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劉備は禅譲されたわけではないので記述削除。
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| タイトル = 劉備
 
| タイトル = 劉備
 
| 読み = りゅうび
 
| 読み = りゅうび
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ryubi]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]([[SDガンダムシリーズ]])
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]([[SDガンダムシリーズ]])
 
*{{登場作品 (人物)|SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors}}
 
*{{登場作品 (人物)|SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors}}
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;龍帝[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]
 
;龍帝[[ユニコーンガンダム|ユニコーン]]
 
:劉備や白龍よりも前の龍帝にして、蚩尤を封印した伝説の四神の1人。『SDガンダム ザ・ラスト・ワールド』で共演。
 
:劉備や白龍よりも前の龍帝にして、蚩尤を封印した伝説の四神の1人。『SDガンダム ザ・ラスト・ワールド』で共演。
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:ちなみに、『SDガンダムワールド 三国創傑伝』に登場する劉備ユニコーンガンダムとは別人である。
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;[[マッドゴーレム]]
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:『SDガンダム ザ・ラスト・ワールド』の4コマ漫画「'''進撃の'''ゴーレム」で遭遇した'''巨人'''。上記の龍帝と白龍が身構える中、劉備は'''物凄い形相で敵を睨みながら指を噛締め'''駆逐しようとしていた…。元ネタは勿論'''『進撃の巨人』'''で、劉備の声を演じた梶氏は主人公の「エレン・イェーガー」を演じている。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[バーン・バニングス]]
 
;[[バーン・バニングス]]
:『UX』では彼も劉備たち八稜郭の義勇軍の勇名を知っており、かねてから騎士として劉備たちと手合わせすることを所望しており、序盤の[[ヨーロッパ]]ルートにて対決し、因縁を結ぶ間柄に。劉備は彼を[[黒騎士]]と呼ぶ。
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:『UX』では彼も劉備たち八稜郭の義勇軍の勇名を知っており、かねてから騎士として劉備たちと手合わせすることを所望しており、序盤の[[ヨーロッパ]]ルートにて対決し、因縁を結ぶ間柄に。劉備は彼を黒騎士と呼ぶ。
 
:余談だが、バーンを演じる速水氏はアニメ版『横山光輝 三国志』にて諸葛亮を演じており、コーエーの歴史SLG『三國志』の[[ドラマCD]]シリーズや同社のSLG『決戦Ⅱ』ではその諸葛亮とある意味因縁の関係にあった周瑜を演じている。
 
:余談だが、バーンを演じる速水氏はアニメ版『横山光輝 三国志』にて諸葛亮を演じており、コーエーの歴史SLG『三國志』の[[ドラマCD]]シリーズや同社のSLG『決戦Ⅱ』ではその諸葛亮とある意味因縁の関係にあった周瑜を演じている。
 
;[[ミツヒロ・バートランド]]
 
;[[ミツヒロ・バートランド]]
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:敵となった相手に強敵がいた時の台詞。主に[[呂布トールギス|呂布]]相手に使っている。
 
:敵となった相手に強敵がいた時の台詞。主に[[呂布トールギス|呂布]]相手に使っている。
 
;「民達の笑顔の為に戦う! 国とは、[[民間人|民達]]だ!」
 
;「民達の笑顔の為に戦う! 国とは、[[民間人|民達]]だ!」
:劉備の信念の表れ。典韋が[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]の身代わりになった際に曹操との決別の際に放った台詞であり、「[[理想]]」の為に部下の犠牲も厭わない彼と決定的に違う信念が混じり合うことはなかった。
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:劉備の信念の表れ。典韋が[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]の身代わりになった際に曹操との決別の際に放った台詞であり、「[[理想]]」の為に犠牲を恐れない彼と決定的に違う信念が混じり合うことはなかった。
 
