差分

8,873 バイト追加 、 2024年3月8日 (金)
1行目: 1行目: −
[[精神コマンド]]の一つ。登場作品によって、回復系と複合系に効果が分かれる。略字は存在しない。
+
'''愛'''は、[[精神コマンド]]のひとつ。
 +
 
 +
== 概要 ==
 +
登場作品によって、回復系と複合系に効果が分かれる。略字は存在しない。
    
== 回復系 ==
 
== 回復系 ==
『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』以前の作品と『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』ではこの仕様で、マップ内の味方全ユニットのHPを最大まで回復させる精神コマンド。『IMPACT』のように、回復版がゲームバランス的に重要な作品は少なからずある。
+
『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』までの作品と『[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]』ではこの仕様で、マップ内の味方全ユニットのHPを最大まで回復させる。
   −
[[無限のフロンティアシリーズ]]では、久々にこの回復版が復活した。
+
消費に対する効果は高いが、こちらの仕様で登場するスパロボは「本当に強い相手には一方的に破壊されるゲームバランス」「狙われる味方が偏るCPUルーチン」であることが多く、「瀕死の味方が複数出る」状況が少ない。そのため、重要な精神コマンドとは見なされにくい。ただし、全ての作品が当てはまる訳ではなく、ゲームバランス的に重要な作品は少なからず存在する。例えば『IMPACT』は「ダメージは控えめだが被弾率が高い」「近くのユニットを狙うルーチンのため狙われる味方が偏りにくい」ため重宝する。
 +
 
 +
他の難点としては、気軽に使用できないほど消費が重い点や、[[底力]]などを維持する運用に適さない点が挙げられる。
 +
 
 +
[[無限のフロンティアシリーズ]]では久々にこちらの仕様で登場した。[[魔装機神シリーズ]]でも旧作へのリスペクトか4作いずれもこちらの仕様である。
    
== 複合系 ==
 
== 複合系 ==
15行目: 22行目:  
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
;[[スーパーロボット大戦]]
 
;[[スーパーロボット大戦]]
:GBの初代スパロボでは、今でいう「[[復活]]」の効果。撃墜=ユニット消滅なので非常に重要だが、肝心のコマンド自体がランダムで出現するため使い所が難しい。
+
:GBの初代スパロボでは、今でいう「[[復活]]」の効果。撃墜=ユニット消滅なので非常に重要だが、肝心のコマンド自体がランダムで出現するため使い所が難しい。また撃墜されたマップをクリアするまでに使わないと復活不可能となってしまう。
;[[スーパーロボット大戦]](HDリメイク版)
+
:使用すると「'''あいの ちからは いだいだ!'''」というメッセージが表示される。
:名称が「[[復活]]」表記になり、「愛」自体は登場しなくなったが、「復活」を使用すると「愛の力は偉大」というトロフィーが獲得できる。
+
:;[[スーパーロボット大戦]](HDリメイク版)
 +
::名称が「[[復活]]」表記になり、「愛」自体は登場しなくなったが、「復活」を使用すると「'''愛の力は偉大'''」というトロフィーが獲得できる。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]までと[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]までと[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:すべての味方ユニットのHPを全快。基本SP消費60or70。
+
:すべての味方ユニットのHPを全快。消費SPは下位である[[ド根性]]の消費が40になってからも、最低が『IMPACT』の60、最高が『第4次』の100とかなり変動している。それらの中では90である作品が一番多い。
 
;[[スーパーロボット大戦R]]から
 
;[[スーパーロボット大戦R]]から
 
:[[加速]]・[[必中]]・[[ひらめき]]・[[熱血]]・[[気合]]・[[努力]]・[[幸運]]を同時にかける。消費SPは固定だと大抵90だが、個別だと50~110位と非常に差がある。
 
:[[加速]]・[[必中]]・[[ひらめき]]・[[熱血]]・[[気合]]・[[努力]]・[[幸運]]を同時にかける。消費SPは固定だと大抵90だが、個別だと50~110位と非常に差がある。
25行目: 33行目:  
:[[部位]]システムのある同作では上記の効果に加え、自機の全部位のHPが最大まで回復する(『XO』での[[ド根性]]の効果)。
 
