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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み = かとう ひさたか
 
| 読み = かとう ひさたか
| 外国語表記 = [[外国語表記::Hisataka Kato]]
   
| 登場作品 =  
 
| 登場作品 =  
 
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}
 
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}
 
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル}}
 
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル}}
 
| 声優 = {{声優|福山潤|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|福山潤|SRW=Y}}
| 本名 = '''城崎久嵩'''(アニメ版のみ)
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|下口智裕}}(原作漫画版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|平井久司|鉄のラインバレル}}(アニメ版)
| 種族 = 地球人(日本人)([[ファクター]])
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦L}}
| 性別 = 男
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 +
}}
 +
 
 +
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 本名 = '''[[本名::城崎久嵩]]'''(アニメ版のみ)
 +
| 種族 = [[種族::地球人]](日本人)([[ファクター]])
 +
| 性別 = [[性別::]]
 
| 誕生日 = 2月1日
 
| 誕生日 = 2月1日
| 身長 = 187cm
+
| 身長 = [[身長::187 cm]]
| 体重 = 63kg
+
| 体重 = [[体重::63 kg]]
| 血液型 = A型
+
| 血液型 = [[血液型::A]]型
| 所属 = [[加藤機関]]
+
| 所属 = {{所属 (人物)|加藤機関}}
| 役職 = 総司令
+
| 役職 = [[役職::総司令]]
 +
| 趣味 = テレビゲーム
 
| 好きな食べ物 = 米
 
| 好きな食べ物 = 米
 
| 嫌いな食べ物 = パン
 
| 嫌いな食べ物 = パン
| 趣味 = テレビゲーム
   
| マキナ = [[シャングリラ (ラインバレル)|シャングリラ]]
 
| マキナ = [[シャングリラ (ラインバレル)|シャングリラ]]
| キャラクターデザイン = 下口智裕(原作漫画版)<br />平井久司(アニメ版)
   
}}
 
}}
 
+
'''加藤久嵩'''は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|鉄のラインバレル]]』の登場人物。
'''加藤久嵩'''は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)]]』『[[鉄のラインバレル]]』の登場人物。SRWにおける[[パイロット]]、[[戦術指揮]]要員の一人。
      
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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以後はヒトマキナと想像力の喪失から人類を守るべく活動したが、ヒトマキナ相手には勝ち目が無いと考え、加藤機関を人類にとっての恐怖の対象=死の象徴にし、世界を制御することで人々から想像力を喪失させず、ヒトマキナの脅威から人類を守ろうとした。しかし、このやり方では人類を救うことは出来ず、結局計画の全ては天児の遺志とラインバレルを受け継いだ浩一、真実を知っていた石神によって瓦解。すべきことを知った後は旧特務室の面々と合流し、本格的にヒトマキナへの反攻を開始した。
 
以後はヒトマキナと想像力の喪失から人類を守るべく活動したが、ヒトマキナ相手には勝ち目が無いと考え、加藤機関を人類にとっての恐怖の対象=死の象徴にし、世界を制御することで人々から想像力を喪失させず、ヒトマキナの脅威から人類を守ろうとした。しかし、このやり方では人類を救うことは出来ず、結局計画の全ては天児の遺志とラインバレルを受け継いだ浩一、真実を知っていた石神によって瓦解。すべきことを知った後は旧特務室の面々と合流し、本格的にヒトマキナへの反攻を開始した。
 +
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月面の最終決戦以降にファクターから開放されているが、長年の月日が経っていることも有り他の元ファクター勢より老化が激しくなり、更に足を壊して車椅子生活になっており、絵美が介護をしている。
    
=== アニメ版 ===
 
=== アニメ版 ===
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦L]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦L}}
 
:初登場作品。アニメ版準拠で登場。活躍も概ねアニメ版に準拠しており、シナリオの要所要所で目立つ人物。特に組織や立場的な関連性もあって、ラスボスである[[ルド・グロリア]]の正体を明かしてくれるのも彼の役目。
 
