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その内容は'''生け捕りにした地球人の体に時限爆弾を埋め込み、その記憶を消した上で解放、街中で無差別に爆発させる'''というもの。[[アキ]]と[[浜本]]を始め、多くの人間が人間爆弾の犠牲になった。
 
その内容は'''生け捕りにした地球人の体に時限爆弾を埋め込み、その記憶を消した上で解放、街中で無差別に爆発させる'''というもの。[[アキ]]と[[浜本]]を始め、多くの人間が人間爆弾の犠牲になった。
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本来、体内に爆弾を埋め込んで爆破させるという戦術は、'''人体そのものが遮蔽物となってしまう事で爆発の威力が大きく減殺されてしまう'''という欠点があったのだが、ガイゾックの技術力で生み出された人間爆弾の爆発力は遮蔽物をものともしない位に強力で、浜本を含む大勢の人間達が同時に爆発した際は巨大な大爆発を起こし、アキの場合も戦艦である[[キングビアル]]の一部屋ブロック分を完全破壊してしまう被害を出す程であった。
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本来、体内に爆弾を埋め込んで爆破させるという戦術は、'''人体そのものが遮蔽物となってしまう事で爆発の威力が大きく減殺されてしまう'''という欠点があったのだが、ガイゾックの技術力で生み出された人間爆弾の爆発力は遮蔽物をものともしない位に強力で、たった一人の人間爆弾でも大きな被害をもたらしている。また、浜本を含む大勢の人間達が同時に爆発した際は巨大な大爆発を起こし、アキの場合も戦艦である[[キング・ビアル]]の一部屋ブロックを完全に破壊してしまう被害を出す程であった。
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当初は人間爆弾化させられているかどうかを判断する術は無かったが、後に爆弾を埋め込まれた人間の背中には星型のアザが浮かび上がり、それによって判別可能であることが明らかとなる。しかし、判別は分かっても埋め込まれた爆弾を摘出する方法はキング・ビアルのコンピュータを持ってしても見つからず、それ故に、人間爆弾化した者は爆発する前に皆の下から去って爆死を受け入れることしかできなかった。
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当初は人間爆弾化させられているかどうかを判断する術は無かったが、後に爆弾を埋め込まれた人間の背中には星型のアザが浮かび上がり、それによって判別可能であることが明らかとなる。しかし、判別は分かっても埋め込まれた爆弾を摘出する方法はキング・ビアルのコンピュータを持ってしても見つからず、それ故に、人間爆弾にされてしまった事実に気付いた者達は、せめて被害だけは出さないようにすべく、爆発する前に皆の下から去って爆死を受け入れることしかできなかった。
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だが、この人間爆弾はガイゾック側にも被害を齎すこともあり、人間爆弾編の終了回に登場したコンピュータ技師は爆弾の摘出は出来なかったが、自身の爆弾を好きな時に爆発できるように改造し、バンドック内にて[[香月真吾|香月]]たち捕虜を逃がすために自爆して、彼らを脱出に導いた。
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だが、この人間爆弾はガイゾック側にも被害を齎すこともあり、人間爆弾編の終了回に登場したコンピュータ技師は爆弾の摘出は出来なかったが、自身の爆弾が好きな時に爆発できる為のリモコンを自作、バンドック内にて捕虜となっていた[[香月真吾|香月]]たち逃がすために自爆し、彼等の脱出を成功させる形で最後の意地と抵抗を見せた。
    
漫画版では登場しない浜本の代わりに[[ミチ]]がアキと共に人間爆弾にされ、2人は[[神勝平|勝平]]と香月を脱出させるために自ら敵の銃弾を浴びて爆弾を起動させるという、ある意味で原作以上に惨い展開となっている。
 
漫画版では登場しない浜本の代わりに[[ミチ]]がアキと共に人間爆弾にされ、2人は[[神勝平|勝平]]と香月を脱出させるために自ら敵の銃弾を浴びて爆弾を起動させるという、ある意味で原作以上に惨い展開となっている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*現実世界における人間爆弾は、当初はナチスによって考案されていたが、前述の通り人体が遮蔽物になる事で減殺されるという欠点から正式採用されなかった。一方、人間爆弾に近いものとして爆発物を携えた人間による無差別爆破(いわゆる自爆テロ)があり、[[テロリスト]]によってしばしば行われている。更にその後、ザンボット3に登場する人間爆弾とほぼ同じ形で体内に爆弾を埋め込んだ戦術もテロリストによって実行され、こちらは時限式ではなく、携帯電話といった身近な物の電波でで起爆させる上に、体内にある事で金属探知機や身体画像スキャナーといった装置でも識別しづらいという、より厄介な物となっている。
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*現実世界における人間爆弾は、当初はナチスによって考案されていたが、前述の通り人体が遮蔽物になる事で減殺されるという欠点から正式採用されなかった。一方、人間爆弾に近いものとして爆発物を携えた人間による無差別爆破(いわゆる自爆テロ)があり、[[テロリスト]]によってしばしば行われている。更にその後、ザンボット3に登場する人間爆弾とほぼ同じ形で体内に爆弾を埋め込んだ戦術もテロリストによって実行され、こちらは時限式ではなく、携帯電話といった身近な物の電波で起爆させる上に、体内にある事で金属探知機や身体画像スキャナーといった装置でも識別しづらいという、より厄介な物となっている。
 
*『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の[[主人公]]である[[明神タケル]]も、限りなく人間爆弾に近い存在(タケルの場合は[[ガイヤー]]に[[反陽子爆弾]]が埋め込まれており、タケルの死と共に爆発する)。
 
*『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の[[主人公]]である[[明神タケル]]も、限りなく人間爆弾に近い存在(タケルの場合は[[ガイヤー]]に[[反陽子爆弾]]が埋め込まれており、タケルの死と共に爆発する)。
 
*『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の[[中条長官]]も「人間爆弾」の異名を持つが、これは命と引き換えにしなければ放てない彼の最大奥義「ビックバンパンチ」に由来するものである。
 
*『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の[[中条長官]]も「人間爆弾」の異名を持つが、これは命と引き換えにしなければ放てない彼の最大奥義「ビックバンパンチ」に由来するものである。