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わかりやすく言えば「作中で発生する展開の前兆・予兆を示すこと」であり、作中で発生した展開に唐突感やご都合主義感を感じさせないようにするための作劇法である。
 
わかりやすく言えば「作中で発生する展開の前兆・予兆を示すこと」であり、作中で発生した展開に唐突感やご都合主義感を感じさせないようにするための作劇法である。
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ロボットアニメ作品に限らず、ストーリーを効果的に演出するために半ば必須な作劇法ではあるが、作中では回収されずに最後まで伏線のまま謎で終わってしまう場合や、そもそも「視聴者が勝手に深読みしていただけで、伏線でも何でもなかった」「単なる裏設定の描写だった」等という場合も多い。上手く扱えば物語の厚みを増すことができる一方、伏線を張りすぎて回収しきれなくなったまま放棄してしまったり、(重要な)伏線を未回収のまま終わらせるなど、扱いによっては作品の評価を落とすことに繋がってしまうため、扱い方には熟考を要する。
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ロボットアニメ作品に限らず、ストーリーを効果的に演出するために半ば必須な作劇法ではあるが、作中では回収されずに最後まで伏線のまま謎で終わってしまう場合や、そもそも「視聴者が勝手に深読みしていただけで、伏線でも何でもなかった」「単なる裏設定の描写だった」等という場合も多い。上手く扱えば物語の厚みを増すことができる一方、伏線を張りすぎて回収しきれなくなったまま放棄してしまったり、(重要な)伏線を未回収のまま終わらせるなど、扱いによっては作品の評価を落とすことに繋がってしまうため、扱い方には熟考を要する。逆に作中の何でもない出来事や台詞を伏線に変えて次の展開につなげるという手法もある。
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スパロボシリーズでは、特にシリーズ展開を行っている作品(αシリーズ等)において、物語中で次回作以降への伏線が張られるのが恒例になっている。
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スパロボシリーズでは、特にシリーズ展開を行っている作品(αシリーズ等)において、物語中で次回作以降への伏線が張られる、あるいは次回作の登場で前作に伏線に生まれるのが恒例になっている。
    
== 伏線の例 ==
 
== 伏線の例 ==
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;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:第14話アメリカルート「I, ROBOT」にて(第13話「約束-ちかい-」で)[[羽佐間翔子|翔子]]が[[自爆|散華]]した件で荒れている[[春日井甲洋|甲洋]]に対し[[チャム・ファウ|チャム]]が「翔子って人も今ごろはバイストン・ウェルに」と発言しているが、翔子の[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]が成立していると'''「翔子が本当に[[バイストン・ウェル]]に召喚されていた」'''事が発覚する。これは、チャム本人にとっては気休めのつもりで発言した台詞が思わぬ伏線となった希有な出来事である。
 
:第14話アメリカルート「I, ROBOT」にて(第13話「約束-ちかい-」で)[[羽佐間翔子|翔子]]が[[自爆|散華]]した件で荒れている[[春日井甲洋|甲洋]]に対し[[チャム・ファウ|チャム]]が「翔子って人も今ごろはバイストン・ウェルに」と発言しているが、翔子の[[隠し要素/UX #マークゼクス&羽佐間翔子|生存フラグ]]が成立していると'''「翔子が本当に[[バイストン・ウェル]]に召喚されていた」'''事が発覚する。これは、チャム本人にとっては気休めのつもりで発言した台詞が思わぬ伏線となった希有な出来事である。
:また、序盤に[[レニー・アイ|レニー]]と[[マイク・コイル|マイク]]が窮地に陥った際に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]の事を思い浮かべた後に[[飛影]]が二人を救っているが、この出来事は今作での飛影の正体に関する伏線となっている。
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:また、序盤に[[レニー・アイ|レニー]]と[[マイク・コイル|マイク]]が窮地に陥った際に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]の事を思い浮かべて間もなく[[飛影]]が現れ二人を救っているが、この出来事は今作での飛影の正体に関する伏線となっている。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 
:シュウが中断メッセージにて『DP』以降も主役をやる機会がある事を示唆。実際に『魔装機神F』にてシュウが主役の位置にいる事が発表された。
 
:シュウが中断メッセージにて『DP』以降も主役をやる機会がある事を示唆。実際に『魔装機神F』にてシュウが主役の位置にいる事が発表された。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
:EDにおいて[[ショウ・ザマ|ショウ]]が「[[シルキー・マウ|シルキー]]がサーバインの本当の乗り手に出会う」ことを予感しており、実際に次回作の『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では、サーバイン本来のパイロットである[[シオン・ザバ|シオン]]が登場した。
 
:EDにおいて[[ショウ・ザマ|ショウ]]が「[[シルキー・マウ|シルキー]]がサーバインの本当の乗り手に出会う」ことを予感しており、実際に次回作の『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では、サーバイン本来のパイロットである[[シオン・ザバ|シオン]]が登場した。
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;[[スーパーロボット大戦T]]
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:最終話にて戦死したと思われた[[ダイマ・ゴードウィン|ダイマ]]が突如として銀河統一計画の遂行を宣言しT3メンバーとユーザーを困惑させたが、実のところ原種によって破壊された[[Gアイランドシティ]]が復興されないことや、第42話「最後のVTX魂」のサイドプランシナリオにてダイマが[[A級ジャンパー|火星出身であることが語られる]]など、伏線は張られていた。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:期間限定ガシャやログインボーナスで入手出来る一部のチケットが、次の参戦作品のヒントになっている場合がある。
 
:期間限定ガシャやログインボーナスで入手出来る一部のチケットが、次の参戦作品のヒントになっている場合がある。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:オープニングの[[ミツバ・グレイヴァレー]]のモノローグから、本編の内容がミツバの回想だとわかる。そしてオープニングでも[[ドライストレーガー]]での仲間集めの旅を続けているので、本編だけでは戦いが終わらないことの伏線になっている。
    
== 伏線であると思われていた例 ==
 
== 伏線であると思われていた例 ==
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;[[スーパーヒーロー作戦]]
 
;[[スーパーヒーロー作戦]]
 
:主人公が夢として垣間見た[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]の記憶の中で、クロスゲート検出の手段に悩むユーゼスのもとをラオデキヤが訪れジュデッカの機体フレームを渡す場面がある。これによってユーゼスの計画は一気に進行することになったのだが、このラオデキヤの正体と、ユーゼスに助力した目的が今もなお不明のまま。
 
:主人公が夢として垣間見た[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]の記憶の中で、クロスゲート検出の手段に悩むユーゼスのもとをラオデキヤが訪れジュデッカの機体フレームを渡す場面がある。これによってユーゼスの計画は一気に進行することになったのだが、このラオデキヤの正体と、ユーゼスに助力した目的が今もなお不明のまま。
:作品自体がαシリーズの前日談であるためそちらの伏線かとも思われたが、『α』の展開を受けてその線が消滅。ユーゼスが再登場した『第2次OG』においてもまだ不明のままであり、一説には『スーパーロボットスピリッツ』のラストに登場した黒幕のジュデッカ・ゴッツォではないかと言われている。
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:作品自体がαシリーズの前日譚であるためそちらの伏線かとも思われたが、『α』の展開を受けてその線が消滅。ユーゼスが再登場した『第2次OG』においてもまだ不明のままであり、一説には『スーパーロボットスピリッツ』のラストに登場した黒幕のジュデッカ・ゴッツォではないかと言われている。
    
== 関連する用語 ==
 
== 関連する用語 ==
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