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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Macross]]
   
| 登場作品 = [[マクロスシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[マクロスシリーズ]]
*[[超時空要塞マクロス]]
+
*{{登場作品 (メカ)|超時空要塞マクロス}}
*[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]
+
*{{登場作品 (メカ)|超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか}}
*[[マクロスプラス]]
+
*{{登場作品 (メカ)|マクロスプラス}}
| 分類 = [[マクロス級]]強襲揚陸艦
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|宮武一貴}}
| 型式番号 = SDF-1
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
| 全長 = 1,200 m
+
| SRWでの分類 = [[機体]]<br/>[[母艦]]
 +
}}
 +
 
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[分類::マクロス級強襲揚陸艦]]<br>([[マクロス級]]
 +
| 型式番号 = [[型式番号::SDF-1]]
 +
| 全長 = [[全長::1,200 m]]
 
| 総重量 = 18,000 t
 
| 総重量 = 18,000 t
| 動力 = 熱核反応炉
+
| 動力 = [[動力::熱核反応炉]]
 
| 所属 = 地球統合軍 ⇒ 新地球統合軍
 
| 所属 = 地球統合軍 ⇒ 新地球統合軍
 
| 主な搭乗員 =  
 
| 主な搭乗員 =  
 
;【艦長】
 
;【艦長】
:[[ブルーノ・J・グローバル]]
+
:[[パイロット::ブルーノ・J・グローバル]]
 
;【主任オペレーター】
 
;【主任オペレーター】
 
:[[早瀬未沙]]
 
:[[早瀬未沙]]
 
;【主任オペレーター(航法・火器管制)】
 
;【主任オペレーター(航法・火器管制)】
 
:[[クローディア・ラサール]]
 
:[[クローディア・ラサール]]
;【オペレーター】
+
;【オペレーター(艦内アナウンス)】
 
:[[キム・キャビロフ]]
 
:[[キム・キャビロフ]]
 +
;【オペレーター(艦内管制)】
 
:[[ヴァネッサ・レイアード]]
 
:[[ヴァネッサ・レイアード]]
 +
;【オペレーター(通信・索敵)】
 
:[[シャミー・ミリオム]]
 
:[[シャミー・ミリオム]]
| メカニックデザイン = {{メカニックデザイン|宮武一貴}}
   
}}
 
}}
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'''マクロス'''は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[登場メカ]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[西暦]]1999年7月、世界中に大災害を引き起こしながら南太平洋・小笠原諸島南端の[[南アタリア島]]に落下。ほどなく統合軍と反統合軍との統合戦争が勃発。この艦のオーバーテクロノジーを巡る争いがあった(『[[マクロスゼロ]]』)。この争いでマクロスの進宙は本来の完成予定であった2005年から大幅に遅れることになる。
 