;「死にに行くんじゃない! この手で明日を掴みに行くんだ!」
 
;「死にに行くんじゃない! この手で明日を掴みに行くんだ!」
 
:馬超の村に董卓軍が攻めてきた際に、龍帝剣が無い状態で戦いに挑む際に。この言葉は馬超にも影響を与え、龍帝剣を滝に探しに行く勇気を与えた。
 
:馬超の村に董卓軍が攻めてきた際に、龍帝剣が無い状態で戦いに挑む際に。この言葉は馬超にも影響を与え、龍帝剣を滝に探しに行く勇気を与えた。
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== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
;「しばらく何も食べていない…」
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;「格好つけて旅に出たのは良いけど、お腹空いたなぁ。」(第2話)
:行き倒れになる度にこのような台詞を吐いている。新展開になるたびこの台詞なので、すっかり名物である。
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;「うぁ…、もう…限界だぁ…。」(第15話)
 +
;「しばらく、何も食ってないからなぁ…。」(第29話)
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:空腹で行き倒れになる度にこのような台詞を吐いている。新展開が始まって早々にこの台詞なので、すっかり名物である。
 
:上記の劉備の台詞からも分かるように、[[三璃紗]]の人々もまた我々人類と同じく[[食べ物・料理|食事]]をする事によって命を繋がないといけないようである。
 
:上記の劉備の台詞からも分かるように、[[三璃紗]]の人々もまた我々人類と同じく[[食べ物・料理|食事]]をする事によって命を繋がないといけないようである。
 
:それにしても、彼等([[SDガンダム外伝]]に登場するMS族にも言える事であるが)は、'''飲食物をどのような方法で摂取するのだろうか?''' その光景が一番気になるところである(アニメでも握り飯などを食べるシーンはあるものの、いずれもそっぽを向いていたり口元が隠れていたりと、ぼかして描写されている)。
 
:それにしても、彼等([[SDガンダム外伝]]に登場するMS族にも言える事であるが)は、'''飲食物をどのような方法で摂取するのだろうか?''' その光景が一番気になるところである(アニメでも握り飯などを食べるシーンはあるものの、いずれもそっぽを向いていたり口元が隠れていたりと、ぼかして描写されている)。
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=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 
;「加藤機関! 貴様たちの野望もここまでだ!」
 
;「加藤機関! 貴様たちの野望もここまでだ!」
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]での対[[加藤機関]][[特殊戦闘台詞]]。
+
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』での[[加藤機関]]に対する[[特殊戦闘台詞]]。
 
;「キバ! 命を踏みにじる貴様を、俺は絶対に許さない!」
 
;「キバ! 命を踏みにじる貴様を、俺は絶対に許さない!」
:UXでの対[[キバ]]特殊戦闘台詞。自らの欲望のままに暴れるだけのキバに対し、強い敵愾心と義憤を露にする。
+
:『UX』での[[キバ]]に対する特殊戦闘台詞。自らの欲望のままに暴れるだけのキバに対し、強い敵愾心と義憤を露にする。
;劉備「お前に見えるか、この輝きが!」<br/>曹操「[[理想]]が!」<br/>呂布「[[魂]]が!」<br/>孫権「[[勇気]]が!」<br/>劉備「この身に宿る[[正義]]が! すべての意志が、天と呼ぶべきチカラを作るのだ!!」
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;劉備「お前に見えるか、この輝きが!」<br/>曹操「[[理想]]が!」<br/>呂布「[[魂]]が!」<br/>孫権「[[勇気]]が!」<br/>劉備「この身に宿る[[正義]]が! すべての意志が、天と呼ぶべきチカラを創るのだ!」
 
:「四神天玉鎧」使用時。漫画版で司馬懿に対して行った最後の攻撃の際の台詞の順番を若干変更した形で使われている。
 
:「四神天玉鎧」使用時。漫画版で司馬懿に対して行った最後の攻撃の際の台詞の順番を若干変更した形で使われている。
    
=== シナリオデモ・戦闘前会話 ===
 
=== シナリオデモ・戦闘前会話 ===
;「なぜ、そんなことを言うんだ! それでアナタは満足なのか!? 家族や仲間を捨て去ってまで得た勝利に、何の意味があるというんだ!」
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;「なぜ、そんなことを言うんだ! それでアナタは満足なのか!?」<br/>「家族や仲間を捨て去ってまで得た勝利に、何の意味があるというんだ!」
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第2部第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモより。[[フェストゥム]]への憎悪に取り憑かれて、あくまでその殲滅に固執するあまり「人としてあるべき心」をも失ってしまった[[ミツヒロ・バートランド|ミツヒロ]]に対してこう問いかけるが、ミツヒロは「私は全てのフェストゥムを消し去るだけだ」と言い残し、劉備達の言葉を振り切るように、そのまま竜宮島から立ち去ってしまう。
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:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモより。[[フェストゥム]]への憎悪に取り憑かれて、あくまでその殲滅に固執するあまり「人としてあるべき心」をも失ってしまった[[ミツヒロ・バートランド|ミツヒロ]]に対してこう問いかけるが、ミツヒロは「私は全てのフェストゥムを消し去るだけだ」と言い残し、劉備達の言葉を振り切るように、そのまま竜宮島から立ち去ってしまう。
 
