差分

1,937 バイト追加 、 2014年10月5日 (日) 01:56
編集の要約なし
3行目: 3行目:  
== 『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』のラ・ギアス製魔装機 ==
 
== 『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』のラ・ギアス製魔装機 ==
 
「ラングランを[[グランゾン|魔神]]が襲う」「魔神には魔神をもってしか対抗できない」という王室アカデミーの予言と進言を受け取った[[神聖ラングラン王国]]が、その対抗策として建造した人型機動兵器の総称。練金術と科学技術の結晶ともいえるもので、各機体は風・炎・水・大地いずれかの精霊と契約を結び、その守護を受ける。装甲には[[オリハルコニウム]]、メイン動力にフルカネルリ式永久機関、動力変換機に[[プラーナコンバーター]]を採用。コンバーターの動力変換で、人間が搭乗した魔装機の外装部は常に[[バリア]]に酷似した力場で覆われるようになり、特に耐久力と防御力の2点が飛躍的に向上する。本編の戦闘アニメーションで攻撃を被弾した操者が「シールドレベル○○(30-70)%低下」と報告する場面、操者のPN数値によって機体HPや装甲値がアップする[[魔装機神シリーズ]]のゲームシステムなどは、この設定を表現したもの。魔装機を操る上で、魔術の腕前だけではなく「[[プラーナ]]」を重要視するのはこれらと無縁でない。
 
「ラングランを[[グランゾン|魔神]]が襲う」「魔神には魔神をもってしか対抗できない」という王室アカデミーの予言と進言を受け取った[[神聖ラングラン王国]]が、その対抗策として建造した人型機動兵器の総称。練金術と科学技術の結晶ともいえるもので、各機体は風・炎・水・大地いずれかの精霊と契約を結び、その守護を受ける。装甲には[[オリハルコニウム]]、メイン動力にフルカネルリ式永久機関、動力変換機に[[プラーナコンバーター]]を採用。コンバーターの動力変換で、人間が搭乗した魔装機の外装部は常に[[バリア]]に酷似した力場で覆われるようになり、特に耐久力と防御力の2点が飛躍的に向上する。本編の戦闘アニメーションで攻撃を被弾した操者が「シールドレベル○○(30-70)%低下」と報告する場面、操者のPN数値によって機体HPや装甲値がアップする[[魔装機神シリーズ]]のゲームシステムなどは、この設定を表現したもの。魔装機を操る上で、魔術の腕前だけではなく「[[プラーナ]]」を重要視するのはこれらと無縁でない。
 +
フルカネルリ式永久機関やプラーナ関連機関は厳密には精霊と関係無く独立した機関であるが、魔装機は精霊の加護を受けることを前提に作られているためか、精霊との親和性の無いパイロットが乗ると性能を殆ど発揮できない(ROEで一時戦いに迷いが生じ、サイフィスからの加護を失ったマサキが乗るサイバスターは動かす事すらできなくなっていた)。
    
ラングラン王国が開発を行い、精霊との契約に成功した16体の魔装機は「'''正魔装機'''」(あるいはオリジナル魔装機)と呼称され、16体のうち高位の精霊と契約した4体の正魔装機は「'''[[魔装機神]]'''」と呼称される。その他、[[ノルス]]のように精霊と契約しながらも正魔装機として扱われない機体もあり、予備機として正式採用されなかったBクラス魔装機も何体か存在する。多くの魔装機を開発しながら、枠を16と制限した理由については、[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~|ラジオ]]内の説明で補足された。曰く、「ラ・ギアスでは4の数字が重要な意味を持っている。当時のラングラン政府は、縁起を担ぐ意味合いで『4を2乗にした16』という数字を選択した」らしい。魔装機神が4体なのもそのためであるらしいが、ガルガードと呼ばれる炎系魔装機で高位精霊降臨に期待(挑戦)しているので、実際には5体目の魔装機神の完成に失敗したことで、きりのよい神聖な数字(4と16)にまとめてしまおうとした、と推測を働かせる余地はある。
 