:[[部位]]システムのある同作では上記の効果に加え、自機の全部位のHPが最大まで回復する(『XO』での[[ド根性]]の効果)。
 
;[[魔装機神シリーズ]]
 
;[[魔装機神シリーズ]]
:味方全機のHPを全快。消費SPは60。
+
:味方全機のHPを全快。消費SPは『LOE』のみ34で、以降は60。
 
;無限のフロンティアシリーズ
 
;無限のフロンティアシリーズ
 
:味方全員のHPを全快。消費SP80(無印)、120(EXCEED)。
 
:味方全員のHPを全快。消費SP80(無印)、120(EXCEED)。
33行目: 41行目:  
:『第3次Z』では「愛」と「勇気」を使うとかかる7種類の精神を一度に揃える(方法は問わない)と「愛と勇気を力に」のトロフィーが獲得できる。
 
:『第3次Z』では「愛」と「勇気」を使うとかかる7種類の精神を一度に揃える(方法は問わない)と「愛と勇気を力に」のトロフィーが獲得できる。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:リアルタイムで戦闘が進むというゲーム性に合わせ、「一定時間、攻撃力中アップ、回避率、移動速度小アップ」という効果になっており、経験値が溜まって「愛Ω」になると「移動速度小アップ」が「中アップ」になる。
+
:リアルタイムで戦闘が進むというノーマルバトルのゲーム性に合わせ、「一定時間、攻撃力中アップ、回避率、移動速度小アップ」という効果になっており、経験値が溜まって「愛Ω」になると「移動速度小アップ」が「中アップ」になる。
 +
:VSバトルでは回復系で、「自分を含め、隣接する味方のHP20%回復し、状態異常を解除」。自分と隣接機=最大5体を意味し、配置によっては自軍全体回復になる。
 +
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 +
:1アクションの間、攻撃力・照準値・運動性が15%増加する。使用可能回数1回。イメージとしてはグレードダウンした熱血と集中がかかるといったところ。
 
;[[PROJECT X ZONE]]
 
;[[PROJECT X ZONE]]
:ハーケン&神夜の専用スキルで登場。XPを130%消費して味方全員の体力を100%回復する。しかし、XPを150%しか貯められず、アイテムでは100%までしか回復しない仕様(装備で軽減しても足りない)と、全体回復持ちの中でレベル38と一番習得が遅く(他の習得レベルはユーリ&エステルが19、[[エリカ・フォンティーヌ|エリカ]]&ジェミニが29)、他2ペアと違い回復量が多いがその分消費もダントツに重い(他2ペアとも、XPを80%消費して全体の体力を30%回復する)が、敵の集中攻撃や複数技で味方が瀕死状態になる事が多いので、結構出番は多い。使いたかったら、ハーケン組の番までにXPをクロスヒットで130%(装備で軽減していれば104%)まで貯め、ハーケン組を敵の攻撃で戦闘不能やスキル封印状態にされないように注意しよう。
+
:ハーケン&神夜の専用スキルで登場。XPを130%消費して味方全員の体力を100%回復する。しかし、XPを150%しか貯められず、アイテムでは100%までしか回復しない仕様(装備で軽減しても足りない)と、全体回復持ちの中でレベル38と一番習得が遅く(他の習得レベルはユーリ&エステルが19、[[エリカ・フォンティーヌ|エリカ]]&[[ジェミニ・サンライズ|ジェミニ]]が29)、他2ペアと違い回復量が多いがその分消費もダントツに重い(他2ペアとも、XPを80%消費して全体の体力を30%回復する)が、敵の集中攻撃や複数技で味方が瀕死状態になる事が多いので、結構出番は多い。使いたかったら、ハーケン組の番までにXPをクロスヒットで130%(装備で軽減していれば104%)まで貯め、ハーケン組を敵の攻撃で戦闘不能やスキル封印状態にされないように注意しよう。
    
