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ある日、自分の家で目を覚ました白銀武は、自宅の周囲が壊滅した状態という惨状に愕然とする。生存者を探し、学校のあった場所に辿り着いた武が知らされたのは、この世界は武の住んでいた世界とは異なる平行次元に存在する[[異世界]]で、BETAと呼ばれる宇宙生物による侵略を受けているという衝撃の事実であった。
 
ある日、自分の家で目を覚ました白銀武は、自宅の周囲が壊滅した状態という惨状に愕然とする。生存者を探し、学校のあった場所に辿り着いた武が知らされたのは、この世界は武の住んでいた世界とは異なる平行次元に存在する[[異世界]]で、BETAと呼ばれる宇宙生物による侵略を受けているという衝撃の事実であった。
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元いた世界の対戦型ロボットゲームによく似た[[戦術機]]と呼ばれるロボットの操縦で戦果を挙げた武は国連軍に入隊し、元いた世界の友人たちと似た仲間たちを得てチームとして戦っていく事になる。しかし、BETAの前に劣勢を強いられた人類は戦う事を諦め、地球脱出計画「オルタネイティヴV」を発動する。(ここまでUNLIMITED編)
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[[香月夕呼]]博士の計らいにより武は国連軍に入隊し、元いた世界の友人たちと似た仲間たちを得てチームとして戦っていく事になる。当初は貧弱な体力でチームのお荷物であったが、元いた世界の対戦型ロボットゲームによく似た[[戦術機]]と呼ばれるロボットの操縦で戦果を挙げたことで自己の立場を確立する。しかしその矢先、BETAの前に劣勢を強いられた人類は戦う事を諦め、地球脱出計画「オルタネイティヴV」を発動する。(ここまでUNLIMITED編)
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そして3年後、再び家のベッドで目覚めた武は、3年前とまったく同じ光景を目にし、ループする世界を救済すべく行動を起こしていく。
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そして3年後、再び家のベッドで目覚めた武は、3年前とまったく同じ光景を目にし、今度は兵士として鍛えられた肉体と精神、以前の記憶を武器にループする世界を救済すべく行動を起こしていく。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
; 戦術歩行戦闘機('''T'''actical '''S'''urface '''F'''ighter)
 
; 戦術歩行戦闘機('''T'''actical '''S'''urface '''F'''ighter)
: 通称『'''戦術機'''』。本作における人型ロボット兵器の総称。現実における戦闘機をモチーフとした機体名とデザインが特徴。腰に装備された「跳躍(ジャンプ)ユニット」により立体的な動きで光線級のレーザーを回避する事を念頭に設計されている(一応、レーザーが命中した場合でも瞬時に気化することで機体を防護する対レーザー蒸散塗料が使用されているものの、あまりにも高出力なので数秒ともたないため、回避が前提である)。
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: 通称『'''戦術機'''』。本作における人型ロボット兵器の総称。現実における戦闘機をモチーフとした機体名とデザインが特徴。腰に装備された「跳躍(ジャンプ)ユニット」により立体的な動きで光線級のレーザーを回避する事を念頭に設計されている(一応、レーザーが命中した場合でも瞬時に気化することで機体を防護する対レーザー蒸散塗料が使用されているものの、あまりにも高出力なので数秒ともたないため、回避が前提である)。現在は第3世代までが開発・配備されている。
 
: BETAに撃破されたパイロットは即死できれば良いほうで、下手をすれば行動不能の機体ごと貪り喰われ、最悪は捕虜になって凄惨な人体実験が待っている。そのため、S-11という[[ファフナー|フェンリル]]が如き'''自爆装置が標準搭載'''されている(未搭載の機体でも、跳躍ユニットのエンジンを暴走させることで自爆可能)。
 
: BETAに撃破されたパイロットは即死できれば良いほうで、下手をすれば行動不能の機体ごと貪り喰われ、最悪は捕虜になって凄惨な人体実験が待っている。そのため、S-11という[[ファフナー|フェンリル]]が如き'''自爆装置が標準搭載'''されている(未搭載の機体でも、跳躍ユニットのエンジンを暴走させることで自爆可能)。
 