[[西暦]]1999年7月、世界中に大災害を引き起こしながら南太平洋・小笠原諸島南端の[[南アタリア島]]に落下。ほどなく統合軍と反統合軍との統合戦争が勃発。この艦のオーバーテクロノジーを巡る争いがあった(『[[マクロスゼロ]]』)。この争いでマクロスの進宙は本来の完成予定であった2005年から大幅に遅れることになる。
   −
ようやく進宙式が行われた2009年2月、マクロスをキャッチした[[ゼントラーディ]]軍[[ゴルグ・ボドルザー|ボドルザー]]艦隊間下[[ブリタイ・クリダニク|ブリタイ]]艦隊の攻撃を受けた際に艦内のシステムが復旧、地球側の操作を受け付けず主砲を発射してゼントラーディ軍の戦艦を撃破したことで地球人とゼントラーディとの全面戦争(いわゆる、「第一次星間大戦」)の火蓋を切られてしまった。マクロスはゼントラーディとの戦争状態であった監察軍が残したブービートラップであることが判明した。
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ようやく進宙式が行われた2009年2月、マクロスをキャッチした[[ゼントラーディ]]軍[[ゴルグ・ボドルザー|ボドルザー]]艦隊間下[[ブリタイ・クリダニク|ブリタイ]]艦隊の攻撃を受けた際に艦内のシステムが突如復旧、地球側の操作を受け付けずに主砲を発射し、ゼントラーディ軍の戦艦を撃破したことで地球人とゼントラーディとの全面戦争(いわゆる、「第一次星間大戦」)の火蓋が切られてしまった。その後マクロスはゼントラーディとの戦争状態であった監察軍が残したブービートラップであったことが判明した。
   −
マクロスはオーバーテクロノジーの塊であり、改修した地球人もその全容は全く掴めなかった。元々2.30mサイズの巨人兵によって運用されるため、艦内には多くの封鎖ブロックが存在し、敵の侵入もほとんど気付かないことも稀にある。また、初陣の浮上時には反重力推進装置の動力炉のみ空中に飛び去ってしまい、マクロスは地上に落下。主砲は勝手に作動して敵艦を撃破するばかりでなく、地上での[[フォールド]]を敢行した際には座標点の[[月]]でなく[[冥王星]]軌道にフォールドアウトし、フォールド装置も時空に飲まれ消失してしまった。
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元々2.30mサイズの巨人兵によって運用されるため、艦内には多くの封鎖ブロックが存在し、敵の侵入もほとんど気付かないことも稀にある。また、マクロスはオーバーテクロノジーの塊であり、改修した地球人もその全容は全く掴めなかった。初陣の浮上時には反重力推進装置の動力炉のみ空中に飛び去ってしまい、マクロスは地上に落下。主砲は勝手に作動して敵艦を撃破するばかりでなく、地上での[[フォールド]]を敢行した際には座標点の[[月]]でなく[[冥王星]]軌道にフォールドアウトし、フォールド装置も時空に飲まれ消失してしまった。
   −
マクロスには本来2つの中型宇宙空母アームドベース(アームド1・アームド2)との[[合体|ドッキング]]を行うはずだったが、ゼントラーディ初襲来時にアームド1が撃沈。その代わりフォールドに巻き込まれた水上強襲揚陸艦ダイダロスと攻撃空母プロメテウスを繋ぎ合わせた。また、艦内の兵装は対空機関銃と対空ミサイル、[[バルキリー]]や[[デストロイド]]などの艦載機に頼らざるを得なかった。
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マクロスには本来2つの中型宇宙空母アームドベース(アームド1・アームド2)との[[合体|ドッキング]]を行うはずだったが、ゼントラーディ初襲来時にアームド1が撃沈。その代わりフォールドに巻き込まれた水上強襲揚陸艦ダイダロスと攻撃空母プロメテウスを繋ぎ合わせた。また、艦内の兵装は主砲を除けば対空機関銃と対空ミサイル、[[バルキリー]]や[[デストロイド]]などの艦載機に頼らざるを得なかった。
   −
冥王星軌道にフォールドアウトしたマクロスは、度重なるゼントラーディの攻撃を受け続けながらも地球に帰還するが、地球に住む人々には厄介がられてしまい、[[民間人]]の収容すら許されなかった(結果的にボドルザー艦隊襲来時に殆どの地球人が滅ぼされてしまい、マクロスに移住していた人々の方が生存率が高く生き残ってしまったのは皮肉としか言えない)。その後、ボドルザー艦隊にブリタイ艦隊ともに突撃し、ボドルザー旗艦を撃破して地球に帰還する。戦争終結後にはグランドキャノン跡地に着地、跡地は地下水で満たされて湖となった。その周辺に町を形成して「マクロスタウン」と呼ばれたが、後に「マクロスシティ」に改称されて地球の首都になった。
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冥王星軌道にフォールドアウトしたマクロスは、度重なるゼントラーディの攻撃を受け続けながらも地球に帰還するが、地球に住む人々には厄介がられてしまい、[[民間人]]の収容すら許されなかった(結果的にボドルザー艦隊の地球襲来時の攻撃で殆どの地球人が滅ぼされてしまい、マクロスに移住していた人々の方が生存率が高く生き残ってしまったのは皮肉としか言えない)。その後、ボドルザー艦隊にブリタイ艦隊ともに突撃し、ボドルザー旗艦を撃破して地球に帰還する。戦争終結後にはグランドキャノン跡地に着地、跡地は地下水で満たされて湖となった。その周辺に町を形成して「マクロスタウン」と呼ばれたが、後に「マクロスシティ」に改称されて地球の首都になった。
    
