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荒れ果てた[[新宿]]で[[ドモン・カッシュ]]の前に姿を現した謎の男。その正体はドモンの師匠であり、[[シャッフル同盟]]「キング・オブ・ハート」の前任者。優勝を成し遂げた前回(第12回)大会に引き続き、ネオホンコン代表として第13回大会に参戦している。
 
荒れ果てた[[新宿]]で[[ドモン・カッシュ]]の前に姿を現した謎の男。その正体はドモンの師匠であり、[[シャッフル同盟]]「キング・オブ・ハート」の前任者。優勝を成し遂げた前回(第12回)大会に引き続き、ネオホンコン代表として第13回大会に参戦している。
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第9〜11回大会におけるチャップマンの3連覇により「射撃武器有利」との予想が多かった第12回大会において、ほぼ格闘のみのスタイルで優勝。彼の目的は、当時蔓延していた重火器有利の風潮を正し、[[ガンダムファイト]]を周囲への無闇な破壊を齎さない「格闘路線」へ戻すことであった。しかし大会の最中、ガンダム同士の代理戦争という国家間のエゴによって傷つき荒廃していく地球の惨状を目の当たりにした彼は深く絶望し、シャッフル同盟を脱退して[[地球]]の自然再生の道を模索することになる。しかし折悪く不治の病に冒され、残された時間が僅かとなった。東方不敗は[[デビルガンダム]]の力に着目、DG細胞が持つ物質再生の力を自然復興に役立てるとともに、その凶悪な性質を帯びた力を利用して自然を破壊し続ける人類を抹殺することを目論むようになる。
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第9〜11回大会におけるチャップマンの3連覇により「射撃武器有利」との予想が多かった第12回大会において、ほぼ格闘のみのスタイルで優勝を果たす。彼の目的はガンダムファイトが正しい戦争抑止の手段であるかを確かめるため、その副次的なものとして当時蔓延していた重火器有利の風潮を正し、[[ガンダムファイト]]を純粋なスポーツたらしめていた「格闘路線」へ回帰させることであった。
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しかし大会の最中、ガンダム同士の代理戦争という国家間のエゴによって傷つき荒廃していく地球の惨状を目の当たりにした彼は深く絶望し、シャッフル同盟を脱退して[[地球]]の自然再生の道を模索することになる。しかし折悪く不治の病に冒され、残された時間が僅かとなった。東方不敗は[[デビルガンダム]]の力に着目、DG細胞が持つ物質再生の力を自然復興に役立てるとともに、その凶悪な性質を帯びた力を利用して自然を破壊し続ける人類を抹殺することを目論むようになる。
 
<!--デビルガンダムを操っていた際には「デビルガンダム'''様'''」「我が王」などと呼ぶなどまるでカルト宗教の信者のような言動を取り、ドモンも「東方不敗はDG細胞に汚染されている」と考えていたが、実は演技でありマスターガンダムの改造・修理以外には[[DG細胞]]を一切用いていない。-->
 
<!--デビルガンダムを操っていた際には「デビルガンダム'''様'''」「我が王」などと呼ぶなどまるでカルト宗教の信者のような言動を取り、ドモンも「東方不敗はDG細胞に汚染されている」と考えていたが、実は演技でありマスターガンダムの改造・修理以外には[[DG細胞]]を一切用いていない。-->
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個人の武勇に気を取られがちではあるが、戦術面において用兵術や人心掌握術にも長けており、あらゆる局面においての戦闘の天才である。
 
