ラグ・ウラロ

ラグ・ウラロは『戦闘メカ ザブングル』の登場人物。

ラグ・ウラロ
登場作品 戦闘メカ ザブングル
声優 島津冴子
デザイン 湖川友謙
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人シビリアン
性別
所属 盗賊団サンドラット
役職 リーダー
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概要編集

盗賊団サンドラットのリーダー。ジロン・アモスザブングル奪取に手を貸した縁で、アイアン・ギアーに乗り込むこととなる。

実はジロンに惚れており、エルチとは三角関係で喧嘩が絶えないが、エルチと同じく結構惚れっぽい性格で、アーサー・ランクを含め何人かの男に惚れている(ジロンを除いて美形で文化的な男に惚れっぽいエルチと比べるとアコンやカタカムのような自分を女として扱ってくれる男に弱い)。

主な乗機は翼付きのザブングル。ウォーカーマシンの操縦だけでなく、エルチ・カーゴ不在時にはアイアン・ギアーの指揮も執ったりもした。

愛用の銃はドイツ製自動拳銃H&K P7と拳銃型グレネードランチャー。

登場作品と役柄編集

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。能力的には可もなく不可もなく程度だが、精神コマンドが中々良いためメインにもサブにも使いやすい。集中ひらめきを覚えるので両方持っていないジロンと組んだり、マリアと共にザブングルに乗って二人で激励要員になるのもあり。カットインがあったり、低熟練度では一時的にザブングル2に乗って敵対するメインシナリオがあったりと、割と優遇されている。また、ダイクチルブルメの三人との信頼補正もある。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
能力も十分に高く、ザブングルを強化すれば一軍になれる。『α外伝』に続いてアーサー登場時専用のグラが用意されている。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
本作では翼無しのザブングルに搭乗するがユニット単体としての活躍は無く、ギャリアおよびエルチ搭乗ザブングルの「サンドラット一斉攻撃」発動時の攻撃要員として、ブルメ&ダイクを率いて大暴れする。

関連作品編集

リアルロボット戦線
最初からサブングルに乗り、中盤に仲間になる。しかしシロッコルートではそもそも登場せず、ラズロルートでも選択肢次第で未登場、シャアルートでも永久離脱する可能性があるなど、いささか不遇である。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

α外伝
気合ひらめき集中努力熱血激励
Z
加速集中不屈気合熱血
リアルロボット戦線
根性熱血ひらめき努力激励誘惑

特殊技能(特殊スキル)編集

α外伝
底力援護L2
Z
底力L9、気力+(命中)援護攻撃L4

隊長効果編集

反撃時の攻撃力+20%
Z』で採用。

人間関係編集

サンドラット編集

ブルメ
サンドラットのメンバー。ブルメ自身は密かに好意を持っている。
ダイク
サンドラットのメンバー。
チル
サンドラットのメンバー。女同士で妹分のような存在。
ガルロ、ハイヤ、マーレ
SRW未登場。サンドラットのメンバーで、本編では上記の三人ほど目立たないが、ザブングルのライフルの運搬やアイアン・ギアーの機関の管理等で地味に活躍した。

アイアン・ギアー編集

ジロン・アモス
最初その破天荒ぶりを迷惑がっていたが、やがて仲間として認めるようになる。惚れていたようだったが、それは実らなかった。ただし、劇場版ではアーサーが生存した事で再びアーサーにぞっこんとなり、アーサーがエルチを目の治療に連れて行った事でややムッとしていたジロンの姿をからかったりしている。
エルチ・カーゴ
ことあるごとに喧嘩相手になる。大抵は彼女のわがままに対する反発やジロンを交えた三角関係が原因。忌み嫌っている訳では無く、良きライバル関係と言った間柄。
コトセット・メムマ
ラグがアイアン・ギアーの指揮を執る事も多い為、絡む事が多く、時には反発しながらも息のあった連携を見せる。

ソルト編集

カタカム・ズシム
ソルトのリーダー格だった男。ジロンへのあてつけも込めて懇意にしていたが、次第に無能さを露呈し見放すようになる。彼が死んだと思われた(実際は死んでいない)際、ソルトのメンバーがとり行った葬儀のシーンはいかにもザブングルらしい名場面。SRW未登場。
ビリン・ナダ
当初はカタカムを交えた三角関係のような感じでいがみあっていたが、その後は喧嘩しながらも良き仲間関係となる。
マリア・マリア
彼女が洗脳されたエルチによって人質にされた際、カタカムが彼女を非戦闘員という事で助けようとしなかった事がカタカムに対する離反の一因となった。その後はビリンを含めてトリオ的な活躍をする事が多い。

ブレーカー編集

キッド・ホーラ
基本的には敵対関係であるが、アイアン・ギアーから出た際は一時期彼の部下となる。22話では気のある素振りをみせていたが、実際はジロンへのあてつけ。
ゲラバ・ゲラバ
22話では味方同士であるが、これまでの敵対からラグを疑っていた。
アコン・アカグ
エルチと喧嘩別れになってアイアン・ギアーを出たときに惚れた男。ホーラに騙まし討ちにされて戦死する。

