差分
→TVシリーズ
== ストーリー ==
== ストーリー ==
宇宙進出を経てもなお超大国同士のにらみ合いが続いていた西暦1996年、宇宙体験のため火星を訪れたコズミック・カルチャー・クラブの一団は突如として異星の機動兵器・SPTの交戦に巻き込まれる。火星の地が焦土と化す中、一団は1機のSPTに窮地を救われる。その蒼きSPT・レイズナーを駆る少年は一団の前に素顔を明かしこう告げた。
「'''僕の名はエイジ、地球は狙われている……!'''」
「'''僕の名はエイジ、地球は狙われている……!'''」
=== [[SPT]] ===
=== [[SPT]] ===
[[レイズナー]]各機は[[V-MAX]]発動状態を別機体として区別する場合もある([[新]]など)。
[[レイズナー]]各機は[[V-MAX]]発動状態を別機体として区別する場合もある([[新スーパーロボット大戦|新]]など)。
;[[レイズナー]]
;[[レイズナー]]
:グラドス軍の開発した試作機でエイジが奪取して以後、使用する事になる。機体にはグラドス創生の秘密が隠されていた。
:グラドス軍の開発した試作機でエイジが奪取して以後、使用する事になる。機体にはグラドス創生の秘密が隠されていた。
;[[強化型レイズナー]]
;[[ニューレイズナー]](強化型レイズナー)
:第2部でル・カインによってレイズナーが大破した後、地球側が復元した機体にレイズナーのデータを移し変えた。
:第2部でル・カインによってレイズナーが大破した後、地球側が復元した機体にレイズナーのデータを移し変えた。
;[[ベイブル]]
;[[ベイブル]]
:エイジがレイズナーとともに持ち出した試作型SPT。近接型でデビッドが搭乗。
:エイジがレイズナーとともに持ち出した試作型SPT。近接型でデビッドが搭乗。
;[[ガッシュラン]]
;[[ガッシュラン]]
:死鬼隊の一人であるマンジェロが搭乗した専用機。途中で不完全ながらも[[V-MAX]]を搭載する。
:死鬼隊の一人であるマンジェロが搭乗した専用機。途中で不完全ながらも[[V-MAX]]を搭載する。
;[[レイズナーMk-II]]
:本編未登場。[[変形]]可能。レイズナーの後継機という位置づけだが分類上はマルチフォームに属する。
=== [[TS]]([[テラー・ストライカー]]) ===
=== [[TS]]([[テラー・ストライカー]]) ===
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;[[グラドス・トライポッド・キャリア]]
;[[グラドス・トライポッド・キャリア]]
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;[[戦略ゲラン衛星]]
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== 登場作と扱われ方 ==
== 登場作と扱われ方 ==
スパロボでは今のところ、第1部と第2部が合わさって再現されていることが多い。第1部のエイジが出ているのに敵に[[ル・カイン]]が居る、逆にエイジは第2部なのに[[アーマス・ゲイル|ゲイル]]が出てくるといった、どちらか片方にもう片方の設定を加える調整が多い。
=== 携帯機シリーズ ===
=== 携帯機シリーズ ===
::序盤の追加サブシナリオで第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
::序盤の追加サブシナリオで第1部の展開が一部再現されているが、第1部の顔グラフィックは用意されておらず、このシナリオでもエイジ達は第2部の姿である。
::それに伴いエイジが地球にやって来たのが3年前から本編開始後になったので、プロローグの「数年前に火星基地が壊滅」の一文が「異星人の存在がささやかれるようになった」に変更された。
::それに伴いエイジが地球にやって来たのが3年前から本編開始後になったので、プロローグの「数年前に火星基地が壊滅」の一文が「異星人の存在がささやかれるようになった」に変更された。
::多くの機体の戦闘デモが刷新されており、ナックルショットはより派手かつスピーディーな演出に。『GC』のレーザード・ライフルは普通のビームだったが本作では原作同様の波打つビームとなった。
;[[スパロボ学園]]
;[[スパロボ学園]]
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:エイジ(第二部版で強化型に改造済みのレイズナーに搭乗。今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。なお、コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と名前のみ登場する[[デビッド・ラザフォード|デビッド]])が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
:エイジ(第二部版で強化型に改造済みのレイズナーに搭乗。今回もレイズナーMk-IIは登場せず)が危機を知らせに来たおかげで先手を打ってワープゲートを防衛することができ、グラドス軍による地球侵攻は食い止められている。なお、コズミックカルチャークラブの面々は[[ロアン・デミトリッヒ|ロアン]]と[[アンナ・ステファニー|アンナ]](と名前のみ登場する[[デビッド・ラザフォード|デビッド]])が、グラドスに支配された「刻印の星」の住民として登場。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて期間限定参戦。グラドス軍は直接登場せず、地球と[[プラント]]を戦わせようと画策する。
