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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み = あいば こうじ
 
| 読み = あいば こうじ
| 外国語表記 = [[外国語表記::Kouzi Aiba]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Kouzi Aiba]]<ref>[https://www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/character.html キャラクター]、無限のリヴァイアス Official Web - サンライズ、2022年3月7日閲覧。</ref>
 
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第二種航宙士免許取得の為リーベ・デルタにやって来た少年。
 
第二種航宙士免許取得の為リーベ・デルタにやって来た少年。
   −
基本的には暴力を嫌い、温厚で忍耐強く、誰とでも仲良くなる柔軟性で揉め事を調停することを得意としている。成績自体は普通だが、判断力に優れる一面もある。その一方、優柔不断な面や、確固たる自分を打ち出せないことから正論に縋ることも多く、忍耐強さに関しても、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある。幼い頃はヤンチャな性格で弟の[[相葉祐希|祐希]]をリードしていた。3年前の祐希との喧嘩で右肩を負傷し、傷跡が残っている<ref>「この傷が原因で、昴治の腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されている」事が、[[小説|小説版]]で語られている。</ref>。
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基本的には暴力を嫌い、温厚で忍耐強く、誰とでも仲良くなる柔軟性で揉め事を調停することを得意としている。成績自体は普通だが判断力に優れる一面もある。その一方、優柔不断な面や確固たる自分を打ち出せないことから正論に縋ることも多く、忍耐強さに関しても、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある。幼い頃はヤンチャな性格で弟の[[相葉祐希|祐希]]をリードしていた。3年前の祐希との喧嘩で右肩を負傷し、傷跡が残っている<ref>「この傷が原因で、昴治の腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されている」事が、[[小説|小説版]]で語られている。</ref>。
   −
リヴァイアス内では、雑用(第一次ツヴァイ政権)→ブリッジクルー(ブルー政権)→リフト艦クルー(第二次ツヴァイ政権)→雑用(イクミ政権)と政権ごとに職場が変わっていき、リフト艦クルーにおいては、「ブリッジとリフト艦のパイプ役」として派遣されたが、ブリッジ側のツヴァイは弱体化していたことから、昴治もパイプ役として機能できなかった。
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リヴァイアス内では雑用(第一次ツヴァイ政権)→ブリッジクルー(ブルー政権)→リフト艦クルー(第二次ツヴァイ政権)→雑用(イクミ政権)と政権ごとに職場が変わっていき、リフト艦クルーにおいては「ブリッジとリフト艦のパイプ役」として派遣されたが、ブリッジ側のツヴァイは弱体化していたことから、昴治もパイプ役として機能できなかった。
   −
ファイナ・S・篠崎と恋仲になっていくが、彼女の思想についていけなくなり、破局。その後、蓬仙あおいを支える中で彼女への恋心を自覚する。
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[[ファイナ・S・篠崎]]と恋仲になっていくが彼女の思想についていけなくなり、破局。その後、[[蓬仙あおい]]を支える中で彼女への恋心を自覚する。
   −
[[尾瀬イクミ]]が独裁者と化し、彼を隠れ蓑としたシュタイン・ヘイガーの手でEランクに隔離されながらも脱出し、イクミに独裁政権の中止を訴えるが、聞き入れられず、エアーズ・ブルーから託されたニードルガンを奪われ、それを手にしたイクミにより、瀕死の重傷を負う。Eランクの仲間たちのおかげで一命を取り留めた後、リヴァイアス内の歪みにケジメをつける為、イクミに殺されることも承知の上で投降を訴え、その覚悟は現場に居合わせた人間たちに大きな影響を与えた。
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[[尾瀬イクミ]]が独裁者と化し、彼を隠れ蓑としたシュタイン・ヘイガーの手でEランクに隔離されながらも脱出し、イクミに独裁政権の中止を訴えるが聞き入れられず、[[エアーズ・ブルー]]から託されたニードルガンを奪われ、それを手にしたイクミにより、瀕死の重傷を負う。Eランクの仲間たちのおかげで一命を取り留めた後、リヴァイアス内の歪みにケジメをつける為、イクミに殺されることも承知の上で投降を訴え、その覚悟は現場に居合わせた人間たちに大きな影響を与えた。
   −
事件後、イクミに撃たれた右肩は後遺症により、肩から上に上がらなくなったが、あおいと正式に付き合い始め、祐希との仲も改善していった。
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事件後、イクミに撃たれた右肩は後遺症により、肩から上に上がらなくなったがあおいと正式に付き合い始め、祐希との仲も改善していく。
   −
リヴァイアスの再乗艦については、当初は大人たちが許せず、依頼に来た矩継真琴を殴り飛ばす程激しい怒りを見せたが、他人事ではないことに気づいたことから、自分で考えた末に再乗艦を決意。ルクスンとユイリィから新たな航海の最初の進路を頼まれ、リヴァイアス事件において最後の受け入れ先になる予定であったチタニア行きを提案する。
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リヴァイアスの再乗艦については当初は大人たちを許せず、依頼に来た矩継真琴を殴り飛ばす程、激しい怒りを見せたが他人事ではないことに気づいたこともあり、自分で考えた末に再乗艦を決意。[[ルクスン・北条|ルクスン]]と[[ユイリィ・バハナ|ユイリィ]]から、新たな航海の最初の進路を頼まれ、リヴァイアス事件において、最後の受け入れ先になる予定であったチタニア行きを提案する。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:初登場作品。シナリオNPC。ユニット化はされていないが、イベント「じぶんらしくあるために」では原作終盤同様作業艇に乗り込む。「信じる心」では、マーダル軍で強制労働させられながらも希望を失わず、裏切り行為を行ったイクミへの信頼も見せる。
+
:初登場作品。シナリオNPCを経て、2020年10月のイベント「その生命の輝きは」にてSSRサポートユニットが登場。
 +
:2017年4月のイベント「じぶんらしくあるために」では原作終盤同様作業艇に乗り込む。この時点でしっかり'''殴られて腫れた顔の表情差分が用意されている。'''
 +
:同年8月の「信じる心」では、マーダル軍で強制労働させられながらも希望を失わず、裏切り行為を行ったイクミへの信頼も見せる。
 +
 
