1行目: |
1行目: |
− | == GNMA-0001V レグナント(Regnant) == | + | {{登場メカ概要 |
− | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]]
| + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Regnant]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/ms/10f.html MS]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref> |
− | **[[機動戦士ガンダム00]]
| + | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] |
− | *分類:可変型[[モビルアーマー]]
| + | *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム00}} |
− | *形式番号:GNMA-0001V | + | | デザイン = {{メカニックデザイン|海老川兼武}} |
− | *[[全長一覧|全高]]:32.3 m(MS形態時)
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
− | *重量:586.1 t
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
− | *[[動力・エンジン・エネルギー|動力・推進機能]] :[[GNドライヴ[Τ]]]
| + | }} |
− | *エネルギー:[[GN粒子]]
| |
− | *装甲材質:Eカーボン
| |
− | *開発者:イノベイター
| |
− | *所属:イノベイター
| |
− | *主なパイロット:[[ルイス・ハレヴィ]]
| |
− | *メカニックデザイン:海老川兼武
| |
| | | |
− | 『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する[[モビルアーマー]]。
| + | {{登場メカ概要 |
| + | | タイトル = スペック |
| + | | 分類 = [[分類::可変モビルアーマー]] |
| + | | 型式番号 = [[型式番号::GNMA-0001V]] |
| + | | 全長 = [[全長::38.5m]](MS形態時)<br/>[[全長::40.2m]](MA形態時) |
| + | | 頭頂高 = [[頭頂高::32.3m]](MS形態時) |
| + | | 全高 = 11.2m(MA形態時) |
| + | | 全幅 = 70.2m(MA形態時) |
| + | | 重量 = [[重量::586.1t]] |
| + | | 動力・推進機関 = [[GNドライヴ[Τ]]] |
| + | | エネルギー = [[GN粒子]] |
| + | | 装甲材質 = [[装甲材質::Eカーボン]] |
| + | | 開発 = イノベイター |
| + | | 所属 = {{所属 (メカ)|イノベイター}} |
| + | | パイロット = [[パイロット::ルイス・ハレヴィ]] |
| + | }} |
| + | '''レグナント'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[登場メカ]]。 |
| + | == 概要 == |
| + | [[イノベイド|イノベイター]]が開発した大型[[可変モビルアーマー]]であり、[[エンプラス]]はこれのテストベッドとして開発されていた。 |
| | | |
− | [[イノベイド|イノベイター]]が開発した大型モビルアーマーであり、[[エンプラス]]はこれのテストベッドとして開発されていた。
| + | エンプラスをさらに発展させ、[[モビルスーツ]]形態への変形が可能になったほか武装の追加もなされており、より強大な機体へと変貌を遂げた。その異形の姿はまるで[[ルイス・ハレヴィ]]の憎しみを体現しているかのようである。 |
− | | |
− | エンプラスをさらに発展させ、[[モビルスーツ]]形態への変形が可能になったほか武装の追加もなされており、より強大な機体へと変貌を遂げた。その異形の姿はまるで[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]の憎しみを体現しているかのようである。 | |
| | | |
| 形式番号がさらっと示しているのだが(GNは「GUNDAM Nucleus」)、実はカバーの下にある頭部にはガンダムフェイスが隠されていた。これはイノベイター勢の機体はほぼ全てガンダム顔が隠れているためそれに倣ったものと思われるが、そうなればルイスは'''自分が憎悪しているガンダムに乗っていた'''、という皮肉な構図となっている(厳密に言えばそれ以前に乗っていた[[アヘッド・スマルトロン]]も構造はほぼガンダムだが、あえて偽装されていたのですでにそうなっていたとも言える)。詳しくは、[[#余談|余談]]の欄を参照。 | | 形式番号がさらっと示しているのだが(GNは「GUNDAM Nucleus」)、実はカバーの下にある頭部にはガンダムフェイスが隠されていた。これはイノベイター勢の機体はほぼ全てガンダム顔が隠れているためそれに倣ったものと思われるが、そうなればルイスは'''自分が憎悪しているガンダムに乗っていた'''、という皮肉な構図となっている(厳密に言えばそれ以前に乗っていた[[アヘッド・スマルトロン]]も構造はほぼガンダムだが、あえて偽装されていたのですでにそうなっていたとも言える)。詳しくは、[[#余談|余談]]の欄を参照。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
