差分

756 バイト追加 、 2014年10月22日 (水) 18:54
編集の要約なし
20行目: 20行目:  
上述の通り現在の彼女は半身がアストラル界に属している(アストラルシフトと原理的には同様の)状態にあるが、人間としての命が既に尽きているため、邪神が完全に解放され封印が解かれると死亡してしまう。そのため、己を縛りつけたラ・ギアスへの復讐と、自身の自由を手に入れるための計画として、『静死の柩』なる計画を目論んでいた(下記関連用語参照)。
 
上述の通り現在の彼女は半身がアストラル界に属している(アストラルシフトと原理的には同様の)状態にあるが、人間としての命が既に尽きているため、邪神が完全に解放され封印が解かれると死亡してしまう。そのため、己を縛りつけたラ・ギアスへの復讐と、自身の自由を手に入れるための計画として、『静死の柩』なる計画を目論んでいた(下記関連用語参照)。
   −
新西暦188年秋、地球圏で「封印戦争」と呼ばれる大戦が勃発。その最後の決戦の影響で、王都ラングラン最深部に眠るラ・ギアスのクロスゲートが活性化する。それを好機とみたヨーテンナイは数万年前から続く自身の計画を完成させるべく本格的に動き始める。ROEやPOJでの教団の暗躍は、邪神の力を活性化させるのと同時に、四体の魔装機神をポゼッションに導くためのものであった。
+
新西暦188年秋、地球圏で「封印戦争」と呼ばれる大戦が勃発。その最後の決戦の影響で、王都ラングラン最深部に眠るラ・ギアスのクロスゲートが活性化する。それを好機とみたヨーテンナイは数万年前から続く自身の計画を完成させるべく本格的に動き始める。IIやIIIにおいて教団を暗躍さえた目的は、邪神の力を活性化させるのと同時に、四体の魔装機神をポゼッションに導くためのものであった。
    
全ての条件をクリアしたと判断したヨーテンナイは、愛機レヱゼンカヰムで3体の魔装機神を捕縛。枷に縛り付けた魔装機神を強制ポゼッションさせ『静死の棺』とそれを守る結界、そして召喚魔獣マグゥーキを呼び込む動力源とした。しかし取り逃がしたシュウと、その彼が集めた一派の行動によって魔装機神とその操者の解放を許してしまう。計画完遂を急いで潜伏場所の結界を解いた結果、そのまま攻め入られ対決。彼女の乗機レヱゼンカヰムはアストラル界からエネルギーを取り込み続けることで驚異的な回復能力を見せるもそれは無限ではなく、遂には限界を迎え大破。機体を捨て、生身の己自身にアストラルエネルギーを降ろそうと試みたが、凝集したエネルギーにより、三邪神の魂が大元の巨人の姿に戻ってしまったことにより力の源泉が断たれ、レヱゼンカヰムを残して跡形もなく消滅した。
 
全ての条件をクリアしたと判断したヨーテンナイは、愛機レヱゼンカヰムで3体の魔装機神を捕縛。枷に縛り付けた魔装機神を強制ポゼッションさせ『静死の棺』とそれを守る結界、そして召喚魔獣マグゥーキを呼び込む動力源とした。しかし取り逃がしたシュウと、その彼が集めた一派の行動によって魔装機神とその操者の解放を許してしまう。計画完遂を急いで潜伏場所の結界を解いた結果、そのまま攻め入られ対決。彼女の乗機レヱゼンカヰムはアストラル界からエネルギーを取り込み続けることで驚異的な回復能力を見せるもそれは無限ではなく、遂には限界を迎え大破。機体を捨て、生身の己自身にアストラルエネルギーを降ろそうと試みたが、凝集したエネルギーにより、三邪神の魂が大元の巨人の姿に戻ってしまったことにより力の源泉が断たれ、レヱゼンカヰムを残して跡形もなく消滅した。
27行目: 27行目:     
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
=== [[OGシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
:冒頭と一部エンディングのみに登場。名前表記は「???」であり、サティルスなど一部からその名が語られるのみ。この時点ではまだ教団の全貌が明らかとなっておらず、ヨーテンナイという名前が本当に「あのお方」のものなのか否かがユーザー間で議論されていた。
 
:冒頭と一部エンディングのみに登場。名前表記は「???」であり、サティルスなど一部からその名が語られるのみ。この時点ではまだ教団の全貌が明らかとなっておらず、ヨーテンナイという名前が本当に「あのお方」のものなのか否かがユーザー間で議論されていた。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 +
:直参(側仕え)の一人ガエンを派遣するなど会話の節々で彼女の存在にこそ触れられているが、直接的な登場はしない。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
:本格的に登場。ただし、本人の登場は中盤の山場である「終わり行く世界で」となる。能力が高い上に回復イベントのせいでレヱゼンカヰムの耐久力が異様にあるため、撃破するのには相当な時間が掛かる。
 
