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| 種族 = [[種族::地球人]](日本人)
 
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| 性別 = [[性別::男]]
 
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| 生年月日 = 2001年6月6日
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| 身長 = [[身長::144 cm]]
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| 身長 = [[身長::144 cm]](旧世紀)<br />[[身長::157 cm]](新劇場版)
 
| 髪色 = 黒
 
| 髪色 = 黒
 
| 瞳の色 = 黒
 
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| 所属 = {{所属 (人物)|ネルフ}}
 
| 所属 = {{所属 (人物)|ネルフ}}
 
| 学年 = 中学2年生
 
| 学年 = 中学2年生
| 役職 = [[EVA初号機]]パイロット(サードチルドレン)
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| 役職 = [[EVA初号機]]パイロット(サードチルドレン)<br />[[EVA第13号機]]パイロット(『Q』)
| 特技 = チェロ
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| 特技 = チェロ(旧世紀)
| 趣味 = 音楽鑑賞
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| 趣味 = 音楽鑑賞(旧世紀)
 
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'''碇シンジ'''は「[[エヴァンゲリオンシリーズ]]」の[[主人公]]。
 
'''碇シンジ'''は「[[エヴァンゲリオンシリーズ]]」の[[主人公]]。
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幼い頃に母親を亡くし、特務機関[[ネルフ]]の司令官である父・[[碇ゲンドウ]]とも10年以上離れて暮らしていた。だが、ある日突然父親に呼び出され、[[EVA初号機]]に乗り込み[[使徒]]と戦う事を強要される。
 
幼い頃に母親を亡くし、特務機関[[ネルフ]]の司令官である父・[[碇ゲンドウ]]とも10年以上離れて暮らしていた。だが、ある日突然父親に呼び出され、[[EVA初号機]]に乗り込み[[使徒]]と戦う事を強要される。
   −
[[シンクロ率]]は初搭乗時から43%と高かったが、その後幾度もの戦闘をこなしていく中で、よりシンクロ率が向上していき、優れた働きを見せるようになる。しかし、ネルフ本部襲撃の際にシンクロ率は遂に400%を突破。一時的に初号機に取り込まれてしまう。その際に彼は、幼い時の記憶を徐々に取り戻していく事となり、また人類補完計画に必要な最重要ファクターの一つとして、その存在が重要視されていく事となる。
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[[シンクロ率]]は初搭乗時から43%と高かったが、その後幾度もの戦闘をこなしていく中で更にシンクロ率が向上していき、より優れた働きを見せるようになる。しかし、ネルフ本部襲撃の際にシンクロ率は遂に400%を突破した事で、一時的に初号機に取り込まれ肉体はLCLとなり同化してしまう。その際に彼は、幼い時の記憶を徐々に取り戻していく事となり、また人類補完計画に必要な最重要ファクターの一つとして、その存在が重要視されていく事となる。
   −
他人との接触を極端に嫌う内向的な性格だったが、[[葛城ミサト]]やクラスメイトの[[鈴原トウジ]]、[[相田ケンスケ]]、そして同じ[[EVA]]パイロットである[[綾波レイ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]らと接するうちに、人間関係を構築し徐々に心を開くようになっていく。しかし、そんなシンジをまるで理解しようともしないかの様なゲンドウの行いが原因で、トウジやケンスケとの友情は[[EVA3号機|参号機事件]]を機に破綻、レイもまた「三人目」に代わった事で関係がリセットとなり、更にアスカまでもが[[加持リョウジ]]の死によって精神崩壊を引き起こしてしまい、再びシンジの心の中が孤独に包まれてしまう。当然ゲンドウとの関係も完全に険悪になり、[[第14使徒ゼルエル]]の事件後は、彼とも一切会話をしなくなった。
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物語開始の時点で、幼少期に父ゲンドウに捨てられたと思っているため、彼には不信感を持つ一方で父親への思慕の感情も捨てきれず、母・[[碇ユイ]]とは物心がつく前に死別していた事で、「家族」との愛情や距離感が全く掴めないまま生活している。他人との接触を極端に嫌う内向的な性格だったが、[[葛城ミサト]]やクラスメイトの[[鈴原トウジ]]、[[相田ケンスケ]]、そして同じ[[EVA]]パイロットである[[綾波レイ]]、[[惣流・アスカ・ラングレー]]らと接するうちに、人間関係を構築し徐々に心を開くようになっていく。しかし、そんなシンジをまるで理解しようともしないと思えるゲンドウの行いが原因で、トウジやケンスケとの友情は[[EVA3号機|参号機事件]]を機に破綻、レイもまた「三人目」に代わった事で関係性がリセットされ、更にアスカまでもが[[加持リョウジ]]の死によって精神崩壊を引き起こしてしまった事で、築き上げた人間関係がほぼ全て消滅した事で再びシンジは精神面でも一人の人間として孤独となる。この時点でもミサトはシンジの事を気にかけてはいたが、ゼーレとゲンドウの動きを警戒し始めた事と自身の目的に向けて動き始めた事で接する機会が減る。ゲンドウとは参号機事件をきっかけに完全に険悪な関係となり、その後[[第14使徒ゼルエル]]のネルフ本部襲撃後は、彼とも一切会話をしなくなった。結果として彼は心理状態に加え、日常生活の個人としても完全に孤立した状態となった。
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そんな中、自分と同年代の少年である[[渚カヲル]]と出会ったシンジは、彼と新たな友情を築きつつあったが、彼こそが最後の使徒・タブリスであり、セントラル・ドグマに向かって彼の乗っ取った[[EVA弐号機]]と壮絶な交戦を繰り広げた末、彼の望みをかなえる形で、その手に掛けてしまった。カヲル殺害後、その精神は半ば破綻寸前にまで陥り、シンジはEVAに乗る事を完全に拒絶するのだった。これは、他の誰よりもシンジに対して好意を示し、気持ちを汲み取ってくれたカヲルが[[使徒]]だった事で使徒が本当に倒すべき敵なのか分からなくなった事、そして流されるままにエヴァへ搭乗していた事で、結局何もかも失ってしまった事から、「何も知らない自分は戦わない方がいい」という結論を導き出したためでもあった。
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直後、自分と同年代の少年である[[渚カヲル]]と出会ったシンジは、彼と新たな友情を築きつつある。しかし、彼こそがゼーレが補完計画のために送り込んだ最後の使徒・タブリスであった。カヲルは搭乗者がいなくなった[[EVA弐号機]]を操り、アダムとの融合を果たす為にセントラル・ドグマに向かう。この際に彼が最後の使徒であると知らされたシンジは壮絶な交戦を繰り広げた末、シンジは彼の望みをかなえる形で彼を手に掛ける事となった。カヲル殺害後、その精神は半ば破綻寸前にまで陥り、シンジはEVAに乗る事を完全に拒絶するのだった。これは、他の誰よりもシンジに対して好意を示し、気持ちを汲み取ってくれたカヲルが[[使徒]]だった事で使徒が本当に倒すべき敵なのか分からなくなった事、そして流されるままにエヴァへ搭乗していた事で、結局何もかも失ってしまった事から、「何も知らない自分は戦わない方がいい」という結論を導き出したためでもあった。
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そして旧劇場版では、[[EVA量産機]]によって無残に蹂躙されたアスカの弐号機を目の当たりにした結果、その崩壊した心は、[[ゼーレ]]に浸け込まれ補完計画遂行に利用される事になる。だが、精神世界の対話と葛藤の末に、シンジはゲンドウやゼーレが目指していた『補完された世界』よりも、『傷つき傷つけられる現実世界』への回帰を望み、最終的にゼーレの計画は失敗。綾波レイと融合した[[第1使徒アダム]]と[[第2使徒リリス]]は自己崩壊を引き起こし、レイとカヲルの魂、そしてEVA初号機のコアに宿っていた母・[[碇ユイ]]の魂と別れを告げたシンジは、同じく補完の拒絶をしたアスカと共に、LCLの海から復元され、現実世界に帰還するのだった。
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そして旧劇場版では完全な鬱・無気力状態となり、ネルフが戦略自衛隊の強襲を受け制圧されていく中も座して死を待つのみとなってたが、ミサトにより救出され、セカンドインパクトの真実や補完計画とサードインパクトの狙い、シトとヒトの正体について聞かされる。ミサトが自らの死と引き換えにシンジを初号機に導き、初号機自身も自ら動きシンジを自身に搭乗する様促す。そうして最後の出撃をしたシンジは直後に、[[EVA量産機]]によって無残に蹂躙されたアスカの弐号機を目撃、その自我は遂に崩壊し[[ゼーレ]]の計画通り、補完計画完遂の最後のピースとして利用される事になる。精神世界での自身(自己から見た他者の姿を取った自己)との対話と葛藤の末に、シンジはゲンドウやゼーレが目指していた『補完された世界』よりも、『傷つき傷つけられる現実世界』への回帰を望み、最終的にゼーレの計画は失敗。綾波レイと融合した[[第1使徒アダム]]と[[第2使徒リリス]]は自己崩壊を引き起こし、レイとカヲルの魂、そしてEVA初号機のコアに宿っていた母・碇ユイの魂と別れを告げたシンジは、同じく補完の拒絶をしたアスカと共にLCLの海から復元され、現実世界に帰還するのだった。
   −
物語のラストにて、シンジは精神世界で自分を拒絶していると思っていた「最初の他人」であるアスカを絞め殺しそうになるが、それに対するアスカの「行動」から彼女の気持ちを悟ったシンジは、首を絞める事を止めて泣き崩れ、エヴァンゲリオンの物語は『終劇』を迎える事になった…。
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物語のラストにて幾ばくかの時間は過ぎ、シンジは精神世界で自分を拒絶していると思っていた「最初の他人」であるアスカを絞め殺そうとするが、それに対するアスカの「行動」から彼女の気持ちを悟ったシンジは、首を絞める事を止めて泣き崩れ、エヴァンゲリオンの物語は『終劇』を迎える事になった…。
    
=== 新劇場版 ===
 
=== 新劇場版 ===
 
人物設定、境遇は旧世紀版とほぼ同じ。ただし「サードチルドレン」の呼称は「第三の少年」へと変わっている(これは綾波レイ達も同様)。
 
人物設定、境遇は旧世紀版とほぼ同じ。ただし「サードチルドレン」の呼称は「第三の少年」へと変わっている(これは綾波レイ達も同様)。
   −
『序』では旧世紀版とほぼ同じ性格であったが、『破』からは周囲の人物との人間関係の微妙な変化から性格面にも若干の変化が見られており、特に終盤の言動に関しては旧世紀版からは考えられないほど異なったものとなっていた。しかし『Q』においてはヴィレの面々による存在の全否定や、自身の行動が世界を滅亡の危機に追い込んだという事実から、旧世紀版以上に自己嫌悪と自己否定が進んでしまう。
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『序』では旧世紀版とほぼ同じ性格であったが、『破』からは周囲の人物との人間関係の微妙な変化から性格面にも若干の変化が見られており、特に終盤の言動に関しては旧世紀版からは考えられないほど異なったものとなっていた。しかし『Q』においてはヴィレの面々による自身の存在への全否定や、自身の行動が世界を滅亡の危機に追い込んだという事実から、旧世紀版以上に自己嫌悪と自己否定が進んでしまう。
 
  −
制作スタッフによれば、「シンジ自身の性格は旧世紀版と同一のもの」と公式設定されており、変化が生まれているのは「周囲の人物(特に大人)の彼への態度や接し方の方である」とのこと。それにより、シンジ自身も自我の形成が旧世紀版とは異なる成長を見せている。心理分析の基本である「他者との接触による自我の形成」を、旧世紀版と新世紀版の二作によって表現している手法と云える。
      
=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
原作の『[[新世紀エヴァンゲリオン|エヴァ]]』はアニメ作品としては珍しくトラウマを題材にしており、更に監督自身の制作当時の気分が各キャラに投影されている為に、回によっては一般的な[[主人公]]と比べてやたらネガティブさが強調される事がある。そのせいで鬱主人公の代名詞的なイメージで語られる事があるのだが、実際の彼はやや内気なだけで一般的なコミュニケーション能力と戦いにおいてやるべき事はちゃんとやる、熱血要素を持ったごく普通の少年である。
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『新世紀エヴァンゲリオン』はアニメ作品としては珍しくトラウマを題材にしており、回によっては一般的な[[主人公]]と比べてやたらネガティブさが強調される事がある。劇中描写としてもそれまでのアニメと異なり、主要登場人物の心理描写に重きが置かれていた為、視聴者もその印象を受けている事が多い。その為で鬱主人公の代名詞的なイメージで語られる事があるのだが、実際の彼はやや内気なだけで一般的なコミュニケーション能力と戦いにおいてやるべき事はちゃんとやる、熱血要素を持ったごく普通の少年である。
    
第壱話でも落ち着きの無いミサトのドジっ子(のように装っていた訳だが…)ぶりに容赦無くツッコミを入れたり、ジオフロントの威容に目を輝かせたりと歳相応のリアクションを取っており、少なくともゲンドウとの対面を果たすまでは「弱気」というイメージは全く感じられない。またやたらと苦悩するキャラだとも思われていたりするが、これも序盤と最終話2話ぐらいなもので、前者は周囲の大人達からの理不尽極まりない対応に対する至極真っ当な反発に過ぎず、後者は自己啓発によって自らの存在意義を徐々に見出していく、いわば彼自身の成長として描かれているのであって決してネガティブさを含むものではない。寧ろ作中の大人たちはほぼ全員が病んでいるため、ここまで耐えられたのは賞賛に値するくらいである。
 
第壱話でも落ち着きの無いミサトのドジっ子(のように装っていた訳だが…)ぶりに容赦無くツッコミを入れたり、ジオフロントの威容に目を輝かせたりと歳相応のリアクションを取っており、少なくともゲンドウとの対面を果たすまでは「弱気」というイメージは全く感じられない。またやたらと苦悩するキャラだとも思われていたりするが、これも序盤と最終話2話ぐらいなもので、前者は周囲の大人達からの理不尽極まりない対応に対する至極真っ当な反発に過ぎず、後者は自己啓発によって自らの存在意義を徐々に見出していく、いわば彼自身の成長として描かれているのであって決してネガティブさを含むものではない。寧ろ作中の大人たちはほぼ全員が病んでいるため、ここまで耐えられたのは賞賛に値するくらいである。
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碇シンジを演じた声優の緒方恵美氏は「子供のわがままの逃げではなく、色々越えて経験してからの拒否で、言ってしまえば大人の迷い。絶望感の果てにもう一度人と関わろうとしたことが彼の成長」と述べている。この事から旧劇場版での彼の行動をどう評価するかは、今まで彼が置かれた環境の事、TV版と違い旧劇場版のシンジは基本的に監督である庵野秀明氏の個人的な心情が大いに反映されている事、「'''TV版と旧劇場版のシンジは繋がっていない'''」というパンフレットでのスタッフによる解説をちゃんと踏まえた上で冷静に下すべきだろう。
      
シンジにとって不幸だったのは、家族であり最大の理解者であったはずのミサトでさえ、彼に対する接し方、期待のかけ方の焦点が微妙にズレていた事で、結局のところ原作では誰も彼の心情を本当の意味で理解してはいなかったと言える(皮肉なことに、彼の心にもっとも接近したのは最大の敵である使徒。すなわち、渚カヲルただ一人)。彼に必要だったものは「エヴァが戦う理由=エヴァに乗って戦う理由=自分が存在する意味」であり、スパロボではそれが補われる事となる。
 
シンジにとって不幸だったのは、家族であり最大の理解者であったはずのミサトでさえ、彼に対する接し方、期待のかけ方の焦点が微妙にズレていた事で、結局のところ原作では誰も彼の心情を本当の意味で理解してはいなかったと言える(皮肉なことに、彼の心にもっとも接近したのは最大の敵である使徒。すなわち、渚カヲルただ一人)。彼に必要だったものは「エヴァが戦う理由=エヴァに乗って戦う理由=自分が存在する意味」であり、スパロボではそれが補われる事となる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
どの作品においても他作品のキャラクターと絡むイベントが多く目立ち、その中で精神的成長を遂げていくという役割となっており、常に好待遇の[[主人公]]キャラである。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[シン・アスカ]]、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[ダイゴウジ・ガイ]]、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の[[ギュネイ・ガス]][[D]]、および[[第3次Z]])と並んでスパロボで救われたキャラクターと言っても過言ではない。
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どの作品においても他作品のキャラクターと絡むイベントが多く目立ち、その中で精神的成長を遂げていくという役割となっており、常に好待遇の[[主人公]]キャラである。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[シン・アスカ]]、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[ダイゴウジ・ガイ]]、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の[[ギュネイ・ガス]](『[[D]]』、『[[第3次Z]]』、『[[T]]』)と並んでスパロボで救われたキャラクターと言っても過言ではない。
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同時に貞本エヴァと同じく、公認(公式に非ず)二次創作面の修正から、原作の持つイメージ、魅力が最も削がれる結果となったキャラクターでもあると言える。この辺りは作品同様、 寺田氏の述べた「スパロボでエヴァの魅力を再現するのは不可能」という側面に含まれる範疇であると云える。俗にスパシン<ref>スーパーシンジの略。原作ではありえないような能力を持たされたファンの二次創作におけるシンジの[[俗語・俗称|俗称]]。広義的には[[スパロボ補正]]のシンジもこれに含まれる。</ref>とも呼ばれ、原作との乖離を嫌う人と、原作では見られなかった成長を歓迎する人とで評価は分かれる。
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同時に漫画版と同じく、公認(公式に非ず)二次創作面の修正から、原作の持つイメージ、魅力が最も削がれる結果となったキャラクターでもあると言える。俗にスパシン<ref>スーパーシンジの略。原作ではありえないような能力を持たされたファンの二次創作におけるシンジの[[俗語・俗称|俗称]]。広義的には[[スパロボ補正]]のシンジもこれに含まれる。</ref>とも呼ばれ、原作との乖離を嫌う人と、原作では見られなかった成長を歓迎する人とで評価は分かれる。
    