 +
== ステータス ==
 +
=== サポートアビリティ ===
 +
;第二操船課の訓練生
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:SSR。装甲、回避率、命中率アップ。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 
;[[相葉祐希]]
 
;[[相葉祐希]]
:一つ違いの弟。幼少時は祐希の良き兄であり、両親の離婚後は父親代わりにもなろうとするが、本編の3年前の喧嘩から険悪となり、あおいに関する妬みや逆恨みもあって、顔を合わせれば衝突し合う関係となっている。とは言っても、殆ど祐希の方が一方的に突っかかってるだけとも言え、些細な事で暴力で黙らせようとし、その考えや主張も矛盾を伴いながら全面的に認めない等、ある種の執念とも言える形で昂治を徹底的に否定する。ただし、昂治もやられっぱなしではなく、我慢が出来なくなった際は殴ったり抵抗している。
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:一つ違いの弟。幼少時は祐希の良き兄であり、両親の離婚後は父親代わりにもなろうとするが、本編の3年前の喧嘩から険悪となり、あおいに関する妬みや逆恨みもあって、顔を合わせれば衝突し合う関係となっている。とは言っても、殆ど祐希の方が一方的に突っかかってるだけとも言え、些細な事で暴力で黙らせようとし、その考えや主張も矛盾を伴いながら全面的に認めない等、ある種の執念とも言える形で昴治を徹底的に否定する。ただし、昴治もやられっぱなしではなく、我慢が出来なくなった際は殴ったり抵抗している。
: 最終的には、「祐希の父親代わりになろうとしていたことは、返って、祐希に失礼だった」ことに気づいたこともあり、リヴァイアス事件後、ケンカはしなくなった程度には改善できた。
+
: 最終的には「祐希の父親代わりになろうとしていたことは返って、祐希に失礼だった」ことに気づいたこともあり、リヴァイアス事件後、ケンカはしなくなった程度には改善できた。
 