== 主な使用者 ==
 
== 主な使用者 ==
熱い愛を見せたヒーローや戦う[[ヒロイン]]が多い。効果が代わる前と代わった後では、やや所持してるキャラクターの傾向が異なる。優しい癒しのイメージのあるキャラ、異性に靡きやすいキャラなどの所持は減りがち。
+
熱い愛を見せたヒーローや戦う[[ヒロイン]]が多い。効果が変わる前と変わった後では、やや所持するキャラクターの傾向が異なる。「[[献身]]」等が現れた影響もあり、優しく癒しのイメージのあるキャラ、異性に靡きやすいキャラなどの所持は減りがち。実際は使用しない敵キャラクターにも親族関係やカップルの影響で習得者は少なくないが、やや変化球的な「歪んだ愛」を印象付ける所有例も他にはあまり見られない特徴にあげられる。
   −
また『[[スーパーロボット大戦R]]』以降、[[OGシリーズ]]を除く『[[スーパーロボット大戦K|K]]』までの任天堂携帯機作品では、[[主人公]]が愛を覚える(『[[スーパーロボット大戦J|J]]』・『[[スーパーロボット大戦W|W]]』・『K』は2周目以降の精神エディットで外すことができ、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では逆に本来覚えないものを習得できる)。『UX』ではヒロインの[[サヤ・クルーガー]]が習得する。
+
また『[[スーパーロボット大戦R]]』以降、[[OGシリーズ]]を除く『[[スーパーロボット大戦K|K]]』までの任天堂携帯機作品では、[[主人公]]が愛を覚える(『[[スーパーロボット大戦J|J]]』・『[[スーパーロボット大戦W|W]]』・『K』は2周目以降の精神エディットで外すことができ、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では逆に本来覚えないものを習得できる)。『UX』ではヒロインの[[サヤ・クルーガー]]が習得する。
    
=== ダイナミック系作品 ===
 
=== ダイナミック系作品 ===
47行目: 58行目:  
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では、[[ダイザーフルパワー]]と愛の相乗効果が終盤で猛威を振るう。
 
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では、[[ダイザーフルパワー]]と愛の相乗効果が終盤で猛威を振るう。
 
;[[流竜馬]]
 
;[[流竜馬]]
:SRWの一部作品にて所持している。おそらく、「愛をもって接すれば犬は応えてくれるのさ」という[[漫画|原作漫画版]]『[[ゲッターロボ]]』における竜馬の台詞に由来しているのだろう。
+
:[[旧シリーズ]]を中心に所持している。おそらく、「愛をもって接すれば犬は応えてくれるのさ」という[[漫画|原作漫画版]]『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)|真ゲッターロボ]]』における竜馬の台詞に由来して……'''いない'''<ref>竜馬が初めて「愛」を覚えたのは『[[第4次]]』だが、'''この台詞が出た『真ゲッターロボ』の連載よりも『第4次』の方が先である'''。</ref>。
:もっとも、TV版はまだしも'''原作漫画版の竜馬は、野良犬の首をちぎり飛ばす程のバイオレンスな奴'''なのだが…。
+
:また、TV版はまだしも'''原作漫画版の竜馬は、野良犬の首をちぎり飛ばす程のバイオレンスな奴'''なのだが、そんな彼にも押しかけ女房が現れ、[[流拓馬|子供]]を設けるまでになっている。
    
=== 長浜ロマンロボ ===
 
=== 長浜ロマンロボ ===
 
;[[竜崎一矢]]
 
;[[竜崎一矢]]
:[[ダイモス]]のパイロットでカラテファイター。[[バーム星人]][[エリカ (ダイモス)|エリカ]]への愛に生きる彼は、彼女の兄[[リヒテル]]も愛の篭った鉄拳で撃墜する。
+
:[[ダイモス]]のパイロットで[[武術・格闘技|カラテ]]ファイター。[[バーム星人]][[エリカ (ダイモス)|エリカ]]への愛に生きる彼は、彼女の兄[[リヒテル]]も愛の篭った鉄拳で撃墜する。
    
=== その他スーパー系 ===
 
=== その他スーパー系 ===
58行目: 69行目:  
:[[天のゼオライマー]]のサブパイロット。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』で覚え、ただでさえ極悪な強さのゼオライマーがさらに無敵になる。ただし消費SPが110と高すぎるので、[[SPアップ]]や[[集中力]]が必須。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』ではなくなった。
 