=== 旧世紀版 ===
 
=== 旧世紀版 ===
 
==== [[旧シリーズ]] ====
 
==== [[旧シリーズ]] ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
:初登場作品。仲間になった直後に[[ブライト・ノア|ブライト]]から「どことなく[[機動戦士ガンダム|昔]]の[[アムロ・レイ|アムロ]]を思い起こさせる」と評される(当のアムロは「やめてくれよ、昔の話を持ち出すのは」とブライトに返している)。物語中盤で[[ネルフ]]を脱走したところをアムロに保護され、ブライトに[[修正]]を受ける(この時のやりとりは、かつてアムロがブライトに修正を受けた時と同じ)。これが庵野監督の提案だった<ref>双葉社『スーパーロボット大戦F ディープファイル』45頁。</ref><ref>[https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170731/2#i-2 【寺田P×奈須きのこ:対談】庵野「シャアをエヴァに乗せて」→スパロボPはなぜ断ったのか!? Pが語る原作とゲームの狭間の葛藤。そしてFGOがスパロボから継承したもの] 2020年8月2日閲覧。</ref>のはあまりにも有名。[[EVA]]チームの中では[[格闘 (能力)|格闘]]・[[SP]]に加え[[精神コマンド]](習得ラインナップは[[シャア・アズナブル|クワトロ]]と同一)の利便性や[[シンクロ率]]の成長率に最も優れ、初号機も[[強化パーツ]]を2個付けられるので一番使いやすいが、[[技量]]が低いので被弾時の[[クリティカル]]には特に注意したい。破壊されると、[[修理費]]が凄い上に初号機が[[暴走]]してしまうので多大な代償が伴う。性格は「弱気」。また初出撃前後のシナリオ限定で戦闘セリフが違う。
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:初登場作品。戦闘時と非戦闘時で異なるアイコンが使われる数少ないキャラクター。仲間になった直後に[[ブライト・ノア|ブライト]]から「どことなく[[機動戦士ガンダム|昔]]の[[アムロ・レイ|アムロ]]を思い起こさせる」と評される(当のアムロは「やめてくれよ、昔の話を持ち出すのは」とブライトに返している)。物語中盤で[[ネルフ]]を脱走したところをアムロに保護され、ブライトに[[修正]]を受ける(この時のやりとりは、かつてアムロがブライトに修正を受けた時と同じ)。これが庵野監督の提案だった<ref>双葉社『スーパーロボット大戦F ディープファイル』45頁。</ref><ref>[https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170731/2#i-2 【寺田P×奈須きのこ:対談】庵野「シャアをエヴァに乗せて」→スパロボPはなぜ断ったのか!? Pが語る原作とゲームの狭間の葛藤。そしてFGOがスパロボから継承したもの] 2020年8月2日閲覧。</ref>のはあまりにも有名。[[EVA]]チームの中では[[格闘 (能力)|格闘]]・[[精神ポイント|SP]]に加え[[精神コマンド]](習得ラインナップは[[シャア・アズナブル|クワトロ]]と同一)の利便性や[[シンクロ率]]の成長率に最も優れ、初号機も[[強化パーツ]]を2個付けられるので一番使いやすいが、[[技量]]が低いので被弾時の[[クリティカル]]には特に注意したい。破壊されると、[[修理費]]が凄い上に初号機が[[暴走]]してしまうので多大な代償が伴う。性格は「弱気」。また初出撃前後のシナリオ限定で戦闘セリフが違う。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
:アムロか[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の[[説得]]次第で、仲間になった[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]と友人になる。ならなかった場合は条件次第でバッドエンドに進行してしまうというある意味重要キャラ。[[レイン・ミカムラ|レイン]]が艦を降りたと聞いて脱走しようとする[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を諭すという意外な役回りも担う。能力的には、EVAチーム中一番の[[シンクロ率]]補正で機体サイズや[[運動性]]以上に避けて当ててくれる。本作もEVAチームで最も使いやすいのは変わらないのだが、[[地形適応]]の[[宇宙]]Bと機体の攻撃力不足のせいで一線級の活躍は難しくなっている。また、シンジの場合一部マップで味方する[[連邦兵]][[レディ・アン|ら]]が勝手に突っ込んでやられていく度に性格「弱気」が災いして[[気力]]が下がっていってしまう。気力100未満だとプログレッシブナイフが使えなくなるので、その手のシチュエーションが多発する終盤では要注意。
 
:アムロか[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の[[説得]]次第で、仲間になった[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]と友人になる。ならなかった場合は条件次第でバッドエンドに進行してしまうというある意味重要キャラ。[[レイン・ミカムラ|レイン]]が艦を降りたと聞いて脱走しようとする[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を諭すという意外な役回りも担う。能力的には、EVAチーム中一番の[[シンクロ率]]補正で機体サイズや[[運動性]]以上に避けて当ててくれる。本作もEVAチームで最も使いやすいのは変わらないのだが、[[地形適応]]の[[宇宙]]Bと機体の攻撃力不足のせいで一線級の活躍は難しくなっている。また、シンジの場合一部マップで味方する[[連邦兵]][[レディ・アン|ら]]が勝手に突っ込んでやられていく度に性格「弱気」が災いして[[気力]]が下がっていってしまう。気力100未満だとプログレッシブナイフが使えなくなるので、その手のシチュエーションが多発する終盤では要注意。
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==== [[αシリーズ]] ====
 
==== [[αシリーズ]] ====
αシリーズでは、『[[α]]』から『[[第3次α]]』までの間に2年の歳月が経っている。『第3次α』の時点でシンジは16歳のはずだが、中学生の制服を着ていると本編で発言しており、EVAパイロット組は中学留年の可能性がある(原作で私服がないレイの為の措置とも言える)。
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αシリーズでは、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』から『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』の間に2年の歳月が経っている。『第3次α』の時点でシンジは16歳のはずだが、中学校の制服を着ていると本編で発言しており、EVAパイロット組は中学留年の可能性がある(原作で私服がない[[綾波レイ]]のための措置とも言える)。
    
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:[[A.T.フィールド]]がかなり使いやすくなったのでさらに強くなった。暴走に関しても「[[テム=レイの回路]]」を付ければ修理費10に抑えられる。[[EVA初号機]]の武器追加もあり、盾役以外にもボス戦もこなせるようになった。本作では二回行動可能レベルがLv80と非常に高くほぼ不可能。今回はカトル以外にも[[草間大作]]とも仲が良い。またイサムが[[銀鈴]]のナンパに失敗した現場に大作と居合わせて「野郎と飲みたい時もあるのさ」への答えに「女の人にフラれた時ですか?」と突っ込んだ意外な一面も。ルートと選択肢次第でフラグが立っていき、全て立つとネルフが[[ティターンズ]]と[[ゼーレ]]の襲撃を受けた際に、[[宇宙]]から駆け付けるという見せ場が用意される。なお『第3次α』では、『α』でフラグが立っていない場合のみ発生する、ミサトが[[人類補完計画]]についてシンジに話した場面の事が語られていたり、[[鈴原トウジ|トウジ]]がエヴァのパイロットとして復帰していない事から、フラグが立っていないのが正史の模様。
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:[[A.T.フィールド]]の使い勝手が大きく向上。[[暴走]]に関しても[[テム=レイの回路]]を付ければ修理費10に抑えられる。[[EVA初号機]]の武装追加もあり、盾役以外にボス戦もこなせるようになった。[[2回行動]]は解禁Lvが80と非常に高くほぼ不可能。
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:本作では[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]の他、[[草間大作]]とも仲が良い。[[銀鈴]]のナンパに失敗した[[イサム・ダイソン|イサム]]の「野郎と飲みたい時もあるのさ」という発言に、「女の人にフラれた時ですか?」と突っ込む意外な一面も。
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:ルートと選択肢次第でフラグが立っていき、全てが成立すると、[[ティターンズ]]と[[ゼーレ]]の襲撃を受ける[[ネルフ]]の救援に[[宇宙]]から駆け付けるという見せ場が用意される。なお『第3次α』では、(『α』でフラグが立っていない場合のみ発生する)[[人類補完計画]]について[[葛城ミサト]]がシンジに話した場面のことが語られ、また[[鈴原トウジ]]が[[EVA3号機]]のパイロットとして復帰しないことから、フラグが立っていないのが正史の模様。
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
::能力的な変化はPS版から見られないが、DC版新規ルートにて見せ場が増えた。なんとシンジとゲンドウの[[EVA初号機]]同士の戦いが見られる。
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::能力的な変化はPS版から見られないが、DC版新規ルートにて見せ場が増えた。なんとシンジと[[碇ゲンドウ]]のEVA初号機同士の戦いが見られる。
 
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:「バルマー戦役を潜り抜け、人間的に成長したシンジ」として登場。別名「男前」。発売前、ゲーム雑誌等で躍動感溢れるカットインを披露した。性格も「強気」になり、その男前っぷりは[[キラ・ヤマト]]が増長した際に存分に発揮され、'''旧シリーズでの自分に対するアムロと同じ立ち位置になった'''(ミサトから「その道の先達」と太鼓判を押されている)。終盤のEVAシナリオでは一度は弱気になってしまい、[[ゼーレ]]の発動させた[[人類補完計画]]によって[[EVA初号機]]に取り込まれるも、[[αナンバーズ]]の仲間達に救われ、カヲルと「再会」し、父ゲンドウと全ての決着を着けた後、両親の遺志を継いで改めて[[地球]]を守るために戦うことを決意。αナンバーズの皆からTV版最終話のように祝福され、同時にトウジたちと再会を果たす。不参戦の期間はアスカと同棲しており、彼女を知るメンバーからは大いに驚かれていた。エンディングでは[[第3新東京市]]に移住して普通の学生に戻ったが、仮に再び地球が危機にさらされるのならば、戦いに身を投じるつもりであると発言している。
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:発売前からゲーム雑誌等で躍動感溢れるカットインを披露し、注目を集めた。第13話「もう一度、自らの足で」にて[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]、レイと共に援軍として参戦。不参戦の期間はアスカと同棲しており、彼女を知るメンバーからは大いに驚かれていた。
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:本作の[[エヴァンゲリオン]]全般に言えるが、乗機はコスト2に比してパワー不足ではあるものの、A.T.フィールドが広域バリアのため小隊員としても有用。シンジの場合は[[加速]]&[[覚醒]]を持つこともその使い勝手を後押しする。
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:キャラクターとしては、'''[[バルマー戦役]]を潜り抜け、人間的に成長したシンジ'''として登場。[[性格]]も強気になり、別名『男前』。その男前っぷりは[[キラ・ヤマト|キラ]]が増長した際に存分に発揮され、'''旧シリーズでの自分に対する[[アムロ・レイ|アムロ]]と同じ立ち位置'''になった。ミサトからも「その道の先達」と太鼓判を押される。終盤のEVAシナリオでは再び弱気に陥り、ゼーレの発動させた人類補完計画によってEVA初号機に取り込まれるも、[[αナンバーズ]]の仲間たちによって救われる。[[渚カヲル]]と再会し、父ゲンドウと全ての決着を着けた後、両親の遺志を継ぎ改めて[[地球]]を守るために戦うことを決意。αナンバーズの皆からTV版最終話のように祝福され、同時にトウジたちと再会を果たす。
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:エンディングでは[[第3新東京市]]に移住して普通の学生に戻ったが、仮に再び地球が危機に晒されるのなら戦いに身を投じる覚悟も述べている。
    
==== Scramble Commanderシリーズ ====
 
==== Scramble Commanderシリーズ ====
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==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
:EVAのストーリーがシナリオの重要部分を占めているので、基本的に原作をなぞる形となっている。原作で彼が選択肢に苦しむ部分はポイントをずらしたことで、原作の彼とは周囲の影響もありまた違った選択肢で行動を選んでいる。劇場版シナリオで戦う意思を見せるシーンは『[[α]]』と同じ。[[覚醒]]と[[魂]]を持ち、初号機と[[A.T.フィールド]]の性能が良く、アスカの弐号機との[[合体攻撃]]も追加されたので戦力としても申し分ない。しかし、終盤の[[EVA量産機]]戦では[[A.T.フィールド]]を中和し合うので、単独で突っ込まないように。戦闘台詞もF以来の新規収録が行われた。
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:EVAのストーリーがシナリオの重要部分を占めているので、基本的に原作をなぞる形となっている。原作で彼が選択肢に苦しむ部分はポイントをずらしたことで、原作の彼とは周囲の影響もありまた違った選択肢で行動を選んでいる。劇場版シナリオで戦う意思を見せるシーンは『[[α]]』と同じ。[[覚醒]]と[[魂]]を持ち、初号機と[[A.T.フィールド]]の性能が良く、アスカの弐号機との[[合体攻撃]]も追加されたので戦力としても申し分ない。しかし、終盤の[[EVA量産機]]戦では[[A.T.フィールド]]を中和し合うので、単独で突っ込まないように。戦闘台詞も『F』以来の新規収録が行われた。
    
=== 新劇場版 ===
 
=== 新劇場版 ===
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:第2話で参戦するも第3話で離脱、第23話で『Q』仕様で登場。今回は[[EVA第13号機|13号機]]に乗っており、以前のシリーズ同様の格闘寄りになっている。
 
:第2話で参戦するも第3話で離脱、第23話で『Q』仕様で登場。今回は[[EVA第13号機|13号機]]に乗っており、以前のシリーズ同様の格闘寄りになっている。
:衝撃のストーリーを辿った『Q』終盤から再転移したためか、キャラクターとしては'''『時獄篇』序盤よりもマイナスになっている'''が、それでもかつての仲間たちと再会し共闘することからスパロボ補正のおかげで原作よりはかなり前向き。しかし元の世界では原作通り酷い目に遭っていたことには変わりない、アスカとの関係もあくまで一時的な共闘といった程度で修復には至らない、更に転移前の世界や自分たちの身に起こっていたことを他作品のキャラ達は知る由もない(43話の分岐次第で世界に起きた惨劇を他のキャラも見る事にはなるが、NERVとヴィレの関係等は最後まで説明しなかった)ため、救われているかどうかは微妙なところ。ただ曲がりなりにもカヲルが最後まで生存しているため全く希望がないわけではないが。
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:衝撃のストーリーを辿った『Q』終盤から再転移したためか、キャラクターとしては'''『時獄篇』序盤よりもマイナスになっている'''が、それでもかつての仲間たちと再会し共闘することからスパロボ補正のおかげで原作よりはかなり前向き。しかし元の世界では原作通り酷い目に遭っていたことには変わりない、アスカとの関係もあくまで一時的な共闘といった程度で修復には至らない、更に転移前の世界や自分たちの身に起こっていたことを他作品のキャラ達は知る由もない(43話の分岐次第で世界に起きた惨劇を他のキャラも見る事にはなるが、NERVとヴィレの関係等は最後まで説明しなかった)ため、救われているかどうかは微妙なところ。
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:しかし、カヲルが最後まで生存し、天獄戦争を経たシンジも早い段階で前に進む決意を固めるなど何だかんだで事態が好転しており、この状態で『シン』の物語へ進んだのであれば、より完璧なハッピーエンドを迎えられているかもしれない。
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:なお、レイも含めて第2話と第23話以降でエーストークの内容も異なっている。2周目で撃墜数を引き継いでいる場合、後者を見たいのなら第2話で[[Dトレーダー]]に入らないように。
    
==== 携帯機シリーズ ====
 
==== 携帯機シリーズ ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
:原作再現は第8の使徒戦で終了するが、彼の成長は描かれ、原作『破』終盤とほぼ同じ言動が見られる場面もある。原作のイベントも多数描かれるが、最初主人公や[[鉄のラインバレル]]のキャラと同じ学校に通っていた関係でそちらとの絡みも多く、特に[[早瀬浩一]]の正義は最初の頃は「身勝手な正義」と呼べるものであったものの、それに大きく救われていた事を後半で言葉にし、浩一の奮起を促す事になる。
 
:原作再現は第8の使徒戦で終了するが、彼の成長は描かれ、原作『破』終盤とほぼ同じ言動が見られる場面もある。原作のイベントも多数描かれるが、最初主人公や[[鉄のラインバレル]]のキャラと同じ学校に通っていた関係でそちらとの絡みも多く、特に[[早瀬浩一]]の正義は最初の頃は「身勝手な正義」と呼べるものであったものの、それに大きく救われていた事を後半で言葉にし、浩一の奮起を促す事になる。
:余談だがこの作品においてシンジは[[レイ・ザ・バレル|綾波じゃない方のレイ]]と組むことが多い。
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:余談だがこの作品においてシンジはゲーム上のパートナーユニットは[[レイ・ザ・バレル|綾波じゃない方のレイ]]と組むことが多い。
    
==== VXT三部作 ====
 
==== VXT三部作 ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
:中盤から加入。
 
:中盤から加入。
:本作では、[[EVA初号機|初号機]]と[[EVA第13号機|第13号機]]が乗り換え式なので、2機のEVAに乗ることとなる。今回は物語が独自の形で進む事となる。新劇場版だが序盤の展開が変更されたため、父親とのいざごさはほとんどなくレイを守るために自ら初号機に搭乗。更に中盤で3号機ごとアスカが第9使徒にとりこまれ父ゲンドウがシンジに対して一度はアスカごと3号機を撃墜する命令を出されるもシンジの強い信念と息子の強く成長した姿を見たゲンドウは遂に心が折れたのか「やって見せろ」と後押しされシンジは遂にこれをやり遂げることに成功した。その後シンジは仲間達と共にイスカンダルへと長い旅路に向かうことになり旅立ちの間際にゲンドウから「必ず無事に帰ってきてくれ」「この後一緒に母さんの墓参りに行こう」と父から不器用ながらその優しさを見せられ笑顔で約束を交わすなど原作以上に親子関係は終始良好な関係を築くことに成功している。アスカとの関係も良好なままでゲンドウとの距離も縮まるためZシリーズのように中途半端に放置、という扱いにはならない。新劇場版設定では『L』と並んで幸せな作品かもしれない。
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:本作では、[[EVA初号機|初号機]]と[[EVA第13号機|第13号機]]が乗り換え式なので、2機のEVAに乗ることとなる。今回は物語が独自の形で進む事となる。新劇場版だが転校してきてから1週間待機していた間にクラスメイトと仲良くなっているなど序盤の展開が変更されたため、父親とのいざごさはほとんどなくレイを守るために自ら初号機に搭乗。更に中盤で3号機ごとアスカが第9使徒にとりこまれ父ゲンドウがシンジに対して一度はアスカごと3号機を撃墜する命令を出されるもシンジの強い信念と息子の強く成長した姿を見たゲンドウは遂に心が折れたのか「やって見せろ」と後押しされシンジは遂にこれをやり遂げることに成功した。その後シンジは仲間達と共にイスカンダルへと長い旅路に向かうことになり旅立ちの間際にゲンドウから「必ず無事に帰ってきてくれ」「この後一緒に母さんの墓参りに行こう」と父から不器用ながらその優しさを見せられ笑顔で約束を交わすなど原作以上に親子関係は終始良好な関係を築くことに成功している。アスカとの関係も良好なままでゲンドウとの距離も縮まるためZシリーズのように中途半端に放置、という扱いにはならない。新劇場版設定では『L』と並んで幸せな作品かもしれない。
    
==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:
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:[[EVA初号機]]、[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|EVA初号機(覚醒)]]に搭乗。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:[[EVA初号機]]、[[EVA第13号機]]、[[EVA初号機 (F型装備)|初号機F型]]、[[スーパーエヴァンゲリオン]]、そしてまさかの[[3式機龍乙型]]に搭乗。
 
:[[EVA初号機]]、[[EVA第13号機]]、[[EVA初号機 (F型装備)|初号機F型]]、[[スーパーエヴァンゲリオン]]、そしてまさかの[[3式機龍乙型]]に搭乗。
 