;相葉律子
 
;相葉律子
 
:母親。兄弟が幼い頃に離婚したため、女手一つで育てられた。昴治に対して過保護な面があり、それから逃れることが昴治のリーベ・デルタ入学の一つの理由になっている。
 
:母親。兄弟が幼い頃に離婚したため、女手一つで育てられた。昴治に対して過保護な面があり、それから逃れることが昴治のリーベ・デルタ入学の一つの理由になっている。
 
;父親
 
;父親
:実父。幼い頃に離婚したが、[[小説|小説版]]で昴治は弟と母に内緒で、密かに会っていることが語られており、またその事が祐希の反発の理由の一つとなっている。
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:実父。幼い頃に離婚したが、[[小説|小説版]]で昴治は弟と母に内緒で、密かに会っていることが語られており、その事も祐希の反発の理由の一つとなっている。
    
=== ガールフレンド ===
 
=== ガールフレンド ===
 
;[[蓬仙あおい]]
 
;[[蓬仙あおい]]
:幼馴染み。相葉律子からの頼みもあり、リーベ・デルタについてきて昴治の世話を焼く。しかし、彼女との恋愛感情が兄弟の不仲の一因でもある。ルームメイトであるこずえやレイコが去ってからは、精神がどんどん不安定になっていき、闇討ちをされてからは現実を受け入れられないまでに追い詰められてしまうが、昂治の必死の説得によって自分を取り戻し、それが切っ掛けでお互いが何よりも大切な存在である事を確かめ合う事になった<ref>漫画版では、この際に昂治とあおいは肉体関係を持って結ばれている。</ref>。
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:幼馴染み。相葉律子からの頼みもあり、リーベ・デルタについてきて昴治の世話を焼く。しかし、彼女との恋愛感情が兄弟の不仲の一因でもある。ルームメイトであるこずえやレイコが去ってからは、精神が不安定になっていき、ファイナの刺客に襲われたことで現実逃避を始めるが、昴治の必死の説得によって自分を取り戻し、それが切っ掛けでお互いが何よりも大切な存在である事を確かめ合う事になった<ref>漫画版では、この際に昴治とあおいは肉体関係を持って結ばれている。</ref>。
 
:リヴァイアス事件後は正式に恋仲になっている。
 
:リヴァイアス事件後は正式に恋仲になっている。
 
;[[ファイナ・S・篠崎]]
 
;[[ファイナ・S・篠崎]]
:リーベ・デルタ脱出時に昴治に救われ、一時恋仲になるが、過去を断ち切ろうとする姿に賛同できず、別れを言い渡す。その後、ファイナに殺されかけるも彼女を説得する。
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:リーベ・デルタ脱出時に昴治に救われ、一時恋仲になるが、過去を断ち切ろうとする姿に賛同できず、別れを言い渡す。その後、ファイナに殺されかけるも彼女を説得・沈黙させる。リヴァイアス再乗艦時、昴治はファイナと話をするためにチタニアに進路をとってもらう。
 
;耶麻沢ケイコ
 
;耶麻沢ケイコ
 
:3年前に付きあっていた少女。祐希に横取りされるが、昴治は怒るどころか苦笑いをしたのみでこの一件も祐希の胸中にわだかまっている。しかし、その事を後になって蒸し返された際は、さすがに激怒して、祐希を殴ることになっている。
 
:3年前に付きあっていた少女。祐希に横取りされるが、昴治は怒るどころか苦笑いをしたのみでこの一件も祐希の胸中にわだかまっている。しかし、その事を後になって蒸し返された際は、さすがに激怒して、祐希を殴ることになっている。
 
;[[和泉こずえ]]
 
;[[和泉こずえ]]
:イクミのポイントフリーに依存するようになった彼女を注意するのだが、増長していた彼女には届かなかった。ゲシュペンスト戦後、独裁者となったイクミの説得を試みた際、こずえに見殺しにされかける。
+
:イクミのポイントフリーに依存するようになった彼女を注意するも増長していた彼女には届かなかった。後に独裁者となったイクミの説得を試みた際にはこずえに見殺しにされかける。
    
