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| 初代の『[[スーパーロボット大戦]]』では擬人化されたSDガンダムそのものが、同じく[[マジンガーZ]]や[[ゲッターロボ]]と一緒に戦うというゲームであった。しかし、続編の『[[第2次スーパーロボット大戦]]』以降はあくまで「原作アニメのキャラクターとロボットが登場するキャラクターゲーム」となり、ユニットのグラフィックにだけSDガンダムの絵を使用しているという措置が取られている。スパロボがSDデザインを使い続けている理由には様々な理由があるが、「[[SD]]」という共通の方向性のリデザインを施すことで多種多様な作品の雰囲気をある程度統一すると同時に、ifの世界であることも強調できるためという点が最も大きい。 | | 初代の『[[スーパーロボット大戦]]』では擬人化されたSDガンダムそのものが、同じく[[マジンガーZ]]や[[ゲッターロボ]]と一緒に戦うというゲームであった。しかし、続編の『[[第2次スーパーロボット大戦]]』以降はあくまで「原作アニメのキャラクターとロボットが登場するキャラクターゲーム」となり、ユニットのグラフィックにだけSDガンダムの絵を使用しているという措置が取られている。スパロボがSDデザインを使い続けている理由には様々な理由があるが、「[[SD]]」という共通の方向性のリデザインを施すことで多種多様な作品の雰囲気をある程度統一すると同時に、ifの世界であることも強調できるためという点が最も大きい。 |
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− | 初期のスパロボ『[[旧シリーズ|第○次シリーズ]]』でデザインワークスを統括したレイ・アップの横井孝二氏は、SDガンダムの「生みの親」の一人であり、スパロボは「(当時の)SDガンダムの玩具のデザイン」を基準として他のロボットたちもそれに合わせるような形で統一感がとられていた。多種多様な作品が共演するスパロボでも「瞳」がつけられたのは[[ガンダムタイプ]]だけだったため、スパロボでのガンダムタイプはひときわ目立つ存在であった(ただし「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」のようにオリジナルのデザインの時点で「瞳」があるロボットについてはSD化しても瞳はつけられている)。1990年代末に『SDガンダム GGENERATION』シリーズなどでバンダイが「瞳」を廃したデザインで商品展開を行うようになると、スパロボ側もこれに合わせ2000年発売の『[[スーパーロボット大戦α]]』からは「瞳」を廃したデザインが採用されている。なおこの措置は『α』開発途中に行われたようで、ゲーム誌に掲載された開発画面では「瞳」が描かれており、修正が困難であるゲーム中のCGムービーにも描かれたままとなっている。
| + | 初期のスパロボ「[[旧シリーズ]]」でデザインワークスを統括したレイ・アップの横井孝二氏は、SDガンダムの「生みの親」の一人であり、スパロボは「(当時の)SDガンダムの玩具のデザイン」を基準として他のロボットたちもそれに合わせるような形で統一感がとられていた。多種多様な作品が共演するスパロボでも「瞳」がつけられたのは[[ガンダムタイプ]]だけだったため、スパロボでのガンダムタイプはひときわ目立つ存在であった(ただし「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」のようにオリジナルのデザインの時点で「瞳」があるロボットについてはSD化しても瞳はつけられている)。1990年代末に『SDガンダム GGENERATION』シリーズなどでバンダイが「瞳」を廃したデザインで商品展開を行うようになると、スパロボ側もこれに合わせ2000年発売の『[[スーパーロボット大戦α]]』からは「瞳」を廃したデザインが採用されている。なおこの措置は『α』開発途中に行われたようで、ゲーム誌に掲載された開発画面では「瞳」が描かれており、修正が困難であるゲーム中のCGムービーにも描かれたままとなっている。 |
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| なお、現在は横井氏がレイ・アップから独立しているため、弟子筋にあたるかげやまいちこ氏がデザインワークスの統括にあたっている。また、2010年代ではスパロボのSDキャラクターの頭身は3頭身~4頭身が主流になっており、玩具の「SDガンダム」ともまた異なる基準の統一感が作られている。 | | なお、現在は横井氏がレイ・アップから独立しているため、弟子筋にあたるかげやまいちこ氏がデザインワークスの統括にあたっている。また、2010年代ではスパロボのSDキャラクターの頭身は3頭身~4頭身が主流になっており、玩具の「SDガンダム」ともまた異なる基準の統一感が作られている。 |