:2018年4月のイベント「1246秒の奇跡」ではボイス付きパイロットパーツが実装された。なお3式機龍乙型はPPが別枠扱いとなっており3式機龍乙型専用のものが用意されている。
 
:2018年4月のイベント「1246秒の奇跡」ではボイス付きパイロットパーツが実装された。なお3式機龍乙型はPPが別枠扱いとなっており3式機龍乙型専用のものが用意されている。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:ワールド2より参戦。EVA初号機に搭乗。
+
:ワールド2より参戦。EVA初号機に搭乗。新規収録のボイスあり。
 
:1章Part2からはレイとアスカの参戦に合わせて支援ユニットパーツも登場。「シンジのバックアップ」は精神コマンド「[[必中]]」が誰でも使用出来るようになるのが非常に便利。
 
:1章Part2からはレイとアスカの参戦に合わせて支援ユニットパーツも登場。「シンジのバックアップ」は精神コマンド「[[必中]]」が誰でも使用出来るようになるのが非常に便利。
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:2023年11月のイベント「[[クロッシング・パイロット]]R」では、[[真ゲッター1]]に搭乗。[[真ジャガー号]]に乗っているが、変形しないので終始サブパイロット扱い。メインパイロットのアスカとは掛け合いがある。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
[[格闘 (能力)|格闘]]がやや高く、[[射撃 (能力)|射撃]]もこなせるレベル。ただし[[技量]]、[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]は低い。特に防御は全パイロット中最低レベルである事もあり(エヴァのパイロット全員に共通する事ではあるが)、機体の装甲がそれほど強固でない事も相まって[[A.T.フィールド]]と言う強力な防御能力を持つ事を減殺しており、「A.T.フィールドがあるから」と一概に安心できない。逆に言えばこの防御をテコ入れして人並み以上にしてしまえば凄まじく硬くなる。また、作品によっては[[底力]]が高レベルまで上がるため、A.T.フィールドを貫かれても耐えきる事さえできれば結果として逆にA.T.フィールドが貫かれにくくなる。
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[[格闘 (能力)|格闘]]がやや高く、[[射撃 (能力)|射撃]]もこなせるレベル。ただし[[技量]]、[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]は低い。特に防御は全パイロット中最低レベルである事もあり(エヴァのパイロット全員に共通する事ではあるが)、機体の装甲がそれほど強固でない事も相まって[[A.T.フィールド]]という強力な防御能力を持つ事を減殺しており、「A.T.フィールドがあるから」と一概に安心できない。逆に言えばこの防御をテコ入れして人並み以上にしてしまえば凄まじく硬くなる。また、作品によっては[[底力]]が高レベルまで上がるため、A.T.フィールドを貫かれても耐えきる事さえできれば結果として逆にA.T.フィールドが貫かれにくくなる。
   −
EVA系パイロットなので、独自パラメータの『[[シンクロ率]]』が存在する。シリーズによって効果に違いはあるものの、主に攻撃力・防御力・命中率・回避率等に影響を与える。シンクロ率が高いと能力が上昇するが、低いと逆に下降する。
+
EVA系パイロットなので、独自パラメータの『[[シンクロ率]]』が存在する。シリーズによって効果に違いはあるものの、主に攻撃力・防御力・命中率・回避率等に影響を与える。シンクロ率が高いと能力が上昇するが、低いと逆に下降する。『[[スーパーロボット大戦F|F]]』ではシンクロ率が個別で成長するが、非常に伸びがよいため数値以上に避けて、当てることが可能。EVAのパイロット全般に言える事だが、技量の低さからクリティカルを貰いやすい(=ケーブルが切れやすい)のが珠に瑕。
[[スーパーロボット大戦F|F]]では[[シンクロ率]]が個別で成長するが、非常に伸びがよいため数値以上に避けて、当てることが可能。EVAのパイロット全般に言える事だが、技量の低さからクリティカルを貰いやすい(=ケーブルが切れやすい)のが珠に瑕。
      
[[スーパーロボット大戦α|α]]では格闘・射撃武器を使った回数によって能力値が成長するが、エヴァパイロットの場合はこの両者をバランスよく伸ばさないとシンクロ率に悪影響が出るので注意。
 
[[スーパーロボット大戦α|α]]では格闘・射撃武器を使った回数によって能力値が成長するが、エヴァパイロットの場合はこの両者をバランスよく伸ばさないとシンクロ率に悪影響が出るので注意。
   −
それまでの作品と違って新劇場版設定で登場する[[スーパーロボット大戦L|L]]では、機体が射撃武器中心に変わっているせいか、格闘よりも射撃が高く設定されている。防御の低さは相変わらずである。一方[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z]]では機体がバランス型になったせいか差が縮まっている。
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それまでの作品と違って新劇場版設定で登場する『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では、機体が射撃武器中心に変わっているせいか、格闘よりも射撃が高く設定されている。防御の低さは相変わらずである。一方『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z]]』では機体がバランス型になったせいか差が縮まっている。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
全参戦作品を通じてほぼ固定に近い。[[ひらめき]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]に加えて[[集中]]か[[必中]]のどちらかを覚える構成で共通。[[覚醒]]と[[魂]]はいかにもEVAを思わせる精神コマンドである。[[スーパーロボット大戦L|L]]では(精神コマンドの数が5つに減った関係で)熱血が欠け、[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z]]ではそれに加えて覚醒の代わりに気合が入っている。
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全参戦作品を通じてほぼ固定に近い。[[ひらめき]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]に加えて[[集中]]か[[必中]]のどちらかを覚える構成で共通。[[覚醒]]と[[魂]]はいかにもEVAを思わせる精神コマンドである。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では(精神コマンドの数が5つに減った関係で)熱血が欠け、[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z]]ではそれに加えて覚醒の代わりに気合が入っている。
    
第3次αなど、パイロットによって消費精神ポイントが変化する作品では主人公格には珍しく[[熱血]]の消費コストが安くならない特徴がある。反面、その第3次αでは[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]らトップクラスの[[ニュータイプ]]と同等の低コスト(消費SP85、通常は100)で[[覚醒]]が使用できる。
 
第3次αなど、パイロットによって消費精神ポイントが変化する作品では主人公格には珍しく[[熱血]]の消費コストが安くならない特徴がある。反面、その第3次αでは[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]らトップクラスの[[ニュータイプ]]と同等の低コスト(消費SP85、通常は100)で[[覚醒]]が使用できる。
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;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])
 
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])
 
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
 
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
 
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L2'''
 
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L2'''
 
:精神的に成長を遂げ性格も「強気」になったためか[[底力]]を修得。
 
:精神的に成長を遂げ性格も「強気」になったためか[[底力]]を修得。
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;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 
:'''[[シンクロ率|シンクロ率(シンジ)]]'''
 
:'''[[シンクロ率|シンクロ率(シンジ)]]'''
:気力が10上昇する毎に、攻撃力と防御力に補正がかかる。
+
:気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力が増加する。
 
:'''[[底力]](シンジ)'''
 
:'''[[底力]](シンジ)'''
:必殺技威力に補正がかかる。攻撃を命中させた時の気力上昇量が増加する。
+
:メインスロットの必殺技威力が増加する。攻撃を命中させた時の気力上昇量が増加する。
 
:'''[[集中力]](シンジ)'''
 
:'''[[集中力]](シンジ)'''
:攻撃力が増加する。自分のアクション開始時に気力が3増加する(LV10で追加される)。
+
:攻撃力が増加する。自分のアクション開始時に気力が増加する(LV10で追加される)。
:期間限定ミッションでのみ入手可能。
   
:'''[[闘争心]](シンジ)'''
 
:'''[[闘争心]](シンジ)'''
:照準値が増加する。気力が120、150以上のとき、ステージ中一度「[[熱血]]」(LV20で「[[必中]]」が追加される)がかかる。
+
:照準値が増加する。気力が120、150以上のとき、ステージ中一度「[[熱血]]」(レベルが上がると「[[必中]]」も追加される)がかかる。
 +
:'''第3の少年'''
 +
:全ての攻撃の与ダメージ・攻撃力が増加する。
 +
:'''[X]奇跡の価値'''
 +
:攻撃力・防御力・照準値が増加する。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。HPが増加する(LV5で追加される)。
 +
:'''精密攻撃(シンジ)'''
 +
:攻撃力・照準値が増加する。被ダメージを軽減するバリアを展開する。
    
=== [[小隊長能力]] ===
 
=== [[小隊長能力]] ===
 
;A.T.フィールドの効果1.2倍
 
;A.T.フィールドの効果1.2倍
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』で採用。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
227行目: 235行目:  
:『[[α]]』、『[[MX]]』でのパイロットBGM。
 
:『[[α]]』、『[[MX]]』でのパイロットBGM。
 
:;「バタイユ・デシスィヴ」
 
:;「バタイユ・デシスィヴ」
::『[[L]]』、『[[第3次Z]]』でのパイロットBGM。
+
::『[[スーパーロボット大戦L|L]]』、『[[第3次Z]]』でのパイロットBGM。
 
;「A STEP FORWARD INTO TERROR」
 
;「A STEP FORWARD INTO TERROR」
 
:『α』では途中からこのBGMになる。『第3次α』では最初からこのBGM。
 
:『α』では途中からこのBGMになる。『第3次α』では最初からこのBGM。
;「NERV」
  −
:TV版ではJ.A(ジェット・アローン)の暴走を止めるため初号機が出撃するシーンなどで使用された。
   
;「Both of you, Dance Like You Want to Win!」
 
;「Both of you, Dance Like You Want to Win!」
 
:TV版の第7使徒イスラフェル戦で使用された、ユニゾン(合体攻撃)時のBGM。
 
:TV版の第7使徒イスラフェル戦で使用された、ユニゾン(合体攻撃)時のBGM。
 
;「魂のルフラン」
 
;「魂のルフラン」
:『α』、『MX』では終盤の[[EVA量産機]]戦を経て、このBGMに切り替わる。
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:『MX』では終盤の[[EVA量産機]]戦を経て、このBGMに切り替わる。イントロが長いためか、イントロ部分を短く編曲したものが使用される。
 
;「Komm, susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」
 
;「Komm, susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」
 
:旧劇場版で使用された。SRWでは『第3次α』52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」で流れる。非常にネガティブな歌詞で、全人類を巻き込むデストラクションを絶望的に彩る。ちなみにこの曲、結婚式とかで良く使用されてしまっている曲である。安らかな曲調だからか。
 
:旧劇場版で使用された。SRWでは『第3次α』52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」で流れる。非常にネガティブな歌詞で、全人類を巻き込むデストラクションを絶望的に彩る。ちなみにこの曲、結婚式とかで良く使用されてしまっている曲である。安らかな曲調だからか。
255行目: 261行目:  
;[[鈴原トウジ]]、[[相田ケンスケ]]
 
;[[鈴原トウジ]]、[[相田ケンスケ]]
 
:親友。「3バカトリオ」と呼ばれるほどの間柄だったが、参号機事件を契機に顔を会わせられなくなり、最後は疎開していってしまう。
 
:親友。「3バカトリオ」と呼ばれるほどの間柄だったが、参号機事件を契機に顔を会わせられなくなり、最後は疎開していってしまう。
:漫画版では結果的に自らの手でトウジを殺害してしまいそのことを知ったケンスケから最終的に絶交を言い渡され、顔を合わせることもないまま別離した。。
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:漫画版では結果的に自らの手でトウジを殺害してしまいそのことを知ったケンスケから最終的に絶交を言い渡され、顔を合わせることもないまま別離した。
 
;[[加持リョウジ]]
 
;[[加持リョウジ]]
 
:シンジのよき兄貴分。年長者としてアドバイスをくれる数少ない人物だった。
 
:シンジのよき兄貴分。年長者としてアドバイスをくれる数少ない人物だった。
262行目: 268行目:  
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]
 
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]
 
:新劇場版でパラシュートから降り立った彼女と遭遇している。後に旧世紀版の加持の代わりにシンジにアドバイスを入れた。
 
:新劇場版でパラシュートから降り立った彼女と遭遇している。後に旧世紀版の加持の代わりにシンジにアドバイスを入れた。
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;鈴原サクラ
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:トウジの妹。『Q』にて14年間の眠りから目覚めたシンジに対して親切に接する。シンジがAAAヴンダーから脱走する際には彼に向って「エヴァにだけは乗らんで下さいよ!」と懇願するが…。
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;北上ミドリ
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:『Q』に登場するヴィレのオペレーター。他のヴィレメンバーが14年間の眠りから目覚めたシンジを複雑な表情で見つめる中、彼女のみシンジを鋭い目つきで睨みつけたり、初号機に乗せて欲しいとミサトに頼み込むシンジに舌打ちするなど、彼に対し憎悪があるかのような態度を見せる。その理由は完結編である『シン』で明らかになる。
    
=== ゴジラ対エヴァンゲリオン ===
 
=== ゴジラ対エヴァンゲリオン ===
 
;[[ゴジラ]]
 
;[[ゴジラ]]
:雑誌等で彼との対決ストーリーが描かれており、SRWにおいても[[X-Ω]]で彼と対決するが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて公開された映像アトラクション『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』においては、地球に襲来した外宇宙からの脅威を相手に共闘している。
+
:雑誌等で彼との対決ストーリーが描かれており、SRWにおいても『[[X-Ω]]』で彼と対決するが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて公開された映像アトラクション『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』においては、地球に襲来した外宇宙からの脅威を相手に共闘している。
 
;[[家城茜]]
 
;[[家城茜]]
:[[X-Ω]]ではゴジラを相手に共闘し、彼女からも助言をもらっている。また、彼女もシンジと似通った面を持ち合わせた人物である。
+
:『X-Ω』ではゴジラを相手に共闘し、彼女からも助言をもらっている。また、彼女もシンジと似通った面を持ち合わせた人物である。
    
=== 新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION ===
 
=== 新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION ===
 
;[[速杉ハヤト]]
 
;[[速杉ハヤト]]
:第31話にて異世界からやってきた彼と共闘し、巨大怪物体「キングシトエル」と戦う。『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』(SRW未参戦)においても再び彼と共闘している。
+
:第31話にて異世界からやってきた彼と共闘し、巨大怪物体「キングシトエル」と戦う。[[劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』]]においても再び彼と共闘している。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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==== ガイナックス系 ====
 
==== ガイナックス系 ====
 
;[[タカヤノリコ]]
 
;[[タカヤノリコ]]
:同じGAINAXアニメの[[主人公]]同士。彼女から努力と根性の大切さについて学ぶ。時獄篇のDLCシナリオではシモンと共にEVAパイロット3人の特訓相手になった彼女を「コーチ」と呼んでしまったため、彼女のやる気に炎をつけてしまう。
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:同じGAINAXアニメの[[主人公]]同士。彼女から努力と根性の大切さについて学ぶ。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』のDLCシナリオではシモンと共にEVAパイロット3人の特訓相手になった彼女を「コーチ」と呼んでしまったため、彼女のやる気に炎をつけてしまう。
 
;[[シモン]]
 
;[[シモン]]
:GAINAX主人公仲間で、時獄篇では兄貴分の一人。ちなみにガイナ主人公は主人公同士で援護時の特殊台詞がある。また、上記のノリコに続き彼を「アニキ」と呼んでしまったため、彼のやる気が天元突破してしまう。
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:GAINAX主人公仲間で、『第3次Z時獄篇』では兄貴分の一人。ちなみにガイナ主人公は主人公同士で援護時の特殊台詞がある。また、上記のノリコに続き彼を「アニキ」と呼んでしまったため、彼のやる気が天元突破してしまう。
 
;[[ニコラス・バセロン]]
 
;[[ニコラス・バセロン]]
 
:いつか能力を失う事を定められているトップレスである彼から「親からEVAを与えられた奴」「苦労知らずのボンボン」と嫉妬の対象になってしまう。しかし、ルート次第ではシンジの事情の一端を知り、和解することとなる。
 
:いつか能力を失う事を定められているトップレスである彼から「親からEVAを与えられた奴」「苦労知らずのボンボン」と嫉妬の対象になってしまう。しかし、ルート次第ではシンジの事情の一端を知り、和解することとなる。
287行目: 297行目:  
==== ダイナミック系 ====
 
==== ダイナミック系 ====
 
;[[兜甲児]]
 
;[[兜甲児]]
:初競演の『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では当初は「辛気臭いガキ」と評されていたが、後によく絡むようになる。その後もスーパー系の[[主人公]]の中では絡みが多く(どちらかといえばアスカとの絡みの方が印象的なイメージが強いが)、全く対照的ではあるもののシンジに対する良き兄貴分として甲児の熱血が少なからずシンジに良い影響を与えている。特に『[[α]]』でシンジフラグが全て成立した際は彼がシンジの再起を促す事になる。
+
:初競演の『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では当初は「辛気臭いガキ」と評されていたが、後によく絡むようになる。その後もスーパー系の[[主人公]]の中では絡みが多く(どちらかといえばアスカとの絡みの方が印象的なイメージが強いが)、全く対照的ではあるもののシンジに対する良き兄貴分として甲児の熱血が少なからずシンジに良い影響を与えている。特に『[[スーパーロボット大戦α|α]]』でシンジフラグが全て成立した際は彼がシンジの再起を促す事になる。
:[[兜甲児 (OVA)|OVA設定]][[L]][[兜甲児 (真マジンガー)|真マジンガー設定]]の『[[第3次Z]]』と『[[V]]』でも見守る先輩分としての立ち位置は同じ。
+
:[[兜甲児 (OVA)|OVA設定]]の『[[スーパーロボット大戦L|L]]』や[[兜甲児 (真マジンガー)|真マジンガー設定]]の『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』と『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でも見守る先輩分としての立ち位置は同じ。
 
:『V』では『第3次Z』以上に絡みが多く、初めてEVAに搭乗した際EVAが暴走したところを彼に助けられたことには非常に深い恩義を感じており、後に彼が[[マジンガーZERO]]に取り込まれた際にはすぐに彼の救出を決意し奮起している。また、覚醒した互いの乗機が[[エンブリヲ]]、[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[エグゼブ]]達によって時空融合に利用された際にはお互いに責任感を感じ、何としても地球を救うことを決意し、困難ルートの最終話の最終局面では、共に[[ネバンリンナ]]打倒の為の大きな力となる。
 
:『V』では『第3次Z』以上に絡みが多く、初めてEVAに搭乗した際EVAが暴走したところを彼に助けられたことには非常に深い恩義を感じており、後に彼が[[マジンガーZERO]]に取り込まれた際にはすぐに彼の救出を決意し奮起している。また、覚醒した互いの乗機が[[エンブリヲ]]、[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[エグゼブ]]達によって時空融合に利用された際にはお互いに責任感を感じ、何としても地球を救うことを決意し、困難ルートの最終話の最終局面では、共に[[ネバンリンナ]]打倒の為の大きな力となる。
 
;[[剣鉄也]]
 