個人の武勇に気を取られがちではあるが、戦術面において用兵術や人心掌握術にも長けており、あらゆる局面においての戦闘の天才である。
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尚、東方不敗の乗るガンダム、[[クーロンガンダム]]と[[マスターガンダム]]のモビルトレースシステムは通常の服にセンサー等が内蔵されたものとなっている。これはフィードバック性能が不十分な旧式タイプのものであるが、東方不敗の使用するそれはファイティングスーツタイプと比べて遜色のない反応を見せている(コミックボンボンで連載された漫画版では道着と同じデザインのファイティングスーツを着用している)。
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尚、東方不敗の乗るガンダム、[[クーロンガンダム]]と[[マスターガンダム]]ではファイティングスーツを着用していないが、理由は不明。一般的に流れている説では東方不敗のモビルトレースシステムは通常の服にセンサー等が内蔵されている旧式のスーツだから…ということになっている。が、実際のところは当時の今川泰宏監督が「彼等(旧シャッフルと師匠)に着せたくないという(理由)だけで、設定は何も考えていない」と暴露している。そもそも旧式スーツ説を採用するとダハールら過去のガンダムファイターのそれと矛盾するため、いずれにせよ俗説に過ぎない。ただしダメージは他のファイターと同様に搭乗者である東方不敗に行くので、何かしら同等の機能が道着、ないしはコックピットに仕込まれているという推測は立つ。なおコミックボンボンで連載された漫画版では道着と同じデザインのファイティングスーツを着用している。
    
=== 第7回大会において ===
 
=== 第7回大会において ===
マスター・アジアの本名は'''シュウジ・クロス'''。[[ガンダムファイト]]第7回大会(ドモンたちの舞台から28年前)ネオジャパン代表の[[大阪|ネオオオサカ]]出身の人物であった。当時、頭髪の色はダークグリーン。彼がネオジャパンに所属していた頃の活躍は漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』(SRW未参戦)で描かれている。
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マスター・アジアの本名は'''シュウジ・クロス'''。[[ガンダムファイト]]第7回大会(ドモンたちの舞台から28年前)ネオジャパン代表の[[大阪|ネオオオサカ]]出身の人物であった。当時の頭髪の色はダークグリーン。彼がネオジャパンに所属していた頃の活躍は漫画『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』(SRW未参戦)で描かれている。
    
愛機は[[シャイニングガンダム]]に似た「ヤマトガンダム」。当時使用していた必殺技は「灼熱サンシャインフィンガー」、「超級覇王雷撃弾」、「流派東方不敗奥義 超級覇王日輪弾」、「流派東方不敗最終奥義 石破天驚拳」。
 
愛機は[[シャイニングガンダム]]に似た「ヤマトガンダム」。当時使用していた必殺技は「灼熱サンシャインフィンガー」、「超級覇王雷撃弾」、「流派東方不敗奥義 超級覇王日輪弾」、「流派東方不敗最終奥義 石破天驚拳」。
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:ドモンとの出会いにデモが用意された。[[クーロンガンダム]]に搭乗する。今回も生身ユニットとしても登場し、ドモンと共に[[機械獣]]と戦う。『第2次G』の反省からか相手取るのは[[陸]]タイプのみ。[[技量]]初期値は『完結編』含めて全キャラ中最高の'''200'''というぶっちぎりの数値である。技量の低い機械獣相手ならば当たり前の様に[[クリティカル]]が発動する。
 