2012年には[[カムジン・クラヴシェラ]]以下の[[テロリスト|テロ襲撃]]によって主砲がバーストするが、修復されたようである。その後大改修が行われ、ダイダロスとプロメテウスはその際に取り外されている(ダイダロスは廃艦)。
 
2012年には[[カムジン・クラヴシェラ]]以下の[[テロリスト|テロ襲撃]]によって主砲がバーストするが、修復されたようである。その後大改修が行われ、ダイダロスとプロメテウスはその際に取り外されている(ダイダロスは廃艦)。
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さらに、先に収容した[[南アタリア島]]の[[民間人|住民]]がマクロス内部(強攻型でいう脚部)に都市を建造していたのだが、変形の際には艦内の構造も複雑に変動する。そのため、初めてトランスフォーメーションをした際には、変形など想定していなかった市街地は住居が押し潰され、メインストリートは一時[[宇宙|宇宙空間]]にそのまま繋がってしまい内部の物が外に吸い出されてしまう等、事前通達の不十分も相まって多数の犠牲者を出すことになってしまった。
 
さらに、先に収容した[[南アタリア島]]の[[民間人|住民]]がマクロス内部(強攻型でいう脚部)に都市を建造していたのだが、変形の際には艦内の構造も複雑に変動する。そのため、初めてトランスフォーメーションをした際には、変形など想定していなかった市街地は住居が押し潰され、メインストリートは一時[[宇宙|宇宙空間]]にそのまま繋がってしまい内部の物が外に吸い出されてしまう等、事前通達の不十分も相まって多数の犠牲者を出すことになってしまった。
   −
上記の問題の反省を受けてその後は艦内構造の移動に合わせ区画整理が行われ、各箇所にシェルターが設置された他、トランスフォーメーションの際には、「'''変形警報'''」が発令され、マクロスの変形の指示と共に市民への避難誘導を行うようになった。その甲斐あって住民も迅速に避難する等、マクロスが変形する事態には慣れている。しかし、それでも(変形の度毎に減少はしているが)人的およぶ物的被害は出ていた。<ref>実際例として、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]では'''「[[マクロス]]の[[変形]]に巻き込まれた犠牲者の生首が飛んでいく」'''という[[トラウマイベント|ショッキングなカット]]も存在している。</ref>また、艦体ブロックの移動に伴い、区画によっては一時的に出口の無い閉鎖空間になってしまい、変形時に住民が内部に閉じ込められる事態もしばしば発生した。
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上記の問題の反省を受けてその後は艦内構造の移動に合わせ区画整理が行われ、各箇所にシェルターが設置された他、トランスフォーメーションの際には、「'''変形警報'''」が発令され、マクロスの変形の指示と共に市民への避難誘導を行うようになった。その甲斐あって住民も迅速に避難する等、マクロスが変形する事態には慣れてきているが、それでも(変形の度に減少はしているが)人的および物的被害は出ていた<ref>実際例として、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]では'''「[[マクロス]]の[[変形]]に巻き込まれた犠牲者の生首が飛んでいく」'''という[[トラウマイベント|ショッキングなカット]]も存在している。</ref>。また、艦体ブロックの移動に伴い、区画によっては一時的に出口の無い閉鎖空間になってしまい、変形時に住民が内部に閉じ込められる事態もしばしば発生した。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:中盤戦序盤に登場。本作のキーであり[[母艦]]を務めるため出番が多い。
+
:初登場作品。中盤から登場。[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|登場作品]]が本作の中心的な存在の一つになっているため非常に出番が多い。[[母艦]]勢の中ではかなり燃費が悪い上、[[ブルーノ・J・グローバル|グローバル]]が[[必中]]を持たないため攻撃が当たりにくく使い勝手はかなり悪い。一方で攻撃力は味方全体で見ても上位であり、またマップ兵器の効果範囲が凄まじい広さ。「強力なユニットだがそう簡単には使いこなせないぞ」というなかなか憎い調整である。
