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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 読み:しくう
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| 読み = しくう
| 外国語表記 = [[外国語表記::Shiku]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[Zシリーズ]]
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
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*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z}}
*[[第3次スーパーロボット大戦Z]]{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇}} / {{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇|連獄篇}} / {{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇}}
+
| 声優 = {{声優|坂口候一|SRW=Y}}
| 声優 = {{声優|坂口候一}}
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|大籠之仁}}(スタジオG-1 NEO)
| 種族 = 人間 (鬼宿)
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 +
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />[[ラストボス]]
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}}
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{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = 人間(鬼宿)
 
| 性別 = 男
 
| 性別 = 男
 
| 年齢 = 不詳(壮年)
 
| 年齢 = 不詳(壮年)
| 所属 = [[サイデリアル]][[鬼宿]]
+
| 所属組織 = [[サイデリアル]]
| 資格 = [[スフィア・リアクター]](沈黙の巨蟹)、鬼宿総領兼最高司祭
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| 所属部隊 = [[鬼宿]]
| キャラクターデザイン = 大籠之仁(スタジオG-1 NEO)
+
| 資格 = [[スフィア・リアクター]](沈黙の巨蟹)<br/>鬼宿総領兼最高司祭
 
}}
 
}}
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'''尸空'''は『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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その為一族を滅ぼしたのみならず、'''「鬼宿」の使命である「自然な『死』を迎えた魂と『消滅しようとする力』を正しく導く」'''事を'''「自分達から命を奪いに行き、結果報われない魂と『消滅しようとする力』だけが増えて最終的に宇宙の大崩壊に繋がる」'''事へ歪めた御使いに対しては内心強い怒りがあり、[[次元将ヴィルダーク]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス]]と共に御使いに対しての反抗の機会を伺っていた。そして時が来れば[[次元将]]であるヴィルダークに自らのスフィアや集めたスフィアを差し出すという計画を立てていた。
 
その為一族を滅ぼしたのみならず、'''「鬼宿」の使命である「自然な『死』を迎えた魂と『消滅しようとする力』を正しく導く」'''事を'''「自分達から命を奪いに行き、結果報われない魂と『消滅しようとする力』だけが増えて最終的に宇宙の大崩壊に繋がる」'''事へ歪めた御使いに対しては内心強い怒りがあり、[[次元将ヴィルダーク]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス]]と共に御使いに対しての反抗の機会を伺っていた。そして時が来れば[[次元将]]であるヴィルダークに自らのスフィアや集めたスフィアを差し出すという計画を立てていた。
   −
本編開始以前には「いがみ合う双子」のスフィアとそのリアクターである[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]を組織に迎えるべく部隊を率いて[[惑星ジェミナイ]]を襲撃・滅亡させ、脱出してきていた彼らをサイデリアルの一部隊「ジェミニス」として吸収。その後[[哀しみのサクリファイ]]の命令で「時獄」の監視役として送り込まれたガドライトが、独自の行動を見せて彼女の意に反した行動を取った事で粛清対象となった為、「ジェミナイド達の希望であるアンナロッタを処刑する」と言う命令をサクリファイから受けて、任務遂行の為に[[地球]]を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を処刑。その後、時獄の崩壊直前に[[Z-BLUE]]の前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて一旦姿を消すもサイデリアルの地球侵攻に伴い再び出現。
+
本編開始以前には「いがみ合う双子」のスフィアとそのリアクターである[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]を組織に迎えるべく部隊を率いて[[惑星ジェミナイ]]を襲撃・滅亡させ、脱出してきていた彼らをサイデリアルの一部隊「ジェミニス」として吸収。その後、[[哀しみのサクリファイ]]の命令で「時獄」の監視役として送り込まれたガドライトが、独自の行動を見せて彼女の意に反した行動を取った事で粛清対象となった為、「ジェミナイド達の希望であるアンナロッタを処刑する」と言う命令をサクリファイから受けて、任務遂行の為に[[地球]]を訪れ、ガドライト敗北の後に彼女を処刑。その後、時獄の崩壊直前に[[Z-BLUE]]の前に現れ、刃を交えた後、その強さゆえに地球人が滅びることになる、と告げて一旦姿を消すもサイデリアルの地球侵攻に伴い再び出現。
    