;「昔、俺に正義を教えてくれた先生と、兄貴同然に世話になった人がいてさ…」<br/>孔明「共に三璃紗(ミリシャ)の明日を創るために尽力なされた、立派な方たちでした…」<br/>「世界は違うけど、想いだけでもと思って…。届くかどうかはわからないけどさ」
 
;「昔、俺に正義を教えてくれた先生と、兄貴同然に世話になった人がいてさ…」<br/>孔明「共に三璃紗(ミリシャ)の明日を創るために尽力なされた、立派な方たちでした…」<br/>「世界は違うけど、想いだけでもと思って…。届くかどうかはわからないけどさ」
 
:同話エンドデモより。盧植ジムキャノンと公孫瓉イージーエイトの為に[[灯籠流し|灯籠を流しながら]]。もっとも、[[世界観/UX|この世界の真実]]を考えると…。
 
:同話エンドデモより。盧植ジムキャノンと公孫瓉イージーエイトの為に[[灯籠流し|灯籠を流しながら]]。もっとも、[[世界観/UX|この世界の真実]]を考えると…。
 
;「孫権の気持ちも分かるけど…だけど、それでも…俺は、散っていった者たちの選択は、間違っていなかったと思う…自らを犠牲にしてでも、残った者に伝えたい志がある…その想いは、孫堅将軍や孫策将軍も同じだったんじゃないのか…?」
 
;「孫権の気持ちも分かるけど…だけど、それでも…俺は、散っていった者たちの選択は、間違っていなかったと思う…自らを犠牲にしてでも、残った者に伝えたい志がある…その想いは、孫堅将軍や孫策将軍も同じだったんじゃないのか…?」
:UX第35話終了時のシナリオデモにて、いがみ合う孫権と曹操を見かねて仲裁に入った際、孫権から「自分はどう思うんだ」と聞かれ、「曹操が正しいと思う」を選んだ際(「天に挑みし覇者」)の台詞。
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:第36話終了時のシナリオデモにて、いがみ合う孫権と曹操を見かねて仲裁に入った際、孫権から「自分はどう思うんだ」と聞かれ、「曹操が正しいと思う」を選んだ際(「天に挑みし覇者」)の台詞。
 
;「大局的なものの見方をすれば、曹操の言ってることは正論かもしれない。だけど…それでもやっぱり、誰かの命を踏み台にして掴む明日なんて俺は認めたくない…」<br/>「まして、孫堅将軍や孫策将軍の犠牲を目にしてきた孫権にとっては、なおさらだと思う」
 
;「大局的なものの見方をすれば、曹操の言ってることは正論かもしれない。だけど…それでもやっぱり、誰かの命を踏み台にして掴む明日なんて俺は認めたくない…」<br/>「まして、孫堅将軍や孫策将軍の犠牲を目にしてきた孫権にとっては、なおさらだと思う」
 
:こちらは「孫権が正しいと思う」を選んだ際(「天に挑みし勇者」)の台詞。
 
:こちらは「孫権が正しいと思う」を選んだ際(「天に挑みし勇者」)の台詞。
 
;呂布「面妖な輩とでさえ心を開き接する…。そう、まさに[[魂]]のぶつけ合いよ!」<br/> 曹操「曇りなき信念の突貫! それは[[理想]]を掲げる侠の戦い!」<br/> 孫権「たとえその道が苦難に満ちようと、俺たちの[[勇気]]で障害を振り払う!」<br/> 劉備「この対話を成し遂げることが、俺たちの[[正義]]だ! みんな、行くぞ! この刹那を駆け抜けろッ!」
 