ラングラン王国が開発を行い、精霊との契約に成功した16体の魔装機は「'''正魔装機'''」(あるいはオリジナル魔装機)と呼称され、16体のうち高位の精霊と契約した4体の正魔装機は「'''[[魔装機神]]'''」と呼称される。その他、[[ノルス]]のように精霊と契約しながらも正魔装機として扱われない機体もあり、予備機として正式採用されなかったBクラス魔装機も何体か存在する。多くの魔装機を開発しながら、枠を16と制限した理由については、[[熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~|ラジオ]]内の説明で補足された。曰く、「ラ・ギアスでは4の数字が重要な意味を持っている。当時のラングラン政府は、縁起を担ぐ意味合いで『4を2乗にした16』という数字を選択した」らしい。魔装機神が4体なのもそのためであるらしいが、ガルガードと呼ばれる炎系魔装機で高位精霊降臨に期待(挑戦)しているので、実際には5体目の魔装機神の完成に失敗したことで、きりのよい神聖な数字(4と16)にまとめてしまおうとした、と推測を働かせる余地はある。
   −
魔術的機構を搭載しているためか、操者の得意魔術や得物(剣・槍・鎌・斧・刀)に魔術を上乗せして放つ技をトレースして使用する事が可能(どの程度再現できるかは機体自体の機能や性能に左右される面もあるため必ずしも100%ではない)。腕の立つパイロット(操者)ほど、搭載された内蔵火器をそのまま使用せずに応用する。
+
魔術的機構を搭載しているためか、操者の得意魔術や得物(剣・槍・鎌・斧・刀)に魔術を上乗せして放つ技をトレースして使用する事が可能(どの程度再現できるかは機体自体の機能や性能に左右される面もあるため必ずしも100%ではない)。腕の立つパイロット(操者)ほど、搭載された内蔵火器をそのまま使用せずに応用する。また、モーションパターンや攻撃プログラムを事前に組んでおくことで、ある程度汎用的に高度な連携攻撃などを使用できる。前者の操者個々人の技量に由来するアレンジはアンティラス隊のパイロットが主に使用し(所謂必殺技)、逆に後者の攻撃プログラムによる攻撃は敵側の量産機が多用する。恐らく、殆どの機体が各操者の専用機であり個々人に合わせた調整のしやすいアンティラス隊と、兵器としての量産性等を考慮した他国との違いもあるのだと思われる(メタ的にいえば製作労力の問題だろうが)。
    
その後、ラングランの魔装機計画を国家の脅威と感じた他国でも、同様の兵器が開発された。激化する各国の魔装機開発を前にした「[[アンティラス隊]]」もまた、16という聖なる数字に拘らなくなっている。
 
その後、ラングランの魔装機計画を国家の脅威と感じた他国でも、同様の兵器が開発された。激化する各国の魔装機開発を前にした「[[アンティラス隊]]」もまた、16という聖なる数字に拘らなくなっている。
17行目: 18行目:  
:『COE』にて、[[カドゥム・ハーカーム]]撃破のために[[サイバスター]]を通じて全ての力を使用したため、負の力との相殺で'''アストラル界ごと存在が消滅'''。結果、魔装機神を含む全ての魔装機は精霊の力を失い、ただの機械兵器と化している。
 
:『COE』にて、[[カドゥム・ハーカーム]]撃破のために[[サイバスター]]を通じて全ての力を使用したため、負の力との相殺で'''アストラル界ごと存在が消滅'''。結果、魔装機神を含む全ての魔装機は精霊の力を失い、ただの機械兵器と化している。
 