:初登場作品。アニメ版準拠で登場。活躍も概ねアニメ版に準拠しており、シナリオの要所要所で目立つ人物。特に組織や立場的な関連性もあって、ラスボスである[[ルド・グロリア]]の正体を明かしてくれるのも彼の役目。
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:原作漫画版設定で登場。今回ようやくファクターアイのグラフィックが追加。[[ツクヨミ]]に乗って敵としても登場するため、パイロットデータが造り起こされた。終盤に味方となり、味方パイロットとしても出撃可能に。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』同様に、本作でも物語の根源に深く関わっている。想像力の欠如した人類に楔を打ち込もうとするが、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の物語には'''想像を促す彼ですらも想像できないであろう、驚愕の展開がこれでもかと盛り込まれている。'''
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:原作漫画版設定で初登場、および音声を初収録。今回ようやくファクターアイのグラフィックが追加。[[ツクヨミ]]に乗って敵としても登場するため、パイロットデータが造り起こされた。終盤に味方となり、味方パイロットとしても出撃可能に。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』同様に、本作でも物語の根源に深く関わっている。想像力の欠如した人類に楔を打ち込もうとするが、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の物語には'''想像を促す彼ですらも想像できないであろう、驚愕の展開がこれでもかと盛り込まれている'''
 
:なお、世界観設定上、彼は前世の宇宙から転移してきたはずなのだが、それに関しては'''一切触れられない'''。尤も、それ(=異世界・未来世界組がいたのは過去の宇宙だった)が判明するのは最終話の戦闘中であり、それまでは全員が全員「未来世界から転移して来た」と思っていたため仕方がないが。
 
:なお、世界観設定上、彼は前世の宇宙から転移してきたはずなのだが、それに関しては'''一切触れられない'''。尤も、それ(=異世界・未来世界組がいたのは過去の宇宙だった)が判明するのは最終話の戦闘中であり、それまでは全員が全員「未来世界から転移して来た」と思っていたため仕方がないが。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:原作漫画版設定で登場。
 
:原作漫画版設定で登場。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
全ての能力が平均的に高い強敵。特に[[格闘 (能力)|格闘]]・[[技量]]に優れる。
 
全ての能力が平均的に高い強敵。特に[[格闘 (能力)|格闘]]・[[技量]]に優れる。
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:順応と魂を持っているので火力には期待できるが、闘志と理想が被ってしまっているのが痛い。
 
:順応と魂を持っているので火力には期待できるが、闘志と理想が被ってしまっているのが痛い。
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
:'''[[ファクター]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2、[[指揮]]L2'''
 
:'''[[ファクター]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2、[[指揮]]L2'''
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:『UX』では20世紀の太平洋戦争の時代では共に大日本帝国軍の軍人であり、当時彼とも対面していたため顔見知りの間柄である。小倉に落とされるはずだった原爆を食い止め、散った彼を憂う会話が存在し、自分達と変わらない時の姿のままで生存していた時には驚きを隠せないでいた。地上に上がって来た彼らホウジョウ軍を一時的に保護し、同盟を結び、サコミズの生存フラグが成立した場合、[[ヒトマキナ]]との戦いより再び共闘する。なお、サコミズからは現在でも「加藤少将」と呼ばれ、敬意を表されている。
 
:『UX』では20世紀の太平洋戦争の時代では共に大日本帝国軍の軍人であり、当時彼とも対面していたため顔見知りの間柄である。小倉に落とされるはずだった原爆を食い止め、散った彼を憂う会話が存在し、自分達と変わらない時の姿のままで生存していた時には驚きを隠せないでいた。地上に上がって来た彼らホウジョウ軍を一時的に保護し、同盟を結び、サコミズの生存フラグが成立した場合、[[ヒトマキナ]]との戦いより再び共闘する。なお、サコミズからは現在でも「加藤少将」と呼ばれ、敬意を表されている。
 
:余談だが、加藤久嵩の[[声優]]は[[エイサップ・鈴木]]と同じ福山潤氏である。さらにUXのエンディングにおいて、加藤はエイサップと共にサコミズの墓参りをし、迫水家の墓前にて和歌を詠んでいる。
 