=== チームメイト ===
 
=== チームメイト ===
 
;[[尾瀬イクミ]]
 
;[[尾瀬イクミ]]
:リーベ・デルタ時代からのルームメイト。仲は良かったが、人命に関する考えで対立することも多く、ディカスティア戦後、役目を果たせなかった事で想像以上に冷たく突き放され、打ちのめされる事になる。
+
:リーベ・デルタ時代からのルームメイト。仲は良かったが人命に関する考えで対立することも多く、ディカスティア戦後、役目を果たせなかったことで不信感を買い、こずえ事件において「1人の力で全員を守れるわけではない」と正論で説得したことから決別されてしまう。
:独裁者となった後は、彼が理想としていた「普通でいる事」を最も体現していたのがまさに昂治であったはずなのだが、結局自分自身の心を守る事しか考えていなかった彼にとって、普通であり続けようとした昂治はむしろ目障りな存在となっていき、ニードルガンで重傷を負わされてしまう。しかし、それでも自分を変えることはなく、イクミに再び殺されそうになっても命懸けで説得を続けた。
+
:独裁者となった後は彼が理想としていた「普通でいる事」を最も体現していたのが昴治であったはずなのだが結局、自分自身の心を守ることしか考えていなかった彼にとって、普通であり続けようとした昴治は目障りな存在となっていき、ニードルガンで重傷を負わされてしまう。しかし、それでも自分を変えることはなく、イクミに再び殺されそうになっても命懸けで説得を続けた。
:これらの出来事もあり、事件後も彼との友情にヒビが入ったことがわだかまりとして残っていたが、リヴァイアスへの再乗艦にて再開した際に無事和解、良き友人同士に戻れたことに安堵した。
+
:これらの出来事もあり、事件後も彼との友情にヒビが入ったことがわだかまりとして残っていたがリヴァイアスへの再乗艦にて再開した際に無事和解、良き友人同士に戻れたことに安堵した。
 
;ニックス・チャイプラパット
 
;ニックス・チャイプラパット
:リヴァイアス内で同じグループに所属。仲自体が悪い訳ではないのだが、自信過剰な彼から格下と見下されており、ディカスティア戦後は嫌味まで言われる等、心底から侮蔑される様になる。しかし、同じEランクに落とされてしまったのを機に関係は軟化していった様で、イクミにニードルガンで撃たれ治療を受けていた際は、治療を手伝おうとしていた。
+
:リヴァイアス内で同じグループに所属。仲自体が悪い訳ではないのだが自信過剰な彼から格下と見下されており、ディカスティア戦後は嫌味まで言われてしまう。もっともこの件で昴治はパイプ役を事実上解雇(正式に解雇されたのはイクミ政権時だが)されるペナルティをくらったためか早い段階で和解しており、昴治がイクミにニードルガンで撃たれた際には治療を手伝おうとした。
 
;雅明弘
 
;雅明弘
:リヴァイアス内で同じグループに所属。性格面も近いことから仲は良好だったが、艦内が不穏になる中で「僕達みたいなタイプは、おとなしくしておいたほうが良い」と諦観じみた忠告を受けた際は彼に対して苛立ちを示し、以降は疎遠となる。しかし、ゲシュペンスト戦後に見せた昂治の覚悟は、ただ従い続けていた明弘に自分も変わらなければいけないと決意を促す事になり、事件後はそれについて語った手紙を昴治に送り、昂治も明弘の変化にどこか喜んでいた。
+
:リヴァイアス内で同じグループに所属。性格面も近いことから仲は良好だったがこずえ事件で昴治がイクミと仲違いを起こした直後に「僕たちみたいなタイプはおとなしくしておいたほうが良い」と諦観じみた忠告を受けた際の昴治は明弘に対して、苛立ちを示す。後にゲシュペンスト戦後に見せた昴治の覚悟はただ従い続けていた明弘に自分も変わらなければいけないと決意を促す事になり、事件後はそれについて語った手紙を昴治に送り、昴治も明弘の変化にどこか喜んでいた。
    
