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== 神聖ラングラン王国(Religoius Langran Kingdom) ==
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神聖ラングラン王国(Religoius Langran Kingdom)とは、[[魔装機神シリーズ]]に登場する国家。
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== 概要 ==
 
[[ラ・ギアス]]主要10か国のひとつ。エオルド大陸の60%を支配下に納め、主要国家のなかでも三大国の一角を占めるなど別格の存在。6つの階級が存在する階級民主主義制を取っており、それぞれの階級ごとに権利・義務が異なる。政体は立憲君主制で、議会に決定権が委ねられている描写から、一応は議会制民主主義が採用されているようである。『[[LOE]]』第一章の時点での国王は287代[[アルザール・グラン・ビルセイア]]。第二章からは[[セニア・グラニア・ビルセイア]]のまたいとこにあたる[[クィンティヌス・グラン・ビルセイア]](288代目)が玉座に就く。
 
[[ラ・ギアス]]主要10か国のひとつ。エオルド大陸の60%を支配下に納め、主要国家のなかでも三大国の一角を占めるなど別格の存在。6つの階級が存在する階級民主主義制を取っており、それぞれの階級ごとに権利・義務が異なる。政体は立憲君主制で、議会に決定権が委ねられている描写から、一応は議会制民主主義が採用されているようである。『[[LOE]]』第一章の時点での国王は287代[[アルザール・グラン・ビルセイア]]。第二章からは[[セニア・グラニア・ビルセイア]]のまたいとこにあたる[[クィンティヌス・グラン・ビルセイア]](288代目)が玉座に就く。
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== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
=== 旧シリーズ ===
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
:新暦4958年末頃(旧シリーズでは新暦4959年末頃)の物語。王都壊滅に端を発する「[[春秋戦争]]」が、「地上人召喚事件」によって収束に導かれる過程が描写される。滅亡寸前に追い込まれたラングランは起死回生の一撃に成功して見事に立ち直るも、玉座に着いた第一王子フェイルロードがシュテドニアス連合側に宣戦布告による報復を予告したことで情勢は一転。魔装機神操者とラングラン国王の間に政治的な対立が発生してしまった。フェイルロードが魔装機神に敗北したことで両国は和平交渉に入るが、直前の宣戦布告が災いしたのか聯盟締結(和平)時に有利な条件を得られず、代償としてナザン大陸に保有していた領土すべてを勝者であるラングランが割譲することになってしまった。
 
:新暦4958年末頃(旧シリーズでは新暦4959年末頃)の物語。王都壊滅に端を発する「[[春秋戦争]]」が、「地上人召喚事件」によって収束に導かれる過程が描写される。滅亡寸前に追い込まれたラングランは起死回生の一撃に成功して見事に立ち直るも、玉座に着いた第一王子フェイルロードがシュテドニアス連合側に宣戦布告による報復を予告したことで情勢は一転。魔装機神操者とラングラン国王の間に政治的な対立が発生してしまった。フェイルロードが魔装機神に敗北したことで両国は和平交渉に入るが、直前の宣戦布告が災いしたのか聯盟締結(和平)時に有利な条件を得られず、代償としてナザン大陸に保有していた領土すべてを勝者であるラングランが割譲することになってしまった。
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;[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:第一章は新暦4956年から4957年(または4958年)末までの物語。主人公のホームグラウンドとして物語の舞台となるほか、多くの人気あるキャラクターがこの国の出身であるためプレイヤー側からの好感度も高い。8年前に未来見達の脳裏に降臨したヴィジョン……自国の存亡を予言する予知(巨大な魔神がラングランを滅ぼす)への対応で動揺する国内の民意のほか、頻発する政治的テロと動乱を誘発するスパイの暗躍などにも悩まされている。隣国シュテドニアスからは「魔装機計画」に反発する抗議の市民デモで国際的な揺さぶりをかけられており、憂慮の種には困らない情勢におかれてしまっていることが克明に描写された。この章の終盤に王都を襲った謎のテロ事件(魔力弾事件)で多くの力ある政治家と国王を失い、予言の内容が指し示すまま滅亡寸前にまで追い込まれた。<br />第二章は新暦4959年の物語。約11年前にくだった「魔神の予言」にかわる新たなビジョン…「ラ・ギアスにとって脅威となる存在、それに立ち向かう魔装機神サイバスターの姿」を未来見が観測したところから、新章の幕が開ける。この章でラングランは、更なる覇権拡大を求めるシュテドニアス連合とそれに便乗したバゴニア連邦共和国が領内に侵攻を開始する「[[三國戦争]]」の真っ只中に叩き込まれる。
 