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| 「騎士ガンダム(ナイトガンダム)」とはSD化されたモビルスーツに西洋風の騎士甲冑を施したもののことである。展開時期は1989年~1998年だが、2007年頃からはじまったカードダスの復刻が好評をもって迎えられた影響か、2013年から『新約SDガンダム外伝』という名で新企画が組まれた。 | | 「騎士ガンダム(ナイトガンダム)」とはSD化されたモビルスーツに西洋風の騎士甲冑を施したもののことである。展開時期は1989年~1998年だが、2007年頃からはじまったカードダスの復刻が好評をもって迎えられた影響か、2013年から『新約SDガンダム外伝』という名で新企画が組まれた。 |
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− | SDガンダムシリーズが誕生した時期は、ちょうどファミコンで『ドラゴンクエスト』などのファンタジーRPGが爆発的に広まった時期であり、いわばその流れに便乗した企画である。そのため、騎士ガンダムの着る装備はリアルな中世の鎧というより、ファンタジーものに出てくる「伝説の武具」のようなケレン味のあるデザインとなっている。騎士ガンダムシリーズは武者ガンダムシリーズよりも後に展開が始まっているため、SDガンダムでシリアス系を行うことへの不安要素はなく、「魔法使い風のモビルスーツ」など武者ガンダム以上に挑戦的なデザインも行われた。
| + | SDガンダムシリーズが誕生した時期は、ちょうど[[ファミリーコンピュータ]]で『ドラゴンクエスト』などのファンタジーRPGが爆発的に広まった時期であり、いわばその流れに便乗した企画である。そのため、騎士ガンダムの着る装備はリアルな中世の鎧というより、ファンタジーものに出てくる「伝説の武具」のようなケレン味のあるデザインとなっている。騎士ガンダムシリーズは武者ガンダムシリーズよりも後に展開が始まっているため、SDガンダムでシリアス系を行うことへの不安要素はなく、「魔法使い風のモビルスーツ」など武者ガンダム以上に挑戦的なデザインも行われた。 |
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| 展開の中心はカードダスであり、各カードの裏にかかれたテキストで、ストーリーや世界観の理解を深められるようになっていた。これは食玩の「ビックリマン 悪魔VS天使シール」の模倣ではあるが、当時はこのようなやり方は様々なコンテンツで行われていた。なお、舞台となる世界の名前「スダ・ドアカワールド」は「カードダス」の逆読みである。その中でもラクロアという王国が最も主要な舞台として扱われた。 | | 展開の中心はカードダスであり、各カードの裏にかかれたテキストで、ストーリーや世界観の理解を深められるようになっていた。これは食玩の「ビックリマン 悪魔VS天使シール」の模倣ではあるが、当時はこのようなやり方は様々なコンテンツで行われていた。なお、舞台となる世界の名前「スダ・ドアカワールド」は「カードダス」の逆読みである。その中でもラクロアという王国が最も主要な舞台として扱われた。 |
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| ;SDガンダム列伝 ガンダム騎士団(第9弾) | | ;SDガンダム列伝 ガンダム騎士団(第9弾) |
− | :過去のシリーズの騎士たちが「エレナ・ルウム」に召喚されて、勇者として戦うクロスオーバーもの。 | + | :過去のシリーズの騎士たちが「エレナ・ルウム」に召喚されて、勇者として戦うクロスオーバーもの。 |
| :漫画のみで展開し、カードダス化はされず、騎士ガンダムそのもののブーム終焉により半年で打ち切られた(しかも、過去シリーズの騎士たちが'''次々と敵に殺されていく'''という衝撃的なストーリー)ため、長らく公式からはなかば[[黒歴史]]的に扱われている部分があった。2011年にアスキー・メディアワークスから販売された『SDガンダム大全集 騎士ガンダム編』においても当作については触れられていないが、2015年に本作の主人公アルフガンダムのモチーフに[[ダブルオークアンタ]]が割り当てられた。 | | :漫画のみで展開し、カードダス化はされず、騎士ガンダムそのもののブーム終焉により半年で打ち切られた(しかも、過去シリーズの騎士たちが'''次々と敵に殺されていく'''という衝撃的なストーリー)ため、長らく公式からはなかば[[黒歴史]]的に扱われている部分があった。2011年にアスキー・メディアワークスから販売された『SDガンダム大全集 騎士ガンダム編』においても当作については触れられていないが、2015年に本作の主人公アルフガンダムのモチーフに[[ダブルオークアンタ]]が割り当てられた。 |
| :連載当時は単行本未発売だったが、19年後の2017年に単行本が発売された<ref>同年には同じく連載当時は単行本化されなかった『ムシャジェネレーション』も単行本が発売された。</ref>。 | | :連載当時は単行本未発売だったが、19年後の2017年に単行本が発売された<ref>同年には同じく連載当時は単行本化されなかった『ムシャジェネレーション』も単行本が発売された。</ref>。 |
