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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Milly Ashford]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Milly]]<ref>[https://geass.jp/first/world_03_ex.html?pid=chara_07.html キャラクター]、コードギアス 反逆のルルーシュ 公式サイト、2022年2月17日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}
| 声優 = {{声優|大原さやか}}
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ 劇場版}}
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 復活のルルーシュ}}
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| 声優 = {{声優 (登場作品別)|大原さやか|コードギアスシリーズ}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|木村貴宏|コードギアスシリーズ}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
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| SRWでの分類 = [[サポートユニット]]
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)
 
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
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| 学年 = 高等部3年生
 
| 学年 = 高等部3年生
 
| 役職 = 生徒会会長
 
| 役職 = 生徒会会長
| キャラクターデザイン = CLAMP(原案)<br />木村貴宏
   
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'''ミレイ・アッシュフォード'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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祖父は学園の理事長で、ルルーシュや[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]が[[神聖ブリタニア帝国]]から排斥された際の身元引受人である。それ故、理事長に大恩を感じているルルーシュは、彼の孫娘であるミレイに頭が上がらない。アッシュフォード家の一族の一人であるミレイもルルーシュとナナリーの本当の素性を知っている。
 
祖父は学園の理事長で、ルルーシュや[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]が[[神聖ブリタニア帝国]]から排斥された際の身元引受人である。それ故、理事長に大恩を感じているルルーシュは、彼の孫娘であるミレイに頭が上がらない。アッシュフォード家の一族の一人であるミレイもルルーシュとナナリーの本当の素性を知っている。
   −
[[性格]]はお気楽で、お祭りごとやトラブル好きな面がある一方、相手の性格を把握した上で良い方向へと人生感を語る。また、自分を含めた将来への展望を誰よりも深く考えているものの、悩みごととしては抱えない、包容力ある女性といえる。
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[[性格]]はパワフルかつお気楽で、周囲を振り回したりお祭りごとやトラブル好きな面がある一方、相手の性格を把握した上で良い方向へと人生感を語る。また、自分を含めた将来への展望を誰よりも深く考えているものの、悩みごととしては抱えない、包容力ある女性といえる。
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祖父は分からないが、両親はアッシュフォード家再興のためにミレイに頻繁に結婚を持ちかけている。しかし、当のミレイはルルーシュに好意を寄せているのもあってかあの手この手で自分で破談にすることで抵抗している。しかし、今度はシュナイゼルと接点がある上に伯爵の爵位を持つ[[ロイド・アスプルンド]]との縁談が組まれ婚約する事となる。が、最終的には破談に至った。
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アッシュフォード家を再興を願う祖父が仕掛ける政略結婚に以前から巻き込まれており、後に伯爵の爵位を持つ[[ロイド・アスプルンド]]との縁談が組まれ婚約する事となる。が、最終的には破談に至った。
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小説版ではモラトリアムを楽しむという以外にも肝心の見合い相手が『どこそこの貴族と交流がある』などと言った自分と全く関係のないお家自慢ばかりする[[貴族]]に辟易しているのも自分で破談にしている理由の一つとなっている。<ref>また、ロイドと会うまでは、お見合いの度に'''見合い相手の股間を蹴りまくっていた'''という恐ろしい事実も判明している。</ref><ref>[[ドラマCD|ピクチャードラマ]]では、第9話前後の時点で'''31回目'''のお見合いだった事が明かされている。</ref>そうした意味では結婚の目的が[[ガニメデ]]が目当てであることと察していたロイドはこれまでの見合い相手とひと味違うと共に、結婚の理由が『自分の家ではなく家が保有するKMFが目当て』というある意味で型破りであったこともロイドとの結婚を了承した理由の一つと思われる。また、恋愛物語に出る貴族が家を捨てるという考えにも否定的な見解を持つなど、只のお気楽ではない面をのぞかせ、ルルーシュも日本人であれば『黒の騎士団』の交渉要員としてスカウトしていたと認めるほどの胆力や気丈さも持つ。
    
『R2』では単位不足のため留年するが、[[ニーナ・アインシュタイン|ニーナ]]の件を通じて、「モラトリアムは終了」とケジメを付ける決意を固め、学園を卒業。その後はテレビ局のアナウンサーとなった。
 
『R2』では単位不足のため留年するが、[[ニーナ・アインシュタイン|ニーナ]]の件を通じて、「モラトリアムは終了」とケジメを付ける決意を固め、学園を卒業。その後はテレビ局のアナウンサーとなった。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:初登場作品。[[NPC]]として登場。
 
:初登場作品。[[NPC]]として登場。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:原作通りに「キューピッドの日」イベントを開催。原作と違い、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の不在中に開催を決めていた(原作ではルルーシュの108人デートを見て発案)。アナウンサーになったことでZEXISについての情報も一般人よりは知るようになった様子。
 
