜って撃破し、空中換装の後敵艦隊を単機で壊滅させるという神業を披露している。一方、カガリは第2次[[ヤキン・ドゥーエ]]戦において本人の[[技量]]からは到底成し得ない戦闘を見せたが、隙を突かれて[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]に捕捉されている([[デュエルガンダム|デュエル]]の援護が無ければ墜とされていた)。
    
SEEDは[[主人公]]勢の活躍等から[[コーディネイター]]のみが持つ技能のように思われがちだが、上記のとおり[[ナチュラル]]であるカガリも持っているため、コーディネイターだけに発現するものでは無い。おそらく、遺伝子操作の結果SEED因子が発現しやすい状態になっているのだと思われる。
 
SEEDは[[主人公]]勢の活躍等から[[コーディネイター]]のみが持つ技能のように思われがちだが、上記のとおり[[ナチュラル]]であるカガリも持っているため、コーディネイターだけに発現するものでは無い。おそらく、遺伝子操作の結果SEED因子が発現しやすい状態になっているのだと思われる。
    
== 採用作品 ==
 
== 採用作品 ==
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SRWでは発動条件を満たすと、原作を再現したキャラクターカットインがマップ上で挿入される。作品によっては、複数のキャラが同時に発動条件を満たした場合、発動したキャラのカットインが上下に並んで同時に挿入される演出となる。
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
:最初は技能欄が「????」となっており、イベント時のみSEED状態が発現する。
 
:最初は技能欄が「????」となっており、イベント時のみSEED状態が発現する。
:自由に発現するようになるのは[[フリーダムガンダム|フリーダム]]・[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]への乗り換え以後である。正式習得後、この技能が複数のパイロットで同時に発動した際に、発動[[カットイン]]がまとめられる。
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:自由に発動するようになるのは[[フリーダムガンダム|フリーダム]]・[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]への乗り換え以後である。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
:シンとアスランは特定イベント後に発動可能になり、キラとラクスは最初から持っている。
 
:シンとアスランは特定イベント後に発動可能になり、キラとラクスは最初から持っている。
:なお、本作ではカガリは[[NPC]]扱いなので、[[ZEUTH|自軍]][[パイロット]]として使ってSEEDを発動させる事ができない。
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:ただし、本作ではカガリは[[NPC]]扱いなので、[[ZEUTH|自軍]][[パイロット]]として使ってSEEDを発動させる事ができない。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
 
:原作再現は前作で終了しているため登場時から所持。ただし、パイロットとして登場するのは[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]、[[シン・アスカ|シン]]の3名。
 
:原作再現は前作で終了しているため登場時から所持。ただし、パイロットとして登場するのは[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]、[[シン・アスカ|シン]]の3名。
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;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:今作では全員が最初から所持(ただし、[[アレックス・ディノ|アレックス]]時のアスランは使えない)。火力が一気に高くなる。
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:今作では全員が最初から所持(ただし、アレックス時の[[アスラン・ザラ|アスラン]]は使えない)。火力が一気に高くなる。
 
:これでのお陰で、SEEDチーム中、ステータスが低いカガリやラクス(彼女は[[コーディネイター]]補正が入るので元々ステータスが高くなるが)ですら主力として数えられるほど。
 
:これでのお陰で、SEEDチーム中、ステータスが低いカガリやラクス(彼女は[[コーディネイター]]補正が入るので元々ステータスが高くなるが)ですら主力として数えられるほど。
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
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! rowspan="2" | [[スーパーロボット大戦K|K]]
 
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| 最終ダメージ1.25倍
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| 最終ダメージ+25%
 
! rowspan="2" | 130以上
 
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| rowspan="2" | '''採用'''
 
| rowspan="2" | '''採用'''
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:一方、[[続編]]『SEED DESTINY』ではアスランの精神的な迷いがあった故か、本編序盤~中盤までは発現できなかった。
 
:一方、[[続編]]『SEED DESTINY』ではアスランの精神的な迷いがあった故か、本編序盤~中盤までは発現できなかった。
 
:ジャスティスに乗って以降はキラ同様に任意で発現させているかのように描写されている。
 
:ジャスティスに乗って以降はキラ同様に任意で発現させているかのように描写されている。
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
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:SEED所持者では唯一の[[ナチュラル]]。『機動戦士ガンダムSEED』第49話「終末の光」で[[M1アストレイ]]に搭乗していた[[アサギ・コードウェル|アサギ]]と[[ジュリ・ウー・ニェン|ジュリ]]が撃墜された時に発現。
   
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
 
:『機動戦士ガンダムSEED』第49話「終末の光」で、いつの間にか発現していた。ただし、ラクスは[[母艦]][[エターナル]]の[[指揮官]]なので、SEEDを発現させても特に意味は無い。
 
:『機動戦士ガンダムSEED』第49話「終末の光」で、いつの間にか発現していた。ただし、ラクスは[[母艦]][[エターナル]]の[[指揮官]]なので、SEEDを発現させても特に意味は無い。
 
:上記及び『SEED DESTINY』第50話「最後の力」でもラクスのSEED発現演出が無かったので、発現演出は[[オリジナル設定|SRWオリジナル]]。
 
:上記及び『SEED DESTINY』第50話「最後の力」でもラクスのSEED発現演出が無かったので、発現演出は[[オリジナル設定|SRWオリジナル]]。
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;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
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:SEED所持者では唯一の[[ナチュラル]]。『機動戦士ガンダムSEED』第49話「終末の光」で[[M1アストレイ]]に搭乗していた[[アサギ・コードウェル|アサギ]]と[[ジュリ・ウー・ニェン|ジュリ]]が撃墜された時に発現。
 
;[[シン・アスカ]]
 
;[[シン・アスカ]]
 
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』より登場。<!--ただし、現在でもなお何故シンがSEEDの力を所持していたかは不明。しかも、-->シンのみ発現演出が若干異なっていて「種が落ちる演出が無くいきなり弾け、弾ける色もキラ&アスラン&カガリよりも派手」になっている。
 
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』より登場。<!--ただし、現在でもなお何故シンがSEEDの力を所持していたかは不明。しかも、-->シンのみ発現演出が若干異なっていて「種が落ちる演出が無くいきなり弾け、弾ける色もキラ&アスラン&カガリよりも派手」になっている。
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[[category:小辞典]]
 
[[Category:特殊技能]]
 
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