その他編集

アーサー・ランク
超美形の「アーサー様」出現に、キャラが崩壊しかねない乙女チックぶりを発揮。彼の前では、惚れているはずのジロンに対してすら「マンジュウ」呼ばわりの扱いである。

他作品との人間関係編集

ヨーコ・リットナー
第2次Z破界篇』では彼女のカミナへの秘めた想いに気付き、エルチ共々アドバイスを送る。

名台詞編集

「三日間逃げきればそれっきりだし、直に自分の腕で受け取らなかった医者がいけないのさ」
第1話でメディックからジロンの治療代を踏み倒した後の台詞。『ザブングル』の世界観の要である「三日の掟」が初めて作中に登場する場面。
「そうかい? あんたが巻き込んでいってるんじゃないの? あんた怖い子だね。誰も彼も巻き添えにしていくんだから」
第4話より。エルチの父親であるキャリングが死んだ際、その原因を三日の掟を無視したジロンのティンプに対する行動にあると責めるブルメとダイクにジロンが反論した際に冷たく言い放った台詞。
「フン、そのナイフ捌きの素早さも文化的だって言うの? 遠い星でいう文化的っていうの何も出来ない人の事を言うのよ。あんたのほうが暴力的じゃなくて? え? エルチ・カーゴさん!」
第6話より。エルチがアイアン・ギアーの艦長になるのを拒んだ事で言い争いになった末、得意のナイフを突きつけながら文化的な人間は暴力を振るわないと言うエルチへの突っ込み。
「文化的な女性は淑やかにして優雅でその顔は穏やかで気品を第一とする。そう書いてあるわね、あなたの文化の教科書にはさ!」
第6話ラストでラグがジロンの乗るザブングルから降りようとしない事に激しく嫉妬したエルチへの台詞。
ジロン「しかし、一台のウォーカーマシンに5人も乗り込んでちゃ戦力的に損じゃない?」
「ロボットのパターンだろ?」
第16話、ザブングルがジロン、ラグ、ブルメ、ダイク、チルの五人乗り状態になった事に突っ込むジロンに対して。
スパロボではむしろ、その5人乗りの方が戦力的に得だったりするのだが…。また、二行目は戦闘台詞に採用されている。
「しょうがない馬鹿だよ。甘ったれてるのさ」
アイアン・ギアーから家出をしたエルチを批難した台詞。しかし、ラグもこの後に同様の事をしでかしてしまう。
「やりすぎなんだよ…アコンは…」
惚れた男であるアコンが死亡した際の台詞。
「ジロン、あたしの骨は拾っておくれよ!」
ジロン「ラグ、死ぬな!」
「あたしはアイアン・ギアーのために命をかけるんじゃない! ジロンのためよ! あたしは死んでもいいわ!…ハハハハ、パターンを言ってしまった」
第24話、グレタ・カラスとの一騎打ちの際にお決まりのパターンを言って一人照れる。直後にエルチから突っ込まれた。『α外伝』ではDVEとなる。
「やっぱり大きいけど、何てことはないさ!大男総身に知恵が回りかねってね!」
25話でウォーカーマシンに変形したグレタ・ガリーに対して互角に戦い、砲身を破壊した際の台詞。後半の諺は図体だけでかくてそれ以外は何の役にも立たないという意味。
「さん!? やだ、さんだって…」
第30話、ソルトと合流し現地のリーダーであるカタカムに「ラグさん」とさん付けで呼ばれた事に対して照れる。釣られて隣にいた男性陣からも笑われた事に「あんたたちだって笑うことないだろ!?」と怒った。
(見かけと口とやる事が納得じゃないのよ)
34話より。勝手に突出してホーラ達と戦うジロンやファットマンを助ける義理は無いというカタカムに対し、キスまでして煽てつつも抱いた心中。これまでカタカムに惚れこんでいた素振りを見せていたラグだが、この辺りから次第に不信感が芽生え始める。
「あたしはエルチに勝ちたいんだ。あんなイノセントの人形みたいなエルチじゃなく、本物のエルチにさ」
第38話。ギア・ギアの頭上で指揮をしているエルチを狙撃しようとしたブルメを制した際、ブルメに語ったエルチへの感情。洗脳後のエルチに対しては呆れ突き放しつつもラグなりにライバルとしてエルチを心配していた事が分かる。

スパロボシリーズの名台詞編集

「敵の動きが見える!なーんちゃって、アハハ!」
回避時の台詞。声優ネタか。
「あたし達は荒野がお似合いだよ。あんたらと同じでね」
第2次Z破界篇』エンディングより。シモン暗黒大陸の面々に同行する動機として語ったもの。

搭乗機体編集

ザブングル
ギャロップ
第22話、第46話にて搭乗。『α外伝』にて初期乗機となる。
ドラン
第46話にて搭乗。

余談編集

  • 担当声優の島津氏はオーディションに際しては、当初エルチ役を指定されて受けていた。エルチ役のオーディション終了後、スタジオのロビーのテーブルに並べられていたラグのキャラクター表を見ていて、「演じてみたいな~~」と思ってその場にいたところをディレクターに声をかけられてラグのオーディションを受けて、ラグ役を射止めたとのこと[1]

脚注編集

  1. 双葉社『戦闘メカ ザブングル大全』160頁。