;[[剣鉄也]]
:[[第3次α]]ではシンジが[[αナンバーズ]]に合流した際、シンジの成長を「『男』の顔になった」と嬉しく思っており、後にシンジが[[EVA]]に取り込まれた際にも彼の男気を信じていた。
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:[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』ではシンジが[[αナンバーズ]]に合流した際、シンジの成長を「『男』の顔になった」と嬉しく思っており、後にシンジが[[EVA]]に取り込まれた際にも彼の男気を信じていた。
:[[剣鉄也 (OVA)|OVA設定]]の[[L]]でもシンジの事を非常に気にかけており、彼から料理の腕を称賛される場面も。
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:[[剣鉄也 (OVA)|OVA設定]]の『L』でもシンジの事を非常に気にかけており、彼から料理の腕を称賛される場面も。
 
;[[暗黒大将軍]]
 
;[[暗黒大将軍]]
:[[F完結編]]にて彼を「昔の人」と評した。
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:[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にて彼を「昔の人」と評した。
 
;[[流竜馬]]
 
;[[流竜馬]]
 
:甲児と同じく面倒を見てくれる先輩格。「なぜ戦うのか?」と問うと彼らしい、ヒーローらしい答えをくれる。
 
:甲児と同じく面倒を見てくれる先輩格。「なぜ戦うのか?」と問うと彼らしい、ヒーローらしい答えをくれる。
:[[流竜馬 (OVA)|OVA設定]]で登場する[[第3次Z]]や[[V]]ではよき大人としてシンジの成長を見守る立場であり、Vではシンジにも特訓を課しつつ、「根性がある男」とその心根の男気を認められている。困難ルートの最終話の最終局面では、甲児とも共に、[[ネバンリンナ]]打倒の為の大きな力となる。
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:[[流竜馬 (OVA)|OVA設定]]で登場する『第3次Z』や『V』ではよき大人としてシンジの成長を見守る立場であり、『V』ではシンジにも特訓を課しつつ、「根性がある男」とその心根の男気を認められている。困難ルートの最終話の最終局面では、甲児とも共に、[[ネバンリンナ]]打倒の為の大きな力となる。
 
;[[車弁慶 (OVA)|車弁慶]]
 
;[[車弁慶 (OVA)|車弁慶]]
:[[V]]ではボーナスシナリオ「三つの心」にて、シンジ達にチームワークを学ばせるべく、コーチ役となる。
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:『V』ではボーナスシナリオ「三つの心」にて、シンジ達にチームワークを学ばせるべく、コーチ役となる。
    
==== [[鉄のラインバレル]] ====
 
==== [[鉄のラインバレル]] ====
 
;[[早瀬浩一]]
 
;[[早瀬浩一]]
:[[L]]では当初彼と同じ学校に通っており、先輩後輩という間柄でもある。シンジの事を気にかけ、かわいがっており、シンジも彼を強く慕っている。彼の正義はシンジの成長にも大きな影響を与えることに。
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:『L』では当初彼と同じ学校に通っており、先輩後輩という間柄でもある。シンジの事を気にかけ、かわいがっており、シンジも彼を強く慕っている。彼の正義はシンジの成長にも大きな影響を与えることに。
:[[CC]]でも仲はいいが、[[九条美海|二人の]][[城崎絵美|パートナー]]に迫られて自身の元に逃げ込んだ際には呆れていた。
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:[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』でも仲はいいが、[[九条美海|二人の]][[城崎絵美|パートナー]]に迫られて自身の元に逃げ込んだ際には呆れていた。
 
;[[降矢勉]]
 
;[[降矢勉]]
:[[L]]では当初は同じ学校の先輩。序盤は彼から原作の浩一の代わりにパシられていた。後にアイドルコンテストにて、シンジに謝罪をした事を彼は一鷹に打ち明けている。
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:『L』では当初は同じ学校の先輩。序盤は彼から原作の浩一の代わりにパシられていた。後にアイドルコンテストにて、シンジに謝罪をした事を彼は一鷹に打ち明けている。
 
;[[山下サトル]]
 
;[[山下サトル]]
:[[L]]では先輩としてシンジの面倒を見ており、彼から諭される場面も見られた。
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:『L』では先輩としてシンジの面倒を見ており、彼から諭される場面も見られた。
    
==== その他のスーパー系 ====
 
==== その他のスーパー系 ====
316行目: 326行目:  
:同じく先輩・友人的立場。さらに「父のために戦っている」という洸の姿勢に影響を受ける事も。また、血の繋がりによってロボットに乗っている事が共通している。
 
:同じく先輩・友人的立場。さらに「父のために戦っている」という洸の姿勢に影響を受ける事も。また、血の繋がりによってロボットに乗っている事が共通している。
 
;[[破嵐万丈]]
 
;[[破嵐万丈]]
:よき兄貴分。[[α]]では加持の代わりに彼に諭され、再びEVAで戦う決意をする。万丈は自身の境遇を重ねているのか、シンジの父子関係についても深く心配しており、[[第3次α]]ではゲンドウに対しても怒りを露にする。
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:よき兄貴分。『α』では加持の代わりに彼に諭され、再びEVAで戦う決意をする。万丈は自身の境遇を重ねているのか、シンジの父子関係についても深く心配しており、『第3次α』ではゲンドウに対しても怒りを露にする。
 
;[[出雲銀河]]、[[草薙北斗]]
 
;[[出雲銀河]]、[[草薙北斗]]
:[[MX]]では年下の彼らが必死に戦うのを見て、「自分も頑張らないと」と自身を奮起させた。スパロボで「シンジさん」と敬称付けで接してくる希少な存在でもある。
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:[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では年下の彼らが必死に戦うのを見て、「自分も頑張らないと」と自身を奮起させた。スパロボで「シンジさん」と敬称付けで接してくる希少な存在でもある。
 
;[[ベガ]](草薙織絵)
 
;[[ベガ]](草薙織絵)
:ミサトと声がよく似た人。[[MX]]にて彼女に発進の号令をかけられた事もあった。
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:ミサトと声がよく似た人。『MX』にて彼女に発進の号令をかけられた事もあった。
 
;[[藤原忍]]
 
;[[藤原忍]]
:よき兄貴分。[[α]]の序盤ではシンジの気弱さに苛立つ場面もあったが、無茶な作戦からも逃げ出さなかった姿を見て評価を改めた。[[第3次α]]の終盤では、[[αナンバーズ]]の別働隊が生死不明となる原因となった[[バッフ・クラン]]軍への怒りに駆られる彼を諌め、彼に感謝される場面も。
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:よき兄貴分。『α』の序盤ではシンジの気弱さに苛立つ場面もあったが、無茶な作戦からも逃げ出さなかった姿を見て評価を改めた。『第3次α』の終盤では、[[αナンバーズ]]の別働隊が生死不明となる原因となった[[バッフ・クラン]]軍への怒りに駆られる彼を諌め、彼に感謝される場面も。
 
;[[ロム・ストール]]
 
;[[ロム・ストール]]
:[[MX]]ではトウジの一件で一度エヴァを降りた後、絶対的な戦力差を自覚しても尚もゼルエルを相手に奮戦する彼の勇姿にも勇気を与えられ、再び[[EVA]]に乗って戦う決意をする。後に成長を認められ、ドモンと共に後押しされる事に。
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:『MX』ではトウジの一件で一度エヴァを降りた後、絶対的な戦力差を自覚しても尚もゼルエルを相手に奮戦する彼の勇姿にも勇気を与えられ、再び[[EVA]]に乗って戦う決意をする。後に成長を認められ、ドモンと共に後押しされる事に。
 
;[[草間大作]]
 
;[[草間大作]]
:[[α]]で友人となる。カトルとともに何度もシンジの心の支えとなった。
+
:『α』で友人となる。カトルとともに何度もシンジの心の支えとなった。
 
;[[戴宗]]
 
;[[戴宗]]
:DCα追加ルートでは[[衝撃のアルベルト]]の攻撃からシンジを庇い、斃れる。死の間際に、「大作を頼む」と頼まれた。
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:『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]』追加ルートでは[[衝撃のアルベルト]]の攻撃からシンジを庇い、斃れる。死の間際に、「大作を頼む」と頼まれた。
 
;[[神名綾人]]、[[秋津マサト]]
 
;[[神名綾人]]、[[秋津マサト]]
:[[MX]]では境遇が近い事もあって彼らと親しくなり、友人同士に。綾人とは終盤で共に世界の行く末を委ねられる事となる。
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:『MX』では境遇が近い事もあって彼らと親しくなり、友人同士に。綾人とは終盤で共に世界の行く末を委ねられる事となる。
 
;[[神名麻弥]]
 
;[[神名麻弥]]
:[[MX]]中盤、[[ビバーチェ]]が発生させた「回廊」内で対面した際、彼女から[[碇ユイ|ユイ]]の存在について言及され、混乱する。
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:『MX』中盤、[[ビバーチェ]]が発生させた「回廊」内で対面した際、彼女から[[碇ユイ|ユイ]]の存在について言及され、混乱する。
 
;[[ツワブキ・ダイヤ]]
 
;[[ツワブキ・ダイヤ]]
:[[L]]ではゲンドウを信じきれないシンジに対して、父親を信じるように促した。
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:『L』ではゲンドウを信じきれないシンジに対して、父親を信じるように促した。
 
;[[ハヤミ・ナオト]]
 
;[[ハヤミ・ナオト]]
:[[L]]では「碇先輩」と呼ばれ、慕われている。なお、同作ではシンジの初陣とナオトが[[ロンゴ]]から操舵を引き継ぐタイミングが同じであり、あまり歳が変わらないナオトが戦おうとする姿を見て、シンジは「自分も何かやらなければ」と奮起する。
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:『L』では「碇先輩」と呼ばれ、慕われている。なお、同作ではシンジの初陣とナオトが[[ロンゴ]]から操舵を引き継ぐタイミングが同じであり、あまり歳が変わらないナオトが戦おうとする姿を見て、シンジは「自分も何かやらなければ」と奮起する。
 
;[[ディック・アルカイン]]
 
;[[ディック・アルカイン]]
:[[L]]ではゲンドウを信じきる事ができないシンジに対して、自身の家庭環境故に共感を覚えていた。
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:『L』ではゲンドウを信じきる事ができないシンジに対して、自身の家庭環境故に共感を覚えていた。
 
;[[猿渡ゴオ]]
 
;[[猿渡ゴオ]]
:[[L]]では超擬態獣との決戦で見せた勇気ある行動を、彼から強く称賛された。
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:『L』では超擬態獣との決戦で見せた勇気ある行動を、彼から強く称賛された。
 
;[[藤村静流]]
 
;[[藤村静流]]
:[[L]]では原作の加持に代わって、彼女から「台所に立つ男子はモテる」と称賛された。
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:『L』では原作の加持に代わって、彼女から「台所に立つ男子はモテる」と称賛された。
 
;[[赤木駿介]]
 
;[[赤木駿介]]
:[[第3次Z]]時獄篇におけるよき兄貴分。熱血漢だが大人の責任感を持ち合わせた赤木の性格はシンジの負の部分を和らげ、彼の生き方に大きな影響を与えた。
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:『第3次Z時獄篇』におけるよき兄貴分。熱血漢だが大人の責任感を持ち合わせた赤木の性格はシンジの負の部分を和らげ、彼の生き方に大きな影響を与えた。
 
;[[飛鷹葵]]
 
;[[飛鷹葵]]
:[[第3次Z]]時獄篇では、自身に向けられた彼女の冗談ではあるが際どい発言にドギマギさせられるコトになったり、「レクチャー」されたりと、何かとかわいがられる。
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:『第3次Z時獄篇』では、自身に向けられた彼女の冗談ではあるが際どい発言にドギマギさせられるコトになったり、「レクチャー」されたりと、何かとかわいがられる。
 
;[[ミコノ・スズシロ]]
 
;[[ミコノ・スズシロ]]
:[[第3次Z]]時獄篇ではヤシマ作戦前に彼女から他の仲間たちからの伝言を伝えられ、お互いに励ましあう。
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:『第3次Z時獄篇』では[[ヤシマ作戦]]前に彼女から他の仲間たちからの伝言を伝えられ、お互いに励ましあう。
 
;[[ユノハ・スルール]]
 
;[[ユノハ・スルール]]
:[[第3次Z]]時獄篇にてヤシマ作戦前に透過状態で傍におり、シンジの姿を見て奮起し、親しい仲となる。
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:『第3次Z時獄篇』にてヤシマ作戦前に透過状態で傍におり、シンジの姿を見て奮起し、親しい仲となる。
 
;[[ジン・ムソウ]]
 
;[[ジン・ムソウ]]
:[[第3次Z]]時獄篇にて[[アルテア界]]のスパイとして[[Z-BLUE]]潜入した彼と親しくなり、彼の心を変えていくと共に、親友といってもいい関係を築く。なおシンジもジンもお互いに無関係の作品同士のキャラだがなんと'''ジンからはボイス付きで援護台詞を呼んでもらえる'''。
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:『第3次Z時獄篇』にて[[アルテア界]]のスパイとして[[Z-BLUE]]潜入した彼と親しくなり、彼の心を変えていくと共に、親友といってもいい関係を築く。なおシンジもジンもお互いに無関係の作品同士のキャラだがなんと'''ジンからはボイス付きで援護台詞を呼んでもらえる'''。
 
;[[香月真吾]]
 
;[[香月真吾]]
:[[第3次Z]]天獄篇にて、彼を見てトウジを思い出していた。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』にて、彼を見てトウジを思い出していた。
 
;[[旋風寺舞人]]
 
;[[旋風寺舞人]]
:[[V]]では兄貴分の一人として慕っており、第8の使徒迎撃作戦の際には共に作戦成功の大きな立役者となる。
+
:『V』では兄貴分の一人として慕っており、第8の使徒迎撃作戦の際には共に作戦成功の大きな立役者となる。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
:良き人生の先輩。[[スーパーロボット大戦F|F]]では目の前でかつての自分と同じ様に修正されたシンジを諭す。他シリーズでは[[スーパーロボット大戦F|F]]・[[F完結編]]ほどは関わらないが、[[α]]にて[[シンクロ率]]400%で溶けたシンジに精神世界で最後に語りかけてきたのはアムロだった。
+
:良き人生の先輩。『F』では目の前でかつての自分と同じ様に修正されたシンジを諭す。他シリーズでは『F』・『F完結編』ほどは関わらないが、『α』にて[[シンクロ率]]400%で溶けたシンジに精神世界で最後に語りかけてきたのはアムロだった。
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
:[[スーパーロボット大戦F|F]]でシンジを「昔のアムロに似ている」と評し、後に脱走したシンジを[[修正]]した。このイベントを庵野監督が提案したというのは有名。
+
:『F』でシンジを「昔のアムロに似ている」と評し、後に脱走したシンジを[[修正]]した。このイベントを庵野監督が提案したというのは有名。
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
:[[第3次α]]では彼とカトルと共にキラのサイへの暴力を止めさせた。
+
:『第3次α』では彼とカトルと共にキラのサイへの暴力を止めさせた。
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
;[[ハマーン・カーン]]
:[[第3次Z]]時獄篇では中盤の[[ネオ・ジオン]]との共闘の際に男勝りな女傑な彼女を「式波みたい」と評し、アスカに怒られるが、当のハマーン本人からはその様を微笑ましく見られた。
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:『第3次Z時獄篇』では中盤の[[ネオ・ジオン]]との共闘の際に男勝りな女傑な彼女を「式波みたい」と評し、アスカに怒られるが、当のハマーン本人からはその様を微笑ましく見られた。
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
:[[V]]では第6の使徒迎撃の際、彼から陽電子砲を届けられる。
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:『V』では第6の使徒迎撃の際、彼から陽電子砲を届けられる。
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
:原作での設定上は同い年だが、アムロやカミーユに比べ際立った接点はあまり見られない。
 
:原作での設定上は同い年だが、アムロやカミーユに比べ際立った接点はあまり見られない。
:[[第3次α]]にてゲンドウとの決着が着いた後、改めて平和の為に戦い続ける事を決意した彼を他多数の人々と共に祝福した。
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:『第3次α』にてゲンドウとの決着が着いた後、改めて平和の為に戦い続ける事を決意した彼を他多数の人々と共に祝福した。
 
;[[ハサウェイ・ノア]]、[[バナージ・リンクス]]
 
;[[ハサウェイ・ノア]]、[[バナージ・リンクス]]
:[[V]]では少し年上の友人であり、ハサウェイの強気な女の子との付き合い方を心得た態度に感嘆する場面も。
+
:『V』では少し年上の友人であり、ハサウェイの強気な女の子との付き合い方を心得た態度に感嘆する場面も。
 
;[[コウ・ウラキ]]
 
;[[コウ・ウラキ]]
:[[αシリーズ]]で共に戦士として大きく成長した者同士。[[第3次α]]では彼と共にキラに大きな影響を与えた。
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:[[αシリーズ]]』で共に戦士として大きく成長した者同士。『第3次α』では彼と共にキラに大きな影響を与えた。
 
;[[ニナ・パープルトン]]
 
;[[ニナ・パープルトン]]
:Fで、[[EVA初号機]]に乗って戦うのが嫌になり、[[ネルフ]]本部から逃げ出していたところを彼女に発見されてしまう事に。
+
:『F』で、[[EVA初号機]]に乗って戦うのが嫌になり、[[ネルフ]]本部から逃げ出していたところを彼女に発見されてしまう事に。
 
;[[カルルマン・ドゥカートゥス]]
 
;[[カルルマン・ドゥカートゥス]]
:[[スーパーロボット大戦α|α]]では、[[エアロゲイター]]との最終決戦の直前に、やはり赤ん坊の彼を戦場に置いておくのは良くないと判断し[[ショウ・ザマ|ショウ]]、[[チャム・ファウ|チャム]]、[[エルピー・プル|プル]]、[[オデロ・ヘンリーク|オデロ]]らと話し合い、彼を[[ラー・カイラム]]から降ろす事を提案した。
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:『α』では、[[エアロゲイター]]との最終決戦の直前に、やはり赤ん坊の彼を戦場に置いておくのは良くないと判断し[[ショウ・ザマ|ショウ]]、[[チャム・ファウ|チャム]]、[[エルピー・プル|プル]]、[[オデロ・ヘンリーク|オデロ]]らと話し合い、彼を[[ラー・カイラム]]から降ろす事を提案した。
    
==== アナザーガンダムシリーズ ====
 
==== アナザーガンダムシリーズ ====
 
;[[ドモン・カッシュ]]
 
;[[ドモン・カッシュ]]
:[[スーパーロボット大戦F|F]]などでは頼れる兄貴分。時には、シンジがドモンを諭す事も。声がトウジと同じであることも関係しているのかもしれない。
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:『F』などでは頼れる兄貴分。時には、シンジがドモンを諭す事も。声がトウジと同じであることも関係しているのかもしれない。
 