:[[天のゼオライマー]]のサブパイロット。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』で覚え、ただでさえ極悪な強さのゼオライマーがさらに無敵になる。ただし消費SPが110と高すぎるので、[[SPアップ]]や[[集中力]]が必須。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』ではなくなった。
 
;[[明神タケル]]、[[マーグ]]
 
;[[明神タケル]]、[[マーグ]]
:[[スーパーロボット大戦D|D]]』(タケルは『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』でも)で習得。[[超能力]]補正を加えた[[合体攻撃]]ダブルファイナルゴッドマーズの威力は絶大。[[SP]]が多いため、高レベルになれば1マップで3回も使える。
+
:タケルに関しては参戦作品の全てで愛を覚える。[[Zシリーズ]]ではエースボーナスに[[SP回復]]相応の能力があるためか、スーパー系にも関わらずアタッカー役に必要な[[熱血]]、および移動力を補える[[加速]]を単独で持たないため、消費の重い愛に依存する。
:なお、両者が愛を覚えるのは劇中で描かれた「兄弟愛」etc.に由来するものであろうか。また、両者の宿敵である[[ズール皇帝]]が「愛を嫌っている」点も考えると、実に興味深い。
+
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』ではマーグと二人揃って習得。[[超能力]]補正を加えた[[合体攻撃]]ダブルファイナルゴッドマーズの威力は絶大。[[SP]]が多いため、高レベルになれば1マップで3回も使える。
 +
:両者が愛を覚えるのは劇中で描かれた「兄弟愛」etc.に由来するものであろうか。また、両者の宿敵である[[ズール皇帝]]が「愛を嫌っている」点も考えると、実に興味深い。
 
;[[ローザ・アフロディア]]
 
;[[ローザ・アフロディア]]
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』においてはレベル55で習得すると設定されている。ただし最後にパイロットとして登場する第44話の時点ではレベル50で未修得の状態。この時までは敵であり、以降は味方サイドのNPCとなることから考えて、「ツンデレ」という事を表現するためあえてこのように無意味な設定を付けたのかもしれない。
+
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』においてはレベル55で習得すると設定されている。ただし最後にパイロットとして登場する第44話の時点ではレベル50で未修得の状態。この時までは敵であり、以降は味方サイドの[[NPC]]となることから考えて、「ツンデレ」という事を表現するためあえてこのように無意味な設定を付けたのかもしれない。
 
;[[イクサー1]]
 
;[[イクサー1]]
 
:善の心の体現であるイクサー1はやはり愛を覚える。この場合の愛は特定の異性に向けたものと言うよりは、博愛に近いものだろうか。避けて当てるユニットの代表格なので必中やひらめきはあまり意味が無い……かと思いきや[[イクサーロボ]]に乗ると[[サイズ]]がMになり意外と避けて当てない場合があるので、痒いところをフォローできる。
 
:善の心の体現であるイクサー1はやはり愛を覚える。この場合の愛は特定の異性に向けたものと言うよりは、博愛に近いものだろうか。避けて当てるユニットの代表格なので必中やひらめきはあまり意味が無い……かと思いきや[[イクサーロボ]]に乗ると[[サイズ]]がMになり意外と避けて当てない場合があるので、痒いところをフォローできる。
 
;[[ヴァン]]、[[レイ・ラングレン]]
 
;[[ヴァン]]、[[レイ・ラングレン]]
:『[[スーパーロボット大戦K|K]]』で習得。それぞれ亡き恋人、亡き妻への愛に生き、そのために[[カギ爪の男]]を追う復讐者。特にヴァンはよくエレナの名前を叫ぶので非常にそれっぽい。
+
:『[[スーパーロボット大戦K|K]]』『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』で習得。それぞれ亡き恋人、亡き妻への愛に生き、そのために[[カギ爪の男]]を追う復讐者。特にヴァンはよくエレナの名前を叫ぶので非常にそれっぽい。
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』および『[[スーパーロボット大戦30|30]]』ではヴァンが覚えなくなり、[[魂|表現方法が別の精神になった可能性がある]]。レイはそれらの作品でも変わらず習得し、他のキャラが大体レベル60で覚える中、少し早いレベル55で覚えられる。
 