=== ツヴァイ ===
 
=== ツヴァイ ===
 
; [[ユイリィ・バハナ]]
 
; [[ユイリィ・バハナ]]
: ツヴァイのサブリーダー。似た性質を持つ者同士。交流は少なかったが、互いに共感し合う部分も多かったのか、ツヴァイのメンバー達の中でも比較的ある種の信頼関係を築いていた。
+
: 似た性質を持つ者同士。交流は少なかったが互いに共感し合う部分も多かったのかツヴァイのメンバー達の中でも比較的ある種の信頼関係を築いていた。
 
; [[ルクスン・北条]]
 
; [[ルクスン・北条]]
: ツヴァイのリーダー。うまくリーダーを務められなかったとは言え、仲間のツヴァイにすら散々な扱いを受けていた事を気の毒に思っていた様で、交流は少ないが、普通に接している。その為、ルクスンの方も昂治にある種の信頼を寄せていった様で、終盤にリヴァイアスの目標進路を託された事からも、その事が伺える。
+
: うまくリーダーを務められなかったとはいえ、仲間のツヴァイにすら散々な扱いを受けていた事を気の毒に思っていた様で交流は少ないが普通に接している。その為、ルクスンのほうも昴治にある種の信頼を寄せていったようで再乗艦時にリヴァイアスの目標進路を託された事からもその事が伺える。
: 仲間に見捨てられる、散々暴力を受ける、それでも決して自分らしさを見失おうとしなかった、守りたい者の為に行動し続けた等、リヴァイアス内でのルクスンの境遇は、実は昂治とかなり似通っている。
+
: 仲間に見捨てられる、散々暴力を受ける、それでも決して自分らしさを見失おうとせず、守りたい者のために行動し続けた等、リヴァイアス内でのルクスンの境遇は実は昂治とかなり似通っている。
 
; シュタイン・ヘイガー
 
; シュタイン・ヘイガー
: イクミの独裁政権後、彼や祐希の妨げになると見なされ、独断でEランクに落とされて隔離された上、見殺しにまでされるが、ゲシュペンスト戦直後に切り捨て行為を暴いたことで失脚させる。ヘイガーの所業は許せないが、ヘイガーもリヴァイアスに歪められた被害者と思ったのか、ヘイガーが祐希に殴られそうになった際には制止している。
+
: イクミの独裁政権の妨げになると見なされ、CランクからEランクに落とされ、隔離された上、見殺しにまでされるがゲシュペンスト戦直後にヘイガーの切り捨て行為を暴いたことで失脚させる。しかし、ヘイガーもリヴァイアスに歪められた被害者と思ったのか祐希に殴られそうになった際には助けている。
   −
=== チームブルー ===
+
=== チーム・ブルー ===
;エアーズ・ブルー
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;[[エアーズ・ブルー]]
:チームブルーのリーダー。彼に目をかけられ、ブリッジクルーとなる。互いに惹かれ合っていたユイリィと似た部分のある昂治の事を色々と気に掛けていた様で、「無理をするな」と気遣う言葉を言った事もある。失脚・逃亡した後にディカスティア戦の最中に遭遇し(衰弱していた彼を介抱したためイクミに頼まれたことが出来ず、戦闘終了後にコントロール席に戻ったため、周囲の評価が著しく下がってしまった)匿う事になり、自身の人柄に何かの可能性を見出した彼からニードルガンを託される。その後、瀕死の重傷を負った自身が治療を受けていた際は、治療室に襲撃してきたガーディアンズを叩きのめし、窮地を救っている。
+
:彼に目をかけられ、ブリッジクルーとなる。互いに惹かれ合っていたユイリィと似た部分のある昴治の事を色々と気に掛けていた様で、「無理をするな」と気遣う言葉を言った事もある。失脚・逃亡した後にディカスティア戦の最中に遭遇し(衰弱していた彼を介抱したためイクミに頼まれたことが出来ず、戦闘終了後にコントロール席に戻ったため、周囲の評価が著しく下がってしまった)匿う事になり、自身の人柄に何かの可能性を見出した彼からニードルガンを託される。その後、瀕死の重傷を負った自身が治療を受けていた際は、治療室に襲撃してきたガーディアンズを叩きのめし、窮地を救っている。
 