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| 知名度やブームから考えるとアニメ展開は驚くほど控えめであったとも言える。特に、2003年の『SDガンダムフォース』まではTVシリーズ展開がなされなかった事<ref>TV東京系列で『[[SDガンダム外伝]]』等のOVAシリーズを再編集して1クール放送されたことはあった。これは『[[疾風!アイアンリーガー]]』の前番組であり、番組MCも同作品のルリー銀城役・横山智佐氏であった。</ref>から鑑みても、放送局やスポンサーがそれぞれ異なる複数のガンダムシリーズ作品が共演するゆえに、TVシリーズとして放送するには権利関係の障壁が大きい(「創通・サンライズ」だけでは解決しにくい)のではないかともされている。 | | 知名度やブームから考えるとアニメ展開は驚くほど控えめであったとも言える。特に、2003年の『SDガンダムフォース』まではTVシリーズ展開がなされなかった事<ref>TV東京系列で『[[SDガンダム外伝]]』等のOVAシリーズを再編集して1クール放送されたことはあった。これは『[[疾風!アイアンリーガー]]』の前番組であり、番組MCも同作品のルリー銀城役・横山智佐氏であった。</ref>から鑑みても、放送局やスポンサーがそれぞれ異なる複数のガンダムシリーズ作品が共演するゆえに、TVシリーズとして放送するには権利関係の障壁が大きい(「創通・サンライズ」だけでは解決しにくい)のではないかともされている。 |
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− | ===[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]===
| + | ;[[SDガンダム外伝]] |
− | 『SD三国伝』のTVアニメ版。詳細は当該項目参照。
| + | :『SDガンダム外伝』のOVAおよび劇場アニメ。 |
| + | ;[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]] |
| + | :『SD三国伝』のTVアニメ版。 |
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| ==ゲーム「SDガンダム」== | | ==ゲーム「SDガンダム」== |
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| :ストーリーの有無は作品によって違い、それこそスパロボのように原作ベースのクロスオーバーをするストーリー性が濃い作品と、「原作のドラマを再現する戦場に、自分が好きなキャラとユニットを編成した”プレイヤー軍”を介入させる」というストーリー性の薄い作品の二通りに分かれる。2009年発売の『WARS』以降は「ジェネレーションシステム」という各ガンダム世界を管理するシステムがストーリーに関わる事が多い。 | | :ストーリーの有無は作品によって違い、それこそスパロボのように原作ベースのクロスオーバーをするストーリー性が濃い作品と、「原作のドラマを再現する戦場に、自分が好きなキャラとユニットを編成した”プレイヤー軍”を介入させる」というストーリー性の薄い作品の二通りに分かれる。2009年発売の『WARS』以降は「ジェネレーションシステム」という各ガンダム世界を管理するシステムがストーリーに関わる事が多い。 |
| :スパロボとも深い繋がりが存在し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』は前以てGジェネに参戦した事でスパロボにも参戦可能になったとみられている。Gジェネ側も2011年の『3D』以降は[[精神コマンド]]が採用されており、<!--戦闘の演出がスパロボ並に派手になるなど←何時頃から?-->影響を受けている節がある。 | | :スパロボとも深い繋がりが存在し、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』は前以てGジェネに参戦した事でスパロボにも参戦可能になったとみられている。Gジェネ側も2011年の『3D』以降は[[精神コマンド]]が採用されており、<!--戦闘の演出がスパロボ並に派手になるなど←何時頃から?-->影響を受けている節がある。 |
− | :ちなみに寺田プロデューサーはGジェネのプレイヤーである事をスパログで公言している<ref>[http://blog.spalog.jp/?p=4802 マイブーム]</ref>。 | + | :ちなみに[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]プロデューサーはGジェネのプレイヤーである事をスパログで公言している<ref>[http://blog.spalog.jp/?p=4802 マイブーム]</ref>。 |
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| ;その他 | | ;その他 |