;[[エルザ]]
 
;[[エルザ]]
 
:言うまでもなく[[大十字九郎|九郎]]に対する愛だろうが、メインヒロインの[[アル・アジフ|アル]]が習得しない愛を彼女が得るというのは何の因果だろうか。アル離脱時の[[デモンベイン]]をフォローする手段としては有用なので活用すべし。
 
:言うまでもなく[[大十字九郎|九郎]]に対する愛だろうが、メインヒロインの[[アル・アジフ|アル]]が習得しない愛を彼女が得るというのは何の因果だろうか。アル離脱時の[[デモンベイン]]をフォローする手段としては有用なので活用すべし。
 +
;[[ダヤッカ・リットナー]]
 +
:間違いなく[[キヨウ・バチカ|キヨウ]]に対してのものだろう。「オレの嫁は宇宙一ー!!」と叫んでいる辺り、彼女に対する愛情は想像に難くない。[[超銀河グレンラガン]]および[[天元突破グレンラガン]]の[[サブパイロット]]になれば、ボスキラーに一役買ってくれる。
 +
;[[グランディス・グランバァ]]
 +
:[[中断メッセージ]]では、彼女の推し[[精神コマンド]]であるのが確認できる。ただ如何せん[[グラタン]]がサポート向けのユニットなので、活かす場面は限られる。
 +
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 +
:伝説の[[魔法騎士]]達も、本来の姿は年頃の少女。故に全員共通して覚える(習得Lvも同一)。その辺は、愛を知っていく少女漫画出典のキャラクターとしては当然と言うべきか。
 +
:特に光の場合は、想い合う相手である[[ランティス]]も同一Lvで習得するニクい仕様となっている。
 +
;[[カギ爪の男]]
 +
:愛という名の迷惑を無際限にバラ撒く狂人である彼も、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』にて習得。
 +
:また愛を習得する者の多くは「最終付近で習得」「ある1人を想い」「大量のSPを消費する」が大半であるが(特に男性)、彼は'''1つ目に習得し、消費5'''であるという'''「安く軽い愛」'''はその人となりを端的に表していると言える。
    
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
76行目: 99行目:  
:[[ガンダムEz-8]]他に乗る[[モビルスーツ]]パイロット。ジオンの[[アイナ・サハリン]]への「愛」は敵味方を超える。
 
:[[ガンダムEz-8]]他に乗る[[モビルスーツ]]パイロット。ジオンの[[アイナ・サハリン]]への「愛」は敵味方を超える。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では最初から「愛」を持っており、場合によってはいざという時の回復役としても機能する。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では最初から「愛」を持っており、場合によってはいざという時の回復役としても機能する。
 +
;[[ファ・ユイリィ]]
 +
:全体回復の効果だった時代は習得していたが、2001年発売の『α外伝』以降は回復系、複合系問わず習得しなくなった。
 
;[[コウ・ウラキ]]
 
;[[コウ・ウラキ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では[[エース]]ボーナスを獲得すると[[努力]]がこれに変更される。条件付きなのは、[[ニナ・パープルトン|想い人]]が[[アナベル・ガトー|昔の男]]を忘れられなかったためか。
 
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では[[エース]]ボーナスを獲得すると[[努力]]がこれに変更される。条件付きなのは、[[ニナ・パープルトン|想い人]]が[[アナベル・ガトー|昔の男]]を忘れられなかったためか。
82行目: 107行目:  
:何気に「[[ニュータイプ]]」&「ガンダムシリーズの主人公」という組み合わせで「愛」を覚えるのはバナージだけであったが、『X』にて[[シーブック・アノー]]も習得した。
 
:何気に「[[ニュータイプ]]」&「ガンダムシリーズの主人公」という組み合わせで「愛」を覚えるのはバナージだけであったが、『X』にて[[シーブック・アノー]]も習得した。
 
;[[シーブック・アノー]]
 
