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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| 読み = りゅうおうまる
 
| 読み = りゅうおうまる
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ryuounmaru]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Ryuoumaru]]<ref>[http://www.mashin-eiyuuden-wataru.net/wataru1/majin/10.html 魔神]、魔神英雄伝ワタル、2022年3月5日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|魔神英雄伝ワタル}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|魔神英雄伝ワタル}}
 
| 声優 = {{声優|玄田哲章|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|玄田哲章|SRW=Y}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|中沢数宣}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|中沢数宣}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
| SRWでの分類 = [[機体]]<br>[[サブパイロット]]
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| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[サブパイロット]]([[龍神丸]]を参照)
 
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復活の聖水で蘇った[[龍神丸]]が、空神丸の魂と融合し、[[変身]]した姿。白を基調とした機体色と黒、赤などの差し色が特徴。変身と同時にワタルのコスチュームも白い鎧を着た姿へと変化する。
 
復活の聖水で蘇った[[龍神丸]]が、空神丸の魂と融合し、[[変身]]した姿。白を基調とした機体色と黒、赤などの差し色が特徴。変身と同時にワタルのコスチュームも白い鎧を着た姿へと変化する。
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空神丸の魂が宿った事で龍神丸の弱点であった空中戦闘が可能になり、武装も大幅にパワーアップを遂げている。なお、常時この姿というわけではなく、通常は元の龍神丸の姿で、[[戦部ワタル|ワタル]]の'''「パワー全開!変身、龍王丸!!」'''のかけ声と共に変化する。2号メカとしては珍しいタイプ<ref>似たような例では[[獣神サンダーライガー]]などがある。</ref>。
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空神丸の魂が宿った事で龍神丸の弱点であった空中戦闘が可能になり、武装も大幅にパワーアップを遂げている。なお、常時この姿というわけではなく、通常は元の龍神丸の姿で、[[戦部ワタル|ワタル]]の[[正義]]が[[気力|全開した時]]に'''「パワー全開!変身、龍王丸!!」'''のかけ声と共に変化する。2号メカとしては珍しいタイプ<ref>似たような例では[[獣神サンダーライガー]]などがある。</ref>。
    
=== 鳳凰形態 ===
 
=== 鳳凰形態 ===
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦X]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}
:初登場作品。第23話「龍王咆哮」で、原作同様に龍神丸の復活に伴いパワーアップ。以後は龍神丸時にワタルの気力120以上で『変身』コマンドを選択する事で、龍王丸になる。同話での初変身時には、原作アニメから引用した変身ムービーが挿入される。
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:初登場作品。第23話「龍王咆哮」で、原作同様に龍神丸の復活に伴いパワーアップ。以後は龍神丸時にワタルの気力120以上で「変身」コマンドを選択する事で、龍王丸になる。同話での初変身時には、原作アニメから引用した変身ムービーが挿入される。
 
:サブパイロットとしては名称が変わっただけで、龍神丸時と変化はない。
 
:サブパイロットとしては名称が変わっただけで、龍神丸時と変化はない。
 
:変身コマンド使用後は、HPとENが最大まで回復する。必殺技を惜しみなく使ってから変身してよいだろう。
 
:変身コマンド使用後は、HPとENが最大まで回復する。必殺技を惜しみなく使ってから変身してよいだろう。
:最終的に味方の全武器で二位タイの攻撃力を持つ「龍王の剣」が使用可能になり、ワタルの[[救世主]]スキルも相まって高火力アタッカーとして活躍できる。
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:最終的に味方の全武器で二位タイの攻撃力を持つ「龍王の剣」が使用可能になり、ワタルの[[救世主]]スキルも相まって高火力アタッカーとして活躍できる。[[覚醒]]による「龍王の剣」の連発は反則級の威力を誇り、単体で生み出す火力としては作中トップクラス。
 
:一方で変形すれば[[飛行]]可能にはなったものの、他のパワーアップした[[魔神 (ワタル)|魔神]]と異なり、龍王丸形態では相変わらず飛べない。鳳雷波が龍神丸・龍王丸の武装で唯一の射撃属性であり、射程も3しかない為、鳳王形態では大幅にパワーダウンしてしまう。変形は無いものと割り切って[[強化パーツ]]や[[エクストラアクション|ブーストダッシュ]]で補った方が良いかもしれない。
 
:一方で変形すれば[[飛行]]可能にはなったものの、他のパワーアップした[[魔神 (ワタル)|魔神]]と異なり、龍王丸形態では相変わらず飛べない。鳳雷波が龍神丸・龍王丸の武装で唯一の射撃属性であり、射程も3しかない為、鳳王形態では大幅にパワーダウンしてしまう。変形は無いものと割り切って[[強化パーツ]]や[[エクストラアクション|ブーストダッシュ]]で補った方が良いかもしれない。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2020年2月のイベント「今ふたたびの猛烈に熱血!」より実装。大器型SSRアタッカー。
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:本作では形態ごとにユニット化されているため、他ユニットから移行はせず龍王丸形態固定。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
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:3章Part10から追加参戦。攻撃&防御タイプ。
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:本作でも運用時は基本龍王丸形態だが、SSR必殺技パーツは[[龍神丸]]のものも使用できる。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
基本的に龍神丸の技は全て使用可能だが、数段パワーアップした威力になっている。
 