その後幾度となくZ-BLUEと交戦するが、最期は2回目のラース・バビロンでの決戦に敗れ、かねてからの計画通りに自身の「沈黙の巨蟹」と「御使いの打倒」をヴィルダークに託し死亡。しかしその魂は「鬼宿」の異能の力によって生死の狭間に留まっており、スフィアに宿ったリアクター達の魂と共に超時空修復に力を貸す。最終的にスフィアが砕け散った事によって「沈黙の巨蟹」からも解放され、新たな地平へと旅立って行った。
 
その後幾度となくZ-BLUEと交戦するが、最期は2回目のラース・バビロンでの決戦に敗れ、かねてからの計画通りに自身の「沈黙の巨蟹」と「御使いの打倒」をヴィルダークに託し死亡。しかしその魂は「鬼宿」の異能の力によって生死の狭間に留まっており、スフィアに宿ったリアクター達の魂と共に超時空修復に力を貸す。最終的にスフィアが砕け散った事によって「沈黙の巨蟹」からも解放され、新たな地平へと旅立って行った。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===  
 
=== [[Zシリーズ]] ===  
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
:担当声優の坂口氏は本作でスパロボ初参戦
+
:初登場作品。担当声優の坂口氏は本作でスパロボ初出演。
 
:第49話終了時に「???」名義で顔を出した後、エピローグで対決。3ターンの時間制限つきだが1ターン目から動きだす為、撃墜はそこまで難しくはない。ただし、機体の能力でSPが回復しなくなるので攻撃を始めたターンで撃墜すべし。また、別に倒す必要も無く4ターン目でイベントが発生して終了となる。
 
:第49話終了時に「???」名義で顔を出した後、エピローグで対決。3ターンの時間制限つきだが1ターン目から動きだす為、撃墜はそこまで難しくはない。ただし、機体の能力でSPが回復しなくなるので攻撃を始めたターンで撃墜すべし。また、別に倒す必要も無く4ターン目でイベントが発生して終了となる。
 
:なお、本編ではエピローグまで「???」名義だが、'''それより前にプレイできるボーナスシナリオ「ラスト・デイ」で名前バレしている'''。
 
:なお、本編ではエピローグまで「???」名義だが、'''それより前にプレイできるボーナスシナリオ「ラスト・デイ」で名前バレしている'''。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
:第8話で登場。撤退条件が厳しいため、基本的に倒すことは出来ない。
  −
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
   
:プロローグ2話で登場し、敵ユニットとしては13話から登場。様子見だった時獄篇や手を抜いていた連獄篇とは違い、今回は気を抜けば容易に撃墜されてしまう強さを誇る為油断は厳禁。特に15話ではエルーナルーナとバルビエルとも同時に相手をしなければならず、48話ではこの3人の後ろにヴィルダークが控えている為今作屈指の難所。
 
:プロローグ2話で登場し、敵ユニットとしては13話から登場。様子見だった時獄篇や手を抜いていた連獄篇とは違い、今回は気を抜けば容易に撃墜されてしまう強さを誇る為油断は厳禁。特に15話ではエルーナルーナとバルビエルとも同時に相手をしなければならず、48話ではこの3人の後ろにヴィルダークが控えている為今作屈指の難所。
 
:広域殲滅特化の機体に乗っているためか、トロフィー「マルチクラッシュ」のマークになっている。
 
:広域殲滅特化の機体に乗っているためか、トロフィー「マルチクラッシュ」のマークになっている。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇}}
 +
:第8話で登場。撤退条件が厳しいため、基本的に倒すことは出来ない。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
回避が低い以外は総じて高水準。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。時獄篇では[[ガドライト・メオンサム|直前の]][[アンチスパイラル|ボス2人]]がより手強く、そもそも本人が手を抜いていた為少し強いぐらいの相手でしかない。連獄篇も時獄篇と同様だが、天獄篇では本気を出した尸逝天共々Z-BLUEに襲い掛かってくる。
+
[[回避#回避(能力)|回避]]が低い以外は総じて高水準。地形適応はオールSだが、尸逝天がオールAなので総合適応はA止まり。時獄篇では[[ガドライト・メオンサム|直前の]][[アンチスパイラル|ボス2人]]がより手強く、そもそも本人が手を抜いていた為少し強いぐらいの相手でしかない。連獄篇も時獄篇と同様だが、天獄篇では本気を出した尸逝天共々Z-BLUEに襲い掛かってくる。
    
しかし天獄篇では何故か本人の地形適応がオールAになっている(尸逝天もオールAだが、最終戦では[[S-アダプター]]を装備している為オールS)。
 
しかし天獄篇では何故か本人の地形適応がオールAになっている(尸逝天もオールAだが、最終戦では[[S-アダプター]]を装備している為オールS)。
57行目: 64行目:  
:ラインナップは射撃よりのスピード型。感情が無い様に見えて「魂」があるのは内心に抑えている感情、中でも御使いに対する怒りの現れという事か?
 