− |
| |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
− | :初参戦作品。[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]自身の凶悪なステータスと重なりかなりの強敵となっている。しかし、[[HP]]の低さなどもあり決して倒せない相手ではない。 | + | :初登場作品。[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]自身の凶悪なステータスと重なりかなりの強敵となっている。しかし、[[HP]]の低さなどもあり決して倒せない相手ではない。 |
| :'''撃破すると、しっかりガンダムフェイスが覗く'''。……が、実際のところこの巨体とはかなりミスマッチである。 | | :'''撃破すると、しっかりガンダムフェイスが覗く'''。……が、実際のところこの巨体とはかなりミスマッチである。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
− | ==== 格闘兵装 ====
| |
− | ;対艦用GNソード
| |
− | :MA形態時の主翼だが、大型ソードになっておりすれ違いざまに敵を切り裂くことができる。
| |
− | ;エグナーウィップ
| |
− | :腕部から射出する有線式電磁アンカー。電撃を与えて相手を拘束する。劇中では[[ソレスタルビーイング|CB]]の機体の動きを封じたり、さらに[[ダブルオーライザー]]も捕捉していた。
| |
− | :なお、[[リボーンズガンダム]]にも有効性が認められたのか、エグナーウィップが搭載されている。
| |
− |
| |
− | ==== 射撃兵装 ====
| |
− | ;大型GNキャノン
| |
− | :主砲。3つの発射口から放たれるビームをGNフィールドを応用して収束し、それを利用してビームを湾曲させることが可能。なんとパイロットの任意でビームを曲げる角度やタイミングを調整できる。MA時には機首に、MS時には胸部にある。
| |
| ;GNバルカン | | ;GNバルカン |
| :MA時の機首側面に設置されている牽制用の火器。 | | :MA時の機首側面に設置されている牽制用の火器。 |
46行目: |
45行目: |
| :腕部に内蔵。弾数は多くない。 | | :腕部に内蔵。弾数は多くない。 |
| ;GNファング | | ;GNファング |
− | :腕部の指を射出する[[オールレンジ攻撃 #無線式|無線誘導兵器]]。直に当てる他、ビーム砲も備えている。射出せずとも腕部大型クローとして使用可能。 | + | :腕部の指を射出する[[オールレンジ攻撃 #無線式|無線誘導兵器]]。直に当てる他、ビーム砲も備えている。射出せずとも腕部大型クローとして使用可能。なお、射出しているのは「爪」であり「牙」ではないが、慣例的にこう名付けたと思われる。 |
− | :なお、射出しているのは「爪」であり「牙」ではないが、慣例的にこう名付けたと思われる。 | + | ;エグナーウィップ |
| + | :腕部から射出する有線式電磁アンカー。電撃を与えて相手を拘束する。劇中では[[ソレスタルビーイング|CB]]の機体の動きを封じたり、さらに[[ダブルオーライザー]]も捕捉していた。 |
| + | :なお、[[リボーンズガンダム]]にも有効性が認められたのか、エグナーウィップが搭載されている。 |
| + | ;大型ビーム砲 |
| + | :レグナント最大の威力を持つ主砲。3つの発射口から放たれるビームをGNフィールドを応用して収束し、それを利用してビームを湾曲させることが可能。なんとパイロットの任意でビームを曲げる角度やタイミングを調整できる。MA時には機首に、MS時には胸部にある。 |
| + | ;対艦用GNソード |
| + | :MA形態時の主翼は大型ソードとしても機能し、すれ違いざまに敵を切り裂くことができる。TVアニメ内では未使用。 |
| + | ;[[GNフィールド]] |
| + | :[[GN粒子]]を用いたバリア。大型機であるせいか出力が高く、[[セラヴィーガンダム]]のハイパーバーストさえ防ぎ切った。 |
| | | |
| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
53行目: |
60行目: |
| :GNドライヴの恩恵で回復する。 | | :GNドライヴの恩恵で回復する。 |
| ;[[GNフィールド]](強) | | ;[[GNフィールド]](強) |
− | :5000ダメージまで無力化。大型機であるせいか出力が高く、[[セラヴィーガンダム]]のハイパーバーストさえ防ぎ切ったが、ゲームでは力押しで貫ける。 | + | :5000ダメージまで無力化。 |
| | | |
| === 移動タイプ === | | === 移動タイプ === |
63行目: |
70行目: |
| : | | : |
| | | |
− | == [[BGM|機体BGM]] == | + | == 機体BGM == |
| ;「TRANS-AM RAISER」 | | ;「TRANS-AM RAISER」 |
| : | | : |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
− | ;「アニュー・リターン」 | + | ;レグナント初出撃 |