:ドモンとの出会いにデモが用意された。[[クーロンガンダム]]に搭乗する。今回も生身ユニットとしても登場し、ドモンと共に[[機械獣]]と戦う。『第2次G』の反省からか相手取るのは[[陸]]タイプのみ。[[技量]]初期値は『完結編』含めて全キャラ中最高の'''200'''というぶっちぎりの数値である。技量の低い機械獣相手ならば当たり前の様に[[クリティカル]]が発動する。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:『F』では本性をさらけ出したまま終わったので、敵として出現。イベントでの出番は多いが、本格的に交戦する機会はギアナ高地と地上編限定の[[ランタオ島]]でのシナリオのみ。高い[[格闘 (能力)|格闘]]・技量値に[[2回行動]]と[[性格]]「超強気」から一見かなりの難敵だが、実際にはマスターガンダムの短[[射程]]や出現位置等の関係から、[[MAP兵器]]含む必殺技を繰り出させずに倒すのは難しく無い。地上編限定の[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]で後者のシナリオにてドモンのレベルが東方不敗より上であり、倒さず戦えば仲間に出来る。ただし加入時期は最終盤。マスターガンダムの性能や東方不敗本人の強さは味方になっても折り紙つきだが、全くの未[[改造]]な上使えるシナリオが少ないのが非常に惜しい。
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:『F』では本性をさらけ出したまま終わったので、敵として出現。イベントでの出番は多いが、本格的に交戦する機会はギアナ高地と地上編限定の[[ランタオ島]]でのシナリオのみ。高い[[格闘 (能力)|格闘]]・技量値に[[2回行動]]と[[性格]]「超強気」から一見かなりの難敵だが、実際にはマスターガンダムの短[[射程]]や出現位置等の関係から、[[MAP兵器]]含む必殺技を繰り出させずに倒すのは難しく無い。地上編限定の[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]で後者のシナリオにてドモンのレベルが東方不敗より上であり、倒さず戦えば仲間に出来る。ただし加入時期は最終盤。全くの未[[改造]]な上使えるシナリオが少ないのが非常に惜しまれるが、熱血・必中・ひらめきを完備しているので、資金が許す限り機体改造を施しておけば、ボス相手に大活躍してくれるだろう。
 
:デモムービーに関しては、仲間にする場合「究極石破天驚拳」が見られるが「東方不敗、暁に死す」と「石破ラブラブ天驚拳」は見られなくなる。また「東方不敗、暁に死す」は進め方によっては撃破しても見られないばかりか、'''普通に撤退してその後は消息不明'''となってしまう。この場合、ドモンは東方不敗の真意がついに解からないままという切ない幕切れとなる。
 
:デモムービーに関しては、仲間にする場合「究極石破天驚拳」が見られるが「東方不敗、暁に死す」と「石破ラブラブ天驚拳」は見られなくなる。また「東方不敗、暁に死す」は進め方によっては撃破しても見られないばかりか、'''普通に撤退してその後は消息不明'''となってしまう。この場合、ドモンは東方不敗の真意がついに解からないままという切ない幕切れとなる。
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:;敵対時
 
:;敵対時
 
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]L2、[[地形利用]]'''
 
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]L2、[[地形利用]]'''
::作中初登場の第14話で敵対時でもこれらの技能が勢揃い。おまけにマスターガンダムも同時出現する[[ZX-01]]を上回る高性能。意外にも精神耐性がないが、この時点で脱力を連発できる手段はないので、間違いなく序盤屈指の強敵。
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::作中初登場の第14話で敵対時でもこれらの技能が勢揃い。意外にも精神耐性がないが、この時点で脱力を連発できる手段はないため、乗機のマスターガンダムの強さと相まって紛れもなく序盤屈指の強敵となる。
 
:;味方時
 
:;味方時
 
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[ヒット&アウェイ]]、[[地形利用]]'''
 
::'''[[底力]]L6、[[極]]、[[闘争心]]L3、[[プレッシャー]]L3、[[ヒット&アウェイ]]、[[地形利用]]'''
::スポット参戦、条件付き参入とはいえ'''自軍参入キャラで初のプレッシャー所持者'''。さすが師匠。
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::第15話のスポット参戦時も同様。条件加入ながら自軍参入キャラでは初のプレッシャー所持者となった。
::闘争心以外の気力関連の技能が無くなった代わりに、ヒット&アウェイが追加。器用に立ち回れる他、技量を鍛えれば恐ろしい程のクリティカル発生率を誇り、プレッシャーによるサポートも可能。参戦の遅さも十分カバー可能。
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::闘争心以外の気力関連の技能が無くなった代わりに、ヒット&アウェイが追加。器用に立ち回れる他、技量を鍛えれば恐ろしい程のクリティカル発生率を誇り、プレッシャーによるサポートも可能。
::もちろん第15話のスポット参戦時からコレ。多少囲まれても、すぐに返り討ちにできる。
      
