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*1983年2月5日 - 1984年1月21日放映(名古屋テレビ系)全49話
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦EX]](1994年)
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| 読み = せいせんしダンバイン
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| 外国語表記 = Aura Battler Dunbine
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| 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 総監督 = 富野由悠季
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| シリーズ構成 =
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| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = 湖川友謙
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| メカニックデザイン = 宮武一貴
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| 音楽 = 坪能克裕
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| 制作 = 日本サンライズ
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| 放送局 = 名古屋テレビ系
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 1983年2月5日 - <br />1984年1月21日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 = 全49話
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| 巻数 =
 +
| シリーズ = [[バイストン・ウェルシリーズ]]
 +
| 次作 = [[New Story of Aura Battler DUNBINE]]
 +
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦EX]]
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| 初クレジットSRW =
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| 備考 =
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| その他 =
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}}
 +
 
 +
『'''聖戦士ダンバイン'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[異世界]]ファンタジー系ロボットアニメの草分け的作品。[[続編]]として『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』も製作された。また、富野由悠季監督自らがTV版『聖戦士ダンバイン』を大幅にアレンジして執筆した[[小説|ノベライズ作品]]『オーラバトラー戦記』が存在する。
+
[[異世界]]ファンタジー系ロボットアニメの草分け的作品。[[バイストン・ウェルシリーズ]]の1作目。[[続編]]として『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』も製作された。また、富野由悠季監督自らがTV版『聖戦士ダンバイン』を大幅にアレンジして執筆した[[小説|ノベライズ作品]]『オーラバトラー戦記』が存在する。
    
本編は大きく2つに分かれており、前半の舞台が[[海]]と[[陸|大地]]の間にある[[異世界]]「[[バイストン・ウェル]]」、後半の舞台が地上(現実世界)となっている。バイストン・ウェルにおいて[[オーラマシン]]が開発されたことで覇権争いが勃発し、[[主人公]]の[[ショウ・ザマ]]ら高い「[[オーラ力]]」を持つ地上人が召喚され、全面的な戦争状態に発展していく。物語の中盤、フェラリオの長である[[ジャコバ・アオン]]により、全てのオーラマシンは地上へ追放され、地上を巻き込んだ混乱に発展していった。最後は[[シーラ・ラパーナ]]のオーラ力により全てのオーラマシンが浄化され、ミ・フェラリオの[[チャム・ファウ]]だけが唯一語り部として地上に残された。
 
本編は大きく2つに分かれており、前半の舞台が[[海]]と[[陸|大地]]の間にある[[異世界]]「[[バイストン・ウェル]]」、後半の舞台が地上(現実世界)となっている。バイストン・ウェルにおいて[[オーラマシン]]が開発されたことで覇権争いが勃発し、[[主人公]]の[[ショウ・ザマ]]ら高い「[[オーラ力]]」を持つ地上人が召喚され、全面的な戦争状態に発展していく。物語の中盤、フェラリオの長である[[ジャコバ・アオン]]により、全てのオーラマシンは地上へ追放され、地上を巻き込んだ混乱に発展していった。最後は[[シーラ・ラパーナ]]のオーラ力により全てのオーラマシンが浄化され、ミ・フェラリオの[[チャム・ファウ]]だけが唯一語り部として地上に残された。
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*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
+
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/T]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
    
=== [[ゼラーナ]]隊 ===
 
=== [[ゼラーナ]]隊 ===
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:物語序盤~中盤から反ドレイク勢力の中心として登場し、ショウ達に最新鋭機のボゾンやボチューンの完成したての1機を迷い無く譲渡するなど惜しみない支援もしている。
 
:物語序盤~中盤から反ドレイク勢力の中心として登場し、ショウ達に最新鋭機のボゾンやボチューンの完成したての1機を迷い無く譲渡するなど惜しみない支援もしている。
 
:存在感の強いキャラクターではあるのだが、オーラマシンが地上に飛ばされる前に戦死してしまうので、転移後がメインになるSRWには登場しない。
 
:存在感の強いキャラクターではあるのだが、オーラマシンが地上に飛ばされる前に戦死してしまうので、転移後がメインになるSRWには登場しない。
   
;[[エレ・ハンム]]
 
