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1,884 バイト追加 、 2024年1月21日 (日)
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しかしその実態は、傲慢不遜で冷酷非情なサディストであり、自分以外の他人全てを見下し、己の目的の「道具」として利用し犠牲にする事を一切躊躇わない卑劣漢である。
 
しかしその実態は、傲慢不遜で冷酷非情なサディストであり、自分以外の他人全てを見下し、己の目的の「道具」として利用し犠牲にする事を一切躊躇わない卑劣漢である。
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自らが冥府の王−−「冥王」に君臨し世界を支配するという野心の実現の為、鉄甲龍を裏切って[[天のゼオライマー]]を奪い、物語の「真の元凶」として暗躍を重ねていく。
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自らが冥府の王――「冥王」に君臨し世界を支配するという野心の実現の為、鉄甲龍を裏切って[[天のゼオライマー]]を奪い、物語の「真の元凶」として暗躍を重ねていく。
    
=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
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;「はぁっ、はぁ… 造物主に…逆らうとは……!!」<br />「ぐ、ううっ……ぐあぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!!?」
 
;「はぁっ、はぁ… 造物主に…逆らうとは……!!」<br />「ぐ、ううっ……ぐあぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!!?」
 
:祗鎗、塞臥を相手にメイオウ攻撃を発動しようとした時の台詞。頭痛は収まるどころか激しさを増し、それが限界を超えたその時「木原マサキ」という人格は消滅した……。
 
:祗鎗、塞臥を相手にメイオウ攻撃を発動しようとした時の台詞。頭痛は収まるどころか激しさを増し、それが限界を超えたその時「木原マサキ」という人格は消滅した……。
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== 迷台詞 ==
 
;「チャージなどさせるかっ!!」
 
;「チャージなどさせるかっ!!」
 
:バラエティ[[ドラマCD]]『大冥界』でチャージしようとする葎に対して。瞬間的にマサキの性格が表れ、それを阻止した。<br />上記のチャージを阻止する際の台詞のセルフパロディで原作アニメではぼそっと呟く程度だったのだが、ドラマCDではかなり高いテンションで叫んでおり、今ではこっちが有名になってしまった。
 
:バラエティ[[ドラマCD]]『大冥界』でチャージしようとする葎に対して。瞬間的にマサキの性格が表れ、それを阻止した。<br />上記のチャージを阻止する際の台詞のセルフパロディで原作アニメではぼそっと呟く程度だったのだが、ドラマCDではかなり高いテンションで叫んでおり、今ではこっちが有名になってしまった。
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;「ククク、好調好調ゥ!」
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:同上。天のゼオライマーで7体の八卦ロボと戦う事になった際、氷室美久から嫌味たらしく「調子はどうですか」と聞かれて。<br />直前にその美久からゼオライマー搭乗を拒否されて一人で万全でない状態で戦う羽目になったため、'''虚勢'''でしかない。しかもこんな事を言っておきながらデッド・ロン・フーンを受けた際に'''ちゃっかりマサトと交代して逃げている'''。ギャグ展開とはいえ原作からは考えられない情け無い姿である…。
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;マサキ「馬鹿者!肝心な所でお前が目を覚ますから、攻撃を受けてしまったではないか!」
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;マサト「黙れぇ!お前のせいで僕は、僕は変質者扱いなんだぞぉ!?」
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:同上。更にトゥインロードを受けてのやり取り。責任転嫁も甚だしい。
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:関俊彦氏の演じ分けや音響の使い分けにも注目。
    
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
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;「冥王の力の前に、消え去るがいい!!」
 
;「冥王の力の前に、消え去るがいい!!」
 
;「消え失せろ! 天の力の前になぁ!!」
 
;「消え失せろ! 天の力の前になぁ!!」
:メイオウ攻撃使用時の戦闘台詞の数々。オリジナル要素なのだが、違和感のなさからファンの間でメイオウ攻撃を象徴する台詞として一般に浸透してしまった。
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:戦闘台詞の数々。
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:ちなみに初出の『MX』では汎用戦闘セリフとしても採用されており、『J』では全てメイオウ攻撃使用時の台詞に変更。オリジナル要素なのだが、違和感のなさや「MX」における関氏の怪演ぶりからファンの間でメイオウ攻撃を象徴する台詞として一般に浸透してしまった。
 
;「フフフッ…ハハハッ…ハァーッハッハッハッハッハッハ!!!」
 
;「フフフッ…ハハハッ…ハァーッハッハッハッハッハッハ!!!」
:『J』ではメイオウ攻撃命中時の台詞としてこれが追加。この高笑いとともに炸裂するメイオウ攻撃は圧巻の一言。
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:汎用戦闘セリフの一つで、これも『J』ではメイオウ攻撃命中時の台詞として採用。この高笑いとともに炸裂するメイオウ攻撃は圧巻の一言。
 
:三段階で徐々に笑い声のテンションが上がっていくのがポイント。この「三段高笑い」は今日では悪役のテンプレとして親しまれている。
 
:三段階で徐々に笑い声のテンションが上がっていくのがポイント。この「三段高笑い」は今日では悪役のテンプレとして親しまれている。
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;「泣け! わめけ! そして……死ぬがいい!」
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:汎用台詞パターンの一つで、『J』ではメイオウ攻撃使用時の台詞に変更。悪人全開である。
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:原作でも似たようなセリフはあるが、この言い回し自体は恐らく格闘ゲーム「キング・オブ・ファイターズシリーズ」に登場した八神庵が元ネタ。
 