:余談だが、加藤久嵩の[[声優]]は[[エイサップ・鈴木]]と同じ福山潤氏である。さらにUXのエンディングにおいて、加藤はエイサップと共にサコミズの墓参りをし、迫水家の墓前にて和歌を詠んでいる。
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;[[来主操]]
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:第47話で操との戦闘前会話があり、自分と同じように、操にも選び直すチャンスがあると説得を行う。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
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:第7話「鬼哭の果てに」に於ける初登場時。この時シャングリラは潜水してJUDAの近海に近づいており、更にアップの際にファクターアイを発動している。
 
:第7話「鬼哭の果てに」に於ける初登場時。この時シャングリラは潜水してJUDAの近海に近づいており、更にアップの際にファクターアイを発動している。
 
:この時点ではまだキャラクターが固まりきっておらず、石神に近い軽めの口調が目立つ。
 
:この時点ではまだキャラクターが固まりきっておらず、石神に近い軽めの口調が目立つ。
 +
;「え~~ 全世界の紳士淑女の皆さん 私は加藤機関総司令 加藤久嵩 突然では ありますが これより我々は世界征服をさせて頂く」
 +
:第13話「ブラック・チェンバー」より。六番隊にJUDAを襲撃させてた直後に、フィリピン海北部ハイファン島を見下ろしながら演説する。
 +
;「我々(加藤機関)は この世界に明確な一本の線(ライン)を引こうと思うのです この線(ライン)こそが秩序であり絶対の境界 善と悪 敵と味方 有と無 想像する者しない者」<br/>「…そして 生きるべき者と死すべき者 皆さんに解りやすく言い換えるなら 現時刻を以て我々は 「世界征服」をさせて頂く 生き続けたいなら想像しろ 未来を予測し 今 自分達が何をすべきなのかを」
 +
:第14話「飛花落葉」より。上記の演説の続き。この最中に[[衛星兵器]]のレーザーによって、ハイファン島は文字通り地球上から消滅している。なおこの行動自体は、同島に誕生していた軍事独裁政権によって勃発した紛争を政権毎消滅させる加藤なりの[[正義]]でもある。
 +
;加藤「実に素晴らしいねェ」<br/>沢渡「よぉ久嵩 なんで黙って連中に衛星兵器を破壊させたんだよ?」<br/>デミトリー「米国のハックごとき いくらでも防げたハズだ」<br/>加藤「いいんだよ これで… あんなモンは彼等に与えた試練のひとつに過ぎないんだからさ むしろアレぐらいは乗り越えてもらわなきゃ困るんだよ」<br/>「……… さてと…… 俺達も次の段階に 駒を進めるとしようか」
 +
:第16話「SUPER NOVA」より。衛星兵器を破壊され、その破片が大気圏で燃え尽きる光景を目にしながら拍手しつつの台詞。
 +
;加藤「よう 久しぶりだな 石神」<br/>石神「加藤か」<br/>加藤「おいおい 呼び捨ては無いだろうよ 元 上官なんだから「さん」ぐらい付けろって」
 +
:第18話「想像の暴君」より。ラインバレル、[[ディスィーブ]]と[[王政陸]]の[[ヤオヨロズ]]の戦闘終了後に石神への電話にて。この「元 上官」は後々の[[伏線]]になっている。
 +
;「その心配はない 俺達と関わった連中は全て機関に取り込んだ」
 +
:第19話「もうひとつの因子」より。衛星兵器を開発した米国が加藤機関と嘗て繋がりがあり、マキナに関する情報も米国に知られていると危惧した日本政府要人の発言を遮って。
 
;「一本の明確な線(ライン)を引き 混沌な世界を終わらせ人類を再教育する―――――それが俺達の言う世界征服だ」
 
;「一本の明確な線(ライン)を引き 混沌な世界を終わらせ人類を再教育する―――――それが俺達の言う世界征服だ」
 
:第20話「黒の執行者」より。日本政府の要人たちに説いた加藤機関の目的とする世界征服。居合わせた人間からは「抽象的過ぎる」などと言われるが、加藤はそんな政府要人たちの想像力の無さに失望する。彼に言わせれば、そんな人々に想像を促すことこそが人類の再教育、なのだ。
 