− | :2nd第20話より。[[ガデッサ]]、[[ガラッゾ]]と共に出撃。曲がるビームや[[GNフィールド]]、そしてエグナーウィップでCBを苦しめるが、ダブルオーライザーにより撃退される。 | + | :2nd第20話および2nd第21話より。[[アヘッド・スマルトロン]]からレグナントに[[乗り換え]]たルイスは[[ガデッサ]]、[[ガラッゾ]]と共に出撃。曲がる[[ビーム兵器|ビーム]]や[[GNフィールド]]、そしてエグナーウィップで[[アリオスガンダム]]、[[GNアーチャー]]、[[セラヴィーガンダム]]を捕縛し苦しめた。 |
− | ;対[[ガンダムスローネドライ]] | + | :しかし、戦闘に加勢したダブルオーライザーの実体剣GNソードIIによって強固なGNフィールドを突破されてしまい、砲撃を加えられた事により退却を余儀なくされた。 |
− | :2nd第21話より。遂に因縁の仇敵[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]と対峙。その圧倒的な力と怨念で彼女をなぶり殺しにするが、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]の心が晴れることはなかった……。 | + | ;対[[ガンダムスローネドライ]]戦 |
− | ;対[[ダブルオーライザー]] | + | :2nd第21話より。遂に因縁の仇敵[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]と対峙。その圧倒的な力と怨念で彼女をなぶり殺しにするが、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]の心が晴れる事は無かった…。 |
− | :2nd第24話より。最終決戦で[[沙慈・クロスロード|沙慈]]から[[説得]]されるも、ルイスは怨念に囚われきっていた。相手を拘束して自分ごと[[ガガ]]の[[特攻]]で倒そうとするが、沙慈がとっさにミサイルを撃ったためレグナントのみが機能停止する結果に終わった。 | + | ;対[[ダブルオーライザー]]戦 |
| + | :2nd第24話より。最終決戦で[[沙慈・クロスロード|沙慈]]から[[説得]]されるも、ルイスは怨念に囚われきっていた。 |
| + | :ルイスは相手機体を拘束して自分諸共[[ガガ]]の[[特攻]]で倒そうとするが、沙慈がとっさにミサイルを撃った為レグナントのみが機能停止する結果に終わった。 |
| | | |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| ;[[エンプラス]] | | ;[[エンプラス]] |
| :本機の試作機。 | | :本機の試作機。 |
− | ;レグナント2号機 | + | ;[[GUNDAM:レグナント2号機|レグナント2号機]](SRW未登場) |
− | :外伝に登場。量産計画が存在しておりそのための試作機だったが、ロールアウト直前に戦いが終わったため実戦配備はされなかった。CB号に接触した連邦軍よって発見された。 | + | :外伝に登場。量産計画が存在しておりそのための試作機。 |
| ;[[ガデラーザ]] | | ;[[ガデラーザ]] |
| :劇場版に登場。回収された本機の技術を応用して開発された機体。 | | :劇場版に登場。回収された本機の技術を応用して開発された機体。 |
86行目: |
95行目: |
| *メカニックデザインの海老川兼武氏と水島精二監督は、「G-ROOMS」(『[[機動戦士ガンダム00]]』のメカニックデザイナー達が作品に登場する機体を描く企画)の第1回にて「商品化前提の制約が無く、自由にアイデアを出し合ってデザインできたレグナントはお気に入りの機体」であると語っている。 | | *メカニックデザインの海老川兼武氏と水島精二監督は、「G-ROOMS」(『[[機動戦士ガンダム00]]』のメカニックデザイナー達が作品に登場する機体を描く企画)の第1回にて「商品化前提の制約が無く、自由にアイデアを出し合ってデザインできたレグナントはお気に入りの機体」であると語っている。 |
| **なお、レグナントは海老川兼武氏の造形監修の元、バンダイの魂ウェブ商店限定販売で商品化されている。 | | **なお、レグナントは海老川兼武氏の造形監修の元、バンダイの魂ウェブ商店限定販売で商品化されている。 |
− | *上述のガンダムフェイスはシリーズ構成の黒田洋介氏が初期案では「レグナントを破壊された時にガンダム顔が露出し、ルイスは『憎んでいたガンダムに乗っていた』ことに苦悩する」というエピソードが存在していた。しかし、尺の都合もあって「収拾の付けようがない」という事でお蔵入りになったという経緯がある。 | + | *上述のガンダムフェイスはシリーズ構成の黒田洋介氏が初期案では「レグナントを破壊された時にガンダム顔が露出し、ルイスは『[[マリーダ・クルス|憎んでいたガンダムに乗っていた]]』ことに苦悩する」というエピソードが存在していた。しかし、尺の都合もあって「収拾の付けようがない」という事でお蔵入りになったという経緯がある。 |
| + | **ちなみに[[外伝]]『機動戦士ガンダム00N』では戦闘後に放棄されたレグナントを回収しに来た業者がレグナントのガンダムフェイスを見て[[戦慄]]するというエピソードが描かれている。 |
| | | |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| <amazon>B004KPDEAY</amazon> | | <amazon>B004KPDEAY</amazon> |
| + | |
| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| | | |
| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |