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ハイパーゲートの発見により1970年代に冷戦が終結し、宇宙開発が本格化。1980年に[[国連]]主導で行われた移住計画に沿って地球から火星に移住した開拓民を祖に持ち、当初は国連管理下による統治が行われていたが、次第にアルドノアを巡った国連と開拓民の対立が深刻化。アルドノアの起動権を持つレイレガリアが1982年開拓民を煽動して武装蜂起を引き起こし、1985年にヴァース帝国の建国に至った。
 
ハイパーゲートの発見により1970年代に冷戦が終結し、宇宙開発が本格化。1980年に[[国連]]主導で行われた移住計画に沿って地球から火星に移住した開拓民を祖に持ち、当初は国連管理下による統治が行われていたが、次第にアルドノアを巡った国連と開拓民の対立が深刻化。アルドノアの起動権を持つレイレガリアが1982年開拓民を煽動して武装蜂起を引き起こし、1985年にヴァース帝国の建国に至った。
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二代目皇帝ギルゼリアが重工業を重視した政策を実施した結果、アルドノアに由来する高い技術力を有する。この政策によりアルドノアの起動権を持つ皇族の権限が絶対的なものとなったが、一方でそれに偏重するあまり他の技術や文化の発展は見られない。
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二代目皇帝ギルゼリアが重工業を重視した政策を実施した結果、アルドノアに由来する高い工業力と技術力を有する。この政策によりアルドノアの起動権を持つ皇族の権限が絶対的なものとなったが、一方でアルドノアを主体とした重工業産業に偏重するあまり他の技術や文化の発展は見られない。
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火星のテラフォーミングも水と空気の不足によって不完全というのが実情であり、主食もクロレラとオキアミによって賄われている<ref>そのため、地球ではありふれた食材である鶏肉すらも贅沢品と認識される状態にある。</ref>。また生活資源の乏しさに反し人口増加に食料配分は追い付かず、アルドノアを独占する皇族に対する国民の不満が増大。結果、これらの不満の矛先を逸らす手段として自国の選民教育の徹底と、地球人を「悪」とした反地球感情を煽動し続けており、国民の間には強烈な選民思想と反地球感情が根付き、それによって国内の結束を維持している。
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アルドノアの技術は火星のテラフォーミングには適さず、水も空気も不足している。水は地下に残された僅かな水質資源に頼っており、惑星上も薄い大気により常に砂嵐に見舞われる過酷な環境であるため、都市は全て地下に建設されている。主食事情も地球連合と比べてかなり貧しくクロレラとオキアミによって賄われている状態<ref>そのため、地球ではありふれた食材である鶏肉の加工食品すらも「'''ヴァースの民には想像もできない程の贅沢品'''」と認識される状態にある。</ref>で、土地を広げても得られる実りは多くないため、大多数の国民は貧困に喘いでいる。
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上記の生活資源の乏しさに反し人口増加に食料配分は追い付かず、アルドノアを独占する皇族に対する国民の不満が増大。結果、これらの不満の矛先を逸らす手段として生活資源開発や民政に力を入れるのではなく、自国の民を「アルドノアに選ばれ、地球の旧人類とは一線を画す種族」との選民思想教育を徹底。更に地球人を「豊かさを握っている劣等人種、遠く離れた星からヴァースに対し主権を主張し、独立を阻む地球こそ苦難の源であり、諸悪の根源」と全ての責任と原因を地球人に押し付けるような反地球感情を煽動。そのため、現在のヴァース国民の間には強烈な選民思想と反地球感情が根付いており<ref>単なるヴァースの一般市民だけではなく、37家門を始めとするヴァース帝国の支配者層でも選民思想が蔓延しており、一例として開戦時にアメリカ領ニューオリンズに降下したセルナキス伯爵は「地球人を愚かな原始人共、自らの行動を神の意向」と表するなど強烈な選民思想を露わにしている。</ref>、それによって国内の結束を維持している。
    
