メトロポリス

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メトロポリスは『THE ビッグオー』及び『THE ビッグオー 2nd SEASON』に登場する未完の小説。著者は初代パラダイム社社長ゴードン・ローズウォーター。その作中には40年前に起きたクライシスや40年以上前のメモリーが記してあった。

ゴードン曰く「夢が私に書くことを命じた物語」らしく、真の作者は別におり、最後はその真の作者に物語の続きを託された。

SRWでの扱い編集

Zシリーズ編集

原作では最後まで未完であったが、『スーパーロボット大戦Z』では完結しており、下巻をメダイユ公が所持していた。作中でも重要な役割を持っており、過去に起きた戦乱の歴史「黒歴史」が記されている。メトロポリスの内容は1億2千年前から少しずつ位相を変えて連綿と繰り返される戦い、「黒歴史の一つ」として書かれている。その中にはアムロ・レイシャア・アズナブルの争いも記されているが、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』終盤のサイコフレームの奇跡は起こらず、人類に絶望したシャアが目論み通りにアクシズを地球へと落下させて死の星へと追いやった歴史もあったとみられる。また、「破壊の後の再生」の顛末およびエグゼクターの詳細も書かれていた。

これを読破したシュバルツ・バルトは世界の真実を知り、グエン・サード・ラインフォードは黒歴史の「負の遺産」を世界中から掻き集めて戦力とした。

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』において、ゴードンが主人公サイドにメトロポリスに書かれている真実を語っている[1]。彼の言によると、本作のシャア・アズナブルとは別人のシャア[2]アクシズを地球落下させており、パラダイムシティの廃墟は落下後の姿を「模範」としたとしてる。 第32話『忘却の霧の中』のパラダイムシティに出現したジェガンギラ・ドーガは(上記別人の)アムロとシャアの死闘に参加した機体の成れの果てである[3]。 また、NERVSEELE)が有する死海文書は同質の存在であると思われたが、深くは語られないまま終わった。

続く『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』では、条件次第で味方に加入するベックから、メトロポリスをエンジェルから読ませてもらったこと、そしてそれは最終章が書き直されていたことが語られる。その最終章の内容は白紙であり、それは原作同様に未完の本となったことと、同時にその続き、即ち未来は自分たちの手で作り上げていくべきであることを意味していた。

大いなる力
黒歴史の終わりには『THE ビッグオー 2nd SEASON』におけるロジャー・スミスの断片的なメモリーに残る「ザ・ビッグ」軍団による介入があったとされており、今回の『スーパーロボット大戦Z』では「黒歴史」と関連させたアレンジが加えられている。原作では「ビッグヴィヌス」に囚われたエンジェルがパラダイムシティの人々のメモリーをリセットを試みるが、ロジャーのネゴシエイションの成否が鍵を握っている。
『スーパーロボット大戦Z』ではビッグヴィヌスの代わりに、「大いなる力」によりザ・ビッグの軍団がZEUTHと対峙する。この大いなる力について、本作では「太極」、あるいは「次元力」と呼ばれているが、アサキム・ドーウィンは「源理の力」「オリジン・ロー」とも呼ぶ。
メモリーを捨てるか否かは、全てロジャーのネゴシエイションが鍵を握っている。プレイヤーの判断次第では「メトロポリス」「黒歴史」と同じ結末となるので、よく考えて行動しないといけない。

脚注編集

  1. ifルート53話『永遠という幻想』、本ルート54話『The Show Must Go On』
  2. 本作『Zシリーズ』とは別人のアムロ・レイとシャア・アズナブルであることをシュバルツが語っている。
  3. 第32話『忘却の霧の中』と第33話『Roger The Negotiator』両シナリオで、アムロが敵と戦闘し、シナリオ終了後にAGとの話で「大気圏の摩擦熱で損傷」「1万2千年前の機体」であることが判明する。