;呂布「面妖な輩とでさえ心を開き接する…。そう、まさに[[魂]]のぶつけ合いよ!」<br/> 曹操「曇りなき信念の突貫! それは[[理想]]を掲げる侠の戦い!」<br/> 孫権「たとえその道が苦難に満ちようと、俺たちの[[勇気]]で障害を振り払う!」<br/> 劉備「この対話を成し遂げることが、俺たちの[[正義]]だ! みんな、行くぞ! この刹那を駆け抜けろッ!」
:UX第48話「来るべき対話」における[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]登場後の[[ELS]]との戦闘前会話。
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:第48話「来るべき対話」における[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]登場後の[[ELS]]との戦闘前会話。
 
;「この世に生きる民には、みんな幸せになる権利がある! それを剥奪し、己がままに振舞おうとする悪行! 天の意志の許に成敗するッ!」  
 
;「この世に生きる民には、みんな幸せになる権利がある! それを剥奪し、己がままに振舞おうとする悪行! 天の意志の許に成敗するッ!」  
:UX第49話「侵略の終焉」での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との[[戦闘前会話]]。
+
:第49話「侵略の終焉」での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との[[戦闘前会話]]。
 
:自分の栄光を掴み、野望を成就するだけに、あの手この手で[[キバの輩|同じ]][[ガラン軍兵士|人間]]の可能性を奪い取り、更には[[フェストゥム]]や[[バジュラ]]を苦しめているといった悪行三昧を平然とする卑劣漢に対して、同じ星に生きる民の為に戦う「侠」はその刃を向けた。
 
:自分の栄光を掴み、野望を成就するだけに、あの手この手で[[キバの輩|同じ]][[ガラン軍兵士|人間]]の可能性を奪い取り、更には[[フェストゥム]]や[[バジュラ]]を苦しめているといった悪行三昧を平然とする卑劣漢に対して、同じ星に生きる民の為に戦う「侠」はその刃を向けた。
;[[猛虎装孫権ガンダム|孫権]]「たとえ死が宇宙の宿命だとしても、人の意志は…! 真の志は…!」<br/>[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]「その宿命すら乗り越えるッ!」<br/>[[呂布トールギス|呂布]]「混沌に還せし、存在よ! 我らの魂の輝きを見るがいいッ!」<br/>[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]「それこそが未来を求める! 人の命の叫びッ!」<br/>劉備「散っていった者たちの志が! かつて刃を交えた侠たちの魂が! 今…正義と共に光り輝く! 俺たちは、この輝きと共に駆け抜ける! 自由に溢れる始まりの世界へ!」
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;[[猛虎装孫権ガンダム|孫権]]「たとえ死が宇宙の宿命だとしても、人の意志は…! 真の志は…!」<br/>[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]「その宿命すら乗り越えるッ!」<br/>[[呂布トールギス|呂布]]「混沌に還せし、存在よ! 我らの魂の輝きを見るがいいッ!(生存時の台詞。退場時は「混沌に還せし、存在よ!貴様の内なる魂の輝きに耳を澄ませるがいいッ!」)」<br/>[[貂蝉キュベレイ|貂蝉]]「それこそが未来を求める! 人の命の叫びッ!」<br/>劉備「散っていった者たちの志が! かつて刃を交えた侠たちの魂が! 今…正義と共に光り輝く! 俺たちは、この輝きと共に駆け抜ける! 自由に溢れる始まりの世界へ!」
:UX最終話「命の始まり」での[[カリ・ユガ]]との[[戦闘前会話]]での台詞。
+
:最終話「命の始まり」での[[カリ・ユガ]]との[[戦闘前会話]]での台詞。
 
:果てしなく広がる宇宙の片隅に生まれ、幾多の戦いと過ちを重ね、幾多の愛や絆を引き裂かれようとも、刻まれた歴史は語り継がれ、新しい生命がその道を追い駆ける。流れ流れては生まれ変わり、いつか消えゆくとしても、いつか再び巡り合う。今まさに「[[神話]]」となる伝説の『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|三国志]]』の英雄たちは、「[[正義]]」「[[理想]]」「[[勇気]]」「[[魂]]」…全ての意思を重ねて「天」と呼ぶべきチカラを生み出す。
 
:果てしなく広がる宇宙の片隅に生まれ、幾多の戦いと過ちを重ね、幾多の愛や絆を引き裂かれようとも、刻まれた歴史は語り継がれ、新しい生命がその道を追い駆ける。流れ流れては生まれ変わり、いつか消えゆくとしても、いつか再び巡り合う。今まさに「[[神話]]」となる伝説の『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|三国志]]』の英雄たちは、「[[正義]]」「[[理想]]」「[[勇気]]」「[[魂]]」…全ての意思を重ねて「天」と呼ぶべきチカラを生み出す。
 
:[[陸|大地]]を駆け、[[海|大海]]を渡り、[[空]]と[[宇宙]]をも越えて、さらに遼遠に[[夢]]を求め、出会い、戦い、交わってきた人々の生きた証も可能性。その全てに終焉をもたらさんとする「[[神]]」に挑む。永遠に止まらない時の河は誰にも止められない。そう、神にも――。
 
:[[陸|大地]]を駆け、[[海|大海]]を渡り、[[空]]と[[宇宙]]をも越えて、さらに遼遠に[[夢]]を求め、出会い、戦い、交わってきた人々の生きた証も可能性。その全てに終焉をもたらさんとする「[[神]]」に挑む。永遠に止まらない時の河は誰にも止められない。そう、神にも――。
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:初期の姿。
 
:初期の姿。
 
:;劉備ガンダム(雪山仕様)
 
:;劉備ガンダム(雪山仕様)
::外伝漫画『BBW<ruby><rb>創世記</rb><rt>ゲネシス</rt></ruby>』に登場。豪商・張世平ジムから贈られた雪山用装備<ref>張世平とは直前に偶然知り合ったばかりなのに、この雪山用装備は'''何故か劉備たちが元々着ていた鎧と同じデザインの色違い'''となっている。ただしコンパチの関係上、劉備のものだけは張世平の鎧と元々お揃いである。</ref>を身に付けた姿。演者は[[G-3ガンダム]]。
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::外伝漫画『BBW創世記』(ゲネシス)に登場。豪商・張世平ジムから贈られた雪山用装備<ref>張世平とは直前に偶然知り合ったばかりなのに、この雪山用装備は'''何故か劉備たちが元々着ていた鎧と同じデザインの色違い'''となっている。ただしコンパチの関係上、劉備のものだけは張世平の鎧と元々お揃いである。</ref>を身に付けた姿。演者は[[G-3ガンダム]]。
 
::プラモは『創世記』のコミックス1巻に付属しており、張世平ジムとのコンパチ仕様。
 
::プラモは『創世記』のコミックス1巻に付属しており、張世平ジムとのコンパチ仕様。
 
:;翔烈帝劉備ガンダム
 
:;翔烈帝劉備ガンダム
 
::アニメ化される前の覚醒形態。「龍装」のデザインは本形態の軽装状態がベースになっている。
 
::アニメ化される前の覚醒形態。「龍装」のデザインは本形態の軽装状態がベースになっている。
 
;劉邦劉備ガンダム
 
;劉邦劉備ガンダム
:ゲーム『真三璃紗大戦』に登場。古の王・劉邦の魂が劉備に宿った姿。[[∀ガンダム]]の顔を象った仮面「赤龍瞳」を装備している。
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:ゲーム『真三璃紗大戦』に登場。400年前の楚の覇王・項羽の生まれ変わりである項羽[[ターンX]]と劉備が戦った際、400年前に項羽を倒して三璃紗統一を果たした劉邦ガンダムの魂が劉備に宿った姿。[[∀ガンダム]]の顔を象った仮面「赤龍瞳」を装備している。
 
;ストライク劉備ガンダム
 
;ストライク劉備ガンダム
 
:コミックワールド版からの続編『BB戦士三国伝 LEGENDBB』での姿。演者は[[ストライクガンダム]]。
 
:コミックワールド版からの続編『BB戦士三国伝 LEGENDBB』での姿。演者は[[ストライクガンダム]]。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*劉備(161~223)は中国後漢末から三国時代の武将、蜀漢の皇帝。字は玄徳。(Wikipedia:劉備[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%89%E5%82%99] )
 
*劉備(161~223)は中国後漢末から三国時代の武将、蜀漢の皇帝。字は玄徳。(Wikipedia:劉備[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%89%E5%82%99] )
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*漢王朝の皇朝である劉氏の数多いる末裔の1人であり、今でいう北京のあたりの草履売りとして生を受ける。黄巾の乱討伐において関羽・張飛らを率いて義勇軍を結成し、以降は諸国を転々として傭兵稼業を続けていくうちに流浪の皇帝・献帝に取り入って「皇淑」と称されるようになり、紆余曲折あって最終的に「蜀漢」皇帝になるという、波乱万丈すぎる人生を送った。
 