1999年、反地球感情の高まりと共にギルゼリア指揮のもと地球に対して宣戦布告。[[月]]のハイパーゲートを利用して地球圏へと進行した。しかし、ハイパーゲートの崩壊で発生したヘブンズ・フォールによりギルゼリアは戦死。以降15年間、地球とは断絶状態にあったが、[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]]の[[暗殺]](未遂)事件を切っ掛けとして再び地球との戦端を開いた。
 
1999年、反地球感情の高まりと共にギルゼリア指揮のもと地球に対して宣戦布告。[[月]]のハイパーゲートを利用して地球圏へと進行した。しかし、ハイパーゲートの崩壊で発生したヘブンズ・フォールによりギルゼリアは戦死。以降15年間、地球とは断絶状態にあったが、[[アセイラム・ヴァース・アリューシア]]の[[暗殺]](未遂)事件を切っ掛けとして再び地球との戦端を開いた。
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火星騎士はそれぞれがアルドノアドライブを搭載したワンオフの[[カタフラクト]]に搭乗し、[[地球連合軍]]のカタフラクトを越える戦闘力を持つ。火星騎士にとって連合軍は狩りの対象に過ぎず、地球の地域制圧をいち早く成し遂げた騎士が栄誉を受けられるため、他の貴族との連携は希薄である。また、その大半はヴァースの選民思想に染まっており、地球人を見下し、都市部や民間人への攻撃も厭わないケースが多い<ref>都市部への揚陸城降下や隕石爆撃など。</ref>。
 
火星騎士はそれぞれがアルドノアドライブを搭載したワンオフの[[カタフラクト]]に搭乗し、[[地球連合軍]]のカタフラクトを越える戦闘力を持つ。火星騎士にとって連合軍は狩りの対象に過ぎず、地球の地域制圧をいち早く成し遂げた騎士が栄誉を受けられるため、他の貴族との連携は希薄である。また、その大半はヴァースの選民思想に染まっており、地球人を見下し、都市部や民間人への攻撃も厭わないケースが多い<ref>都市部への揚陸城降下や隕石爆撃など。</ref>。
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当初は揚陸城による奇襲とアルドノアの力を使用した強力なカタフラクトによる電撃作戦で優勢を維持していたが、[[界塚伊奈帆]]によって運用カタフラクトが能力の弱点を突かれ次々と撃破されるケースが発生。そこに騎士同士の連携の低さ、揚陸城を有する37家門が戦死すれば麾下のアルドノアが一斉に機能停止してしまうといった用兵上の問題も重なり、徐々に戦局は膠着していった。
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当初は揚陸城による奇襲とアルドノアの力を使用した強力なカタフラクトによる電撃作戦で優勢を維持していたが、[[界塚伊奈帆]]によって運用カタフラクトが能力の弱点<ref>自機の弱点を全く把握しておらず、特定の状況に追い込まれて何もできないままに撃破される事が多い。これにはアルドノアの力を絶対視し、地球人を劣等人種と見下している優越感により自分達が負けるはずがないと思い込んでいるため、撤退行動を取ろうとしない事も原因。</ref>を突かれ次々と撃破されるケースが発生。そこに騎士同士の連携の低さ、揚陸城を有する37家門が戦死すれば麾下のアルドノアが一斉に機能停止してしまうといった用兵上の問題も重なり、徐々に戦局は膠着していった。
    
また、騎士による独自行動が基本とされるため、アセイラム暗殺事件の際には、[[ザーツバルム]]の煽動もあり、皇帝による正式な宣戦布告が行われるよりも先に軍事行動を起こしている。
 
また、騎士による独自行動が基本とされるため、アセイラム暗殺事件の際には、[[ザーツバルム]]の煽動もあり、皇帝による正式な宣戦布告が行われるよりも先に軍事行動を起こしている。
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;タルシス
 
;タルシス
 
:クルーテオの専用機。
 
:クルーテオの専用機。
;ディオスクリア
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;[[ディオスクリア]]
 
:ザーツバルムの専用機。
 
:ザーツバルムの専用機。
 
:;ディオスクリアII
 
:;ディオスクリアII
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