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スペースナイツとの遭遇当初、記憶喪失を装い本名を名乗らなかったため、「無茶な行動ばかり取る」ことからD('''デンジャラス''')<ref>鈴木典考の漫画版では'''デインジャラス'''となっている</ref>ボゥイという渾名を[[ノアル・ベルース]]につけられた。なお、後に[[ユミ・フランソワ]]からはDを「ドリーム」と解釈された。
 
スペースナイツとの遭遇当初、記憶喪失を装い本名を名乗らなかったため、「無茶な行動ばかり取る」ことからD('''デンジャラス''')<ref>鈴木典考の漫画版では'''デインジャラス'''となっている</ref>ボゥイという渾名を[[ノアル・ベルース]]につけられた。なお、後に[[ユミ・フランソワ]]からはDを「ドリーム」と解釈された。
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「敵は家族及び友人」「洗脳を免れた妹は家族たちに殺される」「自分は途中から記憶を失い始める」「弟と兄を自ら手にかける」「最終話エピローグで廃人」など、その不幸っぷりはSRW参戦作品の[[主人公]]の中でもトップクラスと思われる。目の前で身内を失ったりした者や助けるはずが助けられなかった者もいたが、それとは次元が違う。
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「敵は家族及び友人」「洗脳を免れた妹は家族たちに殺される」「自分は途中から記憶を失い始める」「弟と兄を自ら手にかける」「最終話エピローグで廃人」など、その不幸っぷりはSRW参戦作品の[[主人公]]の中でもトップクラスと思われる。目の前で身内を失ったりした者や助けるはずが助けられなかった者もいたがそれとは次元が違う。スペースナイツで出来た仲間たちの大半が生存したとはいえ、後期オープニング「永遠の孤独」の歌詞「'''これ以上失うものなど、もうないから'''」を地で行く、本当に全てを失った[[主人公]]であった。
    
=== [[宇宙の騎士テッカマンブレード]] ===
 
=== [[宇宙の騎士テッカマンブレード]] ===
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=== テッカマンブレードII ===
 
=== テッカマンブレードII ===
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;「絶対の存在……そんなもの、戦いの中にありはしない。思いの深さも、苦しんだ過去も、決して勝利に結びつくとは限らない。力と力がぶつかり合い、勝った者だけが勝利者として生き延びる……それがラダムとの戦いにおける唯一の真実だ」<br/>「肉親をこの手にかけ、戦いの中で死んでいった者たちを目の当たりにしてきた、俺の……これが俺の結論だ……」
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:第4話「DEAD-BOY」において、テッカマンデッドに挑むユミたちを見て曰く。
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:過去も背景も何も関係ない、強い方が生き残る。たったそれだけの残酷な、しかし確かな事実だけが、ラダムとの闘争の全てなのだ。
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:そしてそれは、何もラダムに限った話ではない。ユミ達が絶対視するテッカマンブレードも、いずれはそれを超える力の前に敗れる。それを体現したのが、あのテッカマンデッドだった……。
 
;「そんなに悲しいのか」<br />「悲しみに溺れ、過去に溺れ……それだけで生きている事を諦めるのか!?」
 
;「そんなに悲しいのか」<br />「悲しみに溺れ、過去に溺れ……それだけで生きている事を諦めるのか!?」
 
:プラハの跡地で[[デッド・エンド|デッド]]に再戦を挑み、その悲しみに満ちた心に語りかける。
 
:プラハの跡地で[[デッド・エンド|デッド]]に再戦を挑み、その悲しみに満ちた心に語りかける。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*森川智之氏によれば、あかほりさとる氏とキングレコードの大月俊倫氏と共に飲み会に行き、用を足していたところに両者がやって来て、Dボゥイ役に決まったことを教えられたとのこと<ref name="わたしの声優道">河出書房新社『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』P165より。</ref>。
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*森川智之氏によればあかほりさとる氏とキングレコードの大月俊倫氏と共に飲み会に行き、用を足していたところに両者がやって来て、Dボゥイ役に決まったことを教えられたとのこと<ref name="わたしの声優道">河出書房新社『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』P165より。</ref>。
 
*また、森川氏はDボゥイ役を演じた流れで、その後『[[勇者警察ジェイデッカー]]』の[[デューク]]役をもらったという<ref name="わたしの声優道"/>。
 
*また、森川氏はDボゥイ役を演じた流れで、その後『[[勇者警察ジェイデッカー]]』の[[デューク]]役をもらったという<ref name="わたしの声優道"/>。
 
*彼の出自である「謎を秘めた男が地球に降り立ち、スペースナイツの一員となって戦うようになり、やがて仲間たちと打ち解け成長していく」というものは旧作『宇宙の騎士テッカマン』におけるアンドロー梅田の出自とほぼ同様である。このため見方によっては旧作の主人公である南城二とアンドローを統合したキャラクターとも呼べる。
 
*彼の出自である「謎を秘めた男が地球に降り立ち、スペースナイツの一員となって戦うようになり、やがて仲間たちと打ち解け成長していく」というものは旧作『宇宙の騎士テッカマン』におけるアンドロー梅田の出自とほぼ同様である。このため見方によっては旧作の主人公である南城二とアンドローを統合したキャラクターとも呼べる。
*後期オープニング「永遠の孤独」の歌詞「'''これ以上失うものなど、もうないから'''」を地で行く、本当に全てを失った[[主人公]]であった。
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*角川書店発行の月刊コミックコンプで連載された漫画版では廃人化しない代わりにラダム宇宙に繋がるゲートが開くのを防ぐ為、[[]]一個分の質量をたった1人で支え続け、スペースナイツの仲間たちが何十年何百年かけようとも時間からも取り残された彼を助けることを誓う場面で幕引きという本編とは別の形で重々しいラストを飾った。
*漫画版(角川書店「コミックコンプ」にて連載)では、ラダム宇宙に繋がるゲートが開くのを防ぐため、[[月]]一個分の質量をたった一人で支え続ける事となった(スペースナイツの面々が、何十年何百年かけようとも時間からも取り残された彼を助ける事を誓う場面で物語は終わる)。
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**同作では記憶喪失を装っておらず、自身の事を仲間たちにも殆ど語らないまま物語が終わっている。
**同作では記憶喪失を装っておらず、自身の事を仲間達にも殆ど語らないまま物語が終わっている。
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*講談社発行のデラックスボンボンで連載された漫画版では先述のとおり、本編とはうって変わってのギャグあり熱血主人公として描かれ、最終回はスペースナイツ基地壊滅直後のエビル戦で幕引きとなり、生きていた仲間たちと再会を果たしたDボゥイがミユキのためにも打倒ラダムを新たにした。
 
*無印の時点では実は「'''Dボウイ'''」とウが大きい表記である。
 
*無印の時点では実は「'''Dボウイ'''」とウが大きい表記である。
  
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