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
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;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし、東方不敗ではなく真の王者、''東西南北中央不敗・スーパーアジア''となってくれるわぁっ!」
 
;「だが心してかかれよ。このワシはシード選手として先にあそこで待っておる」<br />「そして、キサマ等全員を叩きのめし、東方不敗ではなく真の王者、''東西南北中央不敗・スーパーアジア''となってくれるわぁっ!」
 
:第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……<ref>ドラマCDではあろうことか、[[ストーカー|中の人が同じ人]]からツッコまれてしまった。</ref>。一応、「スーパー」を「超越」の意味で捉えれば、アジアを超えて全方位を制した王者という意味なのだろうと推測はできる。
 
:第13回大会におけるマスターの優勝宣言。この後、ドモンたちがわざわざ顔アップで「東」「西」「南」「北」「中央不敗だとっ!?」と繰り返してくれる。本当にやりかねないのがまた……。というか、アジアの方を残すんですか……<ref>ドラマCDではあろうことか、[[ストーカー|中の人が同じ人]]からツッコまれてしまった。</ref>。一応、「スーパー」を「超越」の意味で捉えれば、アジアを超えて全方位を制した王者という意味なのだろうと推測はできる。
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;「なんという事を! ガンダムファイトは互いの技量のせめぎ合い! そこにこんな小細工を持ち込むとは!!」
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:第34話、ウォンがドモンを始末するためにアレンビーとのタッグマッチを仕立て上げ、超重力フィールドの罠を仕込んだ事でウォンを責める。彼自身も武道家である以上、このような卑劣な行いは流石に許せなかったようだ。
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;「よく見ろ。これが、武道家の魂だ」
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:同話、ドモンとアレンビーが超重力フィールドを打ち破り逆転勝利を納めた事で。心なしか東方不敗自身も嬉しそうである。
 
;(証拠を残すわけにはいかんのでな…)
 
;(証拠を残すわけにはいかんのでな…)
 
:第35話より、ネオホンコンの街中に出現した[[デビルガンダムヘッド]]を撃破して。この時は相手をマスタークロスで縛り上げ、それを弾くと同時にバラバラにするという[[オルフェス|どこかの仕事人]]のような技を見せていた。
 
:第35話より、ネオホンコンの街中に出現した[[デビルガンダムヘッド]]を撃破して。この時は相手をマスタークロスで縛り上げ、それを弾くと同時にバラバラにするという[[オルフェス|どこかの仕事人]]のような技を見せていた。
 
;「シュバルツの正体が奴に間違いなければ、今のドモンに勝ち目はない…」
 
;「シュバルツの正体が奴に間違いなければ、今のドモンに勝ち目はない…」
:ウォンから次の対戦相手がシュバルツと伝えられて。ギアナ高地でシュバルツの素顔とその卓越した技量から判断してと推察されるが、台詞の言い回しから「シュバルツの正体がDG細胞で作られたキョウジのコピーという事実を知れば、ドモンは動揺して勝てない」となれば、そんな未熟なドモンに石破天驚拳を伝授する理由付けにはならない。もし「シュバルツの正体が、かつての自分が勝てなかった『ガンダムファイターのウォルフ・ハインリッヒ』がDG細胞で復活した存在」とならば、石破天驚拳を伝授する理由にはなる。劇中でシュバルツの前身たる存在は明らかになってはいないが、「ゲルマン忍術の凄腕ファイター」他に思い当たる人物はハインリッヒだけで、その事実を知るのはマスターだけである。
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:ウォンから次の対戦相手がシュバルツと伝えられて。ギアナ高地でシュバルツの素顔とその卓越した技量から判断してと推察されるが、台詞の言い回しから「シュバルツの正体がDG細胞で作られたキョウジのコピーという事実を知れば、ドモンは動揺して勝てない」という意図を含んだ台詞。なお、シュバルツの正体がガンダムファイト7thで登場し、彼を負かしたウォルフ・ハインリッヒであることを悟ったからという憶測もあるが、この時点では同作は存在すらしていない(そもそも同作は本作終了後に急遽用意されたもの)ため、この説は成り立たない。「ドモンが未熟なままなら石破天驚拳を伝授する理由付けにはならない」という点も、そもそもこの時点での東方不敗の目的は「ドモンを理想的なデビルガンダムのコアとして育て上げること」であるため特に矛盾もない。
 