基本的に龍神丸の技は全て使用可能だが、数段パワーアップした威力になっている。
 +
;[[格闘 (武器名)|格闘]]
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:『DD』で打撃属性の通常攻撃及びR必殺技として登場。飛び蹴りからのパンチ。メインアビリティは「戦闘モード」で、攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「防御力アップI」。
    
==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
 
;龍牙拳(りゅうがけん)
 
;龍牙拳(りゅうがけん)
 
:両肩の龍爪を飛ばす攻撃。
 
:両肩の龍爪を飛ばす攻撃。
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:『DD』では斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「アタッカーI」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
 
;炎龍拳(えんりゅうけん)
 
;炎龍拳(えんりゅうけん)
 
:腹部から生成された炎の塊を投げつける。
 
:腹部から生成された炎の塊を投げつける。
 
;飛龍拳(ひりゅうけん)
 
;飛龍拳(ひりゅうけん)
:胸部の2つの穴から鎖分銅を射出し、敵を拘束して投げ飛ばす。SRW未実装。
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:胸部の2つの穴から鎖分銅を射出し、敵を拘束して投げ飛ばす。龍神丸の時から数は減少しているが、1発ずつの威力は上昇している。SRW未実装。
 
;龍雷拳(りゅうらいけん)
 
;龍雷拳(りゅうらいけん)
 
:両肩の龍印から生成された雷撃を両腕に集め、放射する。
 
:両肩の龍印から生成された雷撃を両腕に集め、放射する。
 
;鳳龍剣(ほうりゅうけん)
 
;鳳龍剣(ほうりゅうけん)
 
:登龍剣に代わる新たな剣。デザイン自体は同じで、柄の色が青になっている。
 
:登龍剣に代わる新たな剣。デザイン自体は同じで、柄の色が青になっている。
 +
:『X-Ω』では通常武装に採用。
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:『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「ガッツII」で、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
 
;鞘盾(シースシールド)
 
;鞘盾(シースシールド)
 
:変身と共に装備された盾。鳳龍剣の鞘としても使用可能で、未使用時は背中に背負うことが出来る。戦闘終了後は鳳龍剣を収納するまでがパターンとなっていた。
 
:変身と共に装備された盾。鳳龍剣の鞘としても使用可能で、未使用時は背中に背負うことが出来る。戦闘終了後は鳳龍剣を収納するまでがパターンとなっていた。
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:鳳凰形態時に口から放つエネルギー弾。
 
:鳳凰形態時に口から放つエネルギー弾。
 
;鳳牙弾(ほうがだん)
 
;鳳牙弾(ほうがだん)
:鳳凰形態時に爪をワイヤー上に伸ばし、相手を拘束する。そのまま龍王丸の形態に戻って、相手を空中で振り回すことも可能。
+
:鳳凰形態時に爪をワイヤー状に伸ばし、相手を拘束する。そのまま龍王丸の形態に戻って、相手を空中で振り回したり電流を流すことも可能。
 
:『X』では必殺鳳龍剣の演出に組み込まれている。
 
:『X』では必殺鳳龍剣の演出に組み込まれている。
    
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;必殺鳳龍剣
 
;必殺鳳龍剣
:鳳龍剣を使用した必殺技。ワタルが王者の剣を抜き、剣で宙に円を描いた後、下段に構える事で龍王丸が放つ。この時、額のクリスタル部に金龍が浮かび上がり、刀身が炎に包まれる。そのまま剣を振り下ろすことで鳳凰型のエネルギー波を敵に向かって放つ(登龍剣同様にそのまま剣で両断するバージョンも存在する)。
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:鳳龍剣を使用した必殺技。ワタルが王者の剣を抜き、剣で宙に円を描いた後、下段に構える事で龍王丸が放つ。この時、額のクリスタル部に金龍が浮かび上がり、刀身が炎に包まれる。そのまま剣を振り下ろすことで鳳凰型のエネルギー波を敵に向かって放つ(鳳凰型のエネルギー波を放ったと思いきや次のシーンでは巨大な光の剣で両断している場合もある)。また、登龍剣同様に敵を両断するタイプや、敵を斬り抜ける形で使用したこともある。
 
:数々の強敵を倒した文字通りの必殺技だったが、パワー全開で放っても[[暗黒龍]]相手には全く歯が立たなかった。
 
:数々の強敵を倒した文字通りの必殺技だったが、パワー全開で放っても[[暗黒龍]]相手には全く歯が立たなかった。
 
:『X』では変化鳳凰→鳳牙弾で相手を空中に放り投げる→変化龍王、の流れを経て使用する。[[トドメ演出|止めを刺せた場合]]は、アニメ同様鞘盾に鳳龍剣を納める演出がある。
 