:ラインナップは射撃よりのスピード型。感情が無い様に見えて「魂」があるのは内心に抑えている感情、中でも御使いに対する怒りの現れという事か?
   −
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]
 
:'''[[極]]、[[底力]]L8、[[カウンター]]L9、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[精密攻撃]]、[[2回行動]]、[[集束攻撃|マルチターゲット]]'''
 
:'''[[極]]、[[底力]]L8、[[カウンター]]L9、[[気力+ボーナス|気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[精密攻撃]]、[[2回行動]]、[[集束攻撃|マルチターゲット]]'''
68行目: 75行目:  
:天獄篇ではこちら。「精密攻撃」の代わりに得た「プレッシャー」によって、彼の技量を上回るか射程9以上の武器で攻撃しない限りは数値以上の硬さや鋭さを誇る([[反骨心]]でも相殺しきれない)。この能力と機体のサイズ差(2L)もあって、底力のレベルが低下したにも関わらずしぶとさは三幹部随一なので、長射程の武器で攻撃するか彼の技量を上回る事が出来るエース達の波状攻撃で片を付けてしまいたい。
 
:天獄篇ではこちら。「精密攻撃」の代わりに得た「プレッシャー」によって、彼の技量を上回るか射程9以上の武器で攻撃しない限りは数値以上の硬さや鋭さを誇る([[反骨心]]でも相殺しきれない)。この能力と機体のサイズ差(2L)もあって、底力のレベルが低下したにも関わらずしぶとさは三幹部随一なので、長射程の武器で攻撃するか彼の技量を上回る事が出来るエース達の波状攻撃で片を付けてしまいたい。
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
 
;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「[[必中]]」がかかる
 
;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「[[必中]]」がかかる
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]で所持。ガドライトと同じボーナス。時獄篇でもこのボーナスが設定されているが、ハードモードでもレベル75(=撃墜数75)で登場する為実際には習得しない。
+
:ガドライトと同じボーナス。『時獄篇』ではハードモードでもレベル75(=撃墜数75)で登場する為実際には習得しない。
:しかし天獄篇では正式に採用されており、しかも今回は3回行動を所持している為一度発動してしまえばMAP兵器を絡めた回避不能の攻撃が3連発で襲ってくる。発動を許さず総攻撃で手番を回さないようにしたい。
+
:しかし『天獄篇』では正式に採用されており、しかも今回は3回行動を所持している為一度発動してしまえばMAP兵器を絡めた回避不能の攻撃が3連発で襲ってくる。発動を許さず総攻撃で手番を回さないようにしたい。
 
  −
== パイロットBGM ==
  −
;「尸魂の徒」
  −
:専用曲。「しこんのと」と読み、意訳すれば「死者の同胞」といったところか。尸空というよりも鬼宿のテーマというべきだろう。
  −
:弦楽器の主旋律とバックコーラス、そしてAメロ~サビで入る低くしゃがれた声がダークで陰鬱な雰囲気をかもし出し、尸逝天のデザインと本人の抑揚のない台詞とあいまって異様に不気味。
      
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
117行目: 119行目:  
:「尸獄門」発動時。これは、鬼宿の人間が死の力を扱う際に口にする「歌」である。尸刻もこの歌で死の力を操り、敵の生命力を奪い取ることが出来る。
 
:「尸獄門」発動時。これは、鬼宿の人間が死の力を扱う際に口にする「歌」である。尸刻もこの歌で死の力を操り、敵の生命力を奪い取ることが出来る。
 
;「まさか、ゲッター線とはな」
 
;「まさか、ゲッター線とはな」
:[[真ゲッターロボ]]との戦闘時。サイデリアルでは[[ゲッター線]]を力に変えるという発想は普通はしないようだ。
+
:[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]との戦闘時。サイデリアルでは[[ゲッター線]]を力に変えるという発想は普通はしないようだ。
 
