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837 バイト追加 、 2020年9月27日 (日) 22:43
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父が中国人、母が日本人の日中系のハーフ。
 
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明朗快活な性格で、先の見えない様な環境でも順応しようとする積極性の持ち主。一方、我侭で八方美人な面も持ち合わせており、配慮の足りない発言や自己中心的な行動をとってしまう事も少なくなく、両親の心配から芸能界に入る事を反対された際に家出同然で出てしまった点からも、それが当てはまっている。その為、[[地球]]人類の存亡を懸けた[[ゼントラーディ]]との戦いの最中においても、戦争について何処か他人事の様に考えている部分があった。
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明朗快活な性格で、先の見えない様な環境でも順応しようとする積極性の持ち主。一方、我侭で八方美人な面も持ち合わせており、配慮の足りない発言や自己中心的な行動<ref>視聴者からは問題視されるリン・ミンメイ(TV版)の性格・言動面に関しては、製作側曰く「(良くも悪くも)'''等身大の10代の少女'''を意識して描写した」との事である。</ref>をとってしまう事も少なくなく、両親の心配から芸能界に入る事を反対された際に家出同然で出てしまった点からも、それが当てはまっている。その為、[[地球]]人類の存亡を懸けた[[ゼントラーディ]]との戦いの最中においても、戦争について何処か他人事の様に考えている部分があった。
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物語の中で出会った[[主人公]]・[[一条輝]]の自身に対する好意についても、無自覚どころかミンメイの感情は「お友達」程度までに止まっており、TVアニメ版では27話のゼントラーディとの決戦に輝本人から告白されるまで気付かなかった(結果的に輝の想いを無下にしていた事については、輝から直接告白を受けた後にて謝っている)。この結果、物語が進むにつれて徐々に輝との間に擦れ違いが生じていく事になり、彼は上官となる[[早瀬未沙]]の方へと心変わりしてしまう起因となっており、劇中において[[三角関係]]を演じながらも、遅過ぎる形で輝への好意を自覚したミンメイの方は最終的に身を引く結末となっている。
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物語の中で出会った[[主人公]]・[[一条輝]]の自身に対する好意についても、無自覚どころかミンメイの感情は「お友達」程度までに止まっており、TVアニメ版では第27話のゼントラーディとの決戦に輝本人から告白されるまで気付かなかった<ref>結果的に[[一条輝|輝]]の想いを無下にしていた事については、輝から直接告白を受けた後にて謝っている。</ref>この結果、物語が進むにつれて徐々に輝との間に擦れ違いが生じていく事になり、彼は上官となる[[早瀬未沙]]の方へと心変わりしてしまう起因となっており、劇中において[[三角関係]]を演じながらも、遅過ぎる形で輝への好意を自覚したミンメイの方は最終的に身を引く結末となっている。
    
[[歌]]やアイドルとしての情熱に関しては本物で、流浪の民も同然で宇宙を航行し続けた[[マクロス]]の人々にとってミンメイの歌は大きな心の支えとなり、やがては敵対勢力であるゼントラーディの兵士達の中にも、ミンメイの歌に魅了(カルチャーショック)された者が続出。最終的に一部のゼントラーディの勢力がマクロスと同盟を結んで第一次星間大戦の終結に大きく貢献している。
 
[[歌]]やアイドルとしての情熱に関しては本物で、流浪の民も同然で宇宙を航行し続けた[[マクロス]]の人々にとってミンメイの歌は大きな心の支えとなり、やがては敵対勢力であるゼントラーディの兵士達の中にも、ミンメイの歌に魅了(カルチャーショック)された者が続出。最終的に一部のゼントラーディの勢力がマクロスと同盟を結んで第一次星間大戦の終結に大きく貢献している。
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;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:初登場作品。不動の人気アイドルであり、出番も多い。
 
:初登場作品。不動の人気アイドルであり、出番も多い。
:'''プレイヤーの[[隠し要素/α #ミンメイ・未沙ポイント|選択次第]]で、ミンメイと結ばれることも可能'''。なお、現在のところミンメイと結ばれる展開が存在するのは本作のみなので、ミンメイ派のプレイヤーは必見である。
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:'''プレイヤーの[[隠し要素/α #ミンメイ・未沙ポイント|選択次第]]で、ミンメイと結ばれる事も可能'''。なお、現在のところミンメイと結ばれる展開が存在するのは本作のみなので、ミンメイ派のプレイヤーは必見である。
 
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
::「愛・おぼえていますか」がボーカル版になった。また、本作のCMの[[ナレーション]]は飯島真理氏が勤めている。
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::「愛・おぼえていますか」がボーカル版になった。また、本作のCMの[[ナレーション]]は[[声優:飯島真理|飯島真理]]氏が勤めている。
 
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;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:名前のみの登場。シェリルが[[カグラ・デムリ|カグラ]]に「自分と好きな男さえいれば、その他はどうでもいい」と言って相手の男にひっぱたかれた人として紹介する。
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:名前のみの登場。[[シェリル・ノーム|シェリル]]が[[カグラ・デムリ|カグラ]]に「自分と好きな男さえいれば、その他はどうでもいい」と言って相手の男にひっぱたかれた人として紹介する。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===  
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=== [[マクロスシリーズ]] ===
 
=== [[マクロスシリーズ]] ===
 
;[[熱気バサラ]]
 
;[[熱気バサラ]]
:『[[マクロス7]]』の主人公。[[マクロスシリーズ]]を代表するシンガー同士で、『マクロスF』の時代においてはバサラはミンメイと並ぶ伝説の存在となっている。
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:『[[マクロス7]]』の主人公。[[マクロスシリーズ]]を代表するシンガー同士で、『マクロスF』の時代において、バサラはミンメイと並ぶ伝説の存在となっている。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では彼からも敬意を表され、後に共に「[[GONG]]」を製作した。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では彼からも敬意を表され、後に共に「[[GONG]]」を製作した。
 
;[[ミレーヌ・フレア・ジーナス]]
 
;[[ミレーヌ・フレア・ジーナス]]
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:『[[マクロスF]]』のダブルヒロインの一人。「超時空シンデレラ」と呼ばれ、ミンメイの歌った数々の名曲をカヴァーしていくが…。
 
:『[[マクロスF]]』のダブルヒロインの一人。「超時空シンデレラ」と呼ばれ、ミンメイの歌った数々の名曲をカヴァーしていくが…。
 
;[[グレイス・オコナー]]
 
;[[グレイス・オコナー]]
:TV版『マクロスF』の黒幕。ランカを自らの野望のための駒とし、あろうことかマクロス世界の伝説となっているミンメイの名曲「愛・おぼえていますか」をランカや[[バジュラ]]を利用した銀河中の大量虐殺のために用いた。
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:TV版『マクロスF』の[[ラストボス|黒幕]]。ランカを自らの野望のための駒とし、あろうことかマクロス世界の伝説となっているミンメイの名曲「愛・おぼえていますか」をランカや[[バジュラ]]を利用した銀河中の大量虐殺のために用いた。
    
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
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;[[渚カヲル]]
 
;[[渚カヲル]]
 
:直接は絡まないが、『α』では「愛・おぼえていますか」のプレートは彼から[[碇シンジ|シンジ]]に渡り、そしてミンメイの手に渡った。
 
:直接は絡まないが、『α』では「愛・おぼえていますか」のプレートは彼から[[碇シンジ|シンジ]]に渡り、そしてミンメイの手に渡った。
:また、『第3次α』では彼も『[[GONG]]』の制作に協力している。
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:また、『第3次α』では彼も「[[GONG]]」の制作に協力している。
 
;[[パイパー・ルウ]]
 
;[[パイパー・ルウ]]
 