:自軍で随一の戦闘能力を誇る[[母艦]]だが、原作同様に使い勝手が悪いので出撃ユニットに頼る他無い。主砲や「アームドアタック」は、ここぞという時に使おう。なお、ゲームシステム上'''一度変形が解禁されると特に制限なくバシバシ変形できる'''(当然変形に3ターンかかるなんて事もない)。ここまで景気よく変形してしまって市街地は大丈夫なのだろうか…
+
:なお、ゲームシステムの都合上、変形解禁後は制限も無く選択一つで即変形が完了する。市街地は大丈夫なのだろうか…。
:しかし、能力的には高い火力を持つものの、[[ブルーノ・J・グローバル|グローバル]]が[[必中]]を持たない故に攻撃を当て辛い。[[集中]]はあるものの、焼け石に水と言った程度。
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
::主砲は味方トップクラスになるなど、『α』から全体的に攻撃力が底上げされた。また、[[ブルーノ・J・グローバル|グローバル]]が[[必中]]を会得したおかげで攻撃が当たるようになったが、[[熱血]]等は相変わらず無いため少し物足りないところ。
::グローバルが[[必中]]を会得したおかげで攻撃が当たるようになった。だが、[[熱血]]等の攻撃力上昇系の精神が無い。パイロットのおかげで本領を発揮できない残念な母艦である。
+
::追加要素の「キャラデモセレクト」として、重力制御システムだけが甲板上をブチ抜いて上昇していき離陸に失敗する姿が「マクロス発進」のタイトルで、強攻型へとトランス・フォーメーションを敢行する姿が「マクロス変形」のタイトルでそれぞれ登録される。
:
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
:[[バルマー戦役]]での損傷の修理中ということでユニットとしては登場しないが、背景として[[ダカール]]に強攻型の姿で鎮座しており、本機を中心に「マクロスシティ」が築かれている。そこで元[[SDF]]の[[プリベンター]]と[[ティターンズ]]との決戦が行われる。
:[[ダカール]][[マクロス (強攻型)|強攻型]]として鎮座し「マクロスシティ」が築かれている。[[修理]]の途中で、艦は動かせない状態。今回は背景として登場する。元[[SDF]]の[[プリベンター]]と[[ティターンズ]]との決戦が行われるが…。
+
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 +
:リアル系主人公を選択時、[[GGG]]の[[大河幸太郎|大河]]と[[獅子王麗雄|麗雄]]が建造に関わっていたことが語られている。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
:
+
:OP映像においてスター●ォーズをパロディしたシーンが存在する。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:本作に参戦している[[マクロスシリーズ]]は『[[マクロスF]]』のみなので初代マクロスが直接登場する事は無いが、何度かその存在について触れられている。
+
:同作に参戦している[[マクロスシリーズ]]は『[[マクロスF]]』のみなので初代マクロスが直接登場する事は無いが、何度かその存在について触れられている。
:また、本作のラスボス機である[[ガルトデウス]]は、本作における[[ラストボス|ラスボス]]にして統合政府の大統領である[[ルド・グロリア|グロリア]]が「初代マクロスを超える力の象徴」として建造した機体である。
+
:また、同作のラスボス機である[[ガルトデウス]]は、同作における[[ラストボス|ラスボス]]にして統合政府の大統領である[[ルド・グロリア|グロリア]]が「初代マクロスを超える力の象徴」として建造した機体である。
 +
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 +
:こちらでも参戦しているのは『劇場版マクロスF』と『マクロス30』のみながらも、「SDF-1」の名でその存在についてはしばしば触れられ、特に「'''拾ったものを軽々しく使わない'''」ことを教訓として語る場面も。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:『[[天元突破グレンラガン (TV)|グレンラガン]]』の世界に[[ガイゾック]]諸共フォールドしてしまった。以降は、[[カイルス]]の旗艦の一角を担う。
 