;[[エレ・ハンム]]
 
:ラウの国の王フォイゾン・ゴウの孫娘。予言能力や邪悪なオーラ力を感じる事ができる「霊力」と呼ばれる[[オーラ力]]を持つ。紆余曲折を経てラウの国の[[女王]]に即位する。
 
:ラウの国の王フォイゾン・ゴウの孫娘。予言能力や邪悪なオーラ力を感じる事ができる「霊力」と呼ばれる[[オーラ力]]を持つ。紆余曲折を経てラウの国の[[女王]]に即位する。
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=== アの国 ===
 
=== アの国 ===
 
;フラオン・エルフ
 
;フラオン・エルフ
:国王。第18話「閃光のガラリア」で下克上を起こしたドレイクに討たれる。<ref>厳密には「城の頂上に追い詰められて、抵抗するも'''足を踏み外して転落死'''」という情けない死に様である。</ref>SRW未登場。
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:国王。第18話「閃光のガラリア」で下克上を起こしたドレイクに討たれる<ref>厳密には「城の頂上に追い詰められて、抵抗するも'''足を踏み外して転落死'''」という情けない死に様である。</ref>。SRW未登場。
 
;[[ドレイク・ルフト]]
 
;[[ドレイク・ルフト]]
 
:元は地方領主だったが、[[オーラマシン]]という戦力を手にした事で、フラオンを打倒して新たなアの国の王となる。バイストン・ウェル、さらには地上界の制覇を狙う「覇王」。
 
:元は地方領主だったが、[[オーラマシン]]という戦力を手にした事で、フラオンを打倒して新たなアの国の王となる。バイストン・ウェル、さらには地上界の制覇を狙う「覇王」。
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*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
+
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/T]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
   −
=== [[オーラマシン]] ===
+
=== [[オーラバトラー]] ===
 
;[[ダンバイン]]
 
;[[ダンバイン]]
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースに開発された試作実験型オーラバトラー。ショウ用、トッド用、トカマク用の合計3機が存在する。
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースに開発された試作実験型オーラバトラー。ショウ用、トッド用、トカマク用の合計3機が存在する。
165行目: 204行目:  
;[[ビルバイン]]
 
;[[ビルバイン]]
 
:劇中唯一の可変型オーラバトラー。格闘戦に適したオーラバトラー形態および高速飛行を得意とするウイング・キャリバー形態への[[変形]]ができる。
 
:劇中唯一の可変型オーラバトラー。格闘戦に適したオーラバトラー形態および高速飛行を得意とするウイング・キャリバー形態への[[変形]]ができる。
:ワンオフの一点ものであり、他のオーラバトラーは全て量産されている中1機しか存在しない。
+
:他のオーラバトラーは全て量産されている中、唯一ワンオフの一点ものである。
 
:;ウイング・キャリバー
 
:;ウイング・キャリバー
 
::ビルバインの[[飛行]]形態。鳥の様な形状になっている点が特徴。機体上部にオーラバトラーを載せて運搬する事も可能。
 
::ビルバインの[[飛行]]形態。鳥の様な形状になっている点が特徴。機体上部にオーラバトラーを載せて運搬する事も可能。
 
:;ビルバイン(夜間迷彩)
 
:;ビルバイン(夜間迷彩)
::第47話「ドレイク・ルフト」で迷彩を施したビルバイン。
+
::第47話「ドレイク・ルフト」で迷彩を施されたビルバイン。
 
:;ウイング・キャリバー(夜間迷彩)
 
:;ウイング・キャリバー(夜間迷彩)
::迷彩を施したビルバインの飛行形態。
+
::迷彩を施されたビルバインの飛行形態。
 
:
 
:
;[[フォウ]]
  −
:ゼラーナの艦載機であるウイング・キャリバー。機体後部を折り曲げる事によってオーラバトラーを載せて飛行する事も可能。
   
;[[ダーナ・オシー]]
 
;[[ダーナ・オシー]]
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースにギブン家が開発した量産型オーラバトラー。マーベルの最初の機体。
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースにギブン家が開発した量産型オーラバトラー。マーベルの最初の機体。
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;[[ボチューン]]
 
;[[ボチューン]]
 
:ボゾンの発展型である量産型オーラバトラー。指揮官用はダークブルー、一般兵用はダークグリーン、マーベル機は赤色、シーラの近衛騎士団用は白色…と機体のカラーリングが異なっている。
 
:ボゾンの発展型である量産型オーラバトラー。指揮官用はダークブルー、一般兵用はダークグリーン、マーベル機は赤色、シーラの近衛騎士団用は白色…と機体のカラーリングが異なっている。
;[[ドロ]]
  −
:ドレイク軍が開発したオーラ・ボム。戦闘用飛行マシンの一種。4本の触手からフレイ・ボムを発射する。
  −
;[[タンギー]]
  −
:クの国が開発したオーラ・ボム。
   
;[[ドラムロ]]
 
;[[ドラムロ]]
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースに開発されたドレイク軍の主力量産型オーラバトラー。機体のカラーリングは赤だが、トッド機はダークブルーになっている。
 
:オーラバトラー第1号「ゲド」をベースに開発されたドレイク軍の主力量産型オーラバトラー。機体のカラーリングは赤だが、トッド機はダークブルーになっている。
203行目: 236行目:  
:;[[ズワァース (ミュージィ用)|ミュージィ用]]
 
:;[[ズワァース (ミュージィ用)|ミュージィ用]]
 
::カラーリングは白色。ミュージィの愛機。
 
::カラーリングは白色。ミュージィの愛機。
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;[[ブブリィ]]
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:「オーラ・ボンバー」とも呼称される重戦闘爆撃機型オーラマシン。ショットが後述のガラバを参考に開発した。
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;[[ガラバ]]
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:「オーラ・ファイター」とも呼称される重戦闘機型オーラマシン。ゼットが開発している。ショウが黒騎士ことバーンと[[生身ユニット|生身]]で相討ちした場所でもある。
      
=== オーラ・シップ(オーラ・バトル・シップ) ===
 
=== オーラ・シップ(オーラ・バトル・シップ) ===
222行目: 250行目:  
;[[スプリガン]]
 
;[[スプリガン]]
 
:「オーラ・クルーザー」とも呼称されるショット専用艦。
 
:「オーラ・クルーザー」とも呼称されるショット専用艦。
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 +
=== その他[[オーラマシン]] ===
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;[[ドロ]]
 +
:ドレイク軍が開発したオーラ・ボム。戦闘用飛行マシンの一種。4本の触手からフレイ・ボムを発射する。
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;[[タンギー]]
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:クの国が開発したオーラ・ボム。
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;[[フォウ]]
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:ゼラーナの艦載機であるウイング・キャリバー。機体後部を折り曲げる事によってオーラバトラーを載せて飛行する事も可能。
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;[[ブブリィ]]
 +
:「オーラ・ボンバー」とも呼称される重戦闘爆撃機型オーラマシン。ショットが後述のガラバを参考に開発した。
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;[[ガラバ]]
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:「オーラ・ファイター」とも呼称される重戦闘機型オーラマシン。ゼットが開発している。ショウが黒騎士ことバーンと[[生身ユニット|生身]]で相討ちした場所でもある。
    
=== [[ハイパー化]]したオーラマシン ===
 
=== [[ハイパー化]]したオーラマシン ===
231行目: 271行目:  
:第48話「クロス・ファイト」において黒騎士の肥大化したオーラ力によってハイパー化したガラバ。
 
:第48話「クロス・ファイト」において黒騎士の肥大化したオーラ力によってハイパー化したガラバ。
   −
=== ゲームオリジナル ===
+
=== その他 ===
 +
;[[ヴェルビン]]
 +
:出渕裕氏が発表した『ダンバイン』版[[MSV]]とも呼べる企画「オーラ・ファンタズム」の登場機体。
 
;[[ズワァース改]]
 
;[[ズワァース改]]
 
:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』において[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が改造を施した[[ズワァース]]。
 
:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』において[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が改造を施した[[ズワァース]]。
260行目: 302行目:  
:バイストン・ウェルに住む闇の種族。肌が色黒で走ってオーラマシンに追いつくなど驚異的な身体能力を持ち、悪行に手を染めている者も多い。
 
:バイストン・ウェルに住む闇の種族。肌が色黒で走ってオーラマシンに追いつくなど驚異的な身体能力を持ち、悪行に手を染めている者も多い。
 
:種族としての位が低く、多くのコモン人に人として扱われていない。しかし金による契約は裏切らないため忍者のようにスパイ活動や諜報活動に雇用されている。
 
:種族としての位が低く、多くのコモン人に人として扱われていない。しかし金による契約は裏切らないため忍者のようにスパイ活動や諜報活動に雇用されている。
:原作では敵味方共に多くのガロウ・ランが登場するのだが、SRWではほぼ全くといっていいほど登場しない。これはガロウ・ランが地上に飛ばされていない為であると思われる。
+
:原作では敵味方共に多くのガロウ・ランが登場するが、SRWではほぼ全くといっていいほど登場しない。これはガロウ・ランが地上に飛ばされていない為であると思われる。
 
;[[オーラマシン]]
 
;[[オーラマシン]]
 
:地上からドレイク・ルフトの元に召喚された[[ショット・ウェポン]]によって開発されたオーラ力で動くマシン。オーラバトラー、オーラシップ等さらに分類される。
 
:地上からドレイク・ルフトの元に召喚された[[ショット・ウェポン]]によって開発されたオーラ力で動くマシン。オーラバトラー、オーラシップ等さらに分類される。
271行目: 313行目:  
:オーラマシンが展開する[[バリア]]フィールド。遠距離射撃を無力化し、[[核ミサイル|核攻撃]]にも耐えられる程の堅固さを持つ一方で、近接戦闘(または[[特攻]])には弱いという弱点が存在する。
 
:オーラマシンが展開する[[バリア]]フィールド。遠距離射撃を無力化し、[[核ミサイル|核攻撃]]にも耐えられる程の堅固さを持つ一方で、近接戦闘(または[[特攻]])には弱いという弱点が存在する。
 
;[[分身|オフ・シュート]]
 
;[[分身|オフ・シュート]]
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]から分身がこう記載されるようになった。TVアニメマガジン第4号の記述によると高速移動分身。
+
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』から分身がこう記載されるようになった。『TVアニメマガジン』第4号の記述によると高速移動分身。
:同じくTVアニメマガジン第5号にはダブル・フィギュアというオフ・シュートと同じ効果の高速移動分身を[[トッド・ギネス|トッド]]が駆る[[ビアレス]]が使い、ダブル・フィギュアにオフ・シュートで対抗だ!という記述されている。
+
:同じく『TVアニメマガジン』第5号にはダブル・フィギュアというオフ・シュートと同じ効果の高速移動分身を[[トッド・ギネス|トッド]]が駆る[[ビアレス]]が使い、ダブル・フィギュアにオフ・シュートで対抗だ!という記述されている。
:(実際に原作26話でショウ・トッドの両機とも分身をしているがアニメでは特にこの名前で呼ばれることはなかった。)
+
:実際に原作第26話でショウ・トッドの両機とも分身をしているが、アニメでは特にこの名前で呼ばれることはない。
 
;[[リーンの翼]]
 