;操者
 
;操者
:魔装機のパイロットの呼び方。魔装機の操縦にはプラーナ量や精霊との相性及び操者の技術が密接に関係しているため、人工知能などでの代用が出来ず非常に重要な存在となっている。同一の機体であっても操者が違えば全く別物と言っていいほどに引き出せる性能に差が出ることもある。プラーナ量や精霊との相性が重要視される関係上、必ずしも訓練された軍人だけが高い適性を持つとは限らず、操者を期待されて召還された地上人には軍事と無関係な一般人も多い。
+
:魔装機のパイロットの呼び方。魔装機の操縦にはプラーナ量や精霊との相性及び操者の技術が密接に関係しているため、人工知能などでの代用が出来ず非常に重要な存在となっている。同一の機体であっても操者が違えば全く別物と言っていいほどに引き出せる性能に差が出ることもある。プラーナ量や精霊との相性が重要視される関係上、必ずしも訓練された軍人だけが高い適性を持つとは限らず、操者を期待されて召還された地上人には軍事と無関係な一般人も多い。また、ヴァルシオーネRやレイブレード、ヴァルシオーガといった魔装機の技術を流用しているが厳密には魔装機で無い機体のパイロットも一纏めに操者扱いされるため、ラ・ギアスにおける機動兵器パイロットの総称的意味合いでもある。
 
;脱出装置
 
;脱出装置
 
:外観は地上のPT(MS)同様、球体。いずれの国が開発した魔装機であっても脱出装置は非常に優秀と設定で組まれている。魔装機を乗りこなせるほど高いプラーナを持ったパイロットの絶対数が限られているためらしい。ただ、新展開をみせた本編で、生粋のラ・ギアス人であっても簡単に魔装機を乗りこなせるようにするための研究(プラーナ補助技術)が進行中であるため、この前提がいつの日か崩れる可能性は存在する。
 
:外観は地上のPT(MS)同様、球体。いずれの国が開発した魔装機であっても脱出装置は非常に優秀と設定で組まれている。魔装機を乗りこなせるほど高いプラーナを持ったパイロットの絶対数が限られているためらしい。ただ、新展開をみせた本編で、生粋のラ・ギアス人であっても簡単に魔装機を乗りこなせるようにするための研究(プラーナ補助技術)が進行中であるため、この前提がいつの日か崩れる可能性は存在する。
28行目: 29行目:     
=== Aクラス魔装機 ===
 
=== Aクラス魔装機 ===
高位精霊降臨に成功した魔装機のことを指す。機体自身が明確な意思を持つに到り、機械とは言い切れない存在へと昇華したものたちである。ラングランが開発した4体のAクラスは特別視されており、[[魔装機神]]と呼称される。[[エリアル王国]]が新たなAクラス魔装機の開発(しかも複数)に成功しつつあるといわれているが…。ちなみにゲーム中では高位クラスの機体が魔装機神以外にも出てくるが、出力を増強する事で低位クラスの能力を高位クラスにまで引き上げているだけであり(フル改造ボーナスで自軍の機体も強化できるが)、実際に高位精霊と契約している魔装機は魔装機神のみ。
+
高位精霊降臨に成功した魔装機のことを指す。機体自身が明確な意思を持つに到り、機械とは言い切れない存在へと昇華したものたちである。ラングランが開発した4体のAクラスは特別視されており、[[魔装機神]]と呼称される。[[エリアル王国]]が新たなAクラス魔装機の開発(しかも複数)に成功しつつあるといわれており、COEにおける混乱では大活躍した……らしいのだが、プレイヤーには伝聞でしか伝わっていない。ちなみにゲーム中では高位クラスの機体が魔装機神以外にも出てくるが、出力を増強する事で低位クラスの能力を高位クラスにまで引き上げているだけであり(フル改造ボーナスで自軍の機体も強化できる)、実際に高位精霊と契約している魔装機は魔装機神とゼルヴォイドのみ。
    
;[[グランヴェール]] / [[サイバスター]] / [[ザムジード]] / [[ガッデス]]  
 
;[[グランヴェール]] / [[サイバスター]] / [[ザムジード]] / [[ガッデス]]  
 
:ラ・ギアス最強と誉れの高い、炎・風・大地・水の魔装機神。世代としては第二世代に分類される。彼らが[[精霊憑依|ポゼッション]]したときの力は既存の魔装機の常識を覆すという。
 
