新住日重工

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新住日重工(Shinsuminichi Industry)

桜多吾作による漫画版『グレートマジンガー』に登場した企業。

日本でも指折りの兵器産業。裏ルートからグレートマジンガーの設計図を入手し、量産型グレートマジンガーを製造。世界各国に売りさばこうとした。なお、外装がグレートと同じ超合金ニューZかは作中で言及されておらず、新住日重工がニューZを所持していたのかは不明。

基本的に自社の利益と名誉が行動原理であり、ブラック・グレートの強さを宣伝すべく自衛隊基地を襲撃したり、半ば脅迫されたとはいえ日本侵略を企むミケーネ帝国にブラック・グレートと量産型グレートを売り捌く始末であった。

ただし藤獰社長の思惑は別にあり、衰退していく日本の貿易を量産型グレートを輸出することで活性化させることを目指していた。

短期間で量産型グレートを数台製造できるほどの工業力を有しているが、反面、ソフトウェアには疎く、「自動操縦のGMFA1が、グレートマジンガーを攻撃しなかった」理由に気づかず、「原因不明」で片付ける有様であった。
しかも、剣鉄也には量産型グレートに搭載された電子頭脳の欠陥……「同じ設計のグレートマジンガーや同社で製作されたGMFA1を味方と思い込み、攻撃を控え目にする」ことを短時間で看破されている。日本でも指折りの重工企業が、ソフトウェアの専門家でもない一個人に劣るという、不名誉極まるエピソードであった。

関係者

いずれもSRW未登場。

藤獰(ふじどう)
新住日重工の社長。貿易立国たる日本の将来を憂いて、量産型グレートの流通に固執する。そのためならば、自衛隊や科学要塞研究所に犠牲・被害を出すことも厭わない。
α』では「新住日重工の社長」の存在がゴーゴン大公より語られるが、それが藤獰の事かは不明。
香織理(かおり)
藤獰の娘。
安田
藤獰の秘書兼ボディガード。鉄也以上の格闘能力を誇り、会社にとって不利益をもたらす存在を、秘密裏に葬り去る殺し屋でもある。

製品

量産型グレートマジンガー
(1)~(8)まで発番されている場合もある。劇中では電子頭脳を搭載していたが、同じ設計のグレートマジンガーや同社で製作されたGMFA1を味方と思い込み、攻撃を控え目にしていた。
ブラック・グレート
量産型グレートのプロトタイプ。
スパロボでは『MX』で初登場。
GMFA1
新住日重工がデモンストレーション用に作った「マジンガーに似せたロボット」。科学要塞研究所に拿捕された後は、兜シローが操縦した。スパロボでは『α』の第51話「あしゅら男爵、散る」にて、新住日重工が数年前に開発していた事が語られている(名前のみ)。

登場作品

スーパーロボット大戦α
第52話「魔神皇帝」にて、「量産型グレートの開発を委託された新住日重工が、ミケーネ帝国に買収され、超合金ニューZを引き渡した」というゴーゴン大公の台詞が出てくる。
例えば、アナハイム・エレクトロニクスは反地球連邦勢力に兵器を売り捌いているが、連邦からの製造委託も完璧にこなしている。
しかし、新住日重工の場合は「地球連邦が使う兵器の製造を委託された立場でありながら、その為に提供された超合金ニューZを反地球連邦勢力に売った」という契約違反を行い、その事を暴露されたので、商売人としての信用は急降下したと見ていい。
しかも取引相手が、ゼ・バルマリィ帝国のような地球連邦を圧倒する超巨大勢力ではなく、ネオ・ジオンのような大量虐殺の前歴がある勢力でもなく、地球連邦と同等かそれ以下の規模しかないミケーネ帝国というのも、地球連邦の面々を不快にさせることは想像に難くない。
新住日重工が『α』以後も存続するかはかなり怪しいところである。