;[[リーンの翼]]
:バイストン・ウェルで語り継がれる伝説の英雄に現れると言われる[[V2ガンダム|光の翼]]。なお、正確には革製の靴に生える。
+
:バイストン・ウェルで語り継がれる伝説の英雄に現れると言われる光の翼。なお、正確には革製の靴に生える。
 
;メット、ルフトン
 
;メット、ルフトン
 
:バイストン・ウェルにおいて使用される単位で、1メット=1メートル、1ルフトン=1トンを示す。
 
:バイストン・ウェルにおいて使用される単位で、1メット=1メートル、1ルフトン=1トンを示す。
282行目: 324行目:  
;オープニングテーマ
 
;オープニングテーマ
 
:
 
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:;「ダンバインとぶ」
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:;「ダンバイン とぶ」
 
::作詞:井荻麟、作曲:網倉一也、編曲:矢野立美、歌:MIO(現・MIQ)
 
::作詞:井荻麟、作曲:網倉一也、編曲:矢野立美、歌:MIO(現・MIQ)
::『COMPACT3』『SC2』『リンクバトラー』以外の全てで戦闘BGMに採用。『X』限定版では原曲を収録。
+
::『COMPACT3』『SC2』『リンクバトラー』以外の全てで戦闘BGMに採用。『X』『T』限定版では原曲も収録。『X-Ω』ではイベント「生命を守る剣」にてクエストBGMに初採用。
 
:
 
:
 
;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
297行目: 339行目:  
:
 
:
 
:;「聖戦士たち」
 
:;「聖戦士たち」
::『IMPACT』でハイパーオーラ斬りの[[BGM]]として、楽曲の後半パートが採用。
+
::『IMPACT』でハイパーオーラ斬りの[[BGM]]として、楽曲の後半パートが採用。『COMPACT3』では楽曲の前半パートが採用された。
::『COMPACT3』では楽曲の前半パートが採用された。
+
::『X』『T』では両パートが1・2と分割された上で両方収録されている。
::『X』では両パートが1・2と分割された上で両方収録されている。
   
:;「戦火の爪あと」
 
:;「戦火の爪あと」
 
::『COMPACT3』『SC2』『OE』『BX』で採用。『OE』では[[ズワウス]]や[[ハイパーズワウス]]の戦闘BGMに採用。『[[バトルロボット烈伝]]』でも使用されている。
 
::『COMPACT3』『SC2』『OE』『BX』で採用。『OE』では[[ズワウス]]や[[ハイパーズワウス]]の戦闘BGMに採用。『[[バトルロボット烈伝]]』でも使用されている。
312行目: 353行目:  
会話パートにおいては、『UX』に参戦以前はクロスオーバーが積極的な近年の作品には登場していなかったことも相まって、原作再現イベント以外でのキャラクターの存在感は薄めだった。
 
会話パートにおいては、『UX』に参戦以前はクロスオーバーが積極的な近年の作品には登場していなかったことも相まって、原作再現イベント以外でのキャラクターの存在感は薄めだった。
   −
物語序盤の舞台であるバイストン・ウェルの世界観が他作品と絡めにくいためか、本編中盤にあたるショウとガラリアの地上転移か、ジャコバ・アオンにより全オーラマシンが地上に追い出された「浮上」から話が始まることが多い。
+
物語序盤の舞台であるバイストン・ウェルの世界観が他作品と絡めにくい為か、ショウとガラリアが地上へ転移したエピソード(第16話~第18話)、あるいはジャコバ・アオンによって全オーラマシンが地上に追い出されたあたり(第32話)から話が始まる事が多い。
 +
また、[[天空のエスカフローネ|同じ]][[NG騎士ラムネ&40|ファンタジー]][[覇王大系リューナイト|世界を]][[魔神英雄伝ワタル|舞台とした]][[魔法騎士レイアース|作品]]と共演する機会も多い。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 +
『スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド』によれば、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』にも登場が予定されていたが果たされず、代わりとしてオマージュ的作品の[[魔装機神シリーズ]]を登場させたという。
 +
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
:初参戦作品。世界観がバイストン・ウェルによく似た幻想的な[[ラ・ギアス]]に登場する。
 