:『第3次α』ではバサラの熱唱にテンションが上がり興奮状態の彼を、子守唄で寝かしつける一幕も。
 
:『第3次α』ではバサラの熱唱にテンションが上がり興奮状態の彼を、子守唄で寝かしつける一幕も。
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:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』の最終話にて、[[ムートロン|ムートロンエネルギー]]を完全開放しようとする彼に力を貸す。
 
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』の最終話にて、[[ムートロン|ムートロンエネルギー]]を完全開放しようとする彼に力を貸す。
 
;[[レオナルド・メディチ・ブンドル]]
 
;[[レオナルド・メディチ・ブンドル]]
:『第3次α』最終話通常ルート「終焉の銀河」にて『GONG』の[[指揮官|指揮]]を彼に任せる。この時の会話から、ミンメイはブンドルが指揮を出来る事を知っていた事が伺えるので前々から打ち合わせていたと思われる。
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:『第3次α』最終話通常ルート「終焉の銀河」にて「GONG」の[[指揮官|指揮]]を彼に任せる。この時の会話から、ミンメイはブンドルが指揮を出来る事を知っていた事が伺えるので前々から打ち合わせていたと思われる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「輝の事? あの人は単なるお友達よ!」
 
;「輝の事? あの人は単なるお友達よ!」
 
:第24話「グッバイ・ガール」より、多数の報道インタビュアーからカイフンとの交際を聞かれる中、「中尉とはどうなったのか」と聞かれて。これをテレビで見ていた輝は流石にショックを受けた。
 
:第24話「グッバイ・ガール」より、多数の報道インタビュアーからカイフンとの交際を聞かれる中、「中尉とはどうなったのか」と聞かれて。これをテレビで見ていた輝は流石にショックを受けた。
;「あなたの望んでいたことが、実現できるかもしれないのよ。協力しましょう」
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;「あなたの望んでいた事が、実現できるかもしれないのよ。協力しましょう」
:第26話「メッセンジャー」より。[[ゼントラーディ]]軍との和平交渉とはいえ地球統合軍に招集されたことにいきり立つ従兄の[[リン・カイフン|カイフン]]を制止して。
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:第26話「メッセンジャー」より。[[ゼントラーディ]]軍との和平交渉とはいえ、地球統合軍に招集された事にいきり立つ従兄の[[リン・カイフン|カイフン]]を制止して。
:自身が戦争終結の役に立つならば地球統合軍にも協力を惜しまないあたり、彼女の思考の柔軟性がうかがえる。
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:自身が戦争終結の役に立つならば地球統合軍にも協力を惜しまないあたり、ミンメイの思考の柔軟性がうかがえる。
 
;「…お友達だとしか思ってなかったから…お友達だとしか…あたし……」
 
;「…お友達だとしか思ってなかったから…お友達だとしか…あたし……」
 
:第27話「愛は流れる」より。輝から告白された後、出撃前の彼の部屋を訪れ、これまでの接し方について懸命に謝罪しようとするが、この時点ではカイフンの事もあって自身の中でも迷いが生じていた様子。
 
:第27話「愛は流れる」より。輝から告白された後、出撃前の彼の部屋を訪れ、これまでの接し方について懸命に謝罪しようとするが、この時点ではカイフンの事もあって自身の中でも迷いが生じていた様子。
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:第34話「プライベート・タイム」。久々に輝とのデートを楽しむ中、カイフンから急な仕事が入った事で中断。コンサートが始まる中、歌う事を遂に自ら放棄する。当然、カイフンから咎められた上に見切りを付けられてしまう。
 
:第34話「プライベート・タイム」。久々に輝とのデートを楽しむ中、カイフンから急な仕事が入った事で中断。コンサートが始まる中、歌う事を遂に自ら放棄する。当然、カイフンから咎められた上に見切りを付けられてしまう。
 