:原作通りに「キューピッドの日」イベントを開催。原作と違い、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の不在中に開催を決めていた(原作ではルルーシュの108人デートを見て発案)。アナウンサーになったことでZEXISについての情報も一般人よりは知るようになった様子。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
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:サポートキャラクターとして登場。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:Rサポートユニット。シナリオには2015年12月のイベント「ロボットとアイドル」などに登場する。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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:序章ワールド3から登場するNPC。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
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:『復活』設定。NPC。
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== ステータス ==
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=== サポートアビリティ ===
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;お騒がせ生徒会長
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:R。WAVEが進むごとに移動速度アップ。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:孫のミレイの浪費癖とお祭り騒ぎを好む派手好きな性分は彼譲りのものであり、それが元で8年前にアリエスの離宮で起こった[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]皇妃[[暗殺]]事件を機に、[[ナイトメアフレーム|KMF]]開発から脱落したアッシュフォード財団を没落させてしまったとされている。
 
:孫のミレイの浪費癖とお祭り騒ぎを好む派手好きな性分は彼譲りのものであり、それが元で8年前にアリエスの離宮で起こった[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]皇妃[[暗殺]]事件を機に、[[ナイトメアフレーム|KMF]]開発から脱落したアッシュフォード財団を没落させてしまったとされている。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
:[[アッシュフォード学園]]生徒会副会長。何かと彼を振り回す事が多いが、互いに[[信頼]]関係は厚い。それ故、皇帝となった後の彼の行動には戸惑うことになった。
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:[[アッシュフォード学園]]生徒会副会長。何かと彼を振り回す事が多いが、互いに[[信頼]]関係は厚い。それ故、皇帝となった後の彼の行動には戸惑うことになった。実はずっと彼に想いを寄せていたが、それを口に出すことはついぞ無かった。
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
:彼女のことを妹のように接している。ナナリーが生徒会役員室に住んでいるのはアッシュフォード家の計らいによる。
 
:彼女のことを妹のように接している。ナナリーが生徒会役員室に住んでいるのはアッシュフォード家の計らいによる。
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:なお、リヴァルはミレイに対して秘かに恋焦がれているのだが、ミレイはそのことには気付いていない…。
 
:なお、リヴァルはミレイに対して秘かに恋焦がれているのだが、ミレイはそのことには気付いていない…。
 
;[[ニーナ・アインシュタイン]]
 
;[[ニーナ・アインシュタイン]]
:アッシュフォード学園生徒会役員。彼女とは幼馴染の関係にあり、人付き合いが苦手なニーナを上手くリードしている。しかし、ニーナからは内心では疎まれていたところもあり、軍属となったニーナから気持ちをぶつけられた。この件はミレイに涙を流させるほどのショックではあったが、自立とケジメに繋がる、
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:アッシュフォード学園生徒会役員。彼女とは幼馴染の関係にあり、人付き合いが苦手なニーナを上手くリードしている。しかし、ニーナからは内心では疎まれていたところもあり、軍属となったニーナから気持ちをぶつけられた。この件はミレイに涙を流させるほどのショックではあったが、自立とケジメに繋がる。
 
;[[紅月カレン]](カレン・シュタットフェルト)
 
;[[紅月カレン]](カレン・シュタットフェルト)
 
:アッシュフォード学園生徒員。彼女がハーフであることや複雑な家庭環境にあることも承知している。それ故、彼女が黒の騎士団の一員であったことを知った際もすぐにその心情を察した。本編の数年後の時点でも付き合いは続いている。
 
:アッシュフォード学園生徒員。彼女がハーフであることや複雑な家庭環境にあることも承知している。それ故、彼女が黒の騎士団の一員であったことを知った際もすぐにその心情を察した。本編の数年後の時点でも付き合いは続いている。
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;[[V.V.]]
 
;[[V.V.]]
 
:直接的な絡みはないが、8年前に嫉妬からマリアンヌを暗殺した犯人であるため、ヴィ家の後援貴族であったアッシュフォード家は伯爵位を剥奪され没落。アッシュフォード家だけにとどまらずミレイの人生を大きく狂わせた元凶とも言える。
 
:直接的な絡みはないが、8年前に嫉妬からマリアンヌを暗殺した犯人であるため、ヴィ家の後援貴族であったアッシュフォード家は伯爵位を剥奪され没落。アッシュフォード家だけにとどまらずミレイの人生を大きく狂わせた元凶とも言える。
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;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
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:直接的な絡みは無いが、「'''オレンジデー'''」という彼にちなんだ(?)イベントを行った事がある。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:STAGE1で生徒会の仕事を放棄し、賭けチェスに興じる[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の不真面目さを非難する[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]へのジョーク。
 
