月のローズセラヴィー

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月のローズセラヴィーは『冥王計画ゼオライマー』の登場メカ

月のローズセラヴィー
登場作品 冥王計画ゼオライマー
デザイン 森木靖泰
初登場SRW スーパーロボット大戦MX
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 八卦ロボ
全長 52.3 m
重量 550 t
開発者 木原マサキ
所属 鉄甲龍
パイロット
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概要

」の称号を持つ八卦ロボ。女顔の戦士・が操縦する。胸、脚、指など全身に多数のビーム兵器を搭載している。必殺武器は、機体の全エネルギーを放出する「Jカイザー」。

元々は木原マサキの設計・開発機体で、次元連結システムのプロトタイプを搭載していた。その高出力供給を前提としているため武装はエネルギー消費が激しいのだが、鉄甲龍脱走時に解析による次元連結システムの技術流出を恐れたマサキによってこの機体は徹底的に破壊されてしまい、それらの武装は燃費が悪く使い物にならなくなってしまった。そこで代替として3基の小型衛星を空高く飛ばし、雷雲から変換した雷のエネルギーを自機に送るエネルギーチャージシステムをルラーンによって搭載される事になった。

一時は主動力部を失っている天のゼオライマーを窮地に立たせるが、次元連結システムを取り戻し、真の力を発動させたゼオライマーのメイオウ攻撃によって破壊された。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
アークエンジェルルートで一度登場した後、28話「地獄城の激闘!」に登場。徹底的にゼオライマーを狙って来るのだが、接近して来るため肝心のJカイザーをなかなか撃って来ない。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
初登場作品。選択シナリオ「二つの顔を持つ男」に一度現れた後、29話「月下の惨劇」で対決。しばらくは弱体化状態のゼオライマーで戦わねばならないが、自軍が到着すれば割と脆い。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
敵ユニットとして登場。

装備・機能

武装・必殺武器

ルナ・フラッシュ
指先のビーム兵器。指を手刀状に揃える事でビームを収束させて光刃にした白兵戦用の武器。原作では下記のルナ・ビームも含めて呼称されている事から遠近両用のマルチウェポンである事が窺える。
J』ではとにかくこれでゼオライマーを切り刻もうとする。
ルナ・ビーム
ビーム砲状態。原作ではこちらも「ルナ・フラッシュ」と呼ばれる。また、指を開いてかつ短いサイクルで連射・拡散ビーム的にも使用しているが、SRWでは未採用。
Jカイザー
スカートアーマー・背部ユニットを合体させ砲撃体勢を取り機体の全エネルギーを放出する必殺砲撃武装。一撃でゼオライマーの下半身を麻痺させ、富士の地形すら変える絶大な威力を誇った。通常モードと全開モードの切り替え(全開版は脚部や肩部のビーム砲を展開する)も可能だがSRWでは切り替え機能は採用されていない。連続して使用するには「月の子」と呼ばれる小型衛星を用いたチャージが必須。なおこのチャージ機能及びアーマーの組み換えによる砲身は、ルラーンによる再建時に追加されたもの。マサキが建造したオリジナル機ではチャージも砲身も不要だった
MX』ではマップ兵器(画そのものは通常発射モード)、『J』ではさらに通常兵器(画は全開発射モード)で実装。

特殊能力

状態変化耐性

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

L

対決・名場面

天のゼオライマー
とある事情で主動力部を失い弱体化しているゼオライマーをルナ・フラッシュで傷だらけにするも、取り戻された次元連結システムの前には無力であった。

余談 

  • 本機に割り当てられた八卦の「象」は、本来「水」とされるもの(八卦ロボの「」は本来「沢」で、「」の対となる)。
    • ただし「」を「太陽」と解釈した場合、その対となる「水」には「月」が割り当てられることから『ゼオライマー』での本機は「月」の属性となり、「沢」は「水」に変化した(元々「沢」自体が水の要素を持つため)。
      • さらに言うと初期検討稿でローズセラヴィーに充てられていた八卦称号は「火」だったりする。
  • 原作漫画版にも主人公秋津マサキ(OVA版の秋津マサトに相当)のライバル的立ち位置のゴルシード将軍の乗機として「ローズ・セラヴィー」という機体が登場する。デザインこそ大きく異なるが、主武装が手甲に装着されたビーム剣「エネルギーセイバー」であることや、3機の衛星子機「エネルギーチャージャー」によってエネルギーを補給して長期戦を行えるなど、そのコンセプトはほぼ忠実に踏襲しているが、必殺武器の名称は「Jイザー」だったり、原作漫画版と森木氏デザインの木原版ローズセラヴィーでは胸部ビーム砲だがOVA劇中では後述の通りスカートアーマーとバックパックユニットを合体させたモノだったりと相違点がある。
    • こちらのローズ・セラヴィーは続編になる『冥王計画ゼオライマーΩ』でも登場している。
  • 名前の由来はおそらく、フランス語の「Eros, c'est la vie」と思われる。