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1,596 バイト追加 、 2018年4月10日 (火) 17:08
αシリーズ関連をゲーム内テキストに準拠して編集、追記
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| 重量 = [[重量::39 t]]
 
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| 動力 = [[動力::光子力反応炉]]
 
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副動力 光子力エンジン(αシリーズ)
 
| エネルギー = [[エネルギー::光子力エネルギー]]
 
| エネルギー = [[エネルギー::光子力エネルギー]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::超合金ニューZα]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::超合金ニューZα]]
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[[兜甲児]]の祖父、[[兜十蔵]]が開発した[[マジンガーZ]]のプロトタイプ。
 
[[兜甲児]]の祖父、[[兜十蔵]]が開発した[[マジンガーZ]]のプロトタイプ。
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起動実験に失敗したため、[[光子力研究所]]の秘密格納庫に封印されていた。その性能はマジンガーZや[[グレートマジンガー]]を遥かに上回る。また自らの意思を持つ。その強大過ぎる力は搭乗者に凄まじい負担をかけ、最悪[[暴走]]の可能性すらある。カイザーパイルダーが機体起動のキーとなる。
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動力となる「光子力反応炉」の起動実験に失敗したため、機体共々[[光子力研究所]]の第7格納庫に封印されていた。自己再生、自己進化能力を持ち、プロトタイプでありながら再起動時にはマジンガーZや[[グレートマジンガー]]を遥かに上回る性能を持っていた。パイルダーが無く、人の頭脳や心が介在する余地が無いためか、カイザーパイルダーとの合体まではマジンガーではなく「皇帝」と呼称されている。また本機が原因の地震も作中で観測されている。
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「光と闇の力を持つ、正義の魔神」とも称される。その目的は「[[マジンガー]]を悪用するもの」「人類にとって仇名すもの」を倒すことである。[[量産型グレートマジンガー]][[光子力研究所]]に大挙して襲ってきたところで目覚めた。
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封印の際に「悪のマジンガーを倒すためのマジンガー」という役目を与えられており、その後実際に[[量産型グレートマジンガー]]が悪の手先として[[光子力研究所]]に大挙として襲ってきたため「皇帝」として目覚めた。しかし[[暴走]]状態での起動を懸念した[[弓弦之助|弓教授]]達が、後付けの制御装置としてカイザーパイルダーを製造しており、奇しくも合体はすぐに成功。[[暴走]]状態は抑えられ「皇帝」ではなく人の頭脳、心を加えた究極のマジンガー、「マジンカイザー」となった。このことにより、「光と闇の力を持つ、正義の魔神」とも称される。それでも全容の掴めなさから危険性は引き続き危惧されており、『α』では非選択時か戦役終了後は封印されることとなる。
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このマジンカイザーには「'''魔'''」「'''神'''」「'''Z'''」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は「マジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種の[[マジンパワー]]と推測されている。実際『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。
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このマジンカイザーには「'''魔'''」「'''神'''」「'''Z'''」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は上記の「悪のマジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種の[[マジンパワー]]と推測されている。実際『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。またシンクロシステムによりパイロットの意思によって無限の力を引き出すことができる。
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[[人類補完計画]]発動時には自律稼働で阻止しに向かうが、完全な暴走ではなく現場では甲児の操縦を受け入れている。その際の[[冬月コウゾウ]]の推測では、「自身には、ヒトの心が必要だと理解した故の阻止行動」として、カイザーを「ヒトの心を持った魔神」と称した。そしてその判断や行動はただのプログラムではなく、魂を持つため(魂の創造か、他者の魂の定着か、自己進化の過程の産物かは不明)と見なしている(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から制作者の十蔵本人の魂の可能性もある)。
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[[人類補完計画]]発動時には条件の「悪のマジンガー」が無関係でありながら自律稼働で阻止しに向かうが、完全な暴走ではなく現場では甲児の操縦を受け入れている。その際の[[冬月コウゾウ]]の推測では、「自身には、ヒトの心が必要だと理解した故の阻止行動」として、カイザーを「ヒトの心を持った魔神」と称した。そしてその判断や行動はただのプログラムではなく、魂を持つため(制作者による魂の創造か、他者の魂の定着か、自己進化の過程の産物かは不明)と見なしている(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から制作者の十蔵本人の魂の可能性もある)。『第2次α』でも、敵に操られた時には悲しんでいることを[[真田ケン太|ケン太]]のみならず[[天海護|護]]も感じており、[[クストース]]に敵意を示していることからもそのことが裏付けられている。
    
なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、[[アンソロジーコミック]]では[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]と共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。
 
なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、[[アンソロジーコミック]]では[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]と共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。
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;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:未来世界にて[[マウンテンサイクル]]の中で眠っていたが復活。宇宙ルートでは甲児の存在を感知したことで復活、同じく眠っていたが敵に奪われた[[真ゲッター1]]との対決となる。地上ルートではその前に本機が[[ゴーゴン大公]]に奪われてしまうため、一時敵対する。一部戦闘アニメが書き直されているが、[[ゴーゴン大公]]搭乗時の戦闘アニメはαのデータが流用されている。
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:未来世界にて[[マウンテンサイクル]]の中で眠っていたが復活。宇宙ルートでは甲児の存在を感知したことで復活、同じく眠っていたが敵に奪われた[[真ゲッター1]]との対決となる。地上ルートではその前に本機が[[ゴーゴン大公]]に奪われてしまうため、一時敵対する。こちらのルートでは真ゲッターとの戦闘イベントが2度もあり、神モード発動と初めて明言される。一部戦闘アニメが書き直されているが、[[ゴーゴン大公]]搭乗時の戦闘アニメはαのデータが流用されている。
 