:第20話「黒の執行者」より。日本政府の要人たちに説いた加藤機関の目的とする世界征服。居合わせた人間からは「抽象的過ぎる」などと言われるが、加藤はそんな政府要人たちの想像力の無さに失望する。彼に言わせれば、そんな人々に想像を促すことこそが人類の再教育、なのだ。
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;「勘違いするな 俺達 加藤機関は目的に対し忠実に動いている そこから逸脱した行動はしない ―――絶対にだ 故にハイファン島を消滅させたコトも東京タワーの破壊も全て必要としたからだ」
 +
:同上。ハイファン島や東京タワーの件を問沙汰された際に。東京タワーが破壊されるコトも後の伏線に繋がっている。
 +
;「なら聞くがアンタらは ココにいる日本政府と密に繋がっている企業の社長――――――― 石神都生が加藤機関の元幹部であったコトも 想像し予測できていたとでも?」
 +
:同上。要人達が話にもならない凡愚だと確信し、立ち去る際に。
 
;「お前が一番想像を理解していない 何故なら自分自身が死ぬコトを想像していないからだ」
 
;「お前が一番想像を理解していない 何故なら自分自身が死ぬコトを想像していないからだ」
 
:同上。王政陸を粛清した際に沢渡が伝えた加藤からの伝言。端的に加藤の求める想像の意味がここで語られている。
 
:同上。王政陸を粛清した際に沢渡が伝えた加藤からの伝言。端的に加藤の求める想像の意味がここで語られている。
 
;「そうか 手間かけさせたな」
 
;「そうか 手間かけさせたな」
 
:第21話「ベクトル」より。沢渡からの陸の抹殺報告を受けて。久嵩にとって陸はただの捨て駒でしかなく、わかりきった結果ゆえに何の感慨も見せなかった。
 
:第21話「ベクトル」より。沢渡からの陸の抹殺報告を受けて。久嵩にとって陸はただの捨て駒でしかなく、わかりきった結果ゆえに何の感慨も見せなかった。
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;加藤「見つけたぞ やはり このマキナだったか……」<br/>「マサキ 後でJUDAまで行ってこのマキナにちょっかい出してきてくれないか?」<br/>マサキ「しかし司令これが我々の探していたマキナだとすれば 機関の目的の一つである'''現存する全マキナの'''破壊を急ぐ必要は…」<br/>加藤「いや 眠った鬼を目覚めさせるのは早い方が良い」<br/>マサキ「――了解しました」<br/>加藤「始まるぞ石神 マキナを集めるモノとマキナを破壊するモノ達の戦いがな」
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:同上。直後に王政陸の乗っていたイダテン試作機に残っていた[[ラインバレル・オーバーライド|黒く染まったラインバレル]]の映像を見た際に。直前の抹殺報告とは打って変わって興味を持ち、即座に傍らで運転していたマサキに指示をしている。
 
;「あ そうそう 大きくなったな城崎絵美 ―――天児も元気そうで何よりだ」
 
;「あ そうそう 大きくなったな城崎絵美 ―――天児も元気そうで何よりだ」
 
:[[早瀬軍団]]のクリスマスパーティの会場外に現れた際に遭遇した絵美に対して。久々の対面と共に、記憶を回復させるためにあえて[[城崎天児|恩師]]を名前で呼んでいる。
 
:[[早瀬軍団]]のクリスマスパーティの会場外に現れた際に遭遇した絵美に対して。久々の対面と共に、記憶を回復させるためにあえて[[城崎天児|恩師]]を名前で呼んでいる。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 +
==== UX ====
 
;「まったく、こんな展開になるとは…私も想像力が足りなかったよ」
 
;「まったく、こんな展開になるとは…私も想像力が足りなかったよ」
 
:[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]との戦闘台詞。久嵩がその事を言っているのは、地球外生命体である彼らとの対話が可能と知ったからだろう。
 
:[[フェストゥム]]、[[ELS]]、[[バジュラ]]との戦闘台詞。久嵩がその事を言っているのは、地球外生命体である彼らとの対話が可能と知ったからだろう。
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==== UX ====
 
==== UX ====
 
;(平和か…。真実を知らないとは幸せなコトだ…)
 