;クリフ・ケイ
 
;クリフ・ケイ
 
:イクミの手で瀕死の重傷を負わされた際、看護科のクリフの処置によって、一命を取り留める。
 
:イクミの手で瀕死の重傷を負わされた際、看護科のクリフの処置によって、一命を取り留める。
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=== スフィクス ===
 
=== スフィクス ===
 
;[[ネーヤ]]
 
;[[ネーヤ]]
:リヴァイアス乗艦直後から彼女を目撃しており、自己紹介も交わす等、多く接触している。その為か、彼女自身もリヴァイアスの人間の中でも昂治に強い影響を受けた様で、最終的に彼女は昂治に一種の「好意」を抱くに至った様である。
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:リヴァイアス乗艦直後から彼女を目撃しており、自己紹介も交わす等、多く接触している。その為か、彼女自身もリヴァイアスの人間の中でも昴治に強い影響を受けた様で、最終的に彼女は昴治に一種の「好意」を抱くに至った様である。
    
=== 軌道保安庁 ===
 
=== 軌道保安庁 ===
 
;矩継真琴
 
;矩継真琴
:リヴァイアス乗組員を救助してくれたが、リヴァイアス再乗艦を頼みに来た際には、大人たちの身勝手さを許せず、殴り飛ばしている。尚、矩継も昴治と似た雰囲気を持つ。
+
:リヴァイアス乗組員を救助してくれたがリヴァイアス再乗艦を頼みに来た際には大人たちの身勝手さを許せず、殴り飛ばしている。
 +
:尚、矩継も昴治と似た雰囲気を持ち、自分たちのやらかしの酷さを承知の上で謝罪・再乗艦依頼を行っており、昴治に殴られた際にも自分の意志を見せた。
 +
 
 +
== 他作品との人間関係 ==
 +
;[[テンカワ・アキト]]
 +
:『X-Ω』のイベント「じぶんらしくあるために」(劇場版ナデシコ設定)で、漂着してきた彼をリヴァイアスの政治から守り抜く。後に、身を張って「おれのやりかた」を貫き通した昴治の危機を、彼も身を張って救い出した。
 +
;[[ケーン・ワカバ]]
 +
:『X-Ω』のイベント「じぶんらしくあるために」では、アキトより先にリヴァイアスに漂着し共同生活をしていた。本イベントでは「じぶんらしく」立ち上がったケーンの姿を見て、昴治も「おれのやりかた」を求めて作業艇に乗り込む決意をした。ケーンからは「変わった奴」と評される。
 +
;[[タップ・オセアノ]]、[[ライト・ニューマン]]
 +
:『X-Ω』のイベント「じぶんらしくあるために」では、ケーンと一緒に漂着して共同生活をしていた。昴治の意見を汲んでくれる貴重な人物。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「俺達には、救いなんかいらない」
 
;「俺達には、救いなんかいらない」
:『[[無限のリヴァイアス]]』のキャッチフレーズで、新番組予告で発言。「救助」と「救い」を別物と考えれば、その意味が分かってくる。
+
:『[[無限のリヴァイアス]]』のキャッチフレーズであり、新番組予告で発言。「救助」と「救い」を別物と考えればその意味が分かってくる。
 
;「なんなんだよ、もう」
 
;「なんなんだよ、もう」
 
:窮地に立った際の口癖。何通りかの声色があり、悲哀・諦観・怒号がある。
 
:窮地に立った際の口癖。何通りかの声色があり、悲哀・諦観・怒号がある。
127行目: 144行目:  
:彼が語る「正論」が通じなくなってきた異常な状況下、それでもなお昴治は「普通であること」を貫こうとする。その心の在り様に興味を持ったブルーは、自身が持っていた武器――かつて工作員から奪っていたニードルガンを昴治へと託す。
 