;「馬鹿者っ! 武闘家たる者、一時たりとも拳から気を抜くものでは無いわぁ! でなければ、この石破天驚拳、習得するなど、夢のまた夢ぇっ!」
 
;「馬鹿者っ! 武闘家たる者、一時たりとも拳から気を抜くものでは無いわぁ! でなければ、この石破天驚拳、習得するなど、夢のまた夢ぇっ!」
 
:ドモンの修行時代、狼に襲われたドモンを助けるために石破天驚拳を放った後の台詞。…それにしてもドモンを救うためとはいえ、狼相手に最終奥義を放つとは少々やり過ぎではなかろうか。
 
:ドモンの修行時代、狼に襲われたドモンを助けるために石破天驚拳を放った後の台詞。…それにしてもドモンを救うためとはいえ、狼相手に最終奥義を放つとは少々やり過ぎではなかろうか。
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:[[F完結編]]の「悪魔と呼ばれたガンダム」で東方不敗の加入条件を満たした時の会話の一部。
 
:[[F完結編]]の「悪魔と呼ばれたガンダム」で東方不敗の加入条件を満たした時の会話の一部。
 
:本編と以降のスパロボシリーズで瀕死になって初めて分かり合う二人が決着がつく前に分かり合えた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子に感動したであろう。
 
:本編と以降のスパロボシリーズで瀕死になって初めて分かり合う二人が決着がつく前に分かり合えた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子に感動したであろう。
;「おお! ワシに一撃で倒されたあの馬鹿者か。上には上がいることを教えたつもりだったが、歪んだ心を持つに至ったようだな」
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;「おお! ワシに一撃で倒されたあの馬鹿者か。上には上がいることを教えたつもりだったが、歪んだ心を持つに至ったようだな」
:[[F完結編]]の最終話にて[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]と対峙した際、彼の正体を見抜き、この一言で一蹴する。
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:『F完結編』「始まりと終わりが集う場所」または「ファイナル・オペレーション」より。[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]と対峙した際、彼の正体を見抜き、この一言で一蹴する。
    
===COMPACTシリーズ===
 
===COMPACTシリーズ===
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*人類粛清、地球に取り残された人々の立場の差を考えず一方的に邪魔者と断じている<ref>本作では力関係は完全にコロニー>地球なので、地球に取り残された人々の立場は、宇宙世紀作品のアースノイドの下流階級出身者以上に弱いと言える。また東方不敗同様、破壊をもたらすガンダムファイトを快く思わない人々も多く存在している。</ref>など、立ち位置をシャアと同じくする東方不敗であるが、シャアの目的には「地球環境の保全」の他に「人類を残らず強制的に宇宙にあげさせ全人類の革新をもたらす」というもう1つの側面があることから、「独善的ながらも人類を見限らずに彼なりに導こうとする意志があった」といえるのに対し、彼の場合は「人類そのものを完全に見限り完全な抹殺を目的としている」というところが決定的に違う点である。<ref>逆に、シャアは人類粛清の手段に[[アクシズ]]落としという甚大な物理的破壊を生じさせる手段を用いているため、'''「荒廃した地球環境の保全という目的に矛盾している」'''という点が東方不敗と大きく異なる。(この点は『R』の没シナリオにおける東方不敗のセリフでも言及されている)</ref>
 