;「死の方が、お前を拒絶しているか」
 
;「死の方が、お前を拒絶しているか」
 
:対[[キリコ・キュービィー|キリコ]]。生命を生から死へと導く事を使命とする鬼宿にとって[[異能生存体]]の力はこう見えるようだ。
 
:対[[キリコ・キュービィー|キリコ]]。生命を生から死へと導く事を使命とする鬼宿にとって[[異能生存体]]の力はこう見えるようだ。
149行目: 151行目:  
:初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っている辺り、今後地球はおろか宇宙に何が起こるのかを知っていたようだ。
 
:初戦闘時。エタニティ・フラットによる緩慢なる破滅を「楽園」と言い切っている辺り、今後地球はおろか宇宙に何が起こるのかを知っていたようだ。
 
;ヒビキ「やるぞ…! お前を倒して、血塗られた目の真実を解き明かしてやる!」<BR/>尸空「後悔するぞ…」
 
;ヒビキ「やるぞ…! お前を倒して、血塗られた目の真実を解き明かしてやる!」<BR/>尸空「後悔するぞ…」
:ヒビキとの戦闘前会話の末尾。知れば確実に後悔する、知らない方が良かったと嘆くことになる。その真実は…。
+
:ヒビキとの戦闘前会話の末尾。知れば確実に後悔する、知らない方が良かったと嘆くことになる。
 
;「…お前達は弱くはない」<br />「だが、それ故に滅びることになる」
 
;「…お前達は弱くはない」<br />「だが、それ故に滅びることになる」
 
:去り際。力を持ってしまったがゆえに地球人は滅びると宣告し、「沈黙の巨蟹」は姿を消す。そして、アオの星にさらなる戦乱が襲い掛かる…。
 
:去り際。力を持ってしまったがゆえに地球人は滅びると宣告し、「沈黙の巨蟹」は姿を消す。そして、アオの星にさらなる戦乱が襲い掛かる…。
155行目: 157行目:  
=== 連獄篇 ===
 
=== 連獄篇 ===
 
;「俺は依頼を遂行するだけだ」
 
;「俺は依頼を遂行するだけだ」
:連獄篇第8話「尸魂の徒」にて。アドヴェントからの勧誘を一蹴して。依頼と言っていることからして、ミドリの星に来たのは鬼宿本来の任務ではなかったようだ。
+
:第8話「尸魂の徒」にて。アドヴェントからの勧誘を一蹴して。依頼と言っていることからして、ミドリの星に来たのは鬼宿本来の任務ではなかったようだ。
 
;「お前は賢いな」<br/>「よくそこまで口が回る」
 
;「お前は賢いな」<br/>「よくそこまで口が回る」
:連獄篇第11話「揺れる天秤、揺れない意志」冒頭のシナリオデモで、ギルターの長口舌を言葉少なに皮肉る。
+
:第11話「揺れる天秤、揺れない意志」冒頭のシナリオデモで、ギルターの長口舌を言葉少なに皮肉る。
 
;「クロウ・ブルースト。お前は危険な男だ」<BR/>「他のリアクターはともかく、揺れる天秤のお前は恭順の意を示さないようなら抹殺する以外の道はない」
 
;「クロウ・ブルースト。お前は危険な男だ」<BR/>「他のリアクターはともかく、揺れる天秤のお前は恭順の意を示さないようなら抹殺する以外の道はない」
 
:同話中のイベントでアクシオ・スコートSPを追い込みながら。この台詞は「揺れる天秤」は強い意思を力とするため、そのリアクターが恭順を拒否した場合は無理に従えると意志が折れる→リアクターの資格を失ってスフィアが逃げるので意味が無い、という事実を示している。
 
:同話中のイベントでアクシオ・スコートSPを追い込みながら。この台詞は「揺れる天秤」は強い意思を力とするため、そのリアクターが恭順を拒否した場合は無理に従えると意志が折れる→リアクターの資格を失ってスフィアが逃げるので意味が無い、という事実を示している。
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:第13話「大気圏突入」にてランドを見て曰く。さすらいの修理屋の自称は、偶然にもそのスフィアに与えられた洗礼名だった。
 
:第13話「大気圏突入」にてランドを見て曰く。さすらいの修理屋の自称は、偶然にもそのスフィアに与えられた洗礼名だった。
 
;「無口な奴でな。俺達が紹介しよう」
 
;「無口な奴でな。俺達が紹介しよう」
:天獄篇第15話「ラース・バビロン攻略戦」で、新たに出現したストラウスに驚くZ-BLUE一同を前にしても沈黙を貫く本人についての発言。当然バルビエルからは'''「あんたに言われちゃ、ストラウスも終わりだな」'''と皮肉られる事に。
+
:第15話「ラース・バビロン攻略戦」で、新たに出現したストラウスに驚くZ-BLUE一同を前にしても沈黙を貫く本人についての発言。当然バルビエルからは'''「あんたに言われちゃ、ストラウスも終わりだな」'''と皮肉られる事に。
 