:彼が語る「正論」が通じなくなってきた異常な状況下、それでもなお昴治は「普通であること」を貫こうとする。その心の在り様に興味を持ったブルーは、自身が持っていた武器――かつて工作員から奪っていたニードルガンを昴治へと託す。
 
;「泣きたい時に泣かないことも必要だって俺は思う、うまく言えないけど、そういうことなんだ、俺は今笑いたい、笑いたいんだ」
 
;「泣きたい時に泣かないことも必要だって俺は思う、うまく言えないけど、そういうことなんだ、俺は今笑いたい、笑いたいんだ」
:同上。昴治やあおいのグループを含めたリヴァイアスの艦内が混沌に飲まれていく中、[[ネーヤ]]に「泣きたいなら泣けばいいのに」と言われた際の台詞。この後昴治はネーヤと自己紹介を交わし、あおいのグループの部屋に戻るが…
+
:同上。昴治やあおいのグループを含めたリヴァイアスの艦内が混沌に飲まれていく中、[[ネーヤ]]に「泣きたいなら泣けばいいのに」と言われた際の台詞。この後昴治はネーヤと自己紹介を交わし、あおいのグループの部屋に戻る。
 
;「もう終わったよ!今はあおいの傍にいる!」
 
;「もう終わったよ!今はあおいの傍にいる!」
 
:sere23より。祐希にファイナと交際していたことを問い詰められた際の返答。この言葉を通信機で聞いていたファイナは愕然とした表情を見せ、涙を流す。 
 
:sere23より。祐希にファイナと交際していたことを問い詰められた際の返答。この言葉を通信機で聞いていたファイナは愕然とした表情を見せ、涙を流す。 
;「最初は事故だったかもしれない。でも、あんたらは、途中から俺たちを放っておいたんだろ。しかも、戦闘まで仕掛けて。皆が、どれだけ苦しんだと思ってんだ。どれだけのものを失ったと思ってんだ」
+
;「最初は事故だったかもしれない…でもあんたらは途中から俺たちを放っておいたんだろ。しかも戦闘まで仕掛けて。皆がどれだけ苦しんだと思ってんだ!!どれだけのものを失ったと思ってんだ!!」
:sere26(最終回)より。救助から半年後、リヴァイアス再起動のために当時の乗組員に再乗艦依頼をして回る矩継に対し、昴治は身勝手な大人たちに激怒。禁じ手にしている暴力も使った。また、殴った際の昴治は、イクミに撃たれたことで不自由になった右腕を使ったが、それは、「暴力を使うことへの対価」に加え、大人に「リヴァイアス事件の傷」を分からせるためでもあったのだろう。
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:sere26(最終回)より。救助から半年後、リヴァイアス再起動のために当時の乗組員に再乗艦依頼をして回る矩継に対し、昴治は身勝手な大人たちに激怒。禁じ手にしている暴力も使うがイクミに撃たれたことで不自由になった右腕で殴ったことは「暴力を使うことへの対価」に加え、大人に「リヴァイアス事件の傷」を分からせるためでもあったのだろう。
:尚、昴治が劇中で殴ったのは、肉親である祐希を除けば、矩継のみであり、暴力を嫌う昴治が肉親以外にも暴力を使ったことも祐希に見直される要因の1つとなったのは、ある種の皮肉でもあり、昴治の成長でもある。
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:尚、昴治が劇中で殴ったのは肉親である祐希を除けば矩継のみであり、暴力を嫌う昴治が肉親以外にも暴力を使ったことも祐希に見直される要因の1つとなったのはある種の皮肉でもあり、昴治の成長でもある。
    
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
140行目: 157行目:  
:第2ツヴァイ政権時にリフト艦とブリッジのパイプ役を担当。
 
:第2ツヴァイ政権時にリフト艦とブリッジのパイプ役を担当。
 
;作業艇(名称不明)
 
;作業艇(名称不明)
:二人乗りの作業艇。原作終盤ではこれに搭乗した。
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:二人乗りの作業艇。原作終盤ではこれに搭乗した。『X-Ω』では「作業艇」という名前でテキストだけ登場。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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