:第一章は新暦4956年から4957年(または4958年)末までの物語。主人公のホームグラウンドとして物語の舞台となるほか、多くの人気あるキャラクターがこの国の出身であるためプレイヤー側からの好感度も高い。8年前に未来見達の脳裏に降臨したヴィジョン……自国の存亡を予言する予知(巨大な魔神がラングランを滅ぼす)への対応で動揺する国内の民意のほか、頻発する政治的テロと動乱を誘発するスパイの暗躍などにも悩まされている。隣国シュテドニアスからは「魔装機計画」に反発する抗議の市民デモで国際的な揺さぶりをかけられており、憂慮の種には困らない情勢におかれてしまっていることが克明に描写された。この章の終盤に王都を襲った謎のテロ事件(魔力弾事件)で多くの力ある政治家と国王を失い、予言の内容が指し示すまま滅亡寸前にまで追い込まれた。<br />第二章は新暦4959年の物語。約11年前にくだった「魔神の予言」にかわる新たなビジョン…「ラ・ギアスにとって脅威となる存在、それに立ち向かう魔装機神サイバスターの姿」を未来見が観測したところから、新章の幕が開ける。この章でラングランは、更なる覇権拡大を求めるシュテドニアス連合とそれに便乗したバゴニア連邦共和国が領内に侵攻を開始する「[[三國戦争]]」の真っ只中に叩き込まれる。
   
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
:「[[三國戦争]]」終結後、ラングラン領内はようやっと紛争の主要舞台から外れるようになったため、国民は久しぶりに訪れた束の間の平和を謳歌している。新設された「アンティラスショップ」で「[[アンティラス隊]]」の応援に興じる者から、シュテドニアスの内戦(南北戦争)の趨勢を観察して同隊の存在と方針を過激と恐れて批判する者まで様々。
 
:「[[三國戦争]]」終結後、ラングラン領内はようやっと紛争の主要舞台から外れるようになったため、国民は久しぶりに訪れた束の間の平和を謳歌している。新設された「アンティラスショップ」で「[[アンティラス隊]]」の応援に興じる者から、シュテドニアスの内戦(南北戦争)の趨勢を観察して同隊の存在と方針を過激と恐れて批判する者まで様々。
   
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
:南方戦争終結後も平穏が保たれていたが再びテロの脅威や反アンティラス隊の戦闘に巻き込まれることとなった。
 
:南方戦争終結後も平穏が保たれていたが再びテロの脅威や反アンティラス隊の戦闘に巻き込まれることとなった。
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;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
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:『静死の棺』を発端とする混乱の中心地点となり、首都崩壊の憂き目にあってしまう。今回は王国建国に関する数々の謎が明かされる。
    
== 人物 ==
 
== 人物 ==
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| ラモンド市 || ルザック州にある都市。春秋戦争でここから南30キロの地点にマサキがラ・ギアスに戻ってくる。
 
| ラモンド市 || ルザック州にある都市。春秋戦争でここから南30キロの地点にマサキがラ・ギアスに戻ってくる。
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| ラングラン市 || ラングラン州の州都にして神聖ラングラン王国の首都。
 
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| リイド市 || キナ州にある都市。ラセツルートでラセツとの最後の戦いが行われた。
 
| リイド市 || キナ州にある都市。ラセツルートでラセツとの最後の戦いが行われた。
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| グラニア || [[セニア・グラニア・ビルセイア]]
 
| グラニア || [[セニア・グラニア・ビルセイア]]
 
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| rowspan="2" | 戦士 || ザン || ランドール・ザン・ゼノサキス([[マサキ・アンドー|マサキ]]の聖号) || rowspan="2" | 警察権、防衛権等を担当する階級であり、軍人のほか警察官や消防士などが含まれる。<br />一定以下だが国政に参加する権利を有す。また死と隣り合わせの職業のため、2人以上の配偶者を持つ権利が認められている。
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| rowspan="2" | 戦士 || ザン || ランドール・ザン・ゼノサキス([[マサキ・アンドー|マサキ]]の聖号) || rowspan="2" | 警察権、防衛権等を担当する階級であり、軍人のほか警察官や消防士など「市民を守るために命を懸ける職業」が含まれる。<br />一定以下だが国政に参加する権利を有す。また死と隣り合わせの職業のため、2人以上の配偶者を持つ権利が認められている。
 
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| ザニア || [[メフィル・ザニア・ボーラング]]
 
| ザニア || [[メフィル・ザニア・ボーラング]]
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| ゼオラ || [[イブン・ゼオラ・クラスール]]
 
| ゼオラ || [[イブン・ゼオラ・クラスール]]
 
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| rowspan="2" | 貴族 || ゾラン || [[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]](自称「闇の貴族」) || rowspan="2" | ラングランにおいては監察官としての役割を持った階級。<br />司法権を管掌しており、裁判を開く権利を有する。また2人以上の配偶者を持つ権利が認められている。
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| rowspan="2" | [[貴族]] || ゾラン || [[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]](自称「闇の貴族」) || rowspan="2" | ラングランにおいては監察官としての役割を持った階級。<br />司法権を管掌しており、裁判を開く権利を有する。また2人以上の配偶者を持つ権利が認められている。
 