:ラ・ギアス最強と誉れの高い、炎・風・大地・水の魔装機神。世代としては第二世代に分類される。彼らが[[精霊憑依|ポゼッション]]したときの力は既存の魔装機の常識を覆すという。
 
;[[ゼルヴォイド]]
 
;[[ゼルヴォイド]]
:无(無)の高位精霊「ゼルヴ」と契約を交わした最古の魔装機。千年以上前に開発された。操者の[[エラン・ゼノサキス]]はこの機体を真の魔装機神と定義しており、【魔装機帝】と呼ぶ。
+
:无(無)の高位精霊「ゼルヴ」と契約を交わした最古の魔装機。千年以上前に開発された。操者の[[エラン・ゼノサキス]]はこの機体を真の魔装機神と定義しており、【魔装機帝】と呼ぶ。魔装機神と遜色ない超高性能機であるが、建造された時代においては敵対勢力の強大さと対抗戦術の内容から大量に量産されていた。
    
=== 第三世代魔装機 ===
 
=== 第三世代魔装機 ===
54行目: 55行目:  
::大地系魔装機[[フェンター]]の後継機。設計は[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当。「[[シュテドニアス南北戦争]]」勃発時に正魔装機に昇格。フェンターは廃棄された。
 
::大地系魔装機[[フェンター]]の後継機。設計は[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当。「[[シュテドニアス南北戦争]]」勃発時に正魔装機に昇格。フェンターは廃棄された。
 
:;[[レオゲイラ]]
 
:;[[レオゲイラ]]
::炎系魔装機[[ジェイファー]]の後継(予備)機。前線で運用されてはいるものの、正魔装機としては採用されていない。設計は[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当した。
+
::炎系魔装機[[ジェイファー]]の後継(予備)機。前線で運用されてはいるものの、正魔装機としては採用されていない。設計は[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当した。POJにおいて火力不足解消の為に改修された。
 
:;[[ギオリアス]]
 
:;[[ギオリアス]]
 
::戦闘用魔装機として開発された、風系魔装機[[ギオラスト]]の後継機。正魔装機として扱われているのかは不明(ギオラストは前線から退いた)。
 
::戦闘用魔装機として開発された、風系魔装機[[ギオラスト]]の後継機。正魔装機として扱われているのかは不明(ギオラストは前線から退いた)。
60行目: 61行目:  
::最新の設計で開発された風系魔装機[[ジャオーム]]の後継機。ジャオームが現役稼働中であるため、おそらく正魔装機としては扱われていない。
 
::最新の設計で開発された風系魔装機[[ジャオーム]]の後継機。ジャオームが現役稼働中であるため、おそらく正魔装機としては扱われていない。
 
:;[[ネーゼリア]]
 
:;[[ネーゼリア]]
::機体各部の設計を見直した大地系魔装機[[イスマイル]]の後継機。設計は[[テューディ・ラスム・イクナート]]及び[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当。イスマイル自体が「魔装機計画」後の「17番目」の機体であり、本機も極秘で建造された魔装機である。
+
::機体各部の設計を見直した大地系魔装機[[イスマイル]]の後継機。設計は[[テューディ・ラスム・イクナート]]及び[[ウェンディ・ラスム・イクナート]]が担当。イスマイル自体が「魔装機計画」後の「17番目」の機体であり、本機も極秘で建造された魔装機である。出力増強が施されているため高位クラスの力を持つ。
 
;[[バフォーム]]
 
;[[バフォーム]]
 
:シュテドニアス製魔装機。量産機だが、優秀な出力の高さを見せたためCクラスではなくBクラスにカテゴライズされている。生産性に難を抱えているため主力機の選から漏れた。
 
:シュテドニアス製魔装機。量産機だが、優秀な出力の高さを見せたためCクラスではなくBクラスにカテゴライズされている。生産性に難を抱えているため主力機の選から漏れた。
匿名利用者