;(平和か…。真実を知らないとは幸せなコトだ…)
:第2部35話「選択-けつい- 」に於ける[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]との戦闘前台詞。かつて自身が生きていた世界で、人類が「完全な平和」を手にした先の末路を目にした彼にとって、真実を知らない少年の言葉はどう聞こえたのだろうか。
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:第35話「選択-けつい- 」に於ける[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]との戦闘前台詞。かつて自身が生きていた世界で、人類が「完全な平和」を手にした先の末路を目にした彼にとって、真実を知らない少年の言葉はどう聞こえたのだろうか。
 
;「私は負けると知りながら、あの戦争に加担した男だぞ?」
 
;「私は負けると知りながら、あの戦争に加担した男だぞ?」
 
:第38話「防人たち」より。サコミズから「自分と同じく大東亜戦争を戦った加藤少将なら自分の気持ちが分かるはず」と言われて。大東亜戦争の結末を知っていて加担した加藤は、特攻隊に所属していたサコミズを無駄死にと知りながら犠牲にしたと言ってもいい立場である。それだけに、変わらず自分に敬意を払うサコミズには思うところがあったのであろう。
 
:第38話「防人たち」より。サコミズから「自分と同じく大東亜戦争を戦った加藤少将なら自分の気持ちが分かるはず」と言われて。大東亜戦争の結末を知っていて加担した加藤は、特攻隊に所属していたサコミズを無駄死にと知りながら犠牲にしたと言ってもいい立場である。それだけに、変わらず自分に敬意を払うサコミズには思うところがあったのであろう。
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:同上。シナリオエンドデモにおける石神死亡時の場面より。緒川から渡されたビデオレターに映しだされた石神が久嵩の知る当時と変わらぬ姿に思わず笑っていたが、その男はもう「ここにいない」ことを理解し、久嵩は人知れず涙を流す…。原作ではこの場面で久嵩は一切喋らないためスパロボオリジナルの台詞。2行目からは顔グラが真っ黒になっているのが悲しさを際立たせている。
 
:同上。シナリオエンドデモにおける石神死亡時の場面より。緒川から渡されたビデオレターに映しだされた石神が久嵩の知る当時と変わらぬ姿に思わず笑っていたが、その男はもう「ここにいない」ことを理解し、久嵩は人知れず涙を流す…。原作ではこの場面で久嵩は一切喋らないためスパロボオリジナルの台詞。2行目からは顔グラが真っ黒になっているのが悲しさを際立たせている。
 
;「私もかつて諦めた人間だ。君と同じようにな…」<br/>操「それならわかるだろ!? 一度選んだことは、簡単には変えられないって! 俺はもう選ばされたんだ!」<br/>「しかし、私は選び直した! 君もまだ選び直せるハズだ! 本当にまだ救いたいモノがあるのなら!」
 
;「私もかつて諦めた人間だ。君と同じようにな…」<br/>操「それならわかるだろ!? 一度選んだことは、簡単には変えられないって! 俺はもう選ばされたんだ!」<br/>「しかし、私は選び直した! 君もまだ選び直せるハズだ! 本当にまだ救いたいモノがあるのなら!」
:『UX』第3部第47話「HEAVEN AND EARTH」に於ける[[来主操|操]]との戦闘前会話。久嵩も一度は諦め、しかしかつての盟友によってその道を選ぶコトが出来た。だからこそ加藤機関総司令は、目の前の黒きファフナーに叫ぶ。かつての己と同じ、諦めようとしている者に。
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:第47話「HEAVEN AND EARTH」に於ける[[来主操|操]]との戦闘前会話。久嵩も一度は諦め、しかしかつての盟友によってその道を選ぶコトが出来た。だからこそ加藤機関総司令は、目の前の黒きファフナーに叫ぶ。かつての己と同じ、諦めようとしている者に。
 
;「人は…何度だって、自らの運命を選ぶコトが出来る…」
 
;「人は…何度だって、自らの運命を選ぶコトが出来る…」
:UX47話にて、「変わる事が出来ない」と自暴自棄になる操に対してこの言葉で諭した。
+
:同上。「変わる事が出来ない」と自暴自棄になる操に対してこの言葉で諭した。
 