:初参戦作品。世界観がバイストン・ウェルによく似た幻想的な[[ラ・ギアス]]に登場する。
324行目: 368行目:  
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]])
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]])
 
:[[戦艦]]が両方仲間になる代わりにパイロットが大幅リストラされた。『F完結編』中盤の下取りイベントでは[[隠し要素|隠しユニット]]を得れば得るほど多くのユニットが持っていかれる。
 
:[[戦艦]]が両方仲間になる代わりにパイロットが大幅リストラされた。『F完結編』中盤の下取りイベントでは[[隠し要素|隠しユニット]]を得れば得るほど多くのユニットが持っていかれる。
  −
『スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド』によれば、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』にも登場が予定されていたが果たされず、代わりとしてオマージュ的作品の[[魔装機神シリーズ]]を登場させたという。
      
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:ゲーム中盤でプレイヤー部隊がバイストン・ウェルに召喚された後、全軍が地上に転移する。ゲーム終盤においてドレイクら敵勢力はオリジナルキャラの[[シュウ・シラカワ]]の手によって強制的にバイストン・ウェルに帰され、決着が付かないまま終わる(以降のαシリーズにも出てこない)。
+
:ゲーム中盤でプレイヤー部隊がバイストン・ウェルに召喚された後、全軍が地上に転移する。ゲーム終盤においてドレイクら敵勢力はオリジナルキャラの[[シュウ・シラカワ]]の手によって強制的にバイストン・ウェルに帰され、決着が付かないまま終わる(以後のαシリーズにも出てこない)。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
343行目: 385行目:  
:[[V-UPユニット]]のある作品のお約束で、最弱水準のボチューンが最強クラスのオーラバトラーになり得る。
 
:[[V-UPユニット]]のある作品のお約束で、最弱水準のボチューンが最強クラスのオーラバトラーになり得る。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:[[New Story of Aura Battler DUNBINE|OVA版]]の登場人物と初共演。新規参戦を除くと[[いるだけ参戦]]が多い中、物語の中心になる。ショウがバイストン・ウェルに召喚される場面から初再現され、本作初参戦のメカニックも多い。
+
:[[New Story of Aura Battler DUNBINE|OVA版]]の登場人物と初共演。新規参戦を除くと[[いるだけ参戦]]が多い中、物語の中心になる。ショウがバイストン・ウェルに召喚される場面から初再現され、本作初参戦のメカも多い。
 
  −
=== Scramble Commanderシリーズ ===
  −
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
  −
:序盤はバイストン・ウェル、中盤からは地上世界での展開。「嵐の玉」や「ラース・ワウ城」のマップが登場する。等身を忠実に再現しているため、[[コン・バトラーV]]の肩の上に乗る[[ダンバイン]]をムービーやゲーム本編で見ることができる。
      
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
357行目: 395行目:  
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
:『UX』とは打って変わって、原作再現が行われるため登場メカ・キャラクターが大幅に増加。キャストも大半が新録されている。
 