;[[東方不敗マスター・アジア]]
 
;[[東方不敗マスター・アジア]]
:[[スーパーロボット大戦F|F]]では素手で[[機械獣]]を倒す彼を見て「格好いい」と意外な反応を示す。
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:『F』では素手で[[機械獣]]を倒す彼を見て「格好いい」と意外な反応を示す。
 
;[[デュオ・マックスウェル]]
 
;[[デュオ・マックスウェル]]
:[[第3次α]]にて一人前の戦士の貫禄が付いたシンジを「言うようになったな」と感慨深く思っていた。
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:『第3次α』にて一人前の戦士の貫禄が付いたシンジを「言うようになったな」と感慨深く思っていた。
 
;[[トロワ・バートン]]
 
;[[トロワ・バートン]]
:[[第3次α]]で[[レプリ地球]]にて[[パレッス粒子]]に侵された際、カトルと彼と一緒に音楽の演奏会をしようとしていた。
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:『第3次α』で[[レプリ地球]]にて[[パレッス粒子]]に侵された際、カトルと彼と一緒に音楽の演奏会をしようとしていた。
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
:共演作ではほぼ必ず親友となる。[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[αシリーズ]]が顕著で、[[スーパーロボット大戦F|F]]ではカヲル君の代役と言っても過言ではない。
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:共演作ではほぼ必ず親友となる。『F』、『αシリーズ』が顕著で、『F』ではカヲル君の代役と言っても過言ではない。
:[[L]]では先輩として、シンジを優しく見守る。しかし、[[F完結編]]で[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]の[[ゼロシステム]]に支配され暴走する彼の姿を目の当たりにした時には動揺を隠し切れなかった。
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:『L』では先輩として、シンジを優しく見守る。しかし、『F完結編』で[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]の[[ゼロシステム]]に支配され暴走する彼の姿を目の当たりにした時には動揺を隠し切れなかった。
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
:[[α]]では彼女の窮地を救う場面も。また、その際に彼女から激励を受けており、彼女の激励の言葉は、シンジが本当の戦士として成長する大きなきっかけの一つになっている。
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:『α』では彼女の窮地を救う場面も。また、その際に彼女から激励を受けており、彼女の激励の言葉は、シンジが本当の戦士として成長する大きなきっかけの一つになっている。
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
:[[X-Ω]]のイベント「錯綜する意志」では『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』の映画の影響もあり、彼をはじめとする[[ガンダムマイスター]]達に憧れを抱いている。
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:[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「錯綜する意志」では『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』の映画の影響もあり、彼をはじめとする[[ガンダムマイスター]]達に憧れを抱いている。
    
==== ガンダムSEEDシリーズ ====
 
==== ガンダムSEEDシリーズ ====
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:[[第3次α]]で親友同士になり、彼の心の支えになる。彼にかつての自身の体験を語り、多大な影響を与えた。彼のサイに対する暴挙を止める場面も。シンジもキラも親友が敵という共通点を持つが、その点をシンジがどの様に思っていたのかは不明。
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:『第3次α』で親友同士になり、彼の心の支えになる。彼にかつての自身の体験を語り、多大な影響を与えた。彼のサイに対する暴挙を止める場面も。シンジもキラも親友が敵という共通点を持つが、その点をシンジがどの様に思っていたのかは不明。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:[[第3次α]]では父を[[説得]]しに行こうとする彼の親子関係を心配し、「親子ならきっと分かり合える」と彼を後押しする。しかしシンジの願いも空しく、彼ら親子は分かり合うことはできなかった。
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:『第3次α』では父を[[説得]]しに行こうとする彼の親子関係を心配し、「親子ならきっと分かり合える」と彼を後押しする。しかしシンジの願いも空しく、彼ら親子は分かり合うことはできなかった。
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[マリュー・ラミアス]]
:ミサトに声がよく似ている人。[[第3次α]]では彼女にどこかミサトと似た匂いを感じ取る。
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:ミサトに声がよく似ている人。『第3次α』では彼女にどこかミサトと似た匂いを感じ取る。
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
:[[第3次α]]では占領地へ買い出しに行かされて不機嫌な彼女を上手くたしなめ、キラに感心される。シンジ曰く「アスカで慣れたから」との事。
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:『第3次α』では占領地へ買い出しに行かされて不機嫌な彼女を上手くたしなめ、キラに感心される。シンジ曰く「アスカで慣れたから」との事。
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
:[[第3次α]]では彼に「色男」と冷やかされる場面も。[[第16使徒アルミサエル|アルサミエル]]戦で見せたシンジの気迫には、彼も気圧されていた。
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:『第3次α』では彼に「色男」と冷やかされる場面も。[[第16使徒アルミサエル|アルサミエル]]戦で見せたシンジの気迫には、彼も気圧されていた。
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:[[第3次α]]にて[[人類補完計画]]の詳細を知る彼によって補完によって世界を滅ぼす事を促されるが、シンジは補完も彼の憎悪も否定した。
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:『第3次α』にて[[人類補完計画]]の詳細を知る彼によって補完によって世界を滅ぼす事を促されるが、シンジは補完も彼の憎悪も否定した。
    
==== [[マクロスシリーズ]] ====
 
==== [[マクロスシリーズ]] ====
 
;[[ロイ・フォッカー]]、[[イサム・ダイソン]]
 
;[[ロイ・フォッカー]]、[[イサム・ダイソン]]
:[[αシリーズ]]では彼らに後輩として色々と可愛がられる。
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:『αシリーズ』では彼らに後輩として色々と可愛がられる。
 
;[[早瀬未沙]]
 
;[[早瀬未沙]]
:[[α]]では、シンジフラグが全部立っている場合、カヲルに渡された「愛・覚えていますか」のプレートを彼女に託す。
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:『α』では、シンジフラグが全部立っている場合、カヲルに渡された「愛・覚えていますか」のプレートを彼女に託す。
 
;[[熱気バサラ]]
 
;[[熱気バサラ]]
:[[第3次α]]で[[レプリ地球]]にて[[パレッス粒子]]に侵された際、カトルとトロワと一緒に彼を音楽の演奏会のメンバーに誘うも、シンジ達の異変を察したバサラは彼らを正気に戻す為に歌を歌う。その後も何度か彼に後押しされる場面がある。ちなみに他作品のキャラクターの名前を呼ぶ事が滅多にない彼に名前を呼ばれる場面もある。
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:『第3次α』で[[レプリ地球]]にて[[パレッス粒子]]に侵された際、カトルとトロワと一緒に彼を音楽の演奏会のメンバーに誘うも、シンジ達の異変を察したバサラは彼らを正気に戻す為に歌を歌う。その後も何度か彼に後押しされる場面がある。ちなみに他作品のキャラクターの名前を呼ぶ事が滅多にない彼に名前を呼ばれる場面もある。
 
;[[早乙女アルト]]
 
;[[早乙女アルト]]
:[[L]]ではゲンドウを信じきる事ができないシンジに対して、自身の家庭環境故に共感を覚えていた。時獄篇では[[ボランティア部]]でも先輩である。
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:『L』ではゲンドウを信じきる事ができないシンジに対して、自身の家庭環境故に共感を覚えていた。『第3次Z時獄篇』では[[ボランティア部]]でも先輩である。
    
==== その他リアル系 ====
 
==== その他リアル系 ====
 
;[[エレ・ハンム]]
 
;[[エレ・ハンム]]
:[[α]]にて、シンクロ率400%で初号機に取り込まれたシンジのサルベージのため、念動力者の[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]、[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]と共にT-LINKシステムを介し、彼の精神世界に呼びかける。
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:『α』にて、シンクロ率400%で初号機に取り込まれたシンジのサルベージのため、念動力者の[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]、[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]と共にT-LINKシステムを介し、彼の精神世界に呼びかける。
 
;[[フェイ・イェン]]
 
;[[フェイ・イェン]]
:[[第3次α]]中盤に彼女と[[イッシー・ハッター|ハッター軍曹]]の漫才のようなかけ合いを見て、彼女を「アスカ顔負け」と評した。
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:『第3次α』中盤に彼女と[[イッシー・ハッター|ハッター軍曹]]の漫才のようなかけ合いを見て、彼女を「アスカ顔負け」と評した。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]])
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]])
:第3次Z時獄篇では日本ルートで彼に図書館への道を尋ねられる。ルルーシュはシンジについて何か知っているようで、ヤシマ作戦に望むにあたり躊躇うシンジの元を訪れ「自分のために戦え」と助言を送るなど、影からシンジを支え、見守る。
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:『第3次Z時獄篇』では日本ルートで彼に図書館への道を尋ねられる。ルルーシュはシンジについて何か知っているようで、ヤシマ作戦に望むにあたり躊躇うシンジの元を訪れ「自分のために戦え」と助言を送るなど、影からシンジを支え、見守る。
:[[CC|CC(偽りの宇宙)]]では同じアッシュフォード学園の生徒会仲間。
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:『CC』の(偽りの宇宙)では同じ[[アッシュフォード学園]]の生徒会仲間。
 
;[[ミレイ・アッシュフォード]]
 
;[[ミレイ・アッシュフォード]]
:[[CC|CC(偽りの宇宙)]]では彼女に無理矢理高等部の生徒会に編入されている。
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:『CC』の(偽りの宇宙)では彼女に無理矢理高等部の生徒会に編入されている。
 
;[[紅月カレン]]
 
;[[紅月カレン]]
:[[第3次Z]]時獄篇におけるよき姉貴分。
+
:『第3次Z時獄篇』におけるよき姉貴分。
 
;[[扇要]]
 
;[[扇要]]
:[[第3次Z]]時獄篇ではスクールカウンセラーとして学校を訪れた彼に出会い、彼の紹介でカレンとも出会うことに。
+
:『第3次Z時獄篇』ではスクールカウンセラーとして学校を訪れた彼に出会い、彼の紹介でカレンとも出会うことに。
 
;[[レナード・テスタロッサ]]
 
;[[レナード・テスタロッサ]]
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では、彼の「世界をやり直す事」を目の当たりにし、自身が滅ぼしてしまった元の世界への扉を開くことになる。
+
:『第3次Z天獄篇』では、彼の「世界をやり直す事」を目の当たりにし、自身が滅ぼしてしまった元の世界への扉を開くことになる。
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では、彼と[[エグゼブ]][[エンブリヲ]]の三人によって[[マジンガーZERO]]共々、時空融合に利用されることになる。
+
:『V』では、彼と[[エグゼブ]][[エンブリヲ]]の三人によって[[マジンガーZERO]]共々、時空融合に利用されることになる。
 +
;[[クルツ・ウェーバー]]
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:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』ではヤシマ作戦において彼が狙撃アドバイザーとしてシンジにアドバイスを贈り、実際の射撃においても補佐を行っていた。
 
;[[レントン・サーストン]]
 
;[[レントン・サーストン]]
:[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]のイベント「1246秒の奇跡」にて共闘。自身と同年齢であり、[[エウレカ|好きな子]]のために命を懸けて戦う彼に深く感銘を受けると共に、打ち解け合い親しい友人関係を築いていく。
+
:『X-Ω』のイベント「1246秒の奇跡」にて共闘。自身と同年齢であり、[[エウレカ|好きな子]]のために命を懸けて戦う彼に深く感銘を受けると共に、打ち解け合い親しい友人関係を築いていく。
 
;[[アンジュ]]
 
;[[アンジュ]]
:[[X-Ω]]のイベント「錯綜する意志」では自信を持てずにいたところを、彼女に叱咤激励されると共に、自信を持つよう背中を押されている。
+
:『X-Ω』のイベント「錯綜する意志」では自信を持てずにいたところを、彼女に叱咤激励されると共に、自信を持つよう背中を押されている。
    
=== その他版権作品 ===
 
=== その他版権作品 ===
 
;[[沖田十三]]、[[真田志郎]]
 
;[[沖田十三]]、[[真田志郎]]
:[[V]]では彼らから[[ヤマト]]のエネルギー等の助力も受けて、第6の使徒を迎撃する。
+
:『V』では彼らから[[ヤマト]]のエネルギー等の助力も受けて、第6の使徒を迎撃する。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
;[[クスハ・ミズハ]]
 
;[[クスハ・ミズハ]]
:[[αシリーズ]]では[[α]]の頃からの戦友。[[第3次α]]での成長したシンジの姿を感慨深く思い、同時に嬉しく思っていた。
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:『αシリーズ』では『α』の頃からの戦友。『第3次α』での成長したシンジの姿を感慨深く思い、同時に嬉しく思っていた。
 
;[[アイビス・ダグラス]]
 
;[[アイビス・ダグラス]]
:直接の絡みは無いが、[[第3次α]]で前作でのアイビスの振る舞いが[[α]]でナーバスになっていた頃のシンジに似ている事を[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]に指摘されてしまう。
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:直接の絡みは無いが、『第3次α』で前作でのアイビスの振る舞いが『α』でナーバスになっていた頃のシンジに似ている事を[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]に指摘されてしまう。
 
;[[セレーナ・レシタール]]
 
;[[セレーナ・レシタール]]
 
:後述にもあるが、彼女の裏切りを装った計略を目の当たりにした際には失望の言葉を呟いており、後に彼女が何食わぬ顔で[[αナンバーズ]]に戻ってきた際には、彼女に対して忍と共に嫌悪感を露にしていた。
 
:後述にもあるが、彼女の裏切りを装った計略を目の当たりにした際には失望の言葉を呟いており、後に彼女が何食わぬ顔で[[αナンバーズ]]に戻ってきた際には、彼女に対して忍と共に嫌悪感を露にしていた。
463行目: 475行目:  
:彼女に[[AI1]]と一つになれば永遠の安らぎが得られると誘われるが、補完を否定したシンジは彼女も否定した。
 
:彼女に[[AI1]]と一つになれば永遠の安らぎが得られると誘われるが、補完を否定したシンジは彼女も否定した。
 
;[[南雲一鷹]]
 
;[[南雲一鷹]]
:[[L]]では当初は同じ学校に通っていた先輩で、同作においてシンジと特に親しい先輩の一人。ただし、ゲーム中での初顔合わせはシンジ転校後だった(お互い顔見知りだったが)。
+
:『L』では当初は同じ学校に通っていた先輩で、同作においてシンジと特に親しい先輩の一人。ただし、ゲーム中での初顔合わせはシンジ転校後だった(お互い顔見知りだったが)。
 
;[[ヒビキ・カミシロ]]
 
;[[ヒビキ・カミシロ]]
 
:[[ボランティア部]]での先輩分。
 
:[[ボランティア部]]での先輩分。
 
;[[アドヴェント]]
 
;[[アドヴェント]]
:時獄篇終盤、アスカが再起不能になった後に突如としてシンジの前に現れ、シンジに奮起を促す。
+
:『第3次Z時獄篇』終盤、アスカが再起不能になった後に突如としてシンジの前に現れ、シンジに奮起を促す。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== 旧世紀版 ===
 
=== 旧世紀版 ===
;「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…」
+
;「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…」<br />「やります…僕が乗ります!」
:[[EVA初号機]]に初めて乗る決意をした時。自分が戦わなければ重傷の少女が代わりに戦う事になるというシーンであり、普通の主人公ならば脊髄反射的に戦う決意をするはずなのに、彼の場合このような自己暗示をかけなければならないというシンジを象徴する有名な台詞だが、[[第3次α]]ではシンジが戦士として、そして人として成長しているためこの台詞を喋らず、ゲンドウに対してこの台詞を下敷きにしながら全く逆の意味合いの台詞を放つ(後述)。<br />余談だがTV版で「逃げちゃダメだ」のセリフが使われたのは全26話中で計13回(繰り返しつぶやいているものはその都度計数)と、意外に少ない。
+
:[[EVA初号機]]に初めて乗る決意をした時。自分が戦わなければ重傷の少女が代わりに戦う事になるというシーンであり、普通の主人公ならば脊髄反射的に戦う決意をするはずなのに、彼の場合このような自己暗示をかけなければならないというシンジを象徴する有名な台詞だが、『[[第3次α]]』ではシンジが戦士として、そして人として成長しているためこの台詞を喋らず、ゲンドウに対してこの台詞を下敷きにしながら全く逆の意味合いの台詞を放つ(後述)。
 +
:余談だがTV版で「逃げちゃダメだ」のセリフが使われたのは全26話中で計13回(繰り返しつぶやいているものはその都度計数)である。
 +
:『[[α]]』では「逃げちゃダメだ」の部分が、『[[第3次Z時獄篇]]』では「やります〜」からが[[DVE]]で再現されている。
 
;「目標をセンターに入れて…スイッチ」
 
;「目標をセンターに入れて…スイッチ」
 
:演習時の台詞。死んだ魚のような目で、黙々とこれを繰り返していた。
 
:演習時の台詞。死んだ魚のような目で、黙々とこれを繰り返していた。
 +
:SRWでも戦闘時の台詞として採用。『第3次Z時獄篇』ではDVEとしても採用。
 
;「…た、ただいま」
 
;「…た、ただいま」
:TV版では初めてミサト宅に上がる時と、家出を経てパイロットを辞め第3新東京市を去ろうとしたが思いとどまった時の二度使われている。<br />貞本漫画版では家出から黒服に連れ戻されてミサトと対面した際の第一声。
+
:TV版では初めてミサト宅に上がる時と、家出を経てパイロットを辞め第3新東京市を去ろうとしたが思いとどまった時の二度使われている。
 +
:貞本漫画版では家出から黒服に連れ戻されてミサトと対面した際の第一声。
 
;(ここも、知らない天井…。当たり前か、この街で知ってるとこなんて、どこにも無いもんな…)
 
;(ここも、知らない天井…。当たり前か、この街で知ってるとこなんて、どこにも無いもんな…)
 
:第弐話『見知らぬ、天井』にて。ネルフ施設の病室、ミサトの住むマンションの風呂と部屋の天井…10数年ぶりの父からの手紙から、激動に立て続けに見舞われることになったシンジ。知らない天井を眺めながら彼の脳裏に去来するのは、この先への不安か、混乱する初陣の記憶か……
 
:第弐話『見知らぬ、天井』にて。ネルフ施設の病室、ミサトの住むマンションの風呂と部屋の天井…10数年ぶりの父からの手紙から、激動に立て続けに見舞われることになったシンジ。知らない天井を眺めながら彼の脳裏に去来するのは、この先への不安か、混乱する初陣の記憶か……
483行目: 499行目:  
;「笑えばいいと思うよ」
 
;「笑えばいいと思うよ」
 
:[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]戦後、攻撃を受けたレイを救出した際の「ごめんなさい、こういう時どんな顔をすればいいか、わからないの…」の台詞の後に発した有名な一言。レイの台詞とセットでよくパロディーに用いられる事も多い。
 