:2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて期間限定参戦。第1部設定。グラドス軍は直接登場せず、地球と[[プラント]]を戦わせようと画策する。
;[[スーパーロボット大戦DD]]
;[[スーパーロボット大戦DD]]
:ワールド4に参戦。『学園』以来10年ぶりの2Dスパロボ参戦で、第1部ベースでの参戦は『J』以来となる。
:ワールド4の構成作品。『学園』以来10年ぶりの2Dスパロボ参戦で、『J』以来に第1部から第2部の流れが時系列通りとなり、スパロボでは初めて主要キャラクター達の容姿の変化も描かれている。
:火星繋がりという事で『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』との絡みが多い。
:火星繋がりという事で『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』との絡みが多い。
:第1部の再現は2章Part6まで行われる。同Partにて衛星ゲランによる攻撃が起きるも、原作とは違い多種多様な兵器を有する第5世界の各勢力と「[[ディバイン・ドゥアーズ]]」の共闘でグラドスの撃退に成功。ただし、混乱の中でエイジは結局行方不明となる。
:以降は大きく間が空き、3章Part5からは第2部設定となる。グラドスが占領するのは火星となっており、容姿の変化については戦闘訓練を受けて逞しくなったためと説明されている。
=== 関連作品 ===
=== 関連作品 ===
|21||我が名はフォロン||||||
|21||我が名はフォロン||||||
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|22||フォロンとの対決||||||
|22||フォロンとの対決||[[戦略ゲラン衛星]]||||
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|23||奇跡を求めて||||||
|23||奇跡を求めて||||||
|37||エイジ対ル・カイン||||||
|37||エイジ対ル・カイン||||||
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|38||歪む<ruby><rb>宇宙</rb><rt>そら</rt></ruby>||[[強化型レイズナー]]<br />[[ガンステイド]]||||
|38||歪む<ruby><rb>宇宙</rb><rt>そら</rt></ruby>||[[ニューレイズナー]]<br />[[ガンステイド]]||||
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== 余談 ==
== 余談 ==
*漫画『北斗の拳』の影響を受けていると言われる第2部だが、高橋監督はインタビューにてインタビュアーにその事を振られた際、「意識はしてない」と否定している<ref name="art">新紀元社『蒼き流星SPTレイズナー コンプリートアートワークス』157頁。</ref>。
**ただし、高橋監督は『[[装甲騎兵ボトムズ]]』が終わりにさしかかった頃、ファンの1人から「次はこれをやってください」と『北斗の拳』の原作を差し出されたことがあり、「オレってこんなイメージなの?」と驚いたことがあるが、「案外、自分でも気づかないところでそういう資質みたいなものがあったのかもしれません」と語っている<ref name="art"/>。
*本作以前の高橋良輔監督のロボットアニメ作品群(『[[太陽の牙ダグラム]]』『装甲騎兵ボトムズ』『[[機甲界ガリアン]]』)がいずれもバンダイグループ(後のバンダイナムコグループ)と競合するタカラ(後のタカラトミー)が商品化権を有していたこともあり、スパロボにおいては『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』にて「[[ボトムズシリーズ]]」が参戦するまで、長く本作が唯一の高橋作品からの参戦であった。
*本作の打ち切りの流れは、まずスポンサーの一社であった三洋電機が不祥事<ref>同社が1984年に発売した石油ファンヒーター「CFH-S221F型」が放送中に一酸化炭素中毒事故を起こしたため。</ref>により2クール目を持ってスポンサーから降板、加えてメインスポンサーであったバンダイが展開していたプラモデルの売れ行きも芳しくなかった<ref>1/72スケールと1/100スケールの二種類を展開していたが、1/72スケールはレーザードライフルを重量感のあるダイキャスト製にしたのが仇となって自重で関節がヘタってしまってポーズ付けが困難であり、1/100スケールもポリキャップが使用されておらず関節の可動範囲が狭い上ドトールなど一部を除いて太腿に大きな肉抜き穴が開けられており、結果売れ行き不振に繋がってしまった。</ref>ため、バンダイの意向により38話で急遽終了が決定した、というものである。なお平日夕方という放送時間帯としては比較的高い視聴率をキープしていたため、バンダイ以外のスポンサーは放映の継続を希望していたという。
**放送上の最終回である38話は、 途中の回を省略していきなり最終回に話が飛んだような内容で制作された。そのため直前の37話と話の内容が繋がらず、37話で大破したはずのレイズナーは[[強化型レイズナー|修復・改造強化]]された上で[[ル・カイン]]の[[ザカール]]と互角の戦闘を繰り広げ、開発中だった地球製SPT[[ドール]]も既に量産されグラドス軍と戦闘するなどしていた。TV放映終了後、この突発的なエピソードを補完するためのOVA全3巻が発売された。
== 脚注 ==
== 脚注 ==