:『UX』とは打って変わって、原作再現が行われるため登場メカ・キャラクターが大幅に増加。キャストも大半が新録されている。
:地上人らの出身国は『[[機動戦士ガンダム00]]』の三大国家にそのまま当てはめられており(例えばマーベル達は[[ユニオン (00)|ユニオン]]人扱い)、その関係上もあってか原作再現イベントに『00』設定が絡むことが少なくない。
+
:地上人らの出身国は『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]』の三大国家にそのまま当てはめられており(例えばマーベル達は[[ユニオン (00)|ユニオン]]人扱い)、その関係上もあってか原作再現イベントに『00』設定が絡むことが少なくない。
:プロローグではショウが[[バイストン・ウェル]]に召喚(今作では一貫して「召還」と[[誤字|誤記]]されているが)された直後が描写され、他にもショウの両親や[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]と[[エレ・ハンム|エレ]]のエピソード等これまでのスパロボでは無かった再現がある。代わりに再現が「浮上」から始まるため[[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]]が死亡済み、[[アレン・ブレディ|アレン]]や[[フェイ・チェンカ|フェイ]]がイベントで死亡する等、これまでのスパロボに登場していたキャラ関連は少し抑え気味。
+
:プロローグではショウが[[バイストン・ウェル]]に召喚(今作では一貫して「召還」と[[誤字|誤記]]されているが)された直後が描写され、他にもショウの両親や[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]と[[エレ・ハンム|エレ]]のエピソード等これまでのスパロボでは無かった再現がある。代わりに再現が原作第32話「浮上」から始まるため[[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]]が死亡済み、[[アレン・ブレディ|アレン]]や[[フェイ・チェンカ|フェイ]]がイベントで死亡する等、これまでのスパロボに登場していたキャラ関連は少し抑え気味。
 +
 
 +
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 +
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
 +
:序盤はバイストン・ウェル、中盤からは地上世界での展開。「嵐の玉」や「ラース・ワウ城」のマップが登場する。等身を忠実に再現しているため、[[コン・バトラーV]]の肩の上に乗る[[ダンバイン]]をムービーやゲーム本編で見ることができる。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦X]]
 +
:本作での地上人は『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』勢と同じ世界の出身であり、[[アル・ワース]]への転移は原作で浄化を受けた直後と『UX』と似たような状況。
 +
:しかし、アル・ワースは「生と死が交わる世界」であり、ショウ達は自分達が死んだ際の記憶がある…つまり少なくともショウ・マーベル・トッドは'''死亡後の状態での登場'''となっている。
 +
:その他の[[バイストン・ウェル兵]]たちは[[ドアクダー]]軍団に従う形で敵対する。
 +
;[[スーパーロボット大戦T]]
 +
:今回も原作終了後であり、本編開始700年前に「オーラバトラー事件」と呼ばれる原作同様の戦いが展開。シーラの浄化の後、ショウたちは[[New Story of Aura Battler DUNBINE|700年後のバイストン・ウェル]]へと召喚されたという設定になっている。
 +
:本編中で「東京タワーが700年以上前に建設された」という話があるので、オーラバトラー事件は20世紀の話(『ダンバイン』放映年と同じ1983~1984年頃)とみられる。
 +
:『[[魔法騎士レイアース]]』とは[[ザガート]]一派が[[バイストン・ウェル兵]]を取り込んでいたり、オーラバトラー事件の結果バイストン・ウェルと[[セフィーロ]]が地続きの世界になっているなどクロスオーバーも多い。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:ショウ、チャム、黒騎士が登場。黒騎士は[[ドン・ハルマゲ]]の配下となっており、その進言によってショウがバイストン・ウェルから召喚されている。
 
:ショウ、チャム、黒騎士が登場。黒騎士は[[ドン・ハルマゲ]]の配下となっており、その進言によってショウがバイストン・ウェルから召喚されている。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:サービス初期からの参戦作品の一つ。
;[[スーパーロボット大戦X]]
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
:本作での地上人はコードギアス勢と同じ世界の出身であり、[[アル・ワース]]への転移は原作で浄化を受けた直後と『UX』と似たような状況。
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:ワールド1に登場。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
 
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
:ショウの両親であるシュンカ・ザマとチヨ・ザマが本家スパロボに先駆けてストーリーモードに登場。
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:ショウの両親であるシュンカ・ザマとチヨ・ザマがスパロボに先駆けてストーリーモードに登場。
 
;[[バトルロボット烈伝]]
 
;[[バトルロボット烈伝]]
 
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| 第15話 || フラオン動かず ||  || [[分身|オフ・シュート]] ||  
 
| 第15話 || フラオン動かず ||  || [[分身|オフ・シュート]] ||  
 
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| 第16話 || 東京上空 ||  ||  ||  
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| 第16話 || 東京上空 ||  ||  || 『BX』第19話B
 
