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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み = おきた じゅうぞう
 
| 読み = おきた じゅうぞう
| 外国語表記 = [[外国語表記::Juzou Okita]]
   
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|宇宙戦艦ヤマト2199}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|宇宙戦艦ヤマト2199}}
 
| 声優 = {{声優|菅生隆之|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|菅生隆之|SRW=Y}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|結城信輝}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|結城信輝}}
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦V]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
}}
 
}}
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人(日本人)
+
| 種族 = [[種族::地球人]](日本人)
| 性別 = 男
+
| 性別 = [[性別::]]
| 年齢 = 57歳
+
| 年齢 = [[年齢::57]]歳
 
| 生年月日 = 2141年12月8日
 
| 生年月日 = 2141年12月8日
 
| 出身 = [[日本]]・福島県
 
| 出身 = [[日本]]・福島県
 
| 所属 = 地球連邦・国連宇宙軍
 
| 所属 = 地球連邦・国連宇宙軍
| 階級 = 宙将(提督)
+
| 階級 = [[階級::宙将]](提督)
 
| 役職 = 連合宇宙艦隊司令長官<br/>[[ヤマト|宇宙戦艦ヤマト]]艦長
 
| 役職 = 連合宇宙艦隊司令長官<br/>[[ヤマト|宇宙戦艦ヤマト]]艦長
 
}}
 
}}
 
'''沖田十三'''は『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』の登場人物。
 
'''沖田十三'''は『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』の登場人物。
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ヤマト]]の艦長。
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[[ヤマト]]の艦長。階級は宙将(中将に相当)。
    
優れた軍人であり、同時に宇宙物理学博士号を持っており、[[科学者・技術者|科学者]]としても優秀。二次内惑星戦争で勇名を馳せ、さらに第二次火星沖海戦において初めてガミラス艦隊を退けることに成功し、英雄として尊敬を集めている。
 
優れた軍人であり、同時に宇宙物理学博士号を持っており、[[科学者・技術者|科学者]]としても優秀。二次内惑星戦争で勇名を馳せ、さらに第二次火星沖海戦において初めてガミラス艦隊を退けることに成功し、英雄として尊敬を集めている。
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旅の途中で倒れたり、後半は戦闘時以外はほぼ寝たきりで療養しながらも任務を完遂。イスカンダルから[[コスモリバースシステム]]を受け取り、[[地球]]への帰還の途に着くも、地球の目前に辿り着いた時点で息を引き取った。
 
旅の途中で倒れたり、後半は戦闘時以外はほぼ寝たきりで療養しながらも任務を完遂。イスカンダルから[[コスモリバースシステム]]を受け取り、[[地球]]への帰還の途に着くも、地球の目前に辿り着いた時点で息を引き取った。
  −
ちなみにEDクレジットでは古代を抑えトップ位置。ヤマトを代表するキャラクターであるということか。SRWでもそれを踏襲してクレジットはトップとなっている。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦V]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
:初登場作品。ヤマトのメインパイロットを務める。第1話から自部隊の総司令として登場し、原作通りの頼もしい活躍を見せる。
+
:初登場作品。担当声優の菅生氏は[[魔装機神シリーズ]]の[[レッフェン・ダスドレーシュ]]役を経て、初の版権作品の参加となる。
:自軍の中では'''[[アムロ・レイ|アムロ]]以上の[[技量]]を有し、'''ヤマトの性能の高さやサブパイロット達の精神コマンドのバランスの良さもあって強さは自軍トップクラス。技量の高さを生かすため優先的に[[再攻撃]]を習得させたい。加入当初からレベル10と高く、彼で撃墜させると、他のメンバーが育たなくなるため、[[SRポイント]]の早期取得以外では削り役に回そう。原作では死亡するキャラなので離脱を不安視されがちだが、最終話まで使えるので安心していい(EDでは原作通り静かに息を引き取る)。
+
:ヤマトのメインパイロットを務める。第1話から自部隊の総司令として登場し、原作通りの頼もしい活躍を見せる。自軍の中では'''[[アムロ・レイ|アムロ]]以上の[[技量]]を有し、'''ヤマトの性能の高さやサブパイロット達の精神コマンドのバランスの良さもあって強さは自軍トップクラス。技量の高さを生かすため優先的に[[再攻撃]]を習得させたい。加入当初から[[レベル#パイロットのレベル|レベル]]10と高く、彼で撃墜させると、他のメンバーが育たなくなるため、[[SRポイント]]の早期取得以外では削り役に回そう。
:担当声優の菅生氏は[[魔装機神シリーズ]]の[[レッフェン・ダスドレーシュ]]役を経て、初の版権作品の参加となる。
+
:原作ではその体調のせいで病床に休み指揮役を古代に任せる場面は少なくもなく、最後は静かに息を引き取ったが、本作では離脱することなく最終話までヤマトのメインパイロットを務める(エンディングでは原作通り静かに息を引き取る)。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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:'''[[先見]]、[[信頼]]、[[期待]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]'''
 
:'''[[先見]]、[[信頼]]、[[期待]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]'''
 
:ただでさえ高いヤマトの攻撃力を更に向上させる魂、開幕から全力を出していける気迫を併せ持つ。これらを覚えるまでは先見と期待で自軍の補助に回れる…と至れり尽くせり。
 
:ただでさえ高いヤマトの攻撃力を更に向上させる魂、開幕から全力を出していける気迫を併せ持つ。これらを覚えるまでは先見と期待で自軍の補助に回れる…と至れり尽くせり。
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
:'''[[艦隊指揮]]、[[指揮官]]L4、[[底力]]L6、[[精神耐性]]'''
 
:'''[[艦隊指揮]]、[[指揮官]]L4、[[底力]]L6、[[精神耐性]]'''
:最初から最大レベルの指揮官が目立つ。そして、新スキルの艦隊指揮によって更に強化されるので、第3話での[[アマクサ]]戦で大いに役立ってくれる(無論、それ以外の状況でも同様である)。
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:最初から最大[[レベル#特殊技能のレベル|レベル]]の指揮官が目立つ。そして、新スキルの艦隊指揮によって更に強化されるので、第3話での[[アマクサ]]戦で大いに役立ってくれる(無論、それ以外の状況でも同様である)。
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
;サブパイロットを含め、自軍フェイズの開始時のSP回復+
+
;サブパイロットを含め、自軍フェイズの開始時のSP回復+5
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。自身はもとより、サブの精神コマンドも優秀(特に真田の[[かく乱]]は終盤の生命線となる)であるため、大幅な戦力増強となる。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。自身はもとより、サブの精神コマンドも優秀(特に真田の[[かく乱]]は終盤の生命線となる)であるため、大幅な戦力増強となる。
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:沖田が「遊星爆弾症候群」を患っている事を知っている一人。
 
:沖田が「遊星爆弾症候群」を患っている事を知っている一人。
 
;[[藤堂平九郎]]
 
;[[藤堂平九郎]]
:極東管区行政長官兼ヤマト計画本部長。
   
:沖田が「遊星爆弾症候群」を患っている事を知っている一人。
 
:沖田が「遊星爆弾症候群」を患っている事を知っている一人。
 
;[[古代守]]
 
;[[古代守]]
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=== ガミラス帝国 ===
 
=== ガミラス帝国 ===
 
;[[エルク・ドメル]]
 
;[[エルク・ドメル]]
:ガミラスの名将。宿敵ながら互いに敬意を表する間柄。
+
:宿敵ながら互いに敬意を表する間柄。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[ブライト・ノア]]、[[オットー・ミタス]]、[[ホシノ・ルリ]]、[[テレサ・テスタロッサ]]、[[スメラギ・李・ノリエガ]]、[[ラクス・クライン]]、[[スベロア・ジンネマン]]
 
;[[ブライト・ノア]]、[[オットー・ミタス]]、[[ホシノ・ルリ]]、[[テレサ・テスタロッサ]]、[[スメラギ・李・ノリエガ]]、[[ラクス・クライン]]、[[スベロア・ジンネマン]]
:『V』にて共に旅する艦長たち。DLC「戦いの星海」では艦隊戦の手ほどきをすると共に、彼らの実力を評価する<ref>ラクスだけは艦長ではないが、彼女の存在が[[エターナル]]の高い士気に繋がっていると見抜く。</ref>。また、満場一致で自部隊の総司令として頼りにされる。特にブライトに対しては大きな信頼を寄せており、自身が倒れた際には、部隊の司令を継いでもらおうと考えていた。
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では共に旅する艦長たちで、彼らからは満場一致で自部隊の総司令として頼りにされる。DLC「戦いの星海」では艦隊戦の手ほどきをすると共に、彼らの実力を評価する<ref>ラクスだけは艦長ではないが、彼女の存在が[[エターナル]]の高い士気に繋がっていると見抜く。</ref>。特にブライトに対して大きな信頼を寄せており、自身が倒れた際には、部隊の司令を継いでもらおうと考えていた。
 +
;[[トビア・アロナクス]]、[[シーブック・アノー|キンケドゥ・ナウ]]
 +
:『V』では版権作品としては唯一の同じ新正暦世界出身。[[コスモ・バビロニア建国戦争]]や[[木星帝国]]との戦いの際はお互い面識が無かったが、本編では序盤に乗船した頃からの長い付き合いとなる。
 
;[[ベルナデット・ブリエット]]
 
;[[ベルナデット・ブリエット]]
 
:『V』ではヤマトに密航した彼女の報告を聞いて「またか…」と呆れた。
 
:『V』ではヤマトに密航した彼女の報告を聞いて「またか…」と呆れた。
 
;[[ダグザ・マックール]]
 
;[[ダグザ・マックール]]
 
:『V』ではエコーズとして異世界の戦力を接収しようとするダグザに対し、軍人としての心構えを説き、成長を促した。
 
:『V』ではエコーズとして異世界の戦力を接収しようとするダグザに対し、軍人としての心構えを説き、成長を促した。
 +
;[[叢雲総司]]
 +
:『V』ではメ号作戦の際、月面航空隊第25部隊に所属していた。同部隊を結果的に壊滅させてしまったことを後悔しており謝罪したが、ソウジは沖田の立場や任務の意義を理解していた為、気にしなかった。
 
;[[ネバンリンナ]]
 
;[[ネバンリンナ]]
:『V』での生涯最後の敵。困難ルートでは彼女の決定的な欠陥を見抜いた一方で、ガーディム再建の使命を最後まで諦めようとせず果たそうとした彼女の姿勢に対し、敬意を評していた。
+
:『V』での生涯最後の敵。困難ルートでは彼女の決定的な欠陥を見抜いた一方で、ガーディム再建の使命を最後まで諦めようとせず果たそうとした彼女の姿勢に対し、敬意を評していた。また、ネバンリンナも沖田が地球艦隊・天駆の精神的主柱であると分析・評価しており、彼を狙う事で天駆の心を折ろうとしていた。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;沖田「『バカめ』と言ってやれ」<br />通信士「は?」<br />沖田「『バカめ』だ」
 
;沖田「『バカめ』と言ってやれ」<br />通信士「は?」<br />沖田「『バカめ』だ」
 
:メ号作戦において敵からの降伏勧告への返答。旧作においても特に有名な発言でもある。
 
:メ号作戦において敵からの降伏勧告への返答。旧作においても特に有名な発言でもある。
 +
:沖田のこの返答を「勝ち目が無いにも関わらず、敵の降伏勧告を挑発で返す愚かな行為」と批判する意見もあるが、これは地球に住む人々を守る為に例え勝ち目が無くても徹底抗戦すると言う意思の表れなのである。そもそも降伏するにもタイミングがあり、「戦いの果てに降伏する」「国民の安全が保障されたから降伏する」なら兎も角、人々を守るために軍を冥王星まで進めて来たのに戦わずに降伏など論外であり、ガミラスはそんな事も解らないのか「バカめ」なのである。<ref>これは『2199』でその傾向が強く、旧作で通信士は困惑したような態度だったが、『2199』の通信士は微笑のノリノリで返信している(因みに原作は通信士のノリがギャグ調のオーバーリアクションの為、一番緊張感が無い)。</ref><ref>また、ガミラスは地球人を「野蛮なテロン人」「猿」と見下している為、降伏したとして命の保証がある訳でもない。「どうせ降伏しても死ぬのだから、それなら戦って死ぬ」と言う意味もある。</ref>
 +
:元ネタは1944年バルジ(ベルギー南部)の戦いでアメリカ軍の空挺師団長代理(師団長は会議の為、帰国中)が、ナチスの降伏勧告に対し「To the German Commander, "Nuts!"(ドイツ司令官へ“バカめ!”)」と返した事に由来する。
 
;「ダメだ、もう今は防げない……我々にあれを防ぐ力は無い……。この赤く醜い星が母なる地球の姿だとは……」<br />「見ておれよ悪魔め。ワシは命ある限り戦うぞ……決して絶望しない。最期の一人になっても、ワシは絶望しない」
 
;「ダメだ、もう今は防げない……我々にあれを防ぐ力は無い……。この赤く醜い星が母なる地球の姿だとは……」<br />「見ておれよ悪魔め。ワシは命ある限り戦うぞ……決して絶望しない。最期の一人になっても、ワシは絶望しない」
 
:遊星爆弾の攻撃で、荒廃しきった[[地球]]の姿に心を痛める。アニメ史において、これほど絶望的なプロローグは無いと言える。
 
:遊星爆弾の攻撃で、荒廃しきった[[地球]]の姿に心を痛める。アニメ史において、これほど絶望的なプロローグは無いと言える。
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;「数えたくないな。いや、数えてはならんのだ。人の命は数じゃない」
 
;「数えたくないな。いや、数えてはならんのだ。人の命は数じゃない」
 
:第7話「太陽圏に別れを告げて」にて、徳川との思い出話において。
 
:第7話「太陽圏に別れを告げて」にて、徳川との思い出話において。
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;「みんな、よく見ておけ。これが、我々が取り戻すべき本来の地球だ。」
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:第8話「星に願いを」より、恒星シリウスから見えた8年前の地球。遊星爆弾の攻撃を受ける前の青い地球の姿に身を引き締める。
 
;「だが、軍人であっても一人の人間として行動しなくてはならん時もある」<br/>「人は間違いを犯す。もし、それが命令であったとしても間違っていると思ったら、立ち止まり、自分を貫く勇気も必要だ。そうワシは思う」
 
;「だが、軍人であっても一人の人間として行動しなくてはならん時もある」<br/>「人は間違いを犯す。もし、それが命令であったとしても間違っていると思ったら、立ち止まり、自分を貫く勇気も必要だ。そうワシは思う」
:第12話「その果てにあるもの」にて、地球側から先制攻撃を指示されたのを拒否したことについて。
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:第12話「その果てにあるもの」にて、地球側から先制攻撃を指示されたのを拒否したことについて。『2199』における沖田の性格を印象付ける台詞<ref>旧作ではむしろ逆に軍人は命令に従うものと古代を叱りつけた事さえあった。</ref>。
:『2199』における沖田の性格を印象付ける台詞<ref>旧作ではむしろ逆に軍人は命令に従うものと古代を叱りつけた事さえあった。</ref>。
   
:『V』では、この言葉が[[ダグザ・マックール|ダグザ]]と[[リディ・マーセナス|リディ]]を動かすことになる。
 
:『V』では、この言葉が[[ダグザ・マックール|ダグザ]]と[[リディ・マーセナス|リディ]]を動かすことになる。
 
;「地球か……何もかも皆、懐かしい……」
 
;「地球か……何もかも皆、懐かしい……」
:最期の台詞。この言葉と共に事切れ、その魂はコスモリバースシステムへと取り込まれた模様<ref>なお、旧作では後に『完結編』にて'''誤診により実は生きていたという台無しにも程があるオチが付けられた'''。流石に『2199』では描写上、そのような事はないと思われるが……。</ref>。
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:最期の台詞。この言葉と共に事切れ、その魂はコスモリバースシステムへと取り込まれた模様<ref>なお、旧作においてもこれが沖田十三最後にして屈指の名台詞なのだが、後に『完結編』にて'''誤診により実は生きていたという台無しにも程があるオチが付けられた'''。流石に『2199』では描写上、そのような事はないと思われるが……。</ref>。
 
:『V』では[[DVE]]であり、エンディングに原作同様息を引き取ってしまう。
 
:『V』では[[DVE]]であり、エンディングに原作同様息を引き取ってしまう。
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;「人類滅亡の日まで、あと○○○日」
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:旧作にもあった人類滅亡までのカウントダウンで、TV版の予告編のラストで沖田がカウント。365日から始まり、話数が進む程にカウントが少なくなっていく演出は嫌が応にも緊迫感を増していった。
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:『V』でも[[中断メッセージ]]で再現されているが、原作では「三百'''と'''六十五日」と百の位で区切りが入っていたのを、「三百六十五日」と区切らずに一息で言うようになっている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
;「何? プラモデルは子供の玩具と言っている奴がいるだと? そういう奴には『バカめ』と言ってやれ。『バカめ』だ!」
+
;「何? プラモデルは子供のおもちゃと言っている奴がいるだと? そういう奴には『バカめ』と言ってやれ。『バカめ』だ!」
 
:プラモデルCMより。名言を採用した挙句、非常に大人気ない台詞となっている。
 
:プラモデルCMより。名言を採用した挙句、非常に大人気ない台詞となっている。
:とはいえ、プラモデルキットの出来栄えは旧作放送当時から大きく上がっているため、侮ると本当に『バカめ』と言われるかもしれない。
+
:とはいえ、プラモデルキットの出来栄えは旧作放送当時から大きく上がっているため、侮ると本当に『バカめ』と言われるかもしれない<ref>なお、旧作当時のプラモも非常にクオリティが高く、ガンプラに匹敵する人気であった。</ref>。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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;「我々が戦うのは魔だ」<br>「人の心に巣くうもの…。それこそが我等の戦うべきものだ」
 
;「我々が戦うのは魔だ」<br>「人の心に巣くうもの…。それこそが我等の戦うべきものだ」
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第2話「火星の海賊」より。地球人同士で戦う事に躊躇する古代への深い言葉。戦争の本質を的確に言い表している。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第2話「火星の海賊」より。地球人同士で戦う事に躊躇する古代への深い言葉。戦争の本質を的確に言い表している。
;「これ以上、戦闘を続ければ、互いに恒星に呑み込まれるだけだ! 停戦を呼びかけろ!」<br>相原「ガミラス艦から返答、来ました! 馬鹿め…だそうです!」<br>「そうか…」
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;「これ以上、戦闘を続ければ、互いに恒星に呑み込まれるだけだ! 停戦を呼びかけろ!」<br>相原「ガミラス艦から返答、来ました! 馬鹿め…だそうです!」<br>「そうか…」
 
:『V』第7話「交差する宇宙」より。シュルツの艦に停戦を呼び掛けるが、返ってきたのはかつて自分がガミラスに送ったのと全く同じ返答であった。
 
:『V』第7話「交差する宇宙」より。シュルツの艦に停戦を呼び掛けるが、返ってきたのはかつて自分がガミラスに送ったのと全く同じ返答であった。
 
:なおヤマトからシュルツ艦への投降の呼びかけや返答は小説版の描写が基になっている。
 
:なおヤマトからシュルツ艦への投降の呼びかけや返答は小説版の描写が基になっている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*本作では、古代から問い詰められる内容が「艦隊が陽動だったのを兄たちは知っていたのか」だったが、旧作では、「どうして兄を無事に連れ帰ってきてくれなかったのか」だった。これは、原作者である松本零士氏の父親が第二次大戦中、戦死した部下の遺族に言われた言葉だったという。
+
*本作では古代から問い詰められる内容が「艦隊が陽動だったのを兄たちは知っていたのか」だったが、旧作では「どうして兄を無事に連れ帰ってきてくれなかったのか」だった。これは、原作者である松本零士氏の父親が第二次大戦中、戦死した部下の遺族に言われた言葉だったという。
 +
*本作での病名は「遊星爆弾症候群」だったが、旧作では「宇宙放射線病」となっている。こちらでも旧作では終盤で息を引き取るものの、それは佐渡の誤診(最終的に脳死には至っていなかった)であり、表向きには病死したことにして密かに治療を続けており、『完結編』では完治した状態でヤマトクルーの前に姿を現し、艦長に再就任した。旧作を題材にした実写映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』でも病気を患っているものの、それが宇宙放射線病かどうかは最後まで不明だった。ちなみに「宇宙放射線病」という病名はヤマトシリーズをリスペクトしたOVA作品『[[トップをねらえ!]]』とその続編である『[[トップをねらえ2!]]』にも登場している。
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*EDクレジットでは古代を抑えトップ位置。ヤマトを代表するキャラクターであるということか。SRWでもそれを踏襲してクレジットはトップとなっている。
 +
*リメイク以前の『宇宙戦艦ヤマト』シリーズでは、声優は[[声優:納谷悟朗|納谷悟朗]]氏が、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』では名優・山崎努氏が担当していた。
 +
*名前はSF作家の海野十三と新撰組の沖田総司から取られているとのこと。彼だけでなく、土方、藤堂、山南、芹沢など苗字が新撰組のメンバーから取られている人物は何人もいる。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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