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== 概要 ==
 
== 概要 ==
花組入隊後、隊長の[[大神一郎]]や他の隊員と苦節を共にし[[東京|帝都]]防衛の任務にあたるが、自身の霊力低下と神崎家の跡取りとしての立場に期するところがあり、1927年の黄金蒸気事件解決後に引退を発表。帝国華撃団並びに帝国歌劇団を去り、神崎重工の取締役に就いた。ただし、後に発売されたDSソフト『君あるがため』や『[[サクラ大戦#余談|歌謡ショウ]]』と呼ばれる舞台版、更に各種ソーシャルゲームでは「緊急事態」として一時復帰している。
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性格は非常にプライドが高く、一言でいえば高飛車。「帝劇のトップスタァ」を[[異名|自負]]している。
 
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性格は非常にプライドが高く、一言でいえば高飛車。母親が女優という事もあって、こと舞台に関しては、娘役トップとして「帝劇のトップスタァ」を[[異名|自負]]している。だが、自らが持って生まれた美貌と才能にかまける事無く、帝劇地下プールで練習用の機雷を浮かべて特訓をしたり、舞台の稽古では台本を完璧に覚えて臨んだりする程の努力家でもある<ref>『1』の頃にはさくらに「……NGなら、すみれさんが一番多いですけど。」と指摘される一幕がある。</ref>。ただし、自らが努力している姿を他人に見られるのを嫌い、仮に指摘されたとしても素知らぬ顔で振る舞うあまのじゃくな一面がある。
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常人とは異なる体質の持ち主らしく、'''『1』では甘酒を飲んで酔っ払った他、[[小説#サクラ大戦|小説]]ではカレーの食べ過ぎで一時的に肌が黄色になった'''事がある。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[大神一郎]]
 
;[[大神一郎]]
:上司。初対面の際にすみれが名前を間違えた為か、基本的に大神の事は階級で呼ぶ。ともすれば典型的なツンデレキャラに見られがちなすみれだが、実は大神に対しては自らの好意を素直に表している場合が殆ど。
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:
 
;[[真宮寺さくら]]
 
;[[真宮寺さくら]]
:同僚。さくらに対して高圧的な態度を取る事が多いが、実はすみれの方が年下。引退時に娘役トップの座を彼女に託す。
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;[[マリア・タチバナ]]
 
;[[マリア・タチバナ]]
:同僚。他人に突っかかる事が多いすみれだが、彼女に対しては強く出る事がない。『漫画版』ではマリアに叱られた後、カンナに「怒るとすっげぇ怖い」と告げられ、「それは私もよく存じておりましてよ」と返している。
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;[[アイリス]]
 
;[[アイリス]]
:同僚。年齢が離れているものの、同じ上流階級の人間で幼少期を孤独に過ごしたという境遇も重なってか、比較的仲が良い。
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;[[李紅蘭]]
 
;[[李紅蘭]]
:同僚。すみれが幼少期に霊子甲冑のテストパイロットを務めたこともあって、2人で光武の機体性能について議論した事もある。
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:
 
;[[桐島カンナ]]
 
;[[桐島カンナ]]
:同僚。何かにつけて反発しあい、常に口喧嘩が絶えない犬猿の仲。だが、喧嘩する程なんとやらでもある。
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:
 
;[[ソレッタ・織姫]]
 
;[[ソレッタ・織姫]]
:同僚。高飛車でお嬢様という近い属性を持っている為か、すみれの引退後は『歌謡ショウ』で同じポジションにいた事も。
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:
 
;[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
 
;[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
:同僚。
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:。
;[[米田一基]]
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:上司。かつては自身の処遇について不満を持ち陰で米田に対する暴言を吐いたりもしたが、後に花組を本当の娘のように愛する彼の親心を理解するまでになった。
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:奇しくも互いの引退時期が重なるという結果になったが皮肉な運命はそれだけに留まらず、「ただ1人取り残されてしまった者」という米田が背負っていた十字架を、『新』ではすみれが背負う事になる<ref>すみれの担当声優である富沢美智恵氏も『新』発売に向けて組まれたファミ通.comの特別企画で[https://www.famitsu.com/matome/shin-sakura/special01.html それについて言及している。]</ref>
   
;[[神山誠十郎]]
 
