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2,859 バイト追加 、 2024年3月21日 (木)
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作品によって、[[精神コマンド]]版と[[特殊技能]]版に分かれている。
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'''闘志'''は、[[精神コマンド]]および[[特殊技能]]のひとつ。
    
== 精神コマンド ==
 
== 精神コマンド ==
1ターンの間、自分の攻撃が命中すると全て[[クリティカル]]になる[[精神コマンド]][[熱血]][[魂]]とは重複しない。
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1ターンの間、自分の攻撃が命中すると全て[[クリティカル]]になる[[精神コマンド]]。その性質上、[[熱血]][[魂]]とは重複しない。初出は『[[スーパーロボット大戦J]]』。
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[[士気]]と違って効果が1ターンで、消費SPも少ないので使いやすい。[[集中]]や、[[鉄壁]]+[[必中]]と組み合わせて敵陣に放り込んだり、[[援護攻撃]]で確実にクリティカルを狙ったりする時に使うのが良い。[[OGシリーズ]]では[[換装武器]]で[[射程]]の長い[[武器]]を装備させる事が可能なので、かなり使い勝手が良い。ただし、ツイン精神コマンドである点と、2機で攻撃を行えるゆえに「撃墜したくない敵」まで撃墜してしまわぬように注意が必要。
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[[士気]]と異なり効果が1ターンで、消費[[精神ポイント|SP]]も少ないので使いやすい。[[集中]]や、[[鉄壁]]+[[必中]]と組み合わせて敵陣に放り込んだり、[[援護攻撃]]で確実にクリティカルを狙ったりする時に使うのが良い。[[OGシリーズ]]では[[換装武器]]で[[射程]]の長い[[武器]]を装備させる事が可能なので、かなり使い勝手が良い。ただし、ツイン精神コマンドである点と、2機で攻撃を行えるゆえに「撃墜したくない敵」まで撃墜してしまわないように注意が必要。
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「クリティカルにする」という特性ゆえ、周回を重ねて[[技量]]を養成すると使用されることは無くなるが、技量よりは格闘や射撃を上げる方が優先される為、よほど周回を重ねてPPが溜まっていない限りは、役に立たなくなるような事は無いと思われる。
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「クリティカルにする」という特性ゆえ、周回を重ねて[[技量]]を養成すると使用されることは無くなるが、技量よりは[[格闘 (能力)|格闘]]や[[射撃 (能力)|射撃]]を上げる方が優先される為、よほど周回を重ねて[[パイロットポイント|PP]]が溜まっていない限りは、役に立たなくなるような事は無いと思われる。
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[[無限のフロンティアシリーズ]]では3ターン自分のCRTを+20%(『EXCEED』では+15)し、クリティカルの発生率を上昇させる。本作でもやはり、熱血や魂との重複効果はない。
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[[無限のフロンティアシリーズ]]では3ターン自分のCRTを+20%(『EXCEED』では+15)し、クリティカルの発生率を上昇させる。他シリーズと同様に熱血や魂との重複効果はない。
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確率によるクリティカルが発生しない[[ツメスパロボ]]においては、本コマンド(および[[理想]])がクリティカルを発生させる唯一の手段となる。
 
=== 登場作品 ===
 
=== 登場作品 ===
 
==== [[Zシリーズ]] ====
 
==== [[Zシリーズ]] ====
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]
:王道シリーズでは初採用。[[熱血]]等と同様に、効果が「コマンド使用後に一度だけ」へ変更されている。
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:王道シリーズでは初採用。[[熱血]]等と同様に、効果が「コマンド使用後に一度だけ」へ変更されている。結果的に弱体化したが、そうでないと[[ECS]]の闘志効果はほとんどのシナリオで無駄になっていたと思われる。
:タッグ単位で効果消費されるため、メインユニットに熱血・魂のコマンドがかかっている場合は効果が無いまま消費される点に注意。ちなみに『天獄篇』では'''援護攻撃には効果がない'''のに注意。
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:タッグ単位で効果消費されるため、メインユニットに熱血・魂のコマンドがかかっている場合は効果が無いまま消費される点に注意。なお『天獄篇』では援護攻撃には効果がない点にも注意。
    