;「作戦はごく単純だ」<br/>「いいか、地球が滅ぶ様を想像しろ」<br/>「今想像した光景を許せんのであれば、ELSの防衛ライン到達を全力で阻止せよ!」
 
;「作戦はごく単純だ」<br/>「いいか、地球が滅ぶ様を想像しろ」<br/>「今想像した光景を許せんのであれば、ELSの防衛ライン到達を全力で阻止せよ!」
:UX48話にて加藤が戦術指揮を行っている場合の作戦説明。基本的に「刹那はまだ出撃できないので、出撃まで防衛ラインを死守せよ」という説明を行う指揮官が多い中、加藤は自身の持論を使ってUXを鼓舞するという独特な形になっている。
+
:第48話にて加藤が戦術指揮を行っている場合の作戦説明。基本的に「刹那はまだ出撃できないので、出撃まで防衛ラインを死守せよ」という説明を行う指揮官が多い中、加藤は自身の持論を使ってUXを鼓舞するという独特な形になっている。
 
;「一言でいうならば…彼は、絶望を知らぬ男でした」<br/>瑠璃「絶望を…?」<br/>「[[イオリア・シュヘンベルグ]]、城崎天児、そして覇道鋼造…みな人類の未来を予見し、滅びに立ち向かおうとした者たちです」<br/>瑠璃「やはりおじい様も、未来のことを知っていたのですね…」<br/>「そう、そして、彼は希望を胸に、世界のあらゆる絶望と戦い続けた。おかげで[[アーカムシティ]]は、[[推進派]]ですら手が出せない場所にされてしまいましたがね」<br/>瑠璃「では、加藤司令は、おじい様と直接会ったことは…?」<br/>「ありません。いや…ひょっとしたら、別の意味で逢っているのかもしれないが……」
 
;「一言でいうならば…彼は、絶望を知らぬ男でした」<br/>瑠璃「絶望を…?」<br/>「[[イオリア・シュヘンベルグ]]、城崎天児、そして覇道鋼造…みな人類の未来を予見し、滅びに立ち向かおうとした者たちです」<br/>瑠璃「やはりおじい様も、未来のことを知っていたのですね…」<br/>「そう、そして、彼は希望を胸に、世界のあらゆる絶望と戦い続けた。おかげで[[アーカムシティ]]は、[[推進派]]ですら手が出せない場所にされてしまいましたがね」<br/>瑠璃「では、加藤司令は、おじい様と直接会ったことは…?」<br/>「ありません。いや…ひょっとしたら、別の意味で逢っているのかもしれないが……」
:『UX』第3部51話「STRANGE EONS」シナリオデモより。[[エルシャンク]]のブリッジにおける瑠璃とのやり取り。実は「デモンベイン」の原作ネタで、鋼造はこの劇中に「ある人物」として登場。久嵩が言っているのはその事である。
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:第51話「STRANGE EONS」シナリオデモより。[[エルシャンク]]のブリッジにおける瑠璃とのやり取り。実は「デモンベイン」の原作ネタで、鋼造はこの劇中に「ある人物」として登場。久嵩が言っているのはその事である。
 
;「いずれにせよ、覇道鋼造の志は、間違いなくデモンベインの中に受け継がれていますよ」<br/>瑠璃「デモンベインがおじい様の…?」<br/>「この世界が、過去と未来を繰り返し、そのたび可能性を積み重ねてきたのならば…デモンベインもまた、幾度も覇道鋼造の魂を宿してきたといえるのではないでしょうか?」
 
;「いずれにせよ、覇道鋼造の志は、間違いなくデモンベインの中に受け継がれていますよ」<br/>瑠璃「デモンベインがおじい様の…?」<br/>「この世界が、過去と未来を繰り返し、そのたび可能性を積み重ねてきたのならば…デモンベインもまた、幾度も覇道鋼造の魂を宿してきたといえるのではないでしょうか?」
 
:そのやり取りの後の言及。この後さらに、「鋼造の意志は瑠璃や九郎の中に確かに生きている」と続ける。確かにデモンベインは鋼造が造った(修復した)ものだが、魂を宿すほどに深く関わってはいない。そして、九郎自身は鋼造とは会ったこともない。
 
:そのやり取りの後の言及。この後さらに、「鋼造の意志は瑠璃や九郎の中に確かに生きている」と続ける。確かにデモンベインは鋼造が造った(修復した)ものだが、魂を宿すほどに深く関わってはいない。そして、九郎自身は鋼造とは会ったこともない。