:本格的に登場。ただし、本人の登場は中盤の山場である「終わり行く世界で」となる。能力が高い上に回復イベントのせいでレヱゼンカヰムの耐久力が異様にあるため、撃破するのには相当な時間が掛かる。
75行目: 78行目:  
:搭乗機。
 
:搭乗機。
 
;[[マグゥーキ]]
 
;[[マグゥーキ]]
:彼女が使役する存在。どういう原理か結界維持装置から無尽蔵に湧き出てくる(推測はできるが明言はされていない)。大群による奇襲攻撃でラ・ギアス各国に壊滅的な打撃を与えた。その正体はトロイア帝国の人間が使役していた召喚魔獣。
+
:トロイア帝国の人間が使役していた召喚魔獣。結界維持装置を起点として無尽蔵に湧き出てくる(原理は不明)。大群による奇襲攻撃でラ・ギアス各国に壊滅的な打撃を与えた。その正体は
    
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;調和の結界
 
;調和の結界
:ラングラン地下にある『調和の搭』と呼ばれる本体から、複数の結界維持装置を通じてラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。表向きは大規模魔術を抑制するための結界であるが、[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する効果なども見られた。しかし実際は抑制するどころか三邪神そのものを精霊界に封じこめるためのものであった。「魔力弾」の解説を用語録(I)で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。しかしこの結界、実はヨーテンナイを楔として存在しているため、結界に魔力を送ることは彼女に魔力を送ることと同じであり、歴代の王族は知らない内に彼女の野望の手助けをしていた。<br/>なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。
+
:ラングラン地下にある『調和の搭』と呼ばれる本体から、複数の結界維持装置を通じてラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。表向きは大規模魔術を抑制するための結界であるが、[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する力をもつ。「魔力弾」の解説を用語録(I)で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。
 +
:なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。
 +
:『F』にて結界の原型は55000年前のトロイアの時代にまで遡ることが判明した。結界の楔には生きた女性であるヨーテンナイが使われており、破壊神だけでなく三邪神の完全体の降臨も妨げていた。結界に魔力を送ることは彼女に魔力を送ることと同じであり、神聖ラングランの歴代国王の結界維持は人柱の力を増幅させる幇助となっていた。なお、神聖ラングランが建国されてから4959年の間、288人の王が結界維持の為に魔力供給の儀式を慣行していたことはわかるが、それ以前の時代にも同じ慣例(トロイアの滅亡後、結界の楔とクロスゲートのある地に興隆したラングランと呼ばれる国が、魔力の高い人間を指名して結界維持のために魔力を供給していたか?)が続けられていたのかは不明のままある。
 
;静死の棺
 
;静死の棺
 
:ラ・ギアスを地上や並行世界含む、ありとあらゆる世界から完全に遮断し、絶対・相対問わず全ての時間を停止させる現象。事実上の世界滅亡である。アストラル体でもあるヨーテンナイとその彼女と契約を交わした崇使のみが自由に動ける。三邪神の分身とボゼッションした四体の魔装機神、そしてクロスゲート。それらから取り出したアストラルエネルギーを原動力としている。
 
:ラ・ギアスを地上や並行世界含む、ありとあらゆる世界から完全に遮断し、絶対・相対問わず全ての時間を停止させる現象。事実上の世界滅亡である。アストラル体でもあるヨーテンナイとその彼女と契約を交わした崇使のみが自由に動ける。三邪神の分身とボゼッションした四体の魔装機神、そしてクロスゲート。それらから取り出したアストラルエネルギーを原動力としている。
85行目: 90行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*彼女が目論んだ静死の柩は、目的こそ違えど[[サイデリアル]]の時の牢獄(絶対時間が停止し、誕生も老化もなくなる。こちらは生命活動そのものは停止しないが緩慢に滅亡していくと考えられている)とほぼ同等である。また、OGにおけるバラルの計画も、地球を封印して人を不死の存在に変えるものであり、達成した結果がかなり似通っている。時期が離れているならともかく、Z・OG・魔装機神シリーズの最新作の敵の計画が、立て続けに似た内容だったのには何かしらの意図があるのかもしれない。
 
*彼女が目論んだ静死の柩は、目的こそ違えど[[サイデリアル]]の時の牢獄(絶対時間が停止し、誕生も老化もなくなる。こちらは生命活動そのものは停止しないが緩慢に滅亡していくと考えられている)とほぼ同等である。また、OGにおけるバラルの計画も、地球を封印して人を不死の存在に変えるものであり、達成した結果がかなり似通っている。時期が離れているならともかく、Z・OG・魔装機神シリーズの最新作の敵の計画が、立て続けに似た内容だったのには何かしらの意図があるのかもしれない。
      
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
2,203

回編集