:[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]戦後、攻撃を受けたレイを救出した際の「ごめんなさい、こういう時どんな顔をすればいいか、わからないの…」の台詞の後に発した有名な一言。レイの台詞とセットでよくパロディーに用いられる事も多い。
 +
;シンジ「綾波は、なぜエヴァに乗るの?」<br />レイ「絆だから」<br />シンジ「絆?」<br />レイ「そう、絆」<br />シンジ「父さんとの?」<br />レイ「みんなとの」<br />シンジ「強いんだな……綾波は」<br />レイ「私には、他に何もないもの」
 +
:第五話「決戦、第3新東京市」にて、[[ヤシマ作戦]]前の待機中における綾波との会話シーン。
 +
:『第3次Z時獄篇』では一部DVEとして採用されている。
 
;アスカ「シンジはどうなのよ?」<br />シンジ「わからない…」<br />アスカ「わからないって…あんたバカァ!?」<br />シンジ「…そうかもしれない」<br />アスカ「…ほんとにバカね…」
 
;アスカ「シンジはどうなのよ?」<br />シンジ「わからない…」<br />アスカ「わからないって…あんたバカァ!?」<br />シンジ「…そうかもしれない」<br />アスカ「…ほんとにバカね…」
 
:第拾弐話「奇跡の価値は」にて。アスカに何故エヴァに乗るのかを問い、彼女の答えの後に同じ質問を返されて。この時はまだ明確な答えを持たないシンジだったが…
 
:第拾弐話「奇跡の価値は」にて。アスカに何故エヴァに乗るのかを問い、彼女の答えの後に同じ質問を返されて。この時はまだ明確な答えを持たないシンジだったが…
490行目: 509行目:  
:ゲンドウによって[[ダミープラグ]]を起動させられた初号機は、使徒に乗っ取られたEVA3号機を容赦無く破壊。重傷を負ったトウジの姿にショックを受け、シンジは初号機に立て籠もる。オペレーター達の説得も彼の怒りを鎮めることはできなかった…。
 
:ゲンドウによって[[ダミープラグ]]を起動させられた初号機は、使徒に乗っ取られたEVA3号機を容赦無く破壊。重傷を負ったトウジの姿にショックを受け、シンジは初号機に立て籠もる。オペレーター達の説得も彼の怒りを鎮めることはできなかった…。
 
;「僕を…この…初号機に乗せてください!」<br />「僕は…僕は!エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」
 
;「僕を…この…初号機に乗せてください!」<br />「僕は…僕は!エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」
:TV版第19話で[[NERV]]に戻ってきて、「何をしに来た」と冷たく言い放つゲンドウに対して。第1話との対比であり、これまで周囲に流されて戦わされていたシンジが初めて明確な自分の意志で戦う事を決意した際の台詞であった。そして繰り広げられる最強の使徒との荒々しい戦闘描写は、まさに同話のタイトル「男の戦い」にふさわしいものであった…が、TV版では結局電源切れによる活動停止の末、初号機の覚醒によって撃破。さらに初号機の使徒捕食という極めてインパクトの強い出来事によって、シンジの成長描写はまたもやお預けとなる。尚、[[第3次α]]ではゲンドウとの対決の際に上述の台詞を口にする。
+
:TV版第19話で[[NERV]]に戻ってきて、「何をしに来た」と冷たく言い放つゲンドウに対して。第1話との対比であり、これまで周囲に流されて戦わされていたシンジが初めて明確な自分の意志で戦う事を決意した際の台詞であった。そして繰り広げられる最強の使徒との荒々しい戦闘描写は、まさに同話のタイトル「男の戦い」にふさわしいものであった…が、TV版では結局電源切れによる活動停止の末、初号機の覚醒によって撃破。さらに初号機の使徒捕食という極めてインパクトの強い出来事によって、シンジの成長描写はまたもやお預けとなる。尚、『[[第3次α]]』ではゲンドウとの対決の際に上述の台詞を口にする。
 
;「動け! 動け! 動いてよぉ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ! もうそんなの嫌なんだよ! だから……動いてよーっ!!」
 
;「動け! 動け! 動いてよぉ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ! もうそんなの嫌なんだよ! だから……動いてよーっ!!」
 
:ゼルエル戦で活動停止した初号機の中で。シンジの必死の叫びに、初号機の中に眠っていた「彼女」が覚醒する……
 
:ゼルエル戦で活動停止した初号機の中で。シンジの必死の叫びに、初号機の中に眠っていた「彼女」が覚醒する……
500行目: 519行目:  
:カヲルを[[使徒]]と認識し、出撃した際の追撃時の台詞。
 
:カヲルを[[使徒]]と認識し、出撃した際の追撃時の台詞。
 
;「嘘だッ!!何を……カヲル君、君が何を言っているのか分からないよ、カヲル君…」
 
;「嘘だッ!!何を……カヲル君、君が何を言っているのか分からないよ、カヲル君…」
:第二拾四話クライマックスにて。非常にシリアスな場面の台詞だが、某有名アニメにも用いられるほどネタにされやすい台詞でもある。[[MX]]の中断メッセージでも、ネタ的掛け合いで使用されている。
+
:第二拾四話クライマックスにて。『[[MX]]』の中断メッセージではネタ的掛け合いで使用されている。
 
;「僕は僕が嫌いだ。でも好きになれるかもしれない。僕はここにいてもいいのかもしれない。そうだ、僕は僕でしかない。僕は僕だ。僕でいたい。 僕はここにいたい! ''僕はここにいてもいいんだ!''」
 
;「僕は僕が嫌いだ。でも好きになれるかもしれない。僕はここにいてもいいのかもしれない。そうだ、僕は僕でしかない。僕は僕だ。僕でいたい。 僕はここにいたい! ''僕はここにいてもいいんだ!''」
 
:第二拾五話、人類補完計画が進む中、シンジは自問自答する。そして、自分と他人を受け入れる事を決め…。
 
:第二拾五話、人類補完計画が進む中、シンジは自問自答する。そして、自分と他人を受け入れる事を決め…。
509行目: 528行目:  
;「最低だ…俺って…」
 
;「最低だ…俺って…」
 
:旧劇場版『Air』冒頭にて、意識のないアスカに散々当り散らした挙句「不適切な行為」を行った後に。唯一彼の一人称が「俺」になる台詞であるが、内容は彼が言うとおり確かに「最低」なものである。
 
:旧劇場版『Air』冒頭にて、意識のないアスカに散々当り散らした挙句「不適切な行為」を行った後に。唯一彼の一人称が「俺」になる台詞であるが、内容は彼が言うとおり確かに「最低」なものである。
 +
:幸いというべきか、旧劇場版の再現がある『α』や『MX』においてもこの場面は再現されていない。
 
;「だってエヴァに乗れないんだ…。どうしようもないんだ…」
 
;「だってエヴァに乗れないんだ…。どうしようもないんだ…」
 
:旧劇場版『Air』終盤にて、エヴァ初号機が格納されているケージ内でエヴァ弐号機がエヴァ量産機達にトドメを刺され絶叫しながらシンジに呼びかけるマヤの声を聴いてうずくまったまま言った一言。この時の初号機は戦略自衛隊によって硬化ベークライトで初号機を固められたためにシンジは初号機に乗ることが出来なかったため本当にどうしようもなかった。しかしこの後、初号機が自ら硬化ベークライトを砕きシンジを乗せる。
 
:旧劇場版『Air』終盤にて、エヴァ初号機が格納されているケージ内でエヴァ弐号機がエヴァ量産機達にトドメを刺され絶叫しながらシンジに呼びかけるマヤの声を聴いてうずくまったまま言った一言。この時の初号機は戦略自衛隊によって硬化ベークライトで初号機を固められたためにシンジは初号機に乗ることが出来なかったため本当にどうしようもなかった。しかしこの後、初号機が自ら硬化ベークライトを砕きシンジを乗せる。
517行目: 537行目:  
=== 漫画版 ===
 
=== 漫画版 ===
 
;「わかったよ、父さん。乗ればいいんだろ? 僕が乗るよ」<br/>(僕が必要としなかった父さんが造ったロボット…そいつが今、僕を必要としている? ふん、おもしろいじゃないか! やってやる!)<br />(死ぬのなんか恐くはないんだ、父さんに臆病者なんて言わせない)
 
;「わかったよ、父さん。乗ればいいんだろ? 僕が乗るよ」<br/>(僕が必要としなかった父さんが造ったロボット…そいつが今、僕を必要としている? ふん、おもしろいじゃないか! やってやる!)<br />(死ぬのなんか恐くはないんだ、父さんに臆病者なんて言わせない)
:1巻。EVA初号機に初めて乗り込む際の台詞だが、「逃げちゃダメだ…」の問答が一切無く、父親への反抗という側面も強い。この場面に限らず、漫画版は貞本氏の意向であえて「逃げちゃダメだ…」のセリフは外されている。
+
:1巻。EVA初号機に初めて乗り込む際の台詞だが、「逃げちゃダメだ…」の問答が一切無く、父親への反抗という側面も強い。
 
;(いつの頃からだろう。僕の心と体は少しずつバラバラになってきている気がする)<br />(悲しいことやつらいことがあるたびに これは自分ではないと 他人事みたいに見つめてるもう一人の自分がいるみたいだ)<br />(大丈夫 僕はやっていけるさ…)<br />(心をもっと体の奥に閉じ込めてしまおう そうすれば 体の痛みも心の痛みも 恐怖も 何も感じなくて済むだろう)
 
;(いつの頃からだろう。僕の心と体は少しずつバラバラになってきている気がする)<br />(悲しいことやつらいことがあるたびに これは自分ではないと 他人事みたいに見つめてるもう一人の自分がいるみたいだ)<br />(大丈夫 僕はやっていけるさ…)<br />(心をもっと体の奥に閉じ込めてしまおう そうすれば 体の痛みも心の痛みも 恐怖も 何も感じなくて済むだろう)
 
:2巻より。演習時のモノローグ。TV版では「目標をセンターに入れて…スイッチ」を繰り返しつぶやくのみだったシーン。漫画版はこうした心理描写のシーンが増えており、TV版の行間が補完されていることが多い。
 
:2巻より。演習時のモノローグ。TV版では「目標をセンターに入れて…スイッチ」を繰り返しつぶやくのみだったシーン。漫画版はこうした心理描写のシーンが増えており、TV版の行間が補完されていることが多い。
523行目: 543行目:  
:2巻より。シャムシェル戦でTV版とは異なりシンジの判断でトウジ&ケンスケをエントリープラグに収容し、後退命令に対して反抗的につぶやく。
 
:2巻より。シャムシェル戦でTV版とは異なりシンジの判断でトウジ&ケンスケをエントリープラグに収容し、後退命令に対して反抗的につぶやく。
 
;「もう一度言ってみろ!…」<br />「もう一度言え!前歯全部折ってやる!」<br />「言えよ!」
 
;「もう一度言ってみろ!…」<br />「もう一度言え!前歯全部折ってやる!」<br />「言えよ!」
:10巻より。レイの死を馬鹿にしたような言動を口にしたカヲルに対し、激怒して発した台詞。普段の温厚なシンジからは想像できない怒りに満ちた過激な台詞で、読者を驚愕させた。これは漫画版が原作者である庵野監督ではなく、貞本氏の解釈によって描かれている事から生まれて別基軸のシンジである為。
+
:10巻より。レイの死を馬鹿にしたような言動を口にしたカヲルに対し、激怒して発した台詞。普段の温厚なシンジからは想像できない怒りに満ちた過激な台詞で、読者を驚愕させた。
 
;(僕には将来なりたいものなんて何もない 夢とか希望のことも考えたことがなかった 今までなるようになってきたし これからもずっとそうたろうと思ってた)<br/>(だから 何かの事故やなんかで死んでしまっても別にかまわないと思ってた)<br/>(けど 最近思うんだ 希望が見えないのは 僕が希望を探してないからじゃないかと)
 
;(僕には将来なりたいものなんて何もない 夢とか希望のことも考えたことがなかった 今までなるようになってきたし これからもずっとそうたろうと思ってた)<br/>(だから 何かの事故やなんかで死んでしまっても別にかまわないと思ってた)<br/>(けど 最近思うんだ 希望が見えないのは 僕が希望を探してないからじゃないかと)
 
:14巻より。新生した世界で上京する際に乗った電車の車中で。新生する前の世界と違い、地元の友人ができ親戚一家とも良好とまでは行かないが繋がりができているため自分を見直すことができている。
 
:14巻より。新生した世界で上京する際に乗った電車の車中で。新生する前の世界と違い、地元の友人ができ親戚一家とも良好とまでは行かないが繋がりができているため自分を見直すことができている。
531行目: 551行目:  
=== 新劇場版 ===
 
=== 新劇場版 ===
 
;「僕には、大人が何なのか分かりません」
 
;「僕には、大人が何なのか分かりません」
:新劇場版『破』における第9の使徒の事件後、ゲンドウに初号機にはもう乗らないと宣言したシンジが立ち去る時にゲンドウがシンジに「大人になれ」と言う台詞に対して。
+
:『破』における第9の使徒の事件後、ゲンドウに初号機にはもう乗らないと宣言したシンジが立ち去る時にゲンドウがシンジに「大人になれ」と言う台詞に対して。
 
;「僕はもう、誰とも笑いません」
 
;「僕はもう、誰とも笑いません」
 
:上記のシーン後、ミサトの暮らすマンションから去る際にミサトからレイの食事会にゲンドウも来る予定だったという事を教えられ、もう一度ゲンドウと笑って欲しかったと語るが、心を閉ざしたシンジには届かなかった。この後シンジが第3新東京市から去ろうとした瞬間、第10の使徒が襲来してきた。
 
:上記のシーン後、ミサトの暮らすマンションから去る際にミサトからレイの食事会にゲンドウも来る予定だったという事を教えられ、もう一度ゲンドウと笑って欲しかったと語るが、心を閉ざしたシンジには届かなかった。この後シンジが第3新東京市から去ろうとした瞬間、第10の使徒が襲来してきた。
 
; 「綾波を…返せッ…!」
 
; 「綾波を…返せッ…!」
:新劇場版『破』終盤にて、レイごと零号機を取り込んだ第10の使徒に挑む際に発した台詞。旧世紀版では見る事の出来なかった、シンジの強さと成長が露になった場面である。そして、シンジと初号機は覚醒の時を迎えた…。<br />この場面において、シンジは怒りの形相と共に両目の瞳が深紅に爛々と輝く(しかもその瞳は螺旋模様…所謂[[ゲッターロボシリーズ|グルグル目]]状態)という演出がなされており、その様相は漫画版やOVA版の[[流竜馬|竜]][[流竜馬 (OVA)|馬]]達[[ゲッターチーム]]や、旧世紀版エヴァと同じくGAINAX制作のアニメである『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のキャラクターを想起させる、旧世紀版の彼からは考えられないあまりにも衝撃的なものとなっている。どことなく[[MX]]で共演した[[神名綾人]]を思い起こさせるものもある。
+
:『破』終盤にて、レイごと零号機を取り込んだ第10の使徒に挑む際に発した台詞。旧世紀版では見る事の出来なかった、シンジの強さと成長が露になった場面である。そして、シンジと初号機は覚醒の時を迎えた…。
 +
:この場面において、シンジは怒りの形相と共に両目の瞳が深紅に爛々と輝く(しかもその瞳は螺旋模様…所謂[[ゲッターロボシリーズ|グルグル目]]状態)という演出がなされており、その様相は漫画版やOVA版の[[流竜馬|竜]][[流竜馬 (OVA)|馬]]達[[ゲッターチーム]]や、旧世紀版エヴァと同じくGAINAX制作のアニメである『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のキャラクターを想起させる、旧世紀版の彼からは考えられないあまりにも衝撃的なものとなっている。どことなく『[[MX]]』で共演した[[神名綾人]]を思い起こさせるものもある。
 
;「僕はどうなったっていい…。世界がどうなったっていい…。だけど綾波だけは…綾波だけは、絶対助けるッ!」
 
;「僕はどうなったっていい…。世界がどうなったっていい…。だけど綾波だけは…綾波だけは、絶対助けるッ!」
:リツコの「このままではヒトでいられなくなる」という制止の台詞に対して。彼が「戦う意味」に明確に目覚めた事を明示する台詞である。そんなシンジにミサトは「行きなさいシンジ君!誰かのためじゃなく、自分自身の願いのために!」と彼の選択を受け入れている。<br />[[L]]では第10の使徒戦は再現されていないものの、[[グレイス・オコナー|グレイス]]との決戦に際してこの台詞をアレンジした台詞を叫んでいる(後述)。ちなみに天獄篇予告でも叫んでいる。
+
:リツコの「このままではヒトでいられなくなる」という制止の台詞に対して。彼が「戦う意味」に明確に目覚めた事を明示する台詞である。そんなシンジにミサトは「行きなさいシンジ君!誰かのためじゃなく、自分自身の願いのために!」と彼の選択を受け入れている。
 +
:『[[L]]』では第10の使徒戦は再現されていないものの、[[グレイス・オコナー|グレイス]]との決戦に際してこの台詞をアレンジした台詞を叫んでいる(後述)。ちなみに『天獄篇』予告でも叫んでいる。
 
;「違う!綾波は綾波しかいない!だから今、助けるッ!」
 
;「違う!綾波は綾波しかいない!だから今、助けるッ!」
 
:「私が消えても代わりは居る」と言ってシンジの助けを拒むにレイ対して。これまで「代わりの利く道具」としてしか扱われなかったレイにとって、自身を「掛け替えのない存在」と見なしたシンジのこの言葉は正に救いであったであろう。そしてレイはシンジの手を取り、シンジは使徒に取り込まれたレイを見事に救出した。そして…
 
:「私が消えても代わりは居る」と言ってシンジの助けを拒むにレイ対して。これまで「代わりの利く道具」としてしか扱われなかったレイにとって、自身を「掛け替えのない存在」と見なしたシンジのこの言葉は正に救いであったであろう。そしてレイはシンジの手を取り、シンジは使徒に取り込まれたレイを見事に救出した。そして…
582行目: 604行目:  
=== 旧世紀版 ===
 