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| 第17話 || 地上人たち ||  ||  ||  
 
| 第17話 || 地上人たち ||  ||  ||  
 
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| 第18話 || 閃光のガラリア ||  ||  ||  
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| 第18話 || 閃光のガラリア ||  ||  || 『BX』第19話B
 
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| 第19話 || 聖戦士ショウ ||  ||  ||  
 
| 第19話 || 聖戦士ショウ ||  ||  ||  
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| 第36話 || 敵はゲア・ガリング || [[ゲア・ガリング]]<br>[[ガラバ]] ||  ||  
 
| 第36話 || 敵はゲア・ガリング || [[ゲア・ガリング]]<br>[[ガラバ]] ||  ||  
 
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| 第37話 || ハイパー・ジェリル || [[ハイパーレプラカーン]] ||  ||  
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| 第37話 || ハイパー・ジェリル || [[ハイパーレプラカーン]] ||  || 『BX』第19話B
 
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| 第38話 || 時限爆弾 || [[ブブリィ]] ||  ||  
 
| 第38話 || 時限爆弾 || [[ブブリィ]] ||  ||  
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| 第49話 || チャム・ファウ ||  ||  ||  
 
| 第49話 || チャム・ファウ ||  ||  ||  
 
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== 主要スタッフ ==
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;制作
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:日本サンライズ(第2スタジオ)
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;監督
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:富野由悠季
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;キャラクターデザイン
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:湖川友謙
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;メカニックデザイン
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:宮武一貴
  −
:出渕裕
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;音楽
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:坪能克裕
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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**現行のタイトルで決定した際に上記の案は没になったが、本作の[[New Story of Aura Battler DUNBINE|後日譚]]に登場する[[サーバイン|主役機の名前]]に流用されている。
 
**現行のタイトルで決定した際に上記の案は没になったが、本作の[[New Story of Aura Battler DUNBINE|後日譚]]に登場する[[サーバイン|主役機の名前]]に流用されている。
 
*本作のOPとEDの替え歌に合わせて農家を描いたパロディ作品'''『農耕士コンバイン』'''が存在する。
 
*本作のOPとEDの替え歌に合わせて農家を描いたパロディ作品'''『農耕士コンバイン』'''が存在する。
**これは1985年に秋田大学アニメーション製作研究会が制作した自主制作アニメ作品である。ちなみにバイストン・ウェルは'''大根植える'''と文字られている。同サークルは他に『[[戦闘メカ ザブングル|先公メッタ打ち ザ・ブンナグル]]』なるパロデイ作品も制作している。なお、それから6年後に放映された深夜番組『平成名物TV』の「三宅裕司のえびぞり巨匠天国」というコーナーにて、上記の作品が紹介された。
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**これは1985年に秋田大学アニメーション製作研究会が制作した自主制作アニメ作品である。ちなみにバイストン・ウェルは'''大根植える'''と文字られている。
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**同サークルは他に『[[戦闘メカ ザブングル|先公メッタ打ち ザ・ブンナグル]]』なるパロデイ作品も制作している。なお、それから6年後に放映された深夜番組『平成名物TV』の「三宅裕司のえびぞり巨匠天国」というコーナーにて、上記の作品が紹介された。
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*概要にある通り、富野由悠季氏による[[小説]]『オーラバトラー戦記』も発刊されているが、主人公はショウ・ザマではなく城毅(愛称:ジョク)に変更されている。
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**TV版と異なり、ジャコバ・アオンによる地上追放が無いため終盤はバイストン・ウェルが舞台になっている等の大幅な変更が有り、そのラストは「[[ハイパー化|ジョクのオーラ力の暴走による]][[伝説巨神イデオン|コモン界の消滅]]」という[[トラウマイベント|衝撃的な展開]]になっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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