;[[シーブック・アノー]]
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で習得。「ニュータイプ」&「ガンダムシリーズの主人公」の組み合わせで覚えるのは2人目。[[セシリー・フェアチャイルド|将来妻となる女性]]に対してのものだろう。
+
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で習得。「ニュータイプ」&「ガンダムシリーズの主人公」の組み合わせで覚えるのは2人目。[[セシリー・フェアチャイルド|将来妻となる女性]]に対してのものだろう。なお同作ではこちらも習得する。
 
:またシーブックは魂も覚えるため使い分けも可。
 
:またシーブックは魂も覚えるため使い分けも可。
 
;[[カテジナ・ルース]]
 
;[[カテジナ・ルース]]
90行目: 115行目:  
:コロニー格闘技の覇者で、キング・オブ・ハートである[[ガンダムファイター]]。最終回の恥ずかしい愛の告白が有名。
 
:コロニー格闘技の覇者で、キング・オブ・ハートである[[ガンダムファイター]]。最終回の恥ずかしい愛の告白が有名。
 
:スパロボにおいても、[[合体攻撃]]「石破ラブラブ天驚拳」で「愛」の力を見せ付けてくれる。なお、パートナーの[[レイン・ミカムラ|レイン]]もほとんどの場合、「愛」を使用可能。
 
:スパロボにおいても、[[合体攻撃]]「石破ラブラブ天驚拳」で「愛」の力を見せ付けてくれる。なお、パートナーの[[レイン・ミカムラ|レイン]]もほとんどの場合、「愛」を使用可能。
 +
;[[ジョルジュ・ド・サンド]]
 +
:ネオ・フランス代表のガンダムファイター。[[マリアルイゼ]]と互いに惹かれあっているからか、近年の作品で習得する傾向にある。特に『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では[[マップ兵器]]版ローゼススクリーマーが非常に強力な為、愛と合わせた資金稼ぎまでできる優れものとなる。
 +
;[[ルクレツィア・ノイン]]
 +
:『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』系の参戦回数の多さにより、SRW全キャラクターでもトップクラスの「愛」修得回数を誇る。もちろん対象は[[ゼクス・マーキス]]に違いなく、効果の仕様によらず修得するあたりも筋金入りと言える。実用的には乗機の都合もあり「激励」「献身」などに消費されがちだが…。
 +
;[[ティファ・アディール]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』以外の作品で習得。間違いなく[[ガロード・ラン|ガロード]]に対してのものだろう。
 +
:なお、そのガロードは意外なことに『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』以外では「愛」を習得しない。
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
:こちらは[[コズミック・イラ|C.E.]]ガンダムシリーズにおける母艦[[アークエンジェル]]の艦長。[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]への「愛」を乗せた[[マップ兵器]]版ローエングリンが雑魚小隊を一蹴してくれる。
 
:こちらは[[コズミック・イラ|C.E.]]ガンダムシリーズにおける母艦[[アークエンジェル]]の艦長。[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]への「愛」を乗せた[[マップ兵器]]版ローエングリンが雑魚小隊を一蹴してくれる。
98行目: 130行目:  
:携帯機では『[[スーパーロボット大戦K|K]]』以外で最後に覚える。一方、パートナーである[[アスラン・ザラ|アスラン]]は、登場シリーズ全てで「愛」を一度も覚えた事がない。
 
:携帯機では『[[スーパーロボット大戦K|K]]』以外で最後に覚える。一方、パートナーである[[アスラン・ザラ|アスラン]]は、登場シリーズ全てで「愛」を一度も覚えた事がない。
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
:『K』で何と[[必中]]よりも先に覚える。勿論ネタであるのだが、5番目の[[精神コマンド]]に置かれている分習得が早い。
+
:『K』で何と[[必中]]よりも先に覚える。多分[[シン・アスカ|彼]]に対するものかもしれない。勿論ネタであるのだが、5番目の[[精神コマンド]]に置かれている分習得が早い。
 +
;[[タリア・グラディス]]
 +
:『Z』及び『L』で習得している。子供が出来ずに別れることになっても、[[ギルバート・デュランダル|彼]]への愛は断ち切れていない、ということだろうか…。
 
;[[グラハム・エーカー]]
 
;[[グラハム・エーカー]]
 