:『X』では変化鳳凰→鳳牙弾で相手を空中に放り投げる→変化龍王、の流れを経て使用する。[[トドメ演出|止めを刺せた場合]]は、アニメ同様鞘盾に鳳龍剣を納める演出がある。
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:『X-Ω』では必殺スキルに採用。
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:『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。今回は変化鳳凰はなしでシンプルに必殺鳳龍剣のみ。納刀シーンも引き続き再現されている。メインアビリティは「勾玉(龍王丸)」で、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・防御力が増加する。Sサイズ以下の敵ユニットとの戦闘時、攻撃力・防御力が増加する。気力が130以上のとき、必殺鳳龍剣の必殺技威力が増加し、一定の確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。戦闘時の命中ユニットのサイズ差による与ダメージ減少効果を無効化し、出撃後1度だけ、ステージ開始時「加速」がかかる。必殺鳳龍剣命中時、自分に「覚醒」を発動する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
 
;鳳龍氷河剣(ほうりゅうひょうがけん)
 
;鳳龍氷河剣(ほうりゅうひょうがけん)
 
:初登場時に使用した技。鳳龍剣の斬撃で受け止めた火炎を一瞬で凍らせた。SRW未実装。
 
:初登場時に使用した技。鳳龍剣の斬撃で受け止めた火炎を一瞬で凍らせた。SRW未実装。
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=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
;クワトロ・アロー<ref>名称は『月刊コロコロコミック 1989年3月号』の企画「ワタル新聞2号」より。</ref>
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;クワトロ・アロー<ref>名称は『月刊コロコロコミック 1989年3月号』の企画「ワタル新聞2号」より。</ref>
 
:龍王丸、[[戦王丸]]、[[幻王丸]]、[[空王丸]]の魔神4体が一直線に並び、心を合わせることにより、光の矢となって突撃する技。龍王丸は鳳凰形態で先頭に並ぶ。
 
:龍王丸、[[戦王丸]]、[[幻王丸]]、[[空王丸]]の魔神4体が一直線に並び、心を合わせることにより、光の矢となって突撃する技。龍王丸は鳳凰形態で先頭に並ぶ。
:ドアクダーの魔王の剣を弾き飛ばすが、[[暗黒龍]]には通用しなかった。
+
:ドアクダーの魔王の剣を弾き飛ばすが、[[暗黒龍]]には通用しなかった。SRW未登場。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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;[[オールキャンセラー]]
 
;[[オールキャンセラー]]
 
:第48話以降に、対精神攻撃が強化されこちらになる。
 
:第48話以降に、対精神攻撃が強化されこちらになる。
 +
;パワー全開、空神丸の魂、生まれ変わった魔神、王者の剣
 +
:『X-Ω』のアビリティ。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[陸]]
 
;[[陸]]
:飛行可能となるのは変化後の鳳凰形態のみで、龍王丸自体は飛行不能。
+
:龍王丸形態。他の強化後の丸魔神と違い、変形しないと飛行不可。
 +
;[[空]]
 +
:鳳凰形態。[[飛行]]可能。
    
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;龍神丸の最大[[精神ポイント|SP]]+20、全ての武器の射程+1
 
;龍神丸の最大[[精神ポイント|SP]]+20、全ての武器の射程+1
:龍神丸の頃と同一の内容。
+
:『X』。龍神丸の頃と同一の内容。
 
  −
== パイロットステータス ==
  −
=== [[精神コマンド]] ===
  −
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
  −
:'''[[加速]]、[[先見]]、[[応援]]、[[気迫]]、[[絆]]、[[覚醒]]'''
  −
:こちらも龍神丸の頃と同一の内容。
      
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*龍神丸から龍王丸の名前の変化の由来は「仏法を守護する八龍神の王を指す存在であるから」とのこと。
+
*龍神丸から龍王丸の名前の変化の由来は広井王子氏曰く「仏法を守護する八龍神の王を指す存在であるから」とのこと<ref>新紀元社『魔神英雄伝ワタル 創世伝記』72頁。</ref>。
 
*一般的に鳳凰は鳳が雄、凰が雌を指すというのが説として指示されているため、雌である空神丸の魂を持つ本機の武装等は凰の方を用いるのが正しいようにも思えるが(厳密には龍に性別はないとは言われるが)男性的な意識を持つ龍神丸の魂と一つになっていることを鑑みれば鳳を用いているのも間違いとは言えない。
 
*一般的に鳳凰は鳳が雄、凰が雌を指すというのが説として指示されているため、雌である空神丸の魂を持つ本機の武装等は凰の方を用いるのが正しいようにも思えるが(厳密には龍に性別はないとは言われるが)男性的な意識を持つ龍神丸の魂と一つになっていることを鑑みれば鳳を用いているのも間違いとは言えない。
  
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