==== 携帯機シリーズ ====
 
==== 携帯機シリーズ ====
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:消費SPは30。
 
:消費SPは30。
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:消費SPは35。『[[OGS]]』のようにパートナーにも効果がある。熱血の習得が総じて遅い本作では重要な精神コマンド。
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:消費SPは35。『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]』のようにパートナーにも効果がある。熱血の習得が総じて遅くなっている本作以降の携帯機シリーズでは重要な精神コマンド。
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:消費SPは30。『L』同様パートナーにも効果がある。また上位版として[[理想]]が登場。
 
:消費SPは30。『L』同様パートナーにも効果がある。また上位版として[[理想]]が登場。
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:消費SPは30。パートナーにも効果があるのは『UX』までと同じだが、理想はなくなりその分習得者が増えている。
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:消費SPは30。パートナーにも効果があるのは『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』までと同じだが、理想の廃止に伴い習得者が増えている。
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==== 単独作品 ====
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:ゲームシステムが大きく異なるため、効果も相応に変更。長時間、攻撃力小アップ。VSモードでは2ターン、クリティカル率100%アップ(再使用まで4ターン)。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:クリティカルが存在しないので大きく変更された。使用可能回数1回。1アクションの間、攻撃力が20%増加し、ブレイクゲージ減少量が2倍になる。
    
==== OGシリーズ ====
 
==== OGシリーズ ====
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=== 主な使用者 ===
 
=== 主な使用者 ===
 
;[[兜甲児]] / [[剣鉄也]]
 
;[[兜甲児]] / [[剣鉄也]]
:[[マジンパワー]]と重複するので効果が高い。
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:[[マジンパワー]]とも重複するので効果が高い。
 
;[[司馬亮]]
 
;[[司馬亮]]
:『J』で覚える。[[野生化]]と重複するので効果が高い。断空光牙剣は威力が高く、[[射程]]1~8なので、[[藤原忍|忍]]に[[スキルパーツ]]をつけて回数を増やせば、[[ファイナルダンクーガ]]は[[援護攻撃]]の鬼と化す。
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:『J』で習得。[[野生化]]とも重複するので効果が高い。断空光牙剣は威力が高く、[[射程]]1~8なので、[[藤原忍|忍]]に[[スキルパーツ]]をつけて回数を増やせば、[[ファイナルダンクーガ]]は[[援護攻撃]]の鬼と化す。
 
;[[獅子王凱]]
 
;[[獅子王凱]]
:唯一[[勇気]]に含まれていないコマンドとして覚えるが、彼の場合[[勇者]]スキルの存在もあって素でクリティカルを出しやすいため、死に精神になりがち(特に『BX』では機体のボーナスにもCRT補正+があるので尚更)。
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:唯一[[勇気]]に含まれていないコマンドとして覚えるが、彼の場合[[勇者]]スキルの存在もあって素でクリティカルを出しやすいため、死に精神になりがち(特に『BX』では機体のボーナスにもCRT補正+があるので尚更)。一応スキル等が育ちきっていない序盤で使うなり、『BX』に関してはクリティカルを出しにくいユニットとPUを組むなりすれば利用価値も出る。
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;[[ワイリーナンバーズ]]
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:『X-Ω』での参戦時、該当する全ユニットが共通して習得している。
 
;[[リューネ・ゾルダーク]]
 
;[[リューネ・ゾルダーク]]
 
:連携攻撃と援護攻撃を強化するエースボーナスとの相性が素晴らしく、クロスマッシャー等の援護砲台になってくれる。
 
:連携攻撃と援護攻撃を強化するエースボーナスとの相性が素晴らしく、クロスマッシャー等の援護砲台になってくれる。
 
;[[フェステニア・ミューズ]]
 
;[[フェステニア・ミューズ]]
:OGMDでは唯一、ソロで闘志を使えるキャラクター。カルヴィナのツイン精神「[[連撃]]」との相性が良好。
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:『OGMD』では唯一、ソロで闘志を使えるキャラクター。[[カルヴィナ・クーランジュ|カルヴィナ]]のツイン精神である[[連撃]]との相性が良好。ソロ故の使用上の注意点は後述のエースボーナス組を参照のこと。
 
;[[カズマ・アーディガン]]
 
;[[カズマ・アーディガン]]
 
:
 
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;[[アハマド・ハムディ]]
 
;[[アハマド・ハムディ]]
 