=== 旧世紀版 ===
 
==== 旧シリーズ ====
 
==== 旧シリーズ ====
;「!?い、いきなり何するんですか!? 殴るなんて…父さんにも殴られた事ないのに…」
+
;[[スーパーロボット大戦F|F]]
:『[[スーパーロボット大戦F|F]]』第19話(ルートにより変動)「ネルフ襲撃」でのブライトによる修正を受けたときの台詞。ファーストにおけるアムロが修正を喰らったときの台詞のオマージュ。しかもアムロ本人の目の前で繰り広げられる。原作者である庵野秀明監督の提案によるイベント。
+
:;「!?い、いきなり何するんですか!? 殴るなんて…父さんにも殴られた事ないのに…」
;「い、いや、そんなことは‥‥でも、レインさんが残るっていうんならそれなりの理由があると思うんです‥‥だったらそれを信じて待つほうがいいと思うんです」
+
::第19話(ルートにより変動)「ネルフ襲撃」でのブライトによる修正を受けたときの台詞。ファーストにおけるアムロが修正を喰らったときの台詞のオマージュ。しかもアムロ本人の目の前で繰り広げられる。原作者である庵野秀明監督の提案によるイベント。
:[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「清算されし過去、そして…」より。レインを追うために脱走を謀ったドモンを諭したときの台詞。また、「‥‥逃げるんですか?」とか「ドモンさんはいつも偉そうなこと言ってるけど、自分には甘い人だったんですね‥‥」などの発言もあり、甲児からは「お前、けっこうキツイこと言うなぁ」と言われている。
+
:
;シンジ「あ、ちょっと待って。ウィナーさん‥‥ですよね」<br />カトル「カトルでいいよ、シンジ君」<br />シンジ「じゃ、カトルさん。これからも、よろしく」<br />カトル「こちらこそ」
+
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]
:『F完結編』「アクシズの攻防」にて、カトルと初対面時の台詞。2行目のカトルのセリフが[[渚カヲル|彼]]そのまんまである。
+
:;「い、いや、そんなことは‥‥でも、レインさんが残るっていうんならそれなりの理由があると思うんです‥‥だったらそれを信じて待つほうがいいと思うんです」
;カトル「もうすぐだね」<br />シンジ「あっ、カトルさん‥‥」<br />カトル「カトルでいいよ。僕のほうが新参者なんだから」<br />シンジ「そんな‥‥」<br />カトル「それに年だって1つしか違わないし、なによりシンジ君とは友達になりたいんだ。だめかな?」<br />シンジ「そ、そんな‥‥僕でいいの、かな?」<br />カトル「君がいいんだ」<br />シンジ「あ、ありがとう‥‥」<br />カトル「よかった。これからもよろしく」<br />シンジ「こちらこそ‥‥よろしく、カトル、君」
+
::「清算されし過去、そして…」より。レインを追うために脱走を謀ったドモンを諭したときの台詞。また、「‥‥逃げるんですか?」とか「ドモンさんはいつも偉そうなこと言ってるけど、自分には甘い人だったんですね‥‥」などの発言もあり、甲児からは「お前、けっこうキツイこと言うなぁ」と言われている。
:『F完結編』「野望の果てに」にてカトルと友情を結ぶ際の台詞。二人の長い友情の始まりである。
+
:;シンジ「あ、ちょっと待って。ウィナーさん‥‥ですよね」<br />カトル「カトルでいいよ、シンジ君」<br />シンジ「じゃ、カトルさん。これからも、よろしく」<br />カトル「こちらこそ」
;「カトル君……嘘だろ……」
+
::「アクシズの攻防」にて、カトルと初対面時の台詞。2行目のカトルのセリフが[[渚カヲル|彼]]そのまんまである。
:『F完結編』「悲しみのカトル」のシナリオエンドデモにて。完成させた[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]に乗り[[ゼロシステム]]に取り込まれながら、ツインバスターライフルの一撃でコロニーを破壊するなど、温和だった頃とは別人のように狂い笑いながら破壊行動の限りを尽くすカトルの姿を見て、流石のシンジもあまりの変貌ぶりに茫然とするしかなかった。
+
:;カトル「もうすぐだね」<br />シンジ「あっ、カトルさん‥‥」<br />カトル「カトルでいいよ。僕のほうが新参者なんだから」<br />シンジ「そんな‥‥」<br />カトル「それに年だって1つしか違わないし、なによりシンジ君とは友達になりたいんだ。だめかな?」<br />シンジ「そ、そんな‥‥僕でいいの、かな?」<br />カトル「君がいいんだ」<br />シンジ「あ、ありがとう‥‥」<br />カトル「よかった。これからもよろしく」<br />シンジ「こちらこそ‥‥よろしく、カトル、君」
;「もうやだ、もういやだ…誰か、僕を助けてよ…ねぇ、誰か僕を…お願いだから僕を助けてよ…一人にしないで、僕を見捨てないで!僕を殺さないで!」<br />「…君は…誰?」<br />「ねえ、どうして黙ってるんだよ!」<br />「君も僕を見てくれないんだね…誰も、僕を見てくれない、わかってくれない、わかろうとさえしてくれない…そうだ、僕はいつもひとりぼっちだった…ここにはもう僕の居場所なんてないんだ…みんな僕をいらないんだ!」<br />「だったら、だったら、こんな世界、なくなっちゃえばいいんだ!!」  
+
::「野望の果てに」にてカトルと友情を結ぶ際の台詞。二人の長い友情の始まりである。
:『F完結編』「未完のシ者」にて、エヴァエンドを迎えた時の台詞。
+
:;「カトル君……嘘だろ……」
:原作通りにカヲルが死亡した後、自暴自棄になって誰に救いを求めたシンジの目の前にカトルが現れるが、彼は無言の状態で何も答えず、完全に絶望したシンジはとうとう人類補完計画を発動させてしまう…。
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::「悲しみのカトル」のシナリオエンドデモにて。完成させた[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]に乗り[[ゼロシステム]]に取り込まれながら、ツインバスターライフルの一撃で[[コロニー]]を破壊するなど、温和だった頃とは別人のように狂い笑いながら破壊行動の限りを尽くすカトルの姿を見て、流石のシンジもあまりの変貌ぶりに茫然とするしかなかった。
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:;「もうやだ、もういやだ…誰か、僕を助けてよ…ねぇ、誰か僕を…お願いだから僕を助けてよ…一人にしないで、僕を見捨てないで!僕を殺さないで!」<br />「…君は…誰?」<br />「ねえ、どうして黙ってるんだよ!」<br />「君も僕を見てくれないんだね…誰も、僕を見てくれない、わかってくれない、わかろうとさえしてくれない…そうだ、僕はいつもひとりぼっちだった…ここにはもう僕の居場所なんてないんだ…みんな僕をいらないんだ!」<br />「だったら、だったら、こんな世界、なくなっちゃえばいいんだ!!」  
 +
::「未完のシ者」にて、エヴァエンドを迎えた時の台詞。
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::原作通りにカヲルが死亡した後、自暴自棄になって誰に救いを求めたシンジの目の前にカトルが現れるが、彼は無言の状態で何も答えず、完全に絶望したシンジはとうとう人類補完計画を発動させてしまう…。
    
==== αシリーズ ====
 
==== αシリーズ ====
'''[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])'''
+
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])
;「………」<br />(そうだ…逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目なんだ!)<br />「ミサトさん、僕は撤退しません! このまま使徒を迎え撃ちます!」
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:;「………」<br />(そうだ…逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目なんだ!)<br />「ミサトさん、僕は撤退しません! このまま使徒を迎え撃ちます!」
:リアル系ルート第19話「第二次直上会戦」にて、[[第4使徒シャムシェル]]、[[ティターンズ]]、そして[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の[[ウイングガンダム]]が入り混じる戦いの中で[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]をエントリープラグ内に保護した時の台詞。戦う術を持たずとも恐怖から逃げない彼女の強さが、シンジの心に力を与える。
+
::リアル系ルート第19話「第二次直上会戦」にて、[[第4使徒シャムシェル]]、[[ティターンズ]]、そして[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の[[ウイングガンダム]]が入り混じる戦いの中で[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]をエントリープラグ内に保護した時の台詞。戦う術を持たずとも恐怖から逃げない彼女の強さが、シンジの心に力を与える。
;「惣流…前から言おうと思ってたんだけど、君みたいな肩肘を張った生き方って疲れると思うよ…」<br />「僕も…昔そうだったんだ。でも、ロンド=ベル隊に入って…みんなのおかげで自然のままでいられるような気がする…」
+
:;「惣流…前から言おうと思ってたんだけど、君みたいな肩肘を張った生き方って疲れると思うよ…」<br />「僕も…昔そうだったんだ。でも、ロンド=ベル隊に入って…みんなのおかげで自然のままでいられるような気がする…」
:第36話「リン・ミンメイ」で、相変わらず[[ロンド・ベル]]の面々へ悪態を吐き、彼らと距離を置こうとするアスカの「虚勢」を看破して発した忠告。当初こそシンジからの指摘へ猛然と噛み付いたアスカも、何時しか彼の言葉に黙って耳を傾けていた。
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::第36話「リン・ミンメイ」で、相変わらず[[ロンド・ベル]]の面々へ悪態を吐き、彼らと距離を置こうとするアスカの「虚勢」を看破して発した忠告。当初こそシンジからの指摘へ猛然と噛み付いたアスカも、何時しか彼の言葉に黙って耳を傾けていた。
;「…無茶をしなきゃ、勝てない相手なんでしょう?」
+
:;「…無茶をしなきゃ、勝てない相手なんでしょう?」
:第61話「運命の矢」にて、シンジフラグが全て立った場合の台詞。カヲルの死を引きずって出撃拒否していたところで甲児の叱咤に応じて出撃(はプレイヤーの任意だが)した後、甲児に「無茶はするなよ」と言われてこの軽口を返した。
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::第61話「運命の矢」にて、シンジフラグが全て立った場合の台詞。カヲルの死を引きずって出撃拒否していたところで甲児の叱咤に応じて出撃(はプレイヤーの任意だが)した後、甲児に「無茶はするなよ」と言われてこの軽口を返した。
;「…僕は…僕はもう逃げない。僕が何のためにここにいるのか…その答えを自分で見つけるために…!」<br />「そして…僕の仲間達を助けるために…!」
+
:;「…僕は…僕はもう逃げない。僕が何のためにここにいるのか…その答えを自分で見つけるために…!」<br />「そして…僕の仲間達を助けるために…!」
:第64話「Air」において。最後の台詞はシンジフラグが全て立った時に追加される。
+
::第64話「Air」において。最後の台詞はシンジフラグが全て立った時に追加される。
;「…ミサトさんとの約束…………何とか守れたと思う…」
+
::『自発的にEVA初号機に乗り込む』『[[第7使徒イスラフェル]]を撃破する』『ダミープラグへ切り替えさせずに自分で[[第13使徒バルディエル]]と戦う』『精神波に侵食されるアスカを救出するために出撃する』『甲児の叱咤に応じてカヲルの死を乗り越えて出撃する』と原作を乗り越えるには多くの手間がかかるが必見のイベントと言えるだろう。
:同上。戦闘終了後に生還したミサトと再会し、出撃前に彼女と交わした「約束」を果たせた事へ安堵の呟きを漏らす。
+
:;「…ミサトさんとの約束…………何とか守れたと思う…」
;「ええ…わかっています。そのために僕は…EVAに乗ったんだと思いますから…」
+
::同上。戦闘終了後に生還したミサトと再会し、出撃前に彼女と交わした「約束」を果たせた事へ安堵の呟きを漏らす。
:直後、ミサトから補完計画とは別の手段で未来を掴まなければならない事を告げられ、己に課せられた「運命」を自覚するに至る。
+
:;「ええ…わかっています。そのために僕は…EVAに乗ったんだと思いますから…」
;「フフッ…」<br />「ご、ごめん…君にお礼を言われるなんて思ってもみなかったから」
+
::直後、ミサトから補完計画とは別の手段で未来を掴まなければならない事を告げられ、己に課せられた「運命」を自覚するに至る。
:ミサトとの対話後、ぎこちなくも感謝の言葉を紡ぐアスカ渾身の「デレ」を目の当たりにして、思わず苦笑する。
+
:;「フフッ…」<br />「ご、ごめん…君にお礼を言われるなんて思ってもみなかったから」
'''[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]'''
+
::ミサトとの対話後、ぎこちなくも感謝の言葉を紡ぐアスカ渾身の「デレ」を目の当たりにして、思わず苦笑する。
;「目標をセンターに入れて…スイッチ!」
+
:
:戦闘台詞の一つ。台詞自体は原作と同じものだが、力強く言い放つ姿に彼の成長が感じとれる。
+
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
;(またEVAで戦うことになったけど…僕はもう逃げない)<br />(それに、何故父さんが僕達をここへ来させたのか…父さんの本当の目的は何なのか…)<br />(それを知るためにも、逃げちゃいられないんだ、僕は…)
+
:;「目標をセンターに入れて…スイッチ!」
:第13話「もう一度、自らの足で」で再び[[EVA初号機]]を駆り[[αナンバーズ]]に合流して。この台詞でも言っているが、第3次αのシンジは「逃げる」という言葉を嫌っている。
+
::戦闘台詞の一つ。台詞自体は原作と同じものだが、力強く言い放つ姿に彼の成長が感じとれる。
;「キラくん…サイくんを離して」
+
:;(またEVAで戦うことになったけど…僕はもう逃げない)<br />(それに、何故父さんが僕達をここへ来させたのか…父さんの本当の目的は何なのか…)<br />(それを知るためにも、逃げちゃいられないんだ、僕は…)
:第21話地球降下ルート「プリティ・デビル」で増長してサイを殴ろうとしたキラに対して。相手はコーディネイターだというのに、この時のシンジは全く臆せずキラを諭してみせ、「αで成長したシンジ」を存分に見せつけた。
+
::第13話「もう一度、自らの足で」で再び[[EVA初号機]]を駆り[[αナンバーズ]]に合流して。この台詞でも言っているが、第3次αのシンジは「逃げる」という言葉を嫌っている。
;「修学旅行中の中学生…ってことじゃ駄目かな?」
+
:;「キラくん…サイくんを離して」
:第22話地球降下ルート「砂塵の果て」にて、キラとカガリの市街へ消耗品の買い出しに同行する事になった際にカガリから「戦闘員には見えないが、その制服だと逆に目立つ」と指摘された際に。
+
::第21話地球降下ルート「プリティ・デビル」より。フレイが自分を選んだ事に増長してサイを殴ろうとしたキラに対して。相手はコーディネイターだというのに、この時のシンジは全く臆せずキラを諭してみせ、「αで成長したシンジ」を存分に見せつけた。
:一見何気ない発言なのだが、'''『第3次α』のシンジ達は『α』から2年経過しているので普通なら高校生のはずである'''。どうやらこの世界のシンジ達は『α』後のゴタゴタのせいで中学浪人してしまったらしい……。'''メタ的には私服姿の商品展開も多い割に公式では私服を持っていないレイのせいとも言えなくもないが'''。
+
:;「キラ君…違うよ」<br />キラ「……!」<br />「君は僕達と同じだよ…。君は…!」
;「僕も前は周りに流されるままEVAに乗っていたけれど…今は自分の意志であれに乗ってる。自分なりに戦うことの意味を考えて…」<br />「僕だって悩んださ。何度も何度も逃げた。でも、その先には…自分の世界しかなかった。そこへ逃げ込んだって、誰も手を差し伸べてくれなかったんだ」
+
::同上。同年代の仲間が多い事から原作よりも恵まれているにも関わらず、「自分がどんな思いで戦ってきたか、誰も気にもしないくせに」と吐き捨てたキラに対する言葉。しかし、話の途中でザフトがタッシルの街を焼き払ったという情報が入ってきたせいで肝心な事を伝えられなかった。
:第22話地球降下ルート「砂塵の果て」でキラにかつての自分を語って。この言葉は、キラに多大な影響を及ぼす事になった。
+
:;「修学旅行中の中学生…ってことじゃ駄目かな?」
;「それじゃ、逃げてるだけじゃないか…!」<br />「何もせずに破滅から逃げてるだけじゃないか!」
+
::第22話地球降下ルート「砂塵の果て」にて、キラとカガリの市街へ消耗品の買い出しに同行する事になった際にカガリから「戦闘員には見えないが、その制服だと逆に目立つ」と指摘された際に。
:第27話「勇気ある者達の誓い」の[[Zマスター]]との決戦にて、破滅から逃避する為に全ての有機生命体を機界昇華しようとするZマスターに反論して。
+
::一見何気ない発言なのだが、'''『第3次α』のシンジ達は『α』から2年経過しているので普通なら高校生のはずである'''。どうやらこの世界のシンジ達は『α』後のゴタゴタのせいで中学浪人してしまったらしい……。'''メタ的には私服姿の商品展開も多い割に公式では私服を持っていないレイのせいとも言えなくもないが'''。
;「そんな…自分が助かるために仲間を撃墜するなんて…!」
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:;「僕も前は周りに流されるままEVAに乗っていたけれど…今は自分の意志であれに乗ってる。自分なりに戦うことの意味を考えて…」<br />「僕だって悩んださ。何度も何度も逃げた。でも、その先には…自分の世界しかなかった。そこへ逃げ込んだって、誰も手を差し伸べてくれなかったんだ」
:[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]編第34話「べトレイヤー」より。保身の為、[[ベガリオン]]を撃墜するセレーナの[[裏切りイベント|裏切り行為]](を装った計略)を目の当たりにし、呆然と呟いた台詞。後に何食わぬ顔で彼女が[[αナンバーズ]]へと戻った際には、温厚なシンジも嫌悪感を隠しきれなかった。
+
::第22話地球降下ルート「砂塵の果て」でキラにかつての自分を語って。この言葉は、キラに多大な影響を及ぼす事になった。
;「マリューさん! 僕達が使徒に仕掛けます! 皆さんもフォローをお願いします!」
+
:;「それじゃ、逃げてるだけじゃないか…!」<br />「何もせずに破滅から逃げてるだけじゃないか!」
:第45話宇宙ルート「忍び寄る終焉」より。[[第16使徒アルミサエル]]の出現に、周囲への協力を要請しつつ戦闘態勢に入る。<br />原作でも己の実力を過信して似たような台詞を発する事が有ったが、この時は[[使徒]]を倒す事が自分達の役目=存在意義と明言しており、その覚悟を汲んでアスカも同調する。
+
::第27話「勇気ある者達の誓い」の[[Zマスター]]との決戦にて、破滅から逃避する為に全ての有機生命体を機界昇華しようとするZマスターに反論して。
;「EVAシリーズ、もう好きにはやらせない!」
+
:;「そんな…自分が助かるために仲間を撃墜するなんて…!」
:対[[EVA量産機]]特殊戦闘台詞の一つ。戦う事に対して答えが出せていなかった原作では考えられない台詞。[[第3次α]]の成長した彼を感じる事が出来る。
+
::[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]編第34話「べトレイヤー」より。保身の為、[[ベガリオン]]を撃墜するセレーナの[[裏切りイベント|裏切り行為]](を装った計略)を目の当たりにし、呆然と呟いた台詞。後に何食わぬ顔で彼女が[[αナンバーズ]]へと戻った際には、温厚なシンジも嫌悪感を隠しきれなかった。
;「違う!EVAは人類を滅びから守るために造られたんだ!たとえ、本当の目的があなたの言う通りだとしても、そんなことはさせはしない!」
+
:;「マリューさん! 僕達が使徒に仕掛けます! 皆さんもフォローをお願いします!」
:第51話「終わらない明日へ」における[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との戦闘前会話での台詞で、滅びの為に[[人類補完計画]]の発動を望む彼に対しての反論。平和の為にEVAの力を行使するシンジは、クルーゼの望む滅びも、そして父の望む[[人類補完計画]]も、一切認めなかった。<br />しかし、次のシナリオでは……。
+
::第45話宇宙ルート「忍び寄る終焉」より。[[第16使徒アルミサエル]]の出現に、周囲への協力を要請しつつ戦闘態勢に入る。
;「イヤだ…!それがどんなに無謀な戦いでも僕は決して逃げない…。それが僕の選んだ生き方だから…」
+
::原作でも己の実力を過信して似たような台詞を発する事が有ったが、この時は[[使徒]]を倒す事が自分達の役目=存在意義と明言しており、その覚悟を汲んでアスカも同調する。
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、父ゲンドウと再会し、彼の補完計画をはっきりと拒絶して。この後、TVシリーズのあの名台詞に続く。
+
:;「EVAシリーズ、もう好きにはやらせない!」
;「今の父さんは昔の僕と同じだ!自分の意志でどうにもならないモノの存在を知って…逃げようとしてるだけだ!そんな父さんに世界の終わりを告げる資格なんてないよ!!」
+
::対[[EVA量産機]]特殊戦闘台詞の一つ。戦う事に対して答えが出せていなかった原作では考えられない台詞。『第3次α』の成長した彼を感じる事が出来る。
:ゲンドウをかつての自分と同じと断じ、彼の弱さを正面から突きつける。この言葉に、ゲンドウもシンジの成長を改めて認める。
+
:;「違う!EVAは人類を滅びから守るために造られたんだ!たとえ、本当の目的があなたの言う通りだとしても、そんなことはさせはしない!」
;「父さん…僕には仲間がいるんだ。こんな素晴らしい仲間が出来たんだ」
+
::第51話「終わらない明日へ」における[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との戦闘前会話での台詞で、滅びの為に[[人類補完計画]]の発動を望む彼に対しての反論。平和の為にEVAの力を行使するシンジは、クルーゼの望む滅びも、そして父の望む[[人類補完計画]]も、一切認めなかった。
:[[第3次α]]でのゲンドウとの戦闘前会話で。多くの他作品の仲間達を得て、人間として、戦士として大きく成長したスパロボ世界におけるシンジを象徴した台詞と言える。スパロボ世界におけるシンジの心からの喜びの言葉だろう。[[Z]]では[[シン・アスカ|シン]]も似たような発言をしている。
+
::しかし、次のシナリオでは……。
;「今までだって、色んな困難を乗り越えてきたじゃないか!逃げちゃダメなんだよ、父さん!」
+
:;「イヤだ…!それがどんなに無謀な戦いでも僕は決して逃げない…。それが僕の選んだ生き方だから…」
:上記の台詞の後、ゲンドウの台詞を挟んでこの台詞に続く。「逃げちゃダメだ」から「逃げちゃダメなんだよ!」へ。なんとも感慨深い台詞である。
+
::第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、父ゲンドウと再会し、彼の補完計画をはっきりと拒絶して。この後、TVシリーズのあの名台詞に続く。
;「…だから、僕は戦います。父さんとは違うやり方で父さんの遺志を継いで…父さんと母さんが僕に遺してくれた…エヴァンゲリオン初号機で…」<br />(カヲル君…それが僕の選んだ未来だよ…)
+
:;「今の父さんは昔の僕と同じだ!自分の意志でどうにもならないモノの存在を知って…逃げようとしてるだけだ!そんな父さんに世界の終わりを告げる資格なんてないよ!!」
:[[第3次α]]にてゲンドウと全ての決着を着け、改めて戦い続けることを誓って。この後、TVシリーズ最終話ばりに[[αナンバーズ]]の面々から祝福される。
+
::ゲンドウをかつての自分と同じと断じ、彼の弱さを正面から突きつける。この言葉に、ゲンドウもシンジの成長を改めて認める。
;「自分の目的のために他人を使う人を僕は知っている…!そんな人に僕達は…僕は負けちゃ駄目なんだ!」
+
:;「父さん…僕には仲間がいるんだ。こんな素晴らしい仲間が出来たんだ」
:第54話「神に守られし星」にて、バルマー本星近海で[[エツィーラ・トーラー|エツィーラ]]と対峙した際の台詞。自身の探究心や知識欲を満たす為に[[マイ・コバヤシ|マイ]]の心を弄んだエツィーラのやり方に、かつて自分達が補完計画の為にゲンドウや[[ゼーレ]]によって心を傷付けられた事を思い出したのもあってか、相当頭にきたのだと思われる。
+
::ゲンドウとの戦闘前会話で。多くの他作品の仲間達を得て、人間として、戦士として大きく成長したスパロボ世界におけるシンジを象徴した台詞と言える。スパロボ世界におけるシンジの心からの喜びの言葉だろう。[[Z]]では[[シン・アスカ|シン]]も似たような発言をしている。
;「補完計画はただの逃げなんだ!だから、僕達はそれを否定した!そして、自分達の力で生きていくんだ!」
+
:;「今までだって、色んな困難を乗り越えてきたじゃないか!逃げちゃダメなんだよ、父さん!」
:[[第3次α]]にて[[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]]と対峙した際、[[地球]]での補完計画の失敗を察したルアフに対しての台詞。
+
::上記の台詞の後、ゲンドウの台詞を挟んでこの台詞に続く。「逃げちゃダメだ」から「逃げちゃダメなんだよ!」へ。なんとも感慨深い台詞である。
;「もう僕は怯えない…僕の心を支えてくれる人達がいるのを思い出したから…」<br />「ケイサル・エフェス!お前なんかに、その人達の未来を渡しはしない…!」<br />「渡してなるものかーっ!!」
+
:;「…だから、僕は戦います。父さんとは違うやり方で父さんの遺志を継いで…父さんと母さんが僕に遺してくれた…エヴァンゲリオン初号機で…」<br />(カヲル君…それが僕の選んだ未来だよ…)
:最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との戦闘前会話。カヲルからのメッセージで恐怖と絶望を払拭したシンジが、憤怒の形相で[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]に挑む。
+
::ゲンドウと全ての決着を着け、改めて戦い続けることを誓って。この後、TVシリーズ最終話ばりに[[αナンバーズ]]の面々から祝福される。
;「僕は…」<br />「僕とEVAの力で誰かが助かるなら、戦うよ…」
+
:;「自分の目的のために他人を使う人を僕は知っている…!そんな人に僕達は…僕は負けちゃ駄目なんだ!」
:エンディングでトウジ&ケンスケに「新たな敵が現れたら戦うのか?」と問われ、一瞬、逡巡しながらも明確に戦う意思を示した。
+
::第54話「神に守られし星」にて、バルマー本星近海で[[エツィーラ・トーラー|エツィーラ]]と対峙した際の台詞。自身の探究心や知識欲を満たす為に[[マイ・コバヤシ|マイ]]の心を弄んだエツィーラのやり方に、かつて自分達が補完計画の為にゲンドウや[[ゼーレ]]によって心を傷付けられた事を思い出したのもあってか、相当頭にきたのだと思われる。
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:;「補完計画はただの逃げなんだ!だから、僕達はそれを否定した!そして、自分達の力で生きていくんだ!」
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::[[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]]と対峙した際、[[地球]]での補完計画の失敗を察したルアフに対しての台詞。
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:;「もう僕は怯えない…僕の心を支えてくれる人達がいるのを思い出したから…」<br />「ケイサル・エフェス!お前なんかに、その人達の未来を渡しはしない…!」<br />「渡してなるものかーっ!!」
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::最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との戦闘前会話。カヲルからのメッセージで恐怖と絶望を払拭したシンジが、憤怒の形相で[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]に挑む。
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:;「僕は…」<br />「僕とEVAの力で誰かが助かるなら、戦うよ…」
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::エンディングでトウジ&ケンスケに「新たな敵が現れたら戦うのか?」と問われ、一瞬、逡巡しながらも明確に戦う意思を示した。
    
