差分

2,298 バイト追加 、 2020年1月6日 (月) 20:28
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
*読み:きどうせんしガンダムユニコーン
  −
*小説:2007年2月~2009年9月連載。単行本全11巻。
  −
*OVA:2010年3月12日発売~2014年6月6日発売。全7巻。
  −
**最終巻は2014年5月に先行で劇場イベント上映。
  −
*初参戦スパロボ:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]](2014年)
   
<!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 -->
 
<!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 -->
 +
{{登場作品概要
 +
| 読み = きどうせんしガンダムユニコーン
 +
| 外国語表記 =
 +
| 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季
 +
| 著者 = 福井晴敏
 +
| 作画 =
 +
| 挿絵 = 安彦良和
 +
| 監督 = 古橋一浩
 +
| シリーズ構成 = むとうやすゆき
 +
| 脚本 = むとうやすゆき
 +
| キャラクターデザイン = 安彦良和(原案)<br />高橋久美子
 +
| メカニックデザイン = [[スタッフ:カトキハジメ|カトキハジメ]]<br />佐山善則<br />石垣純哉<br />玄馬宣彦
 +
| 音楽 = 澤野弘之
 +
| 制作 = サンライズ(第1スタジオ)
 +
| 放送局 =
 +
| 配給元 =
 +
| 発売元 =
 +
| 掲載誌 =
 +
| 出版社 = 角川書店(後のKADOKAWA)
 +
| レーベル = 角川文庫
 +
| 配信元 =
 +
| 放送期間 =
 +
| 公開日 =
 +
| 発売日 =
 +
| 発表期間 = 2010年3月12日 - <br />2014年6月6日
 +
| 刊行期間 =
 +
| 配信開始日 =
 +
| 話数 = 全7話
 +
| 巻数 = 全7巻
 +
| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]
 +
* [[宇宙世紀|宇宙世紀シリーズ]]
 +
| 前作 =
 +
| 次作 = [[機動戦士ガンダムNT]]
 +
| 劇場版 =
 +
| アニメ版 =
 +
| 漫画版 =
 +
| 小説版 =
 +
| 初登場SRW = [[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 +
| 初クレジットSRW =
 +
| 備考 =
 +
| その他 =
 +
}}
 +
 +
『'''機動戦士ガンダムUC'''』はサンライズ制作の[[OVA]]作品。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』から3年後にあたる[[宇宙世紀]]0096年を舞台に、謎の最高機密「[[ラプラスの箱]]」を巡り[[地球連邦軍]]と[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」の争いに巻き込まれた少年[[バナージ・リンクス]]の「ラプラスの箱」に辿り着くまでの旅と戦いを描く物語。なお物語の根幹には宇宙世紀0001年に発生した[[ラプラス事件]]が深く関わっている。
 
『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』から3年後にあたる[[宇宙世紀]]0096年を舞台に、謎の最高機密「[[ラプラスの箱]]」を巡り[[地球連邦軍]]と[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」の争いに巻き込まれた少年[[バナージ・リンクス]]の「ラプラスの箱」に辿り着くまでの旅と戦いを描く物語。なお物語の根幹には宇宙世紀0001年に発生した[[ラプラス事件]]が深く関わっている。
   −
2007年2月より雑誌『ガンダムエース』誌上にて福井晴敏氏によって原作小説の連載が開始され、2009年9月号に完結。その後OVAの製作が発表され、2010年3月より公開された。また漫画版である『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』がガンダムエース2010年3月号より連載されている。小説・OVA・漫画版共に大筋の展開は共通しているものの、登場人物・機体及び場面等の設定にそれぞれ異なる部分がある。特段注記がない場合は、商品化ゲーム化は基本的にOVA版を基にしており、スパロボもOVA版の参戦となる。
+
2007年2月より雑誌『ガンダムエース』誌上にて福井晴敏氏によって原作小説の連載が開始され、2009年9月号に完結。その後OVAの製作が発表され、2010年3月より公開された。また漫画版である『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』が『ガンダムエース』2010年3月号~2017年2月号まで連載された。小説・OVA・漫画版共に大筋の展開は共通しているものの、登場人物・機体及び場面等の設定にそれぞれ異なる部分がある。特段注記がない場合は、商品化ゲーム化は基本的にOVA版を基にしており、スパロボもOVA版の参戦となる。
    