*人類粛清、地球に取り残された人々の立場の差を考えず一方的に邪魔者と断じている<ref>本作では力関係は完全にコロニー>地球なので、地球に取り残された人々の立場は、宇宙世紀作品のアースノイドの下流階級出身者以上に弱いと言える。また東方不敗同様、破壊をもたらすガンダムファイトを快く思わない人々も多く存在している。</ref>など、立ち位置をシャアと同じくする東方不敗であるが、シャアの目的には「地球環境の保全」の他に「人類を残らず強制的に宇宙にあげさせ全人類の革新をもたらす」というもう1つの側面があることから、「独善的ながらも人類を見限らずに彼なりに導こうとする意志があった」といえるのに対し、彼の場合は「人類そのものを完全に見限り完全な抹殺を目的としている」というところが決定的に違う点である。<ref>逆に、シャアは人類粛清の手段に[[アクシズ]]落としという甚大な物理的破壊を生じさせる手段を用いているため、'''「荒廃した地球環境の保全という目的に矛盾している」'''という点が東方不敗と大きく異なる。(この点は『R』の没シナリオにおける東方不敗のセリフでも言及されている)</ref>
 
**その一方で、あくまで地球環境を守ることを第一目的としているためか「地球上から人類がいなくなればそれでいい」と考えている節<ref>「人類を地球上から一掃すればデビルガンダムの力で誰も地球に近寄れなくなる」という旨の発言をしている。</ref>もあり、コロニー居住者たちの殲滅まで考えていたかどうかは不明。
 
**その一方で、あくまで地球環境を守ることを第一目的としているためか「地球上から人類がいなくなればそれでいい」と考えている節<ref>「人類を地球上から一掃すればデビルガンダムの力で誰も地球に近寄れなくなる」という旨の発言をしている。</ref>もあり、コロニー居住者たちの殲滅まで考えていたかどうかは不明。
**いずれにせよ、仮に暴走したデビルガンダムが地球人類抹殺に成功したとしても、その時点で暴走を止めて本来の目的である地球浄化の役割に立ち返る保証は一切ない。「'''人類を滅ぼしてもなお暴走が止まず、地球上のあらゆる自然物にDG細胞を植え付けようとする可能性も十分にありうる'''」という点では、東方不敗の考えは非常に危うい可能性の上に成り立っていると言える(事実、ネオジャパンコロニーに寄生したデビルガンダムが人類抹殺を完遂していない時点で地球を取り込もうと暴走している)。この点については批判的に見る向きもないわけではないが、強く地球を思うあまりに盲目的になっていたがゆえとも言える。
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**いずれにせよ、仮に暴走したデビルガンダムが地球人類抹殺に成功したとしても、その時点で暴走を止めて本来の目的である地球浄化の役割に立ち返る保証は一切ない。「'''人類を滅ぼしてもなお暴走が止まず、地球上のあらゆる自然物にDG細胞を植え付けようとする可能性も十分にありうる'''」という点では、東方不敗の考えは非常に危うい可能性の上に成り立っていると言える(事実、ネオジャパンコロニーに寄生したデビルガンダムが人類抹殺を完遂していない時点で地球を取り込もうと暴走している)。この点について批判的にみられることもあるが、限られた余命の中、強く地球を思うあまりに盲目的になっていたがゆえとも言える。
 
*『新約[[SDガンダム外伝]] 創世超竜譚』では暗黒卿マスターガンダムの人間態として登場している他、その遠い未来が舞台の『SDガンダム聖伝』では'''国王オブハート'''(オブハートが名前)のモデルとなっている。外見がそっくりだが、子孫なのかどうかは不明。後者では娘(王女にして領主)が[[マリア・ピァ・アーモニア|マリア]]、孫娘(姫)が[[ティファ・アディール|ティファ]]という配役。
 
*『新約[[SDガンダム外伝]] 創世超竜譚』では暗黒卿マスターガンダムの人間態として登場している他、その遠い未来が舞台の『SDガンダム聖伝』では'''国王オブハート'''(オブハートが名前)のモデルとなっている。外見がそっくりだが、子孫なのかどうかは不明。後者では娘(王女にして領主)が[[マリア・ピァ・アーモニア|マリア]]、孫娘(姫)が[[ティファ・アディール|ティファ]]という配役。
  
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