:「この気持ち、まさしく愛だ!」ということで、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではエースボーナスとして使用可能。ただし、現時点では味方として参戦した際は「愛」を覚えない。
 
:「この気持ち、まさしく愛だ!」ということで、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではエースボーナスとして使用可能。ただし、現時点では味方として参戦した際は「愛」を覚えない。
111行目: 145行目:  
;[[パトリック・コーラサワー]]
 
;[[パトリック・コーラサワー]]
 
:『第2次Z破界篇』以外の全ての登場作品で習得する。2nd最終話で結婚した[[カティ・マネキン|上官兼愛する妻]]へのものであろう。
 
:『第2次Z破界篇』以外の全ての登場作品で習得する。2nd最終話で結婚した[[カティ・マネキン|上官兼愛する妻]]へのものであろう。
 +
;[[貂蝉キュベレイ]]
 +
:[[呂布トールギス|呂布]]に尽くす愛ゆえにであろう。
 +
:ちなみに、同作品の女性キャラである[[孫尚香ガーベラ|孫尚香]]は、現在のところ、BBW設定での参戦ゆえ、[[龍装劉備ガンダム|劉備]]との恋愛が描かれていないためか、愛は覚えない。
    
=== [[マクロスシリーズ]] ===
 
=== [[マクロスシリーズ]] ===
137行目: 174行目:  
;[[ボン太くん]](『[[スーパーロボット大戦W|W]]』)
 
;[[ボン太くん]](『[[スーパーロボット大戦W|W]]』)
 
:[[相良宗介|宗介]]の魂がこれに変化(熱血が魂に変化するので魂自体はなくならないどころか、習得が早くなる)。劇中でも[[テッカマンソード|ソード]]さえ心奪われかける、[[ギムレット]]曰くに罪なまでの愛らしさのなせる業か、『ふもっふ』OPが「'''それが、愛でしょう'''」だからなのか。
 
:[[相良宗介|宗介]]の魂がこれに変化(熱血が魂に変化するので魂自体はなくならないどころか、習得が早くなる)。劇中でも[[テッカマンソード|ソード]]さえ心奪われかける、[[ギムレット]]曰くに罪なまでの愛らしさのなせる業か、『ふもっふ』OPが「'''それが、愛でしょう'''」だからなのか。
 +
;[[テレサ・テスタロッサ]]
 +
:[[千鳥かなめ|恋のライバル]]が完全なシナリオNPCの影響もあってか、「愛」「祝福」という一種のヒロインセットを艦長ながらに毎作修得。『J』『W』では[[トゥアハー・デ・ダナン|乗艦が潜水艦]]なので[[スポット参戦]]止まりだが、それ以外では'''[[スパロボ補正|潜水艦ではなくなる]]'''ので永久離脱はせず、実用意義は十分。修得の余慶か、シナリオ上の恋愛面に望みの残る場合も。
 
;[[フィアナ]](『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』)
 
;[[フィアナ]](『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』)
 
:[[キリコ・キュービィー|キリコ]]との出逢いで「人を愛する」という感情が芽生えたためか『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の[[魂]]に替わって習得。
 
:[[キリコ・キュービィー|キリコ]]との出逢いで「人を愛する」という感情が芽生えたためか『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の[[魂]]に替わって習得。
152行目: 191行目:  
;[[ヒナ・リャザン]]
 
;[[ヒナ・リャザン]]
 
:最初に[[タイムスリップ|未来に行く]]前に恋人同士だった[[渡瀬青葉|青葉]]への愛を習得するが、愛でかかる「必中」と「閃き」は[[カップリングシステム]]の対象外なので要注意。
 
:最初に[[タイムスリップ|未来に行く]]前に恋人同士だった[[渡瀬青葉|青葉]]への愛を習得するが、愛でかかる「必中」と「閃き」は[[カップリングシステム]]の対象外なので要注意。
 +
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 +
:'''究極の自己愛'''をもつエゴイスト。取り繕われた外面を知る人間がみれば愛らしいが、その内面は自己中心的の極地にあり自分しか愛していない。愛だけではない精神コマンドのラインナップは上述のカテジナよりも歪んでいるといってもいい。
    