;「マクロスが…マクロスが飛ぶ!」
 
;「マクロスが…マクロスが飛ぶ!」
:最終話「愛は流れる」より。敵の攻撃を受けたマクロスだが、短時間だけとはいえ飛行が可能となっていた。そしてこの言葉と共にマクロスは空へと飛びマクロスキャノンを発射する。
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:最終話「愛は流れる」より。敵の攻撃を受けたマクロスだが、短時間だけとはいえ[[飛行]]が可能となっていた。そしてこの言葉と共にマクロスは[[空]]へと飛びマクロスキャノンを発射する。
 
;「私、何処か知らない街へ行くわ。そこでもう一度歌ってみる。もう歌を辞めるなんて言わない」<br />「早瀬さん、それがいつになるかはわからないけど、私が本当の自分を歌えるようになったらその時は…」<br />「あたしも載せていただけますか? 貴方の船に…」
 
;「私、何処か知らない街へ行くわ。そこでもう一度歌ってみる。もう歌を辞めるなんて言わない」<br />「早瀬さん、それがいつになるかはわからないけど、私が本当の自分を歌えるようになったらその時は…」<br />「あたしも載せていただけますか? 貴方の船に…」
 
:同話ラスト。輝と未沙へ向けていつの日かメガロード船団と共に旅立つ事を約束する。
 
:同話ラスト。輝と未沙へ向けていつの日かメガロード船団と共に旅立つ事を約束する。
197行目: 197行目:  
;「好きよ…。『あの人』との間に何があったかは、知らないわ。でもね、それでもね…。あたしはあなたが好き」
 
;「好きよ…。『あの人』との間に何があったかは、知らないわ。でもね、それでもね…。あたしはあなたが好き」
 
:劇場版より。しばらく会えなかった輝と再会できた時のミンメイの台詞。『あの人』とは[[早瀬未沙|未沙]]の事。TV版とは違い、劇場版のミンメイは積極的に輝への想いを[[告白シーン|告白]]している。
 
:劇場版より。しばらく会えなかった輝と再会できた時のミンメイの台詞。『あの人』とは[[早瀬未沙|未沙]]の事。TV版とは違い、劇場版のミンメイは積極的に輝への想いを[[告白シーン|告白]]している。
:なお、輝と親しげな未沙の存在を感じ取ったことからもわかるように、劇場版のミンメイはTV版の彼女と比較して、精神的に成熟した女性として描写されている。
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:なお、輝と親しげな未沙の存在を感じ取った事実からもわかるように、劇場版のミンメイはTV版の彼女と比較して、精神的に成熟した女性として描写されている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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;「銀河を救ってくれたあなた達がいつか帰ってくる日を、私達は信じています」<br />「私はあなた達と、もう会えないかも知れませんが…」<br />「再会を約束したこの[[歌]]で、あなた達を迎えます」
 
;「銀河を救ってくれたあなた達がいつか帰ってくる日を、私達は信じています」<br />「私はあなた達と、もう会えないかも知れませんが…」<br />「再会を約束したこの[[歌]]で、あなた達を迎えます」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』最終話ハードルート「今遥か遠い彼方…」より。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』最終話ハードルート「今遥か遠い彼方…」より。
:1万2千年の時を越えて、完成した『[[GONG]]』と共にメッセージを贈り、[[ケイサル・エフェス]]の猛威の前に心が萎えかけた[[αナンバーズ]]を鼓舞した。
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:1万2千年の時を越えて、完成した「[[GONG]]」と共にメッセージを贈り、[[ケイサル・エフェス]]の猛威の前に心が萎えかけた[[αナンバーズ]]を鼓舞した。
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== 余談 ==
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*[[声優:飯島真理|飯島真理]]氏をはじめ数々のアイドル歌手に対して楽曲提供をしてきた作詞家・松本隆氏(『[[マクロスF]]』の挿入歌「星間飛行」の作詞を手掛ける)は、リン・ミンメイの事を'''『[[超時空要塞マクロス]]』放送当時の1980年代のアイドル歌手を脚色したキャラクター'''である、と評している(『松本隆対談集 風待茶房 2005-2015』より)。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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