『逆襲のシャア』より3年後の舞台であるため登場人物や機体にもその設定が深く反映されているが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』や『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の設定も積極的に取り入れられている。特に『ΖΖ』に関しては『劇場版Ζ』との兼ね合いもあったため扱いがどうなるか注目されていたため反響を呼んだ。また、時系列的に未来にあたる『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士ガンダムF91]]』に繋がる設定も見られる。
 
『逆襲のシャア』より3年後の舞台であるため登場人物や機体にもその設定が深く反映されているが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』や『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の設定も積極的に取り入れられている。特に『ΖΖ』に関しては『劇場版Ζ』との兼ね合いもあったため扱いがどうなるか注目されていたため反響を呼んだ。また、時系列的に未来にあたる『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士ガンダムF91]]』に繋がる設定も見られる。
   −
2016年4月から9月まで再構成を施したTVシリーズ『'''機動戦士ガンダムUC RE:0096'''(リ:ダブルオーナインティシックス)』が放送。テレビ朝日系列でガンダムが放送されるのは『[[機動新世紀ガンダムX]]』以来20年ぶり。
+
2016年4月から9月まで地上波放送用に再構成を施したTVシリーズ『'''機動戦士ガンダムUC RE:0096'''(リ:ダブルオーナインティシックス)』が放送。テレビ朝日系列でガンダムが放送されるのは『[[機動新世紀ガンダムX]]』以来20年ぶり。
 +
 
 +
2018年11月には続編である劇場作品『[[機動戦士ガンダムNT]](ナラティブ)』が公開された。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
28行目: 69行目:  
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
+
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
    
=== [[民間人]] ===
 
=== [[民間人]] ===
66行目: 108行目:  
=== エコーズ ===
 
=== エコーズ ===
 
;[[ダグザ・マックール]]
 
;[[ダグザ・マックール]]
:
+
:特殊部隊「エコーズ」の司令。
 
;[[コンロイ・ハーゲンセン]]
 
;[[コンロイ・ハーゲンセン]]
:
+
:ダグザを補佐する副司令。
    
=== ネオ・ジオン残党軍 ===
 
=== ネオ・ジオン残党軍 ===
75行目: 117行目:  
:「袖付き」首魁。「シャアの再来」と呼ばれており、仮面や容姿、声まで酷似している[[仮面キャラ|謎の仮面の男]]。戦闘力や交渉術に関しても一流の物をもつ。
 
:「袖付き」首魁。「シャアの再来」と呼ばれており、仮面や容姿、声まで酷似している[[仮面キャラ|謎の仮面の男]]。戦闘力や交渉術に関しても一流の物をもつ。
 
;[[マリーダ・クルス]]
 
;[[マリーダ・クルス]]
:
+
:[[強化人間]]の女性パイロット。
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
:
+
:フロンタル親衛隊の隊長。
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
:
+
:[[ガランシェール]]の船長。
 
;[[フラスト・スコール]]
 
;[[フラスト・スコール]]
:
+
:ガランシェールのクルー。
 
;[[ギルボア・サント]]
 
;[[ギルボア・サント]]
:
+
:ガランシェールのクルー。
 
;[[アレク]]
 
;[[アレク]]
:
+
:ガランシェールのクルー。
 +
;[[トムラ]]
 +
:ガランシェールの整備士。
 
;[[ヒル・ドーソン]]
 
;[[ヒル・ドーソン]]
:
+
:[[レウルーラ]]の艦長。
 
;[[ネオ・ジオン兵]]
 
;[[ネオ・ジオン兵]]
:
+
:「袖付き」の一般兵。
    
==== ジオン残党軍 ====
 
==== ジオン残党軍 ====
95行目: 139行目:  
:OVA版設定。原作小説ではまた別の勢力に属している。
 
:OVA版設定。原作小説ではまた別の勢力に属している。
 
;[[ヨンム・カークス]]
 