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| ゾラム || ナタリア・ゾラム・ラクシュミー
 
| ゾラム || ナタリア・ゾラム・ラクシュミー
 
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| rowspan="2" | 平民 || クオ || || rowspan="2" | 特定の義務・権利を有しない、いわゆる一般市民。ただし、マスコミ等の情報権はこの階級が掌握している。
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| rowspan="2" | 平民 || クオ || [[トレイス・クオ・ハイネット]](偽名) || rowspan="2" | 特定の義務・権利を有しない、いわゆる一般市民。ただし、マスコミ等の情報権はこの階級が掌握している。<br />一人(それも偽名)しか登場しないため詳細は不明だが、トレイスは普段ミドルネームを省略しているため、平民階級の場合は日常的には省略されている可能性もある。
 
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| クオラ ||  
 
| クオラ ||  
 
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このうち王族を除く5つの階級は15歳になった時点で自分の意思で決定することになっており、選択後に別の階級に転じることも可能。しかし実際には、[[メフィル・ザニア・ボーラング]](親は神官階級)等、特段の理由がある場合を除き、ほぼすべてが親と同じ階級を選び、変更されるケースもほとんど存在しない。
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このうち王族を除く5つの階級は15歳になった時点で自分の意思で決定する(そのためまだその年齢に達していない[[プレシア・ゼノサキス]]にはミドルネームがない)ことになっており、選択後に別の階級に転じることも可能。しかし実際には、[[メフィル・ザニア・ボーラング]](親は神官階級)等、特段の理由がある場合を除き、ほぼすべてが親と同じ階級を選び、変更されるケースもほとんど存在しない。
    
法律上、各階級間で貴賤の差別は一切存在しないことになっている。ただし、王族に対しては事実上1ランク上の対応が取られている。また、法の適用範囲も階級ごとによって異なる場合があり、階級ごとにさらに細分化された階級が存在する。
 
法律上、各階級間で貴賤の差別は一切存在しないことになっている。ただし、王族に対しては事実上1ランク上の対応が取られている。また、法の適用範囲も階級ごとによって異なる場合があり、階級ごとにさらに細分化された階級が存在する。
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:練金学協会の母体となったラングラン王家が経営する学士院。設立者は学聖と呼ばれたバイス・エンバイス。
 
:練金学協会の母体となったラングラン王家が経営する学士院。設立者は学聖と呼ばれたバイス・エンバイス。
 
;近衛騎士団
 
;近衛騎士団
:文武に優れた男女が選ばれる王室直下の精鋭部隊。主な任務は王都警備や王室警護などSP(セキュリティポリス)に限定されている。実態は名誉職に近いものがあったようだが、若者たちの人気は高く志望者も毎年多いらしい。[[アンティラス隊]]に参加した若者にもこの部隊の出身者がいるほか、隊員の家族が近衛騎士団の団員として所属している。しかし、シュテドニアスの内戦を契機に軍備増強を目指すラングラン政府の意向で正規軍の中核を担うようになってから部隊の性質が変化。ラングランの各州で過激な方針によるテロ組織の討伐に乗り出している。実態はクーデターを目論む副団長ムンガルによってほぼ私物化されていた。
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:文武に優れた男女が選ばれる王室直下の精鋭部隊。主な任務は王都警備や王室警護などSP(セキュリティポリス)に限定されている。実態は名誉職に近いものがあったようだが、若者たちの人気は高く志望者も毎年多いらしい。[[アンティラス隊]]に参加した若者にもこの部隊の出身者がいるほか、隊員の家族が近衛騎士団の団員として所属している。しかし、シュテドニアスの内戦を契機に軍備増強を目指すラングラン政府の意向で正規軍の中核を担うようになってから部隊の性質が変化。ラングランの各州で過激な方針によるテロ組織の討伐に乗り出している。実態はクーデターを目論む副団長[[ムンガル・ザン・ブレストロー|ムンガル]]によってほぼ私物化されていた。
<!-- == メモ == -->
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:COEにおいて近衛騎士団の本隊はムンガルと共に行動し、自軍と敵対する事になる。ムンガルと行動を共にしていない他の団員は避難させた国民達の護衛に回っている。
<!-- == 話題まとめ == -->
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:意外にも初出は『[[第4次]]』。この時はなんとマサキが総選挙にて当人が不在の間に立候補もしていないのに近衛騎士団長に選ばれていたが、テュッティ達によって「魔装機神操者は役職に就けない」として辞退されている<ref>マサキの知らない間に話が終わっていたが、本人もやるつもりはなかったので特に問題は起きていない。</ref>。
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== 脚注 ==
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<references />
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