;[[神山誠十郎]]
:『新』の時代における部下。海軍特務艦艦長を務めていた彼の能力を見出し、帝国華撃団・花組隊長に任命した。
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:
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
;「おわかり?小川少尉!」
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:初対面の大神に対し、名前を尋ねたにも関わらず思い切り間違えている。
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:ゲーム本編では「…大神です」と返されるも、当の本人は「どちらでもいい」と意に介していない様子。
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:『漫画版』では大神が皮肉で「神崎『つ』みれさん<ref>業者の手違いで舞台用のビラが「神崎つみれ」と印刷されてしまった、TV版第8話のエピソードが元ネタ。</ref>」と返すが、激高して「わたくしは…神崎『す』みれですわ!」と平手打ちを浴びせてしまった上に、「あなただってご自分の名前を間違われたらおいやでしょう、小川少尉!!」とまくしたてている辺り、本人に「間違えている」という自覚はないようだ。
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:舞台版『す・み・れ 神崎すみれ引退記念』では初めて会った時のこのやり取りを再現しており、両者にとって相当印象深い出来事だった事がうかがえる。
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;「わたくしは帝劇のトップスタァ!!!」
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:本人を一番よく表している言葉の一つ。『歌謡ショウ』では舞台の端から端までを走り回りながら「トッ…………プスタァ!!!」と息継ぎなしでセリフを言っており、客席から大きな拍手をもらっている。
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;「ところで、ここのトップスターこの神崎すみれを、さしおいて」<br/>「いつのまにか、マリアさんが歌劇団のリーダーになってるけどあなた、このことどう思う?」
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:『1』にて、大神と初めて出会った際の台詞。「歌劇団のリーダー」とは要するに「花組のチームリーダー」の事。
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:高飛車な性格で仲間(特にカンナ)とのトラブルも多かった故、すみれが花組のまとめ役、ましてや「歌劇団のリーダー」になる事は後に引退するまでただの1度もなかった。
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:当時はわがままなすみれの性格が表れているという以上の意味を持たなかったが、『新』での彼女の境遇を考慮すると余りにも皮肉な台詞である。
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;「まったく、米田のクソじじい!人を見る目がないんだから!」<br/>「このガキャ!」
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:両者とも『1』での台詞。前者は上記の台詞に続き、マリアをリーダーに選んだ米田に対する陰口。
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:後者は舞台稽古でさくらに服の裾を踏まれて転び、さくらの事を「粗野でお下品」と罵った結果、今度は'''ワザと'''服の裾を踏まれて顔面から転倒した後の台詞。
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:上流階級育ちのすみれだが、特に初期の頃は結構乱暴な台詞を吐いている。後者の場合は怒るのも無理はないが。
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;「……白鳥が美しく、そして優雅に水面にういていられるのも……」<br/>「水の下で一生懸命、水をかいているからなのですわ。」
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:『1』にて、地下プールでの水泳の特訓を他の隊員に秘密にする理由を大神に問われた際の返答。
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:美しくある為には努力が必要だがそれを他人が知る必要はないという、帝劇のトップスタァであるすみれらしい台詞。
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;「きゃ~~~っ!!ク、ク、ク、クモぉ~~~!!はひ、はひ、クモ、クモ、……」<br/>「きゃ~~!死ぬ~~!あ~~もう、いや、近くに寄らないで わぁ、いやぁ~~~!!」
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:『1』にて、深川の廃屋を大神とカンナと共に調査していた際、右腕に落ちたクモを見ての反応。
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:直前に怖いものなんてないと豪語していたすみれだが、幼少期の経験からクモだけは苦手。カンナのイベントと対になっており、普段いがみあっている2人が実は似たもの同士である事を伺わせる。
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:ゲームですみれを助けるのは大神(プレイヤー)の役割だが、『漫画版』で彼女を助けるのは意外な(?)人物。
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;「毎日、毎日……戦って!殺して、殺して!殺し続けて!」<br/>「わたくしの手は……もう血でべっとり!!」<br/>「そんな状況で素直でいられて!?普通の女の子みたいになれて!?お花が咲いたって、喜べて!?」<br/>「わたくしをこんなにしたのは誰?あやめさんじゃない!?あなたたちじゃないの!!」
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:『1』ですみれをヒロインに選んでいる場合、敵の2度目の帝劇襲撃後にて。
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:普段、他人に自分の弱さを見せる事を良しとしないすみれが、ショッキングな出来事が重なりその感情を吐露させた。
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:そして、華やかな面ばかりクローズアップされがちな『サクラ』が、少女を戦場に送り出す歪な戦争の話である事を嫌でも思い出させる。
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;すみれ「おっほっほっ。今日は帝劇のトップスタァ、わたくし神崎すみれの休日についてたっぷりお話を…」<br/>さくら「すみれさん。せっかくなんですけどそんな時間…」<br/>すみれ「蒸気自動車で帝都をドライブ。銀座でお洋服を買ってミルクホールでお茶を頂いて、レストランで優雅なディナー。そして…」<br/>さくら「失礼します!次回サクラ大戦、『華撃団の新隊長』、太正桜に浪漫の嵐!」<br/>すみれ「今度、予告は20分下さいな」<br/>さくら「えぇ…」
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:TV版第3話終了後の[[次回予告]]。
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:タイトル通り、次のエピソードは大神が花組の隊長に抜擢される経緯が描かれる重要な回なのだが、すみれの大暴走により予告の体をなしてしない。シリアスなTV版における数少ないギャグ要素。
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:尤も、花組メンバーの休日が描かれる話でもあるので、全くの的外れという訳でもない。因みに、20分の次回予告が実現する事は勿論なかった。
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== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[光武二式 (すみれ機)]]
 
;[[光武二式 (すみれ機)]]
 
:
 
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== 余談 ==
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*ナンバリングタイトルでは『4』を最後に花組を去るすみれだが、実の所『4』本編ではすみれの引退シーンは描かれていない。これは引退の直接的な理由が、『4』製作中に富沢氏の『歌謡ショウ』への出演が難しくなった為であり、『4』発売後に『歌謡ショウ』ですみれの引退公演が行われ、ドラマCDと[[OVA]]ですみれの引退を扱った作品が作られる事でゲームの補完が行われた。その後、富沢氏の事情が変わり『歌謡ショウ』及びライブにおいてすみれが普通に出演可能な状態になったのだが、「霊力低下で霊子甲冑に乗れなくなり実家に戻った」という作品上の引退理由は変えようがない為、概要に書かれている通り『4』以降の時系列でのすみれの登場は全てのメディアで一時復帰という扱いになっていた。前述の通り引退そのものがなくなったのは『X−Ω』が初めてである。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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