;[[ヨンム・カークス]]
:
+
:残党軍のリーダー格で、ロニの保護者。
    
=== [[ビスト財団]] ===
 
=== [[ビスト財団]] ===
 
;[[カーディアス・ビスト]]
 
;[[カーディアス・ビスト]]
:ビスト財団第2代当主。サイアム・ビストの孫。「袖付き」に「ラプラスの箱」を譲渡しようとするが・・・
+
:ビスト財団第2代当主。サイアム・ビストの孫。「袖付き」に「ラプラスの箱」を譲渡しようとする。
 
;[[アルベルト・ビスト]]
 
;[[アルベルト・ビスト]]
 
:カーディアスの息子。
 
:カーディアスの息子。
110行目: 154行目:     
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 +
;[[ローナン・マーセナス]]
 +
:リディ・マーセナスの父親。地球連邦政府の高官。
 
;ダイナーの老主人
 
;ダイナーの老主人
 
:オードリーが地球で出会った小食堂のマスター。禅問答めいた会話をオードリーと繰り広げる。
 
:オードリーが地球で出会った小食堂のマスター。禅問答めいた会話をオードリーと繰り広げる。
118行目: 164行目:  
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/BX]]
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω]]
+
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第1期]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]]
    
=== [[地球連邦軍]] ===
 
=== [[地球連邦軍]] ===
125行目: 172行目:  
:
 
:
 
:;[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]
 
:;[[フルアーマー・ユニコーンガンダム]]
 +
::
 +
:;[[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ]]
 
::
 
::
 
;[[リゼル]]
 
;[[リゼル]]
132行目: 181行目:  
:;[[ジェガン (エコーズ仕様)]]
 
:;[[ジェガン (エコーズ仕様)]]
 
::
 
::
:;プロト・スタークジェガン  
+
:;[[GUNDAM:プロト・スタークジェガン]]
 
::
 
::
:;スターク・ジェガン
+
:;[[GUNDAM:スタークジェガン]]
 
::
 
::
 
;[[ロト]]
 
;[[ロト]]
146行目: 195行目:  
;[[ジムIII]]
 
;[[ジムIII]]
 
:
 
:
;ジムII
+
;[[GUNDAM:ジムII]]
 
:
 
:
;[[ネモ]]
+
;[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]
 
:
 
:
 
;[[バイアラン・カスタム]]
 
;[[バイアラン・カスタム]]
 
:
 
:
;ガンキャノン・ディテクター
+
;[[GUNDAM:ガンキャノン・ディテクター]]
 
:
 
:
;ネモIII
+
;[[GUNDAM:ネモIII]]
 
:
 
:
;ガンタンクII
+
;[[GUNDAM:ガンタンクII]]
 
:
 
:
;アクア・ジム
+
;[[GUNDAM:アクアジム]]
 
:
 
:
 
;[[バンシィ]]
 
;[[バンシィ]]
166行目: 215行目:  
;[[アンクシャ]]
 
;[[アンクシャ]]
 
:
 
:
;Ζプラス
+
;[[GUNDAM:Ζプラス]]
 
:
 
:
;グスタフ・カール
+
;[[GUNDAM:グスタフ・カール]]
 
:
 
:
   181行目: 230行目:  
;[[ギラ・ズール]]
 
;[[ギラ・ズール]]
 
:
 
:
:;[[ギラ・ズール (親衛隊機) ]]
+
:;[[ギラ・ズール (親衛隊機)]]
 
::
 
::
 
::;[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]
 
::;[[アンジェロ専用ギラ・ズール]]
 
:::
 
:::
 
;[[ローゼン・ズール]]
 
;[[ローゼン・ズール]]
 +
:
 +
;[[ギラ・ドーガ]]
 
:
 
:
 
;[[ドライセン]]
 
;[[ドライセン]]
192行目: 243行目:  
:
 
:
 
;[[ズサ]]
 
;[[ズサ]]
 +
:
 +
;[[GUNDAM:シュツルム・ガルス]]
 
:
 
:
   205行目: 258行目:  
;[[ズゴック]]
 
;[[ズゴック]]
 
:
 
:
;ゾゴック
+
;[[GUNDAM:ゾゴック]]
 
:
 
:
 
;[[ドワッジ]]
 
;[[ドワッジ]]
 
:
 
:
;ドム・トローペン
+
;[[GUNDAM:ドム・トローペン]]
 
:
 
:
;イフリート・シュナイド
+
;[[GUNDAM:イフリート・シュナイド]]
 
:
 
:
 
;[[カプール]]
 
;[[カプール]]
220行目: 273行目:  
:
 
:
 
;[[ラー・カイラム]]
 
;[[ラー・カイラム]]
 +
:
 +
;[[ガルダ級超大型輸送機]]
 
:
 
:
 
;[[レウルーラ]]
 
;[[レウルーラ]]
246行目: 301行目:  
:
 
:
 
:;「UNICORN」
 
:;「UNICORN」
::その壮大な曲調とサビ入りの迫力から非常に人気が高く、本作の代表曲といっても過言ではなく、よくTV番組等でも使用される。
+
::その壮大な曲調とサビ入りの迫力から非常に人気が高い楽曲。本作の代表曲といっても過言ではなく、よくTV番組等でも使用される。
::『第3次Z』『BX』『V』で採用。基本的にスパロボ及びGジェネでは後半3分30秒からのものが使用されており、サビ入り部分はカットされている場合が多いが、『BX』やガンダム無双などでは少し長めのロング版が採用されている。
+
::『第3次Z』『BX』『V』で採用。基本的にスパロボ及びGジェネでは後半3分30秒からのものが使用されており、サビ入り部分はカットされている場合が多いが、『BX』では少し長めのロング版が採用されている。『DD』ではイベント「強攻の一手」にてクエスト用BGMに採用。
 
:;「MOBILESUIT」
 
:;「MOBILESUIT」
::『第3次Z』で採用。
+
::『第3次Z』『X-Ω』で採用。『X-Ω』ではイベント「策謀渦巻く宇宙」にてクエスト用BGMに採用。
 
:;「RX-0」
 
:;「RX-0」
 
::デストロイモード発動後はこちらになる。「UNICORN」と「RX-0」は基本的にユニコーンガンダムを象徴するテーマだが、バナージ自身には「ON YOUR MARK」という、作品が出来上がる遥か以前に作られたというテーマ曲が存在する。
 
::デストロイモード発動後はこちらになる。「UNICORN」と「RX-0」は基本的にユニコーンガンダムを象徴するテーマだが、バナージ自身には「ON YOUR MARK」という、作品が出来上がる遥か以前に作られたというテーマ曲が存在する。
::『第3次Z』『BX』『V』で採用。
+
::『第3次Z』『BX』『V』『X-Ω』で採用。『X-Ω』ではイベント「光の先に」にてクエスト用BGMに採用。
 
:;「UNICORN GUNDAM」
 
:;「UNICORN GUNDAM」
 +
::「UNICORN」と、劇伴BGM「MAD-NUG」(SRW未採用)を組み合わせた、ep7で使用されたアレンジバージョン。
 
::『第3次Z天獄篇』『V』で採用。
 
::『第3次Z天獄篇』『V』で採用。
 
::;「6thMob.:UNICORN GUNDAM」
 
::;「6thMob.:UNICORN GUNDAM」
:::『BX』『X-Ω』で採用。「UNICORN GUNDAM」と比べて前奏部分が無くなっている。
+
:::「UNICORN GUNDAM」と比べて前奏部分が無くなっている。『BX』『X-Ω』で採用。『X-Ω』ではイベント「呼応する力」にてクエスト用BGMに採用。
 
;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
 
:
 
:
295行目: 351行目:  
::第13話~第21話で使用。
 
::第13話~第21話で使用。
   −
== 登場作品と扱われ方 ==
+
== 登場作と扱われ方 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:初登場作品。前日譚である『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』と同時参戦。
+
:初参戦作品。前日譚である『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』と同時参戦。
 
:参戦発表当時は最終章であるep7を残した状態であったため、物語はep4のシャンブロ撃破直後までが展開される(そのためバンシィは未登場)。その一方で『逆襲のシャア』との絡みが描かれ、[[アムロ・レイ|アムロ]]とフロンタルは元より、[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]の関係性に比重が置かれているなど見所は満載。
 