:実際ストラウスことエルーナルーナは無口とは程遠い人物であり、当然尸空もその事は知っているので尚更である。
 
:実際ストラウスことエルーナルーナは無口とは程遠い人物であり、当然尸空もその事は知っているので尚更である。
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;「同じ生命だ。変わりはない」
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:同じく15話より、[[アマタ・ソラ|アマタ]]に「人を虫けらみたいに言うな!」と言われた際の返し。[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]からも「言う人間の違いによって、これだけ言葉の意味が変わるとはな」と突っ込んでいた通り、生命の価値を対等に見ている、という意味では間違ってはいないのだが…(鬼宿が生命の死を、飽くまで対等な立場で司るという見方も出来るが)。
 
;「以前にも言ったような気がするが、そういった関係ではない。あれは妹だ」<BR/>「驚く程の事か?」
 
;「以前にも言ったような気がするが、そういった関係ではない。あれは妹だ」<BR/>「驚く程の事か?」
 
:離脱ルート第23話「マーズ・エンカウント」で尸刻が撤退した際、「自分の女がやられても虚無か」と言われて。死の化身のような男にいきなり人間味が出てきた場面である。ちなみに「以前」というのは第13話「大気圏突入」でのこと。なお離脱ルートを通らなかった場合は第30話「闇の中の真実」で出る。
 
:離脱ルート第23話「マーズ・エンカウント」で尸刻が撤退した際、「自分の女がやられても虚無か」と言われて。死の化身のような男にいきなり人間味が出てきた場面である。ちなみに「以前」というのは第13話「大気圏突入」でのこと。なお離脱ルートを通らなかった場合は第30話「闇の中の真実」で出る。
172行目: 176行目:  
;「クロウ・ブルースト…! その強い意志は、俺の存在を乱す…!」
 
;「クロウ・ブルースト…! その強い意志は、俺の存在を乱す…!」
 
:第30話「闇の中の真実」にて。
 
:第30話「闇の中の真実」にて。
;「生命を送るのは俺達の生業だ」<BR/>「鬼宿は生命の力が散る時に生まれる力を、正しい方向に導く事を司る…」<BR/>「その通りだ。沈黙の巨蟹のスフィアは、俺の鬼宿としての力に同調している。死とは、肉体を失う事……。その喪失感は何物にも代えがたい……。それは最も深い虚無だ」
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;「生命を送るのは俺達の生業だ」<BR/>「鬼宿は生命の力が散る時に生まれる力を、正しい方向に導く事を司る…」<BR/>「その通りだ。沈黙の巨蟹のスフィアは、俺の鬼宿としての力に同調している。死とは肉体を失う事……。その喪失感は何物にも代えがたい……。それは最も深い虚無だ」
 
:ミスリルルート第37話にて、クロウと対峙した際に語った「鬼宿」と「沈黙の巨蟹」について。
 
:ミスリルルート第37話にて、クロウと対峙した際に語った「鬼宿」と「沈黙の巨蟹」について。
 +
:死んで自分の肉体を失うことは、死者からすれば己自身を失うことに等しい。すなわち'''存在の消失によって心に生ずる空白'''こそが尸空の言う「虚無」そのものであり、「沈黙の巨蟹」が求める感情なのである。
 
;「俺の受けた任務はジェミニスが天意に背いた場合、最後の女であるアンナロッタ・ストールスを処刑することだ」<BR/>「それ以外は知ったことではない」
 
;「俺の受けた任務はジェミニスが天意に背いた場合、最後の女であるアンナロッタ・ストールスを処刑することだ」<BR/>「それ以外は知ったことではない」
 
:48話にて判明した事実。彼女以外のジェミナイド、特にジェミナイド再興の可能性になりうる子供を見逃した事は、ある意味「命令違反」と言えるがそれを見逃したのは彼自身の流儀だけでなく、御使いへの意趣返しも幾分か含まれていると思われる。
 
:48話にて判明した事実。彼女以外のジェミナイド、特にジェミナイド再興の可能性になりうる子供を見逃した事は、ある意味「命令違反」と言えるがそれを見逃したのは彼自身の流儀だけでなく、御使いへの意趣返しも幾分か含まれていると思われる。
 