*著者の陳寿は「度胸が大きく強い意志があり、礼儀正しく人に接し、人徳に溢れた存在であり、人物を良く見極めて、ふさわしい待遇を与えた。彼の許には優れた将が集まったもの。それらは前漢の高祖に通じ、英雄の器を備えていたといえよう」と評価するが、益州を得るまでは勢力が小さすぎたため苦戦を繰り返していた。
 
*著者の陳寿は「度胸が大きく強い意志があり、礼儀正しく人に接し、人徳に溢れた存在であり、人物を良く見極めて、ふさわしい待遇を与えた。彼の許には優れた将が集まったもの。それらは前漢の高祖に通じ、英雄の器を備えていたといえよう」と評価するが、益州を得るまでは勢力が小さすぎたため苦戦を繰り返していた。
 
**『三国志』が書かれた時代には魏が正式な国家(魏を基にした晋の統治下だったため)であったが、劉備は「先主」と呼ばれている。これは陳寿が蜀出身であったためで、一種の贔屓である。
 
**『三国志』が書かれた時代には魏が正式な国家(魏を基にした晋の統治下だったため)であったが、劉備は「先主」と呼ばれている。これは陳寿が蜀出身であったためで、一種の贔屓である。
*『正史』と『三国志演技』では人物像が異なっており、『三国志』をモチーフとして描く作品でもキャラクター描写が『演義』寄りの聖人君子か『正史』寄りの野心溢れる義侠かもはっきりと別れ、『三国伝』の劉備は『演義』寄りといえる。
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**『演義』によれば耳が非常に大きく、すらりとした長身で手は膝に届くほど長く、唇は紅を指したように赤く、顔はヒゲすら見えないほどの色白だったとされる。また、演義以降の作品では双剣を操るとされた。<del>こんなのが実在したらほとんど人間サイズにした[[ガンダム]]である。</del>
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*『正史』と『三国志演義』では人物像が異なっており、『三国志』をモチーフとして描く作品でもキャラクター描写が『演義』寄りの聖人君子か『正史』寄りの野心溢れる義侠かではっきりと別れ、『三国伝』の劉備は『演義』寄りといえる。
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**正史におけるやらかしエピソードの殆どは、『演義』では張飛を始めとした部下たちの独断などに変更されたりしている。
 
*三国伝の劉備は上記の通り影が薄いとよく言われるが、上記の通り客観的に見ると蜀漢の建国まで大勢にあまり影響を及ぼしていないのが劉備という人物であったため、見方によっては'''原作再現の結果'''とも言える。
 
*三国伝の劉備は上記の通り影が薄いとよく言われるが、上記の通り客観的に見ると蜀漢の建国まで大勢にあまり影響を及ぼしていないのが劉備という人物であったため、見方によっては'''原作再現の結果'''とも言える。
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*『SDガンダムワールド三国創傑伝』(SRW未参戦)では劉備役を[[ユニコーンガンダム]]が演じている。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『BBW』において、劉備、張飛、関羽、曹操、孫権の5人が新調した鎧は、当初キットの説明において、「天玉鎧の目覚めに呼応して進化した」という初期設定が存在する。龍装劉備ガンダムの場合は、背中のバックパックや鎧の形状から、[[フルアーマーガンダム]]に近い姿になっている。
 
*『BBW』において、劉備、張飛、関羽、曹操、孫権の5人が新調した鎧は、当初キットの説明において、「天玉鎧の目覚めに呼応して進化した」という初期設定が存在する。龍装劉備ガンダムの場合は、背中のバックパックや鎧の形状から、[[フルアーマーガンダム]]に近い姿になっている。
 