:参戦発表当時は最終章であるep7を残した状態であったため、物語はep4のシャンブロ撃破直後までが展開される(そのためバンシィは未登場)。その一方で『逆襲のシャア』との絡みが描かれ、[[アムロ・レイ|アムロ]]とフロンタルは元より、[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[フル・フロンタル|フロンタル]]の関係性に比重が置かれているなど見所は満載。
 
:反面、主役であるバナージとユニコーンの能力が抑え目になっていたり、リディはニュータイプ技能を所持していなかったり(原作再現なので仕方ないのだが)とパイロットステータスや機体性能面での扱いはあまり良くない。前者は本領を発揮するようになるととんでもないことが平然と出来るようになるため、仕方ないといえば仕方ないが。
 
:反面、主役であるバナージとユニコーンの能力が抑え目になっていたり、リディはニュータイプ技能を所持していなかったり(原作再現なので仕方ないのだが)とパイロットステータスや機体性能面での扱いはあまり良くない。前者は本領を発揮するようになるととんでもないことが平然と出来るようになるため、仕方ないといえば仕方ないが。
310行目: 366行目:  
:今回は敵味方とも、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』やキャラデザイナーが同じ安彦氏の『[[巨神ゴーグ]]』との絡みがある他、意外な形で『[[SDガンダム外伝]]』の面々とも絡む。
 
:今回は敵味方とも、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』やキャラデザイナーが同じ安彦氏の『[[巨神ゴーグ]]』との絡みがある他、意外な形で『[[SDガンダム外伝]]』の面々とも絡む。
   −
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
  −
:2016年3月に本作品と『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』がメインのイベント「人が望む未来」が開催。
   
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:後時代である『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』シリーズと同時参戦。
 
:後時代である『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|閃光のハサウェイ]]』と『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』シリーズと同時参戦。
 
:時系列の整理・入れ替えが行われており、バナージたちが中盤まで箱の存在を知らなかった事もあり、箱の争奪戦よりも連邦とジオン残党の憎しみと殺し合いをメインに据えた形になっている。中盤からのミネバの行動が原作とは大幅に異なる展開に舵を切っていく。
 
:時系列の整理・入れ替えが行われており、バナージたちが中盤まで箱の存在を知らなかった事もあり、箱の争奪戦よりも連邦とジオン残党の憎しみと殺し合いをメインに据えた形になっている。中盤からのミネバの行動が原作とは大幅に異なる展開に舵を切っていく。
 +
 +
=== 単独作品 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 +
:第1期参戦作品として参戦。2016年3月に本作品と『[[戦国魔神ゴーショーグン]]』がメインのイベント「人が望む未来」が開催。
 +
:2019年5月には[[ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ|ペルフェクティビリティ]]がSRW初登場。
 +
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 +
:ワールド2の構成作品。
    
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
343行目: 404行目:  
|第10巻||虹の彼方に(下)||
 
|第10巻||虹の彼方に(下)||
 
|-
 
|-
|第11巻(外伝)||不死鳥狩り||単行本及び「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III」に同梱<br/>「戦後の戦争」を同時収録した短編集
+
|第11巻(外伝)||不死鳥狩り||単行本及び「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III」に同梱<br/>「戦後の戦争」を同時収録した短編集
 
|-
 
|-
|外伝||戦後の戦争||PS3ソフト「機動戦士ガンダムUC(特装版)」に同梱<br/>ゲーム中でも同名シナリオをプレイ可能
+
|外伝||戦後の戦争||PS3ソフト『機動戦士ガンダムUC』の特装版に同梱<br/>ゲーム中でも同名シナリオをプレイ可能
 