: コクピットモジュールは国際規格が定められており、全ての機種で流用することが可能。一方で制御OSや機体の特性は各国ごとにまちまちで、日本製は「'''高性能だが、ピーキーで扱い難い'''」と評されている。
 
: コクピットモジュールは国際規格が定められており、全ての機種で流用することが可能。一方で制御OSや機体の特性は各国ごとにまちまちで、日本製は「'''高性能だが、ピーキーで扱い難い'''」と評されている。
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:BETAの前線基地とも言える巣窟。頭脳級を中心にした地下基地で、内部は数十万単位のBETAで溢れている。
 
:BETAの前線基地とも言える巣窟。頭脳級を中心にした地下基地で、内部は数十万単位のBETAで溢れている。
 
:カシュガルにある最大のハイヴは、オリジナルハイヴと呼ばれる。現状、地球上にはオリジナルハイヴを含めて29個のハイヴが存在する(内一つ、ヨコハマハイヴは殲滅済み)。
 
:カシュガルにある最大のハイヴは、オリジナルハイヴと呼ばれる。現状、地球上にはオリジナルハイヴを含めて29個のハイヴが存在する(内一つ、ヨコハマハイヴは殲滅済み)。
;G弾
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;G弾(五次元効果爆弾)
:[[核ミサイル|核兵器]]にすら耐性を付けたBETAに対抗する為に開発された、重力発生兵器。核兵器に代わる大量破壊兵器として、主にアメリカ軍によって使用されている。使用された場所は放射能の代わりに重力異常が残留して不毛の大地になってしまう(物語の主な舞台である横浜基地がその実例)。ループから脱出できない場合、G弾の無差別投入によって地球は[[宇宙戦士バルディオス|取り返しのつかない被害]]を被ることになる。
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:[[核ミサイル|核兵器]]にすら耐性を付けたBETAに対抗する為に開発された、重力発生兵器。核兵器に代わる大量破壊兵器として、主にアメリカ軍によって使用されている。
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:元は戦略航空機動要塞の主機関として開発された「ムアコック・レヒテ型抗重力機関」であり、これそのものを兵器として転用した物。適切な量の減速材を搭載することで完全なるムアコック・レヒテ機関として機能し、ラザフォード・フィールドが発生することで光線属種の高出力レーザーを含むあらゆる攻撃を無効化してしまうことから、迎撃不可能の兵器と言われる。
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:BETA由来の未知の物質であるG元素、その内の一つである「グレイ・イレブン」を利用した兵器であるため、製造可能数は限られる。米国軍がG元素の確保に躍起になっているのもこのため。
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:使用された場所は放射能の代わりに重力異常が残留して不毛の大地になってしまう(物語の主な舞台である横浜基地がその実例)。ループから脱出できない場合、G弾の無差別投入によって地球は[[宇宙戦士バルディオス|取り返しのつかない被害]]を被ることになる。
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:この兵器が作り出されたからこそ、本作の物語が始まったとさえ言える最重要ガジェットの一つ。
 
;XM3
 
;XM3
 
:白銀武の世界に存在したゲーム「バルジャーノン」のような機動力、すなわち「キャンセル」や「コンボ」、「先行入力」といった格闘ゲームの動きを戦術機で再現出来ないか?というアイデアに基づいて開発された新型OS。オルタネイティヴⅣの技術を流用して開発されたため、これも第4計画の成果の一つと言える。
 
:白銀武の世界に存在したゲーム「バルジャーノン」のような機動力、すなわち「キャンセル」や「コンボ」、「先行入力」といった格闘ゲームの動きを戦術機で再現出来ないか?というアイデアに基づいて開発された新型OS。オルタネイティヴⅣの技術を流用して開発されたため、これも第4計画の成果の一つと言える。
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