**2010年の初登場時では、漫画版や初期の劉備同様、演者は[[ガンダム]]と変わらなったが、2018年発売の『SDガンダム BB戦士三国伝 メモリアルブック』の紹介により、演者がフルアーマーガンダムに変更された。
 
**2010年の初登場時では、漫画版や初期の劉備同様、演者は[[ガンダム]]と変わらなったが、2018年発売の『SDガンダム BB戦士三国伝 メモリアルブック』の紹介により、演者がフルアーマーガンダムに変更された。
*三国伝のプラモデルは胴体パーツのランナーに武将の名前が刻印されているのだが、劉備ガンダムのキットにはここに'''「ホンタイ1」'''という謎の名前が刻まれている。これは、共通の素体パーツを複数のキットに流用させる構想があった名残である(「ホンタイ1」は本体1という意味と思われる)。しかし、結果的に共通素体が流用されたのはわずか2回に留まったため、ホンタイ1といえば劉備ガンダムの専用パーツと認識されている。
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*三国伝のプラモデルは胴体パーツのランナーに武将の名前が刻印されているのだが、劉備ガンダムのキットにはここに'''「ホンタイ1」'''という謎の名前が刻まれている。これは、共通の素体パーツを複数のキットに流用させる構想があった名残である(「ホンタイ1」は本体1という意味と思われる)。しかし、ホンタイ1に含まれている'''劉備ガンダムの顔が余ってしまう'''のが原因なのか、結果的に共通素体が流用されたのはわずか2回に留まったため、ホンタイ1といえば劉備ガンダムの専用パーツと認識されている。
 
**その事で一部ファンからは劉備に対して'''「ホンタイさん」'''という[[俗語・俗称|あだ名]]が付けられた。
 
**その事で一部ファンからは劉備に対して'''「ホンタイさん」'''という[[俗語・俗称|あだ名]]が付けられた。
 
**しかも、このあだ名はあろうことか'''公式側が逆輸入し、プラモデル公式サイトの武将紹介でネタにされた'''。
 
**しかも、このあだ名はあろうことか'''公式側が逆輸入し、プラモデル公式サイトの武将紹介でネタにされた'''。
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*劉備役の梶氏は『ダンボール戦機W』にて、'''リュウビ'''という名前のLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)を使用する少年・灰原ユウヤを演じている。もちろん、このLBXリュウビの名称は、三国志の英雄の一人である劉備に由来するものである。
 
*劉備役の梶氏は『ダンボール戦機W』にて、'''リュウビ'''という名前のLBX(手のひらサイズのホビー用小型ロボット)を使用する少年・灰原ユウヤを演じている。もちろん、このLBXリュウビの名称は、三国志の英雄の一人である劉備に由来するものである。
 
*劉備ガンダムの演者は[[ガンダム|初代ガンダム]]だが、その初代ガンダムのパイロットである[[アムロ・レイ]]を演じた古谷徹氏は、コーエーの歴史SLG『三國志』の[[ドラマCD]]シリーズや同社のPS2のSLG『決戦II』にて劉備を演じている。
 
*劉備ガンダムの演者は[[ガンダム|初代ガンダム]]だが、その初代ガンダムのパイロットである[[アムロ・レイ]]を演じた古谷徹氏は、コーエーの歴史SLG『三國志』の[[ドラマCD]]シリーズや同社のPS2のSLG『決戦II』にて劉備を演じている。
*[[SDガンダムシリーズ]]では(見た目が見た目であるためか)キャラクターの年齢については明言されないことがほとんどであり、三国伝についてもそれは同様なのだが、もし劉備ガンダムの年齢が史実の年齢と同じであるならばUXの劉備は(赤壁の戦い直後なので)'''47歳'''となり、'''同作の主人公勢の中でぶっちぎり最年長'''となる。……とはいえ原作における[[司馬懿サザビー|司馬懿]]や姜維の扱い<ref>この二人は三国伝において反董卓連合軍に参加しているが、史実通りの年齢ならばまず有り得ない(というか姜維はまだ生まれてすらいない)。</ref>を考えると、三国伝の時間推移は史実とはだいぶ異なる可能性が高いが。
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*[[SDガンダムシリーズ]]では(見た目が見た目であるためか)キャラクターの[[年齢]]については明言されないことがほとんどであり、三国伝についてもそれは同様なのだが、もし劉備ガンダムの年齢が史実の年齢と同じであるならばUXの劉備は(赤壁の戦い直後なので)'''47歳'''となり、'''同作の主人公勢の中でぶっちぎり最年長'''となる。……とはいえ原作における[[司馬懿サザビー|司馬懿]]や姜維の扱い<ref>この二人は三国伝において反董卓連合軍に参加しているが、史実通りの年齢ならばまず有り得ない(というか姜維はまだ生まれてすらいない)。</ref>を考えると、三国伝の時間推移は史実とはだいぶ異なる可能性が高いが。
    
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