;「虚無は無ではない。俺も生きている」
 
;「虚無は無ではない。俺も生きている」
:第48話でのクロウとの戦闘前会話にて、自身の殺気を感じ取ったクロウへの返し。「沈黙の巨蟹」もスフィアである以上、人間の感情を動力としているのは同じ。即ち、死者ゆえの無ではなく、生者ゆえの虚無。死と共に歩み、しかし呑まれることなく生き続ける強い意志こそが、「沈黙の巨蟹」のスフィア・リアクターの力。だからこそ、生きるための強い意志を求める「揺れる天秤」とは似通いながらも相容れない。生と死、相反する両面で強い意志を貫く両者が、ラース・バビロンで激突する。
+
:第48話でのクロウとの戦闘前会話にて、自身の殺気を感じ取ったクロウへの返し。「沈黙の巨蟹」もスフィアである以上、人間の感情を動力としているのは同じ。即ち、死者ゆえの無ではなく、生者ゆえの虚無。あるべきものが存在しない空白を抱えて歩み、しかし呑まれることなく生き続ける強い意志こそが、「沈黙の巨蟹」のスフィア・リアクターの力。だからこそ、生きるための強い意志を求める「揺れる天秤」とは似通いながらも相容れない。生と死、相反する両面で強い意志を貫く両者が、ラース・バビロンで激突する。
 
;「哀れだな、バルビエル。お前の独りよがりにそのスフィアは渡せない」
 
;「哀れだな、バルビエル。お前の独りよがりにそのスフィアは渡せない」
 
:第48話でバルビエルが先に撃墜された場合の独白。同様の場面でエルーナがバルビエルはこれ以上スフィアの力を引き出すことは出来ないと評する事からすると、自分の憎しみを晴らすためだけに戦うバルビエルの限界を見抜いた台詞ととれる。
 
:第48話でバルビエルが先に撃墜された場合の独白。同様の場面でエルーナがバルビエルはこれ以上スフィアの力を引き出すことは出来ないと評する事からすると、自分の憎しみを晴らすためだけに戦うバルビエルの限界を見抜いた台詞ととれる。
184行目: 189行目:  
;「…クロウ・ブルースト…。俺もお前と同じなんだよ」
 
;「…クロウ・ブルースト…。俺もお前と同じなんだよ」
 
:最期。自らの命と願いを「同志」に託し、「沈黙の巨蟹」は深い虚無へと還っていった。
 
:最期。自らの命と願いを「同志」に託し、「沈黙の巨蟹」は深い虚無へと還っていった。
:「お前と同じ」というのは、尸空の持つ「虚無であろうとする意志」が、クロウの持つ「己を貫こうとする意志」と根源的には同一である、という意味である。
+
:「お前と同じ」というのは、尸空の持つ「虚無であろうとする意志」が、クロウの持つ「己を貫こうとする意志」と根源的には同一である、という意味である――が、大体のプレイヤーは'''「まさか、こいつも借金してるのか?」'''と思ったことだろう。
 
;「まだだ」<BR/>「ここは滅しようとする力と存在しようとする力とが交わる場所だ…お前には、まだやるべき事がある…」
 
;「まだだ」<BR/>「ここは滅しようとする力と存在しようとする力とが交わる場所だ…お前には、まだやるべき事がある…」
:第57話「真化、その意味」/「終焉の宇宙」クリア時、力尽きて死に行くヴィルダークの魂の前に現れて、無へと帰らんとする彼の魂を押し止める。そして、散っていったリアクター達の魂の行く先は…。
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:第57話「真化、その意味」/「終焉の宇宙」クリア時、力尽きて死に行くヴィルダークの魂の前に現れて、無へと帰らんとする彼の魂を押し止める。
 
;尸空「お前たちの生命は、まだ輝いている」<BR/>ヴィルダーク「その光ある限り、全力で生きろ」
 
;尸空「お前たちの生命は、まだ輝いている」<BR/>ヴィルダーク「その光ある限り、全力で生きろ」
 
:エンディングにて。
 
:エンディングにて。
 
;「特に言うことはない。だが、ゲームは続けてくれ。それだけだ」
 
;「特に言うことはない。だが、ゲームは続けてくれ。それだけだ」
:天獄篇の中断メッセージより。三行ほど沈黙を貫いた後で。らしいというか、なんというか。
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:中断メッセージより。三行ほど沈黙を貫いた後で。らしいというか、なんというか。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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