ミューカス

ミューカスは『スーパーロボット大戦Operation Extend』に登場する生物。

ミューカス
登場作品

バンプレストオリジナル

初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 パイロット
一般兵
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概要編集

地球外生命体の一種。ある程度の意思は持つが、人語を話さず、明確なパーソナリティを持った個体は存在しないようである。一応、生物というカテゴリーではあるがエネルギー兵器に類似した攻撃をするなど、機動兵器に近い特性を持つ。

ゲートを生み出してワープを可能とする特性を持つ。また繁殖力が異常に高く、ゲートを通じて宇宙各地に生息域を広げ、星を食い荒らしている。ただし、超越的な版権敵勢力の傘下につく事がある他、インベーダーDG細胞など浸食されているようなものの場合は、種の多様性維持のため積極的に排除することがないらしい。[1]

元々は、とある銀河系に生息する「レコーラル」と呼ばれる有益な宇宙植物だった。しかしその銀河系の人類がレコーラルの性質に手を加えようとして実験に失敗。周囲の人間を取り込んで暴走・変異し、ミューカスとなった。そして、そのレコーラル銀河は完全にミューカスに制圧され、知的生命体は「賢者」と呼ばれる者たちを除き全て駆逐されてしまった。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦Operation Extend
オリジナル敵勢力。敵としては全編通して満遍なく出続け、宇宙怪獣もかくやという戦いは数だの信条で雲霞の如く押し寄せる。更に、最終第8章では8割のステージで現れ、後ろ半分にはミューカスしかいないという構成。スペック以上にプレイヤーのモチベーションを苛む怪物勢力、という印象が強いかも知れない。

分類編集

ミューカス・ゲート
ゲートの名の通り、異なる空間をつなげる門の役目を果たす。ゲーム中では構造物の一種として登場し、破壊しない限り増援と言う形でミューカスを呼び込み続ける。また、版権勢力がワープゲート代わりに利用する事も多い。地中や小惑星帯に種のような状態でばら撒かれ、成長したものがゲートとなる。本編中ではゲートを探すセンサーが登場するが、初期の物は精度が低く、シナリオの進行に伴い精度が上がっていく。
成長するほど巨大かつ、強力なミューカスを呼び出すようになり、再生力も強くなる。また地中のマグマ等のエネルギー源があれば、そのエネルギーを吸収することも可能。

ネクトン編集

各地に大量発生している、いうなれば一般兵ポジションの存在。名称は、水棲生物の生活様式の中で遊泳生物を指す英語「nekton」が由来と思われる。

ゲーム中ではシナリオが進むとスタックを組むようになり、大量のネクトンが一気に現れるようになる。数が多い上に、射程も長い方に入るため集中攻撃を受けやすい。

ネクトン・アサルト
青色のネクトン。
ネクトン・クリーク
赤色のネクトン。下部に大きな球体の器官を持ち、突破攻撃を持つ。
ネクトン・ハウザー
黄色のネクトン。下部に大型砲塔のような器官を持ち、対艦を持つ。
ネクトン・シューター
緑色のネクトン。下部に小さな砲塔のような器官を2つ持つ
ネクトン・マイン、ネクトン・マインG、ネクトン・マインGG
自爆するだけの生きた機雷と呼ぶべき存在。Gはやや大型、GGは数個が寄り集まった形状。後者に行くほど、爆発の範囲と威力が向上する。

ギガ・ネクトン編集

体に腕もしくは推進器のような器官が発達し、巨大化したタイプ。

所謂「中ボス」的な存在だが、レコーラル銀河にはこのクラスも大量に生息しており、終盤では通常のネクトンと共に大量に襲い掛かってくる。しかも中ボス仕様のミューカスは二連撃威圧を持っているので、反撃を封じられて一方的に攻撃されることも多く、非常に厄介な敵となっている。

ギガ・ネクトンα
起き上がり、両側の器官を腕のように用いるタイプ。
ギガ・ネクトンβ
αの赤いタイプであり、強化型。
ギガ・ネクトンαα
流線型で器官が推進器のように見えるタイプ。
ギガ・ネクトンββ
ααの赤いタイプであり、強化型。

ベントス級編集

戦艦クラスの巨体を持つ巨大ミューカス。名称は底生生物と訳される英語「benthos」が由来と思われる。

ベントス・クルーザーα
やや小型のタイプ。
ベントス・キャリアーα
大型のタイプ。
ベントス・キャリアーβ
キャリアーの赤いタイプ。

ミューカス・ジェネシス編集

レコーラル銀河の中心に存在する超巨大ミューカス。その大きさは数光年に達し、恒星の発するエネルギーを使い巨体を維持している。ワープの能力を使い全体にエネルギーを行き渡らせているようである。

ミューカス・エンペラー
ジェネシスの心臓部に存在し、コアとなるミューカス。
ミューカス・アーム
ジェネシス心臓部で出現する巨大触手。

関連用語編集

レコーラル
原種となった宇宙植物。様々な分野に応用可能であり、レコーラル銀河の文明発達に大きく貢献していた。
レコーラル銀河
上記のレコーラルが生息していた銀河系であり、現在はミューカスの生息地となっている。ミューカスの特性によって空間障壁が張られているため内部へワープして侵入することができない。
ヴァサージ
ミューカスから派生した変異種。ミューカスと異なり人類と共存する意思を持つ。
コミューン
レコーラル銀河内でヴァサージと賢者が共存している惑星。
賢者
ヴァサージと意思疎通できる人種。レコーラル銀河を出た賢者たちの多くは環境に適応できず(大半はコミュニケーション方法が異なる故のストレスが原因だったとのこと)死滅してしまった。八重垣ひまりはコミューンを出た賢者の末裔。

余談編集

  • 名称は英語で「植物の粘液」などを意味する「mucus」が由来と思われる。

脚注編集

  1. ヴィラルいわく「弱肉強食という自然の原理に忠実」とのこと。