|-
 
|-
 
|}
 
|}
416行目: 477行目:  
|第22話||帰還||ED変更
 
|第22話||帰還||ED変更
 
|}
 
|}
  −
== 主要スタッフ ==
  −
;制作
  −
:サンライズ(第1スタジオ)
  −
;原作
  −
:矢立肇・富野由悠季
  −
;監督
  −
:古橋一浩
  −
;シリーズ構成・脚本
  −
:むとうやすゆき
  −
;キャラクターデザイン
  −
:安彦良和(オリジナル)
  −
:高橋久美子
  −
;メカニックデザイン
  −
:カトキハジメ
  −
:佐山善則
  −
:石垣純哉
  −
:玄馬宣彦
  −
;音楽
  −
:澤野弘之
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 +
*タイトル名の『UC』は「'''U'''ni'''C'''orn(一角獣)」及び「'''U'''niversal '''C'''entury([[宇宙世紀]])」のダブルミーニングになっている。
 
*原作が文章媒体という事もあるためか登場人物の設定(特にジオン側の人間に顕著)を始め、性的及び残酷要素が多く見受けられる事でも有名。OVA及び漫画版ではこれらは若干マイルドに描かれている。
 
*原作が文章媒体という事もあるためか登場人物の設定(特にジオン側の人間に顕著)を始め、性的及び残酷要素が多く見受けられる事でも有名。OVA及び漫画版ではこれらは若干マイルドに描かれている。
 
**また729と920の番号を持つ特殊部隊、正体不明のシーゴーストに撃沈される潜水艦ボーンフィッシュ、圧死するキクマサ等、ところどころに福井晴敏作品のセルフパロディが取り入れられている。
 
**また729と920の番号を持つ特殊部隊、正体不明のシーゴーストに撃沈される潜水艦ボーンフィッシュ、圧死するキクマサ等、ところどころに福井晴敏作品のセルフパロディが取り入れられている。
**映像化にあたり、出番等を削られたり大幅な変更を行われたり登場すらしない人物が出ている。また、それとは別に原作にはないシーンや設定が増えている。
+
**映像化にあたり、出番等を削られたり大幅な変更を行われたり登場すらしない人物が出ている。また、それとは別に原作には無いシーンや設定が追加されている。
*原作小説の著者である福井晴敏氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の小説版も執筆している。今でこそガンダムファンとして知られる福井氏だが、当時は数々の賞を受賞した作家がアニメのノベライズを担当するということで話題になった。
+
*原作小説の著者である福井晴敏氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の小説版も執筆している。今でこそガンダムファンとして知られる福井氏だが、当時は数々の賞を受賞した作家がアニメのノベライズを担当するという事で話題になった。
 
**ちなみにその内容はというと、中盤まではアニメ本編に準ずる形でストーリーが進行していくものの、終盤には敵味方共に多数の死者が発生し、主要人物も次々に命を落としていくといういわゆる「黒富野」を彷彿とさせるものだった。そのため『UC』でも同様の悲劇が繰り広げられるのではないかと戦々恐々としていた読者も多い。
 
**ちなみにその内容はというと、中盤まではアニメ本編に準ずる形でストーリーが進行していくものの、終盤には敵味方共に多数の死者が発生し、主要人物も次々に命を落としていくといういわゆる「黒富野」を彷彿とさせるものだった。そのため『UC』でも同様の悲劇が繰り広げられるのではないかと戦々恐々としていた読者も多い。
*本作以前のスパロボを含めたゲーム作品で[[ブライト・ノア]]の声は06年に没した[[声優:鈴置洋孝|鈴置洋孝]]氏のライブラリ音声が流用されていたが、OVA4章の公開と同時に以前よりファンから「鈴置氏に性質が似ている」と言われていた[[声優:成田剣|成田剣]]氏が二代目ブライトに起用され<ref>成田氏はブライトの他にも鈴置氏から多くの役を引き継いでいる</ref>、以降のゲーム作品では(かつて鈴置氏が演じた[[機動戦士ガンダム|1st]]~[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|CCA]]を含めて)成田氏がブライトの声を担当する機会が多くなっている。
+
*本作以前のスパロボを含めたゲーム作品で[[ブライト・ノア]]の声は2006年に没した[[声優:鈴置洋孝|鈴置洋孝]]氏のライブラリ音声が流用されていたが、OVA第4章の公開と同時に[[声優:成田剣|成田剣]]氏が二代目ブライトに起用された。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
匿名利用者