:STAGE1で生徒会の仕事を放棄し、賭けチェスに興じる[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の不真面目さを非難する[[シャーリー・フェネット|シャーリー]]へのジョーク。
 
;「そう?でもね、一つ一つは我慢できることでも積み重なれば、いつか擦り切れてしまうものよ」
 
;「そう?でもね、一つ一つは我慢できることでも積み重なれば、いつか擦り切れてしまうものよ」
:初めてシュタットフェルト家を訪ねてカレンの家庭の事情を把握した後にカレンに向かって言った言葉。カレンが「(今の状況は)我慢できないほどじゃない」と言ったことへの返答である。身近にいるルルーシュが相当なストレスを幼い頃から抱えて生きてきたことも知っているために実感があったものと思われる(ミレイはルルーシュが学園を欠席することが多いのもストレス発散のためと思っていた可能性もある)。実際、この言葉通り、カレンの母は遂に忍耐に限界に達してリフレインに手を出してしまう・・・。
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:初めてシュタットフェルト家を訪ねてカレンの家庭の事情を把握した後にカレンに向かって言った言葉。カレンが「(今の状況は)我慢できないほどじゃない」と言ったことへの返答である。身近にいるルルーシュが相当なストレスを幼い頃から抱えて生きてきたことも知っているために実感があったものと思われる(ミレイはルルーシュが学園を欠席することが多いのもストレス発散のためと思っていた可能性もある)。実際、この言葉通り、カレンの母は遂に忍耐が限界に達してリフレインに手を出してしまう・・・。
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;「大丈夫、人の秘密って、知りたくなるほうだけど話す趣味はないから」
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:上記の台詞の続き。ブリタニア皇族の兄妹を秘かに匿うという公になればどんな制裁を受けるかわからない秘密を一族で抱えているのでこの言葉も本心であろう。また、他人の秘密を知りたがる動機もいざというときのために使える情報を収集していたとも推測できる。
 
;「ねぇ、あたしどうしたらいいと思う……?」
 
;「ねぇ、あたしどうしたらいいと思う……?」
 
:お見合いが確定した時に、ルルーシュに漏らしそうになった本音。この時のミレイの表情は、普段からは想像できないような切なさがあった。しかもその相手は相当な変人であり、助手の女性からも同情されてしまう。
 
:お見合いが確定した時に、ルルーシュに漏らしそうになった本音。この時のミレイの表情は、普段からは想像できないような切なさがあった。しかもその相手は相当な変人であり、助手の女性からも同情されてしまう。
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:もしかしたら、どこかでルルーシュに恋人役を演じてもらえるなどの見合いから逃げる方便を期待をしていたのかもしれない。実際、その方便が現実になるまたはルルーシュが皇族として復帰すれば自分は想い人と結婚できる上にアッシュフォード家立て直しのために頻繁に寄せられる見合いから逃げられると思っていたのかもしれない。
    
=== R2 ===
 
=== R2 ===
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*ミレイ・アッシュフォード役の[[声優]]の大原さやか氏は[[ルルーシュ・ランペルージ]]役の福山潤氏とはよく共演しており、しかも「大原氏の演じる役は、福山氏の演じる役から見て立場が上の人物である」パターンが多く(スパロボ参戦作品で例を挙げれば、『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』における大原氏の[[セレーネ・マクグリフ]](姉貴分)と福山氏の[[ソル・リューネ・ランジュ]](弟分)の人物関係)、演じた本人達が盛大にネタにしている。
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*ミレイ・アッシュフォード役の[[声優]]の大原さやか氏は[[ルルーシュ・ランペルージ]]役の福山潤氏とはよく共演しており、しかも「大原氏の演じる役は、福山氏の演じる役から見て立場が上の人物である('''しかも大抵こき使っている''')」パターンが多く(スパロボ参戦作品で例を挙げれば、『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』における大原氏の[[セレーネ・マクグリフ]](姉貴分)と福山氏の[[ソル・リューネ・ランジュ]](弟分)の人物関係)、演じた本人達が盛大にネタにしている。
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*[[小説]]版『コードギアス 反逆のルルーシュ』で、執筆を担当した岩佐まもる氏は、ミレイが主役のエピソードを執筆する際には、彼女に合ったイメージ曲として、スウィング・ジャズの代表曲の一つとして有名な『シング・シング・シング』をかけながら話を執筆したという。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 脚注 ==
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<references />
 
{{DEFAULTSORT:みれい あつしゆふおおと}}
 
{{DEFAULTSORT:みれい あつしゆふおおと}}
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:コードギアスシリーズ]]
 
[[Category:コードギアスシリーズ]]
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