:最終盤での参戦となるが本作最強機体の一角で、[[MAP兵器]]のダイナマイトタックルが消えたものの、攻撃力、装甲が非常に高く、特に無消費でありながら必殺技クラスの火力を持つターボスマッシャーパンチ、その更に上を行く必殺技ファイヤーブラスターが超強力。それらのただでさえ凶悪な攻撃力を[[マジンパワー]]で更に底上げできる恐るべき機体。その火力はP属性武器では文字通り全味方中最強(全武器中では[[魂]][[ウォーカー・ギャリア|ICBM投げ]]が最強)。反面敵として出るときはHP以外の性能は非常に抑えられている。ちなみに今回は[[マジンガーZ]]が確実に手元に残り、改造は引き継がない。
 
:最終盤での参戦となるが本作最強機体の一角で、[[MAP兵器]]のダイナマイトタックルが消えたものの、攻撃力、装甲が非常に高く、特に無消費でありながら必殺技クラスの火力を持つターボスマッシャーパンチ、その更に上を行く必殺技ファイヤーブラスターが超強力。それらのただでさえ凶悪な攻撃力を[[マジンパワー]]で更に底上げできる恐るべき機体。その火力はP属性武器では文字通り全味方中最強(全武器中では[[魂]][[ウォーカー・ギャリア|ICBM投げ]]が最強)。反面敵として出るときはHP以外の性能は非常に抑えられている。ちなみに今回は[[マジンガーZ]]が確実に手元に残り、改造は引き継がない。
:ジェットブーメランとして使用可能で、次の作品では取り外されてしまったカイザースクランダーだが、今回は「スクランダーが内蔵型なので、グレートと同じ弱点があるのでは」とはっきり言われている。また神モード発動と明確にされた初の作品でもある。
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:ジェットブーメランとして使用可能で、次の作品では取り外されてしまったカイザースクランダーだが、今回は「スクランダーが一体型なので、グレートと同じ弱点があるのでは」とはっきり言われている。
 
:カイザーパイルダーに分離可能。
 
:カイザーパイルダーに分離可能。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:デザインがOVA版のものに変更された。今回は、真ゲッターともども調整中の所を[[地獄大元帥]]に奪われて2話程敵に。コクピットにはそれぞれ[[早乙女博士]]と[[弓弦之助|弓教授]]が拘束されていた。次の話でそれぞれHPを1000以下にするとイベントが発生して次の話から使用可能になる。ファイヤーブラスターが[[全体攻撃]]になり、強さに磨きがかかった。しかし本作の発売時期にはまだOVA版が最終話の第7話まで進んでいなかったためか、カイザースクランダーは最後まで装着されない。更にショルダースライサーの類も失ったため[[切り払い]]もオミットされている。これらについては敵となった2機に対して未来世界で利用した弱点をまた使えないかと案が上がるものの、欠陥部分には弓教授が改修を加えた(そのため内蔵されていたスクランダーはなくなった)ことが剣造博士から明かされる。今回はまだスクランダークロスイベントがなかったことを残念がるプレイヤーも。改造は今回から[[マジンガーZ]]のものを引き継ぐが、引き続きZと同時使用が可能。Zは素で空が飛べて合体技が使用可能、マジンカイザーは基礎性能が高い、とシリーズにおいて双方の差別化が最も大きい。
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:デザインがOVA版のものに変更された。今回は、真ゲッターともども調整中の所を[[地獄大元帥]]に奪われて2話程敵に。コクピットにはそれぞれ[[早乙女博士]]と[[弓弦之助|弓教授]]が拘束されていた。次の話でそれぞれHPを1000以下にするとイベントが発生して次の話から使用可能になる。ファイヤーブラスターが[[全体攻撃]]になり、強さに磨きがかかった。しかし本作の発売時期にはまだOVA版が最終話の第7話まで進んでいなかったためか、カイザースクランダーは最後まで装着されない。更にショルダースライサーの類も失ったため[[切り払い]]もオミットされている。
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:これらについては「スクランダーの無いマジンカイザー」「マジンカイザーのスクランダー」に誰も触れず、弱点を示唆する流れで前回突いたはずの弱点と異なる(α外伝ではスクランダー収納口=背中か腰、今回は首)ため、前述の弱点の改修の話は出るため、その流れでスクランダー廃止とも取れるがストーリー内では若干無理矢理通しているようにも見える。今回はまだスクランダークロスイベントがなかったことを残念がるプレイヤーも。改造は今回から[[マジンガーZ]]のものを引き継ぐが、引き続きZと同時使用が可能。Zは素で空が飛べて合体技が使用可能、マジンカイザーは基礎性能が高い、とシリーズにおいて双方の差別化が最も大きい。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
:『第2次α』に続いてデザインはOVA版。クスハ編第1話より真・ゲッターと共に登場するが、共通ルート5話「地球圏絶対防衛線」クリア後、ダメージの蓄積によりオーバーホールに回される。
 
:『第2次α』に続いてデザインはOVA版。クスハ編第1話より真・ゲッターと共に登場するが、共通ルート5話「地球圏絶対防衛線」クリア後、ダメージの蓄積によりオーバーホールに回される。
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