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
166行目: 207行目:  
;[[ゼオラ・シュバイツァー]]
 
;[[ゼオラ・シュバイツァー]]
 
:OGシリーズでのツインコマンド「[[絆]]」が旧スクールメンバー全体に対してのものであるなら、「愛」は一途な想いを寄せるパートナーであるアラドへのものと思われる。OGシリーズでの彼女はひらめきを覚えない為、ボスクラス相手での使用が基本となる。
 
:OGシリーズでのツインコマンド「[[絆]]」が旧スクールメンバー全体に対してのものであるなら、「愛」は一途な想いを寄せるパートナーであるアラドへのものと思われる。OGシリーズでの彼女はひらめきを覚えない為、ボスクラス相手での使用が基本となる。
 +
;[[ツグミ・タカクラ]]
 +
:『OG外伝』までは所持しているが、[[フィリオ・プレスティ|想い人]]が亡くなった『第2次OG』以降は所持していない。
 +
;[[エルデ・ミッテ]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』のスポット参戦時に使用可能。[[AI1]]への歪みきった「愛」なのだろうか、或いは最期を考えると本質的にはAI1相手ですらない自己愛なのだろうか…。
 
;[[サヤ・クルーガー]]
 
;[[サヤ・クルーガー]]
 
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて最後に覚える。相手は[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]と思われるが、『UX』作中では二人の関係が明確に恋人になったとは言われていない(際どい掛け合いはあるし、EDのラストで赤面した表情を見せるので恋愛感情が全くないというわけではないのだろうが)。あるいは、彼女が「命の目覚め」へと至った事を表しているのかもしれない。
 
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて最後に覚える。相手は[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]と思われるが、『UX』作中では二人の関係が明確に恋人になったとは言われていない(際どい掛け合いはあるし、EDのラストで赤面した表情を見せるので恋愛感情が全くないというわけではないのだろうが)。あるいは、彼女が「命の目覚め」へと至った事を表しているのかもしれない。
175行目: 220行目:  
:『[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]』でのツインコマンドが「愛」になっており、対象は考えるまでも無く[[カルヴィナ・クーランジュ|彼女]]。更にエースボーナスで彼女と組めば一度だけとはいえ自動で「愛」が発動する。ただし双方の[[ラフトクランズ|愛]][[ベルゼルート・ブリガンディ|機]]の射程が合わない等微妙に使い辛いのが難点。
 
:『[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]』でのツインコマンドが「愛」になっており、対象は考えるまでも無く[[カルヴィナ・クーランジュ|彼女]]。更にエースボーナスで彼女と組めば一度だけとはいえ自動で「愛」が発動する。ただし双方の[[ラフトクランズ|愛]][[ベルゼルート・ブリガンディ|機]]の射程が合わない等微妙に使い辛いのが難点。
 
:彼女も「愛」を持っているとはいえあちらはレベルアップで覚えるのに対し、こちらは(敵対峙で意味が無いとはいえ)序盤からツインで持っているのは、騙す形にこそなってしまったが彼女への想いは最初から本物だったという表れか。
 
:彼女も「愛」を持っているとはいえあちらはレベルアップで覚えるのに対し、こちらは(敵対峙で意味が無いとはいえ)序盤からツインで持っているのは、騙す形にこそなってしまったが彼女への想いは最初から本物だったという表れか。
 +
;[[アマリ・アクアマリン]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』にてサブ主人公時に取得、対象となるのは主人公時の[[イオリ・アイオライト|イオリ]]。通常ルートにおいては彼女の愛が[[魔獣エンデ|最終決戦]]における勝利の鍵となる。
    
== 類似する効果を持つ精神コマンド ==
 
== 類似する効果を持つ精神コマンド ==
191行目: 238行目:  
;[[希望]]
 
;[[希望]]
 
:
 
:
 +
 +
== 余談 ==
 +
*精神コマンド検索のリスト画面では、ほとんどの作品、特に後期の作品で全コマンドの中央に位置している。
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references/>
    
{{DEFAULTSORT:あい}}
 
{{DEFAULTSORT:あい}}
 
[[Category:精神コマンド]]
 
[[Category:精神コマンド]]
匿名利用者