;美久「お疲れ様でした、またプレイしてくださいね」
 
;美久「お疲れ様でした、またプレイしてくださいね」
 
;マサト「そうだね、じゃあ次回もまた、このスーパーロボット…う!う、ううう…」
 
;マサト「そうだね、じゃあ次回もまた、このスーパーロボット…う!う、ううう…」
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;「雷の力が天と互角だと? 愚かな…」
 
;「雷の力が天と互角だと? 愚かな…」
 
;「八卦の愚か者共がぁ…! 消え失せろ!」
 
;「八卦の愚か者共がぁ…! 消え失せろ!」
:『MX』で[[八卦衆]]に向けて放った暴言の数々。[[DVE]]あるいは[[特殊戦闘台詞]]として全て声付きで聞ける。
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:『MX』で[[八卦衆]]に向けて放った暴言の数々。[[DVE]]あるいは[[特殊戦闘台詞]]として全て声付きで聞ける(ただしランスターに対してのみDVEであり、特殊台詞は未収録)。
 
:八卦衆は其々強力な八卦ロボを持っているが、どれもこれもゼオライマーには敵わない為全て一蹴している。
 
:八卦衆は其々強力な八卦ロボを持っているが、どれもこれもゼオライマーには敵わない為全て一蹴している。
 
:『J』でも八卦衆への特殊戦闘台詞として採用されている。ちなみにランスターとはマサトで戦うため、これだけ没台詞。
 
:『J』でも八卦衆への特殊戦闘台詞として採用されている。ちなみにランスターとはマサトで戦うため、これだけ没台詞。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*オリジナルである技術者木原マサキの顔はOVA本編中や設定画では出ていないがB-CLUBスペシャルの折り込みイラストで横顔のみ確認出来る。
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*彼の名前を逆から読むと「'''貴様ら破棄'''」になる。
*どうしようもない極悪人で劇中での所業はあまりにも卑劣で痛烈なのだが、その傍若無人・唯我独尊という終始一貫した強烈な個性に加え、彼を演じた関俊彦氏の熱演もあり、ファンからの人気は高いキャラクターである。敵軍どころか味方陣営にここまで清々しい悪役(アンチヒーロー)がいる事も珍しく、ある意味非常に貴重な人物と言える。なお、声を担当した関氏によればマサキを演じて以降は、悪役のオファーが増えたという(その清々しい快活な声質から、普段はヒーロー役や兄貴分を演じることが多い)。
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*オリジナルである技術者・木原マサキの顔はOVA本編中や設定画では出ていない。B-CLUBスペシャルの折り込みイラストで横顔のみ確認出来る。
**なお、彼の名前を逆から読むと「'''貴様ら破棄'''」になる。
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*どうしようもない極悪人で劇中での所業はあまりにも卑劣で痛烈なのだが、その傍若無人・唯我独尊という終始一貫した強烈な個性に加え、彼を演じた関俊彦氏の熱演もあり、ファンからの人気は高いキャラクターである。敵軍どころか味方陣営にここまで清々しい悪役(アンチヒーロー)がいる事も珍しく、ある意味非常に貴重な人物と言える。
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**その関氏によれば、『ゼオライマー』当時は、その清々しい快活な声質を評価されて主役を張るようになってからまだ日の浅かった時期で、それを生かせるマサトと真逆のマサキの二役を担当したことは演技の転機となり、不良少年や悪役などのオファーも増えるきっかけにもなったという。
 
*スパロボユーザー間では『[[スーパーロボット大戦J|J]]』以降は、同作での迷言の数々から'''ツンデレ'''として幅広く認知されるようになり、'''ツンデレ冥王'''の渾名で親しまれるようにもなった。
 
*スパロボユーザー間では『[[スーパーロボット大戦J|J]]』以降は、同作での迷言の数々から'''ツンデレ'''として幅広く認知されるようになり、'''ツンデレ冥王'''の渾名で親しまれるようにもなった。
 
*原作漫画の相当キャラクターの名前は「'''若槻 魔沙樹'''(わかつき まさき)」となっており、性格がOVA版の木原マサキ以上に残忍で狡猾なエゴイストであった。そのためか「長年の計画が全て無駄に終わった末に最終的に部下に裏切られて射殺される」という、より情けない末路を辿っている。なお、SRWユーザー間では「マサト・マサキ」呼称・表記で区別をしている場合が多いが、これもゼオライマーの表記と同じくOVA版でしか通用しない形であり(原作漫画版では”秋津マサキ”と同じ音である為)原作漫画について言及する場合はそれぞれ「秋津(マサト・マサキ)」、「木原・若槻(マサキ)」と苗字で表記する方がよい。
 
*原作漫画の相当キャラクターの名前は「'''若槻 魔沙樹'''(わかつき まさき)」となっており、性格がOVA版の木原マサキ以上に残忍で狡猾なエゴイストであった。そのためか「長年の計画が全て無駄に終わった末に最終的に部下に裏切られて射殺される」という、より情けない末路を辿っている。なお、SRWユーザー間では「マサト・マサキ」呼称・表記で区別をしている場合が多いが、これもゼオライマーの表記と同じくOVA版でしか通用しない形であり(原作漫画版では”秋津マサキ”と同じ音である為)原作漫画について言及する場合はそれぞれ「秋津(マサト・マサキ)」、「木原・若槻(マサキ)」と苗字で表記する方がよい。
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