:味方として使える『OGDP』にて。要気力130以上。これを習得出来たのなら、後々素晴らしい[[換装武器]]が手に入ることだろう。なお『第2次OG』での敵対時はツイン精神扱いである。
 
:味方として使える『OGDP』にて。要気力130以上。これを習得出来たのなら、後々素晴らしい[[換装武器]]が手に入ることだろう。なお『第2次OG』での敵対時はツイン精神扱いである。
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;[[ジュア=ム・ダルービ]]
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:マップ上に特定のキャラがいると毎ターンかかるという形になっており、発狂前はアル=ヴァン(ただし習得することはない)、発狂後はカルヴィナが対象となっている。前者は上司が見ている場だからこそ奮戦するということだろうが、後者はもはや[[逆恨み]]以外の何者でもない。
    
=== 同じ効果を含む要素 ===
 
=== 同じ効果を含む要素 ===
 
ほとんどが『無限のフロンティア』のみで効果を発揮する。
 
ほとんどが『無限のフロンティア』のみで効果を発揮する。
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;[[統率]]
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:『IMPACT』や『MX』では所持者の攻撃に援護攻撃が加わると同時攻撃となり、両者の攻撃が100%クリティカルになる。熱血や魂とも併用可。
 
;[[士気]]
 
;[[士気]]
 
:『第3次α』では1回だけ小隊全体に有効。『無限のフロンティア』では、全体に闘志をかける。
 
:『第3次α』では1回だけ小隊全体に有効。『無限のフロンティア』では、全体に闘志をかける。
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:効果は違うが、1ターンの間ダメージ補正がかかるという点において、近い特性を持っているといえる。ただし、激闘の方が効果が優秀な分だけ消費SPも高い。
 
:効果は違うが、1ターンの間ダメージ補正がかかるという点において、近い特性を持っているといえる。ただし、激闘の方が効果が優秀な分だけ消費SPも高い。
 
;[[理想]]
 
;[[理想]]
:自機と隣接する味方機に「闘志」の効果。
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:自機と隣接する味方機に闘志の効果。
 
;[[ガンファイト]](無限のフロンティアシリーズのみ)
 
;[[ガンファイト]](無限のフロンティアシリーズのみ)
:同作では、戦闘中に常時10%の確率で闘志がかかる[[特殊技能]]となっており、射撃攻撃とは無関係。[[ハーケン・ブロウニング]](1作目・EXCEED)と[[錫華姫]](1作目のみ)、[[ネージュ・ハウゼン]](EXCEEDのみ)が修得。
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:同作では、戦闘中に常時10%の確率で闘志がかかる[[特殊技能]]となっており、射撃攻撃とは無関係。[[ハーケン・ブロウニング]](1作目・『EXCEED』)と[[錫華姫]](1作目のみ)、[[ネージュ・ハウゼン]](『EXCEED』のみ)が修得。
 
;ヘブントラッカー
 
;ヘブントラッカー
 
:[[T-elos]]の支援効果。セットしたキャラに毎ターン20%の確率で発生。
 
:[[T-elos]]の支援効果。セットしたキャラに毎ターン20%の確率で発生。
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;[[連携攻撃|連携攻撃/サポートアタック]]
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:[[援護攻撃]]限定ではあるが、必ずクリティカルが発生するようになる特殊スキル(OGシリーズのみクリティカルではなく、援護攻撃のダメージ減少の相殺)。
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;[[エクストラアクション]](スマッシュヒット)
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:『V』『X』『T』『30』のシステム。ExC(エクストラカウント)を3(『30』では4)消費して、1ターンの間すべての攻撃をクリティカルにする。熱血・魂と重複可。闘志の代わりという位置づけでこれらでは闘志は不採用となっている。
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== 特殊技能 / 特殊スキル ==
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== 特殊技能 ==
 
『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』に登場。
 
『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』に登場。
;被弾すると[[気力]]+2
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:他作品で言うところの「[[気力+ (ダメージ)]]」と全く同じ効果である。性質上、ダメージを避ける事が前提の機体では全くの無意味となる。
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「被弾すると[[気力]]+2」という効果で、他作品で言うところの「[[気力+ (ダメージ)]]」と同じ。性質上、ダメージを避ける事が前提の機体では全くの無意味となる。
    
=== 主な所持パイロット ===
 
=== 主な所持パイロット ===
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