==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
 
;「僕は…僕として生きる…!もしかしたら、それはつらくて苦しいことかも知れないけど…だけど、僕は逃げない…!それがこの戦いで学んだことだから!だから、いらないんだ!補完なんていらないんだーっ!!」
 
;「僕は…僕として生きる…!もしかしたら、それはつらくて苦しいことかも知れないけど…だけど、僕は逃げない…!それがこの戦いで学んだことだから!だから、いらないんだ!補完なんていらないんだーっ!!」
:[[MX]]の最終決戦にて、[[エルデ・ミッテ|エルデ]]に対して。
+
:[[MX]]』の最終決戦にて、[[エルデ・ミッテ|エルデ]]に対して。
    
=== 新劇場版 ===
 
=== 新劇場版 ===
;「わかってた…いや、わかってるフリをしてただけなのかもしれない。その方が楽だって思ったから…けど、そんなの間違ってるんだ…! もし力がなくっても…逃げちゃダメなんだ!」
+
==== [[Zシリーズ]] ====
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第24話「大いなる力、空を切り裂く時…」に於ける[[次大帝プロイスト|プロイスト]]と戦闘前会話より。「力のない民はおとなしく従うのが道理」と述べたプロイストを上の台詞で断じた。
  −
;「確かに、父さんに褒めて欲しかった。よくやったって言われた時にはすごく嬉しかった」<br />「でも僕は決めたんだ。たとえ父さんが認めてくれなくても、自分の意思で選んだ道を進もうって…! その方がきっと父さんも喜ぶ…!」
  −
:『L』第33話「選ばれた未来」に於ける[[レイ・ザ・バレル|レイ]]との戦闘前会話より。「父に認められたいと思っていたシンジと同じように、自分も[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]が認めてくれるから生きていられる」と語るレイに対してぶつけた反論。自身の意思で戦いに身を投じているシンジの成長が如実に表れた台詞。
  −
;「い、嫌です…!!」<br />「早瀬先輩は今まで何度も助けてくれた…。周りに流されるだけだった僕なんかを…それで自分が傷つくのも構わないで…だから今度は…僕が早瀬先輩を助ける番です…!!」
  −
:『L』第37話「鋼鉄の華」より。ファイナルフェイズ終盤で重力波から[[早瀬浩一|浩一]]を助けるためにエヴァ3機のATフィールドで防いだ際の台詞。前述の台詞同様シンジの成長が表れているが、シンジだけでなく[[綾波レイ|レイ]]と[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]も協力して衝撃波を防いでおり、彼女達の成長も描かれている。
  −
;「今、僕はどうなったっていい…。EVAにどれだけの力があるかは知らない。けど、地球のみんなは…僕の友達は…! 絶対に…助ける!!」
  −
:『L』第39話「ジャーニーズ・エンド」に於ける[[グレイス・オコナー|グレイス]]との戦闘前会話。『破』終盤での台詞のアレンジとも呼べる。
   
;「誰だろう…。どこかで見たことがあるような気がするけど、思い出せない…」
 
;「誰だろう…。どこかで見たことがあるような気がするけど、思い出せない…」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』日本ルートで、ルルーシュに話しかけられて。ルルーシュはADWの人間であり、シンジはそこでもUCWでもない別の世界の人間なので、新生時空震動以前は面識がなかったはずだが、19話で会った時には皇帝ルルーシュだと認識していた。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』日本ルートで、ルルーシュに話しかけられて。ルルーシュはADWの人間であり、シンジはそこでもUCWでもない別の世界の人間なので、新生時空震動以前は面識がなかったはずだが、19話で会った時には皇帝ルルーシュだと認識していた。
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;(この先に何が待っているか、わからない…。でも、何もしないわけにもいかない…)<br/>(僕は…進もう…。一歩ずつでも、自分の意思で…)
 
;(この先に何が待っているか、わからない…。でも、何もしないわけにもいかない…)<br/>(僕は…進もう…。一歩ずつでも、自分の意思で…)
 
:『第3次Z天獄篇』エンディングより。これから先、シンジ達を待つ運命は…
 
:『第3次Z天獄篇』エンディングより。これから先、シンジ達を待つ運命は…
;「駄目だ...駄目だ、駄目だ...。<br>駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、<br>駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ」<br>「このままじゃ綾波もアスカも...。」
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==== 携帯機シリーズ ====
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;「わかってた…いや、わかってるフリをしてただけなのかもしれない。その方が楽だって思ったから…けど、そんなの間違ってるんだ…! もし力がなくっても…逃げちゃダメなんだ!」
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:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第24話「大いなる力、空を切り裂く時…」に於ける[[次大帝プロイスト|プロイスト]]と戦闘前会話より。「力のない民はおとなしく従うのが道理」と述べたプロイストを上の台詞で断じた。
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;「確かに、父さんに褒めて欲しかった。よくやったって言われた時にはすごく嬉しかった」<br />「でも僕は決めたんだ。たとえ父さんが認めてくれなくても、自分の意思で選んだ道を進もうって…! その方がきっと父さんも喜ぶ…!」
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:『L』第33話「選ばれた未来」に於ける[[レイ・ザ・バレル|レイ]]との戦闘前会話より。「父に認められたいと思っていたシンジと同じように、自分も[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]が認めてくれるから生きていられる」と語るレイに対してぶつけた反論。自身の意思で戦いに身を投じているシンジの成長が如実に表れた台詞。
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;「い、嫌です…!!」<br />「早瀬先輩は今まで何度も助けてくれた…。周りに流されるだけだった僕なんかを…それで自分が傷つくのも構わないで…だから今度は…僕が早瀬先輩を助ける番です…!!」
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:『L』第37話「鋼鉄の華」より。ファイナルフェイズ終盤で重力波から[[早瀬浩一|浩一]]を助けるためにエヴァ3機のATフィールドで防いだ際の台詞。前述の台詞同様シンジの成長が表れているが、シンジだけでなく[[綾波レイ|レイ]]と[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]も協力して衝撃波を防いでおり、彼女達の成長も描かれている。
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;「今、僕はどうなったっていい…。EVAにどれだけの力があるかは知らない。けど、地球のみんなは…僕の友達は…! 絶対に…助ける!!」
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:『L』第39話「ジャーニーズ・エンド」に於ける[[グレイス・オコナー|グレイス]]との戦闘前会話。『破』終盤での台詞のアレンジとも呼べる。
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==== VXT三部作 ====
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;「駄目だ…駄目だ、駄目だ…。<br>駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、<br>駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ」<br>「このままじゃ綾波もアスカも…。」
 
:『V』第39話より。[[第9の使徒]]、[[第10の使徒]]にアスカやレイが取り込まれ、更にガーディムまでもが襲来してパニックに陥る。だが、仲間達の声が彼を正気に戻す。
 
:『V』第39話より。[[第9の使徒]]、[[第10の使徒]]にアスカやレイが取り込まれ、更にガーディムまでもが襲来してパニックに陥る。だが、仲間達の声が彼を正気に戻す。
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==== 単独作品 ====
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;シンジ「さっき、救援を呼びました。ここでじっとしていて下さい。僕は行きます」<br />ディド「どこへ…?」<br />シンジ「みんなが…僕に力を貸してくれたみんなが苦戦しているんです…! だから、初号機に乗ります…!」<br />ディド「止めろ…あの機体は損傷して…」<br />シンジ「僕は、自分に出来ることをやるんです…!」
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:『DD』第2章Part4「耀う光」より。ヤシマ作戦の直後、襲い来る謎の敵に吹き飛ばされ[[ディーダリオン]]の変身が解けてしまった[[ディド]]を助け起こしての台詞。既に初号機はヤシマ作戦で傷ついており、それでもなおシンジは、同作戦で力を貸してくれた皆の為に戦うことを決意していた。そして彼の想いに感化され、自らも立ち上がろうとするディドの身に[[ディーダリオン・ザアム|異変が…!?]]
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
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;「一歩間違えば、地獄絵図だと思いますけど…」
 
;「一歩間違えば、地獄絵図だと思いますけど…」
 
:『V』シークレットシナリオ「想いの形」にて、[[ペロリーナ]]を迎撃する[[ボン太くん]]の姿を見て正体を察するが、言わない事にした一同に続いて。実際、双方とも中身は[[相良宗介|衝撃]][[アンジュ|的]]なわけで…。
 
:『V』シークレットシナリオ「想いの形」にて、[[ペロリーナ]]を迎撃する[[ボン太くん]]の姿を見て正体を察するが、言わない事にした一同に続いて。実際、双方とも中身は[[相良宗介|衝撃]][[アンジュ|的]]なわけで…。
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;みんな「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!」
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:『X-Ω』の周年イベント「スパクロフェスティバル」より。複数作品の大破局が入り乱れる中、黒幕に対して皆で一斉攻撃をかけるという後の周年イベントでもお約束となるシチュエーション…なのだが、'''シンジ一人だけ目が死んでおり、台詞すら発していない可能性すらある立ち絵'''が用いられている。厳密には「みんな」の中にシンジが含まれているかも怪しい。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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;[[EVA第13号機]]
 
;[[EVA第13号機]]
 
:『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』にて[[渚カヲル]]と共に搭乗。
 
:『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』にて[[渚カヲル]]と共に搭乗。
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=== SRWでの搭乗機体 ===
 
;[[3式機龍乙型]]
 
;[[3式機龍乙型]]
:コラボレーション企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』にて搭乗。
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:『X-Ω』で搭乗。コラボレーション企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での機体。
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;[[真ゲッター1]]([[真ジャガー号]])
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:『DD』のイベント「[[クロッシング・パイロット]]R」にて搭乗。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*碇シンジの顔のデザインは、同じガイナックス制作のアニメ作品『[[ふしぎの海のナディア]]』の[[ヒロイン]]である[[ナディア]]を「まつげを取り、肌を白くし、髪を短くした」ものである。キャラクターデザインの貞本義行氏曰く'''「碇シンジは、牛若丸等の[[日本]]に古来からある中性的な[[ヒーロー]]像を取り入れてある」'''との事。一方、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]』では[[性格]]の変化に合わせて、顔つきも少し違う。
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**その為か、二次創作は言うに及ばず、ガイナックスおよび庵野監督監修の関連ゲームにおいても[[女装]]までさせられている(ちなみに[[プレイステーション・ポータブル|PSP版]]『新世紀エヴァンゲリオン2』で、シンジに女装をやらせたのは[[冬月コウゾウ|冬月司令]])。
   
*[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『新世紀エヴァンゲリオン2』によると、'''「シンジの一か月の小遣いは1万円」'''と設定されている。
 
*[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『新世紀エヴァンゲリオン2』によると、'''「シンジの一か月の小遣いは1万円」'''と設定されている。
 
**これは[[パイロット]]としての[[資金|給与]]ではなく、必要な分を保護者である[[葛城ミサト|ミサト]]が毎月渡しているもの(ちゃんとゲーム中に「小遣いをもらう」コマンドも有る)であり、パイロットとしての給与は保護者のミサトが管理しているらしい。
 
**これは[[パイロット]]としての[[資金|給与]]ではなく、必要な分を保護者である[[葛城ミサト|ミサト]]が毎月渡しているもの(ちゃんとゲーム中に「小遣いをもらう」コマンドも有る)であり、パイロットとしての給与は保護者のミサトが管理しているらしい。
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