:『[[天元突破グレンラガン (TV)|グレンラガン]]』の世界に[[ガイゾック]]諸共フォールドしてしまった。以降は、[[カイルス]]の旗艦の一角を担う。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 +
==== 武装 ====
 
;対空パルスレーザー砲
 
;対空パルスレーザー砲
 
:全方位に発射する対空レーザー機銃。
 
:全方位に発射する対空レーザー機銃。
123行目: 135行目:  
:マクロス全体を覆う全方位バリアも開発されたが、TV版第19話「バースト・ポイント」において全方位バリアの発動時に、敵艦の攻撃を長時間受け続けた影響で[[バリア]]が暴走してしまい、[[柿崎速雄]]がこの時に戦死している。SRWでは未再現。
 
:マクロス全体を覆う全方位バリアも開発されたが、TV版第19話「バースト・ポイント」において全方位バリアの発動時に、敵艦の攻撃を長時間受け続けた影響で[[バリア]]が暴走してしまい、[[柿崎速雄]]がこの時に戦死している。SRWでは未再現。
   −
=== 必殺技 ===
+
==== 必殺技 ====
 
;アームドアタック / ダイダロスアタック
 
;アームドアタック / ダイダロスアタック
 
:両舷に接舷したアームド艦にピンポイントバリアを張り、敵艦に直接打撃を与える。
 
:両舷に接舷したアームド艦にピンポイントバリアを張り、敵艦に直接打撃を与える。
129行目: 141行目:  
;プロメテウスアタック(クラッシュ)
 
;プロメテウスアタック(クラッシュ)
 
:左舷に接舷した攻撃空母プロメテウスによるもう一つの「ダイダロスアタック」。設定上の技であり、本編・ゲーム共に未使用。
 
:左舷に接舷した攻撃空母プロメテウスによるもう一つの「ダイダロスアタック」。設定上の技であり、本編・ゲーム共に未使用。
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;マクロスアタック
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:主砲先端部とダイダロス・プロメテウス両艦艦首にピンポイントバリアを張りマクロス自身を突撃させ内部に潜入。
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:そして敵中心部でありったけの反応弾を叩き込み、反応弾の余波などを全周囲バリアで守りながら離脱する攻撃。SRW未採用。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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;2L(LL)、3L
 
;2L(LL)、3L
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』および『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]]』ではLL表記だが、[[全長一覧|全長]]が1,200mなので現在では'''3L'''に相当する。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』および『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for Dreamcast]]』ではLL表記だが、[[全長一覧|全長]]が1,200mなので現在では'''3L'''に相当する。
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== 機体BGM ==
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;「マクロス」
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:『α』における通常型時。
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;「総攻撃」
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:『α』では強攻型に変形するとこちらに切り替わる。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[メガロード|メガロード級]]
 
;[[メガロード|メガロード級]]
:[[マクロス級]]であるが、強攻型はオミットされて移民船として改修された。後の歴史に大きな影響を与えたのはメガロード-13(バロータ星系入植)、メガロード-04(惑星ウィンダミア発見)。
+
:[[マクロス級]]であるが、強攻型はオミットされて移民船として改修された。
 
;新マクロス級/バトル級可変ステルス攻撃宇宙空母
 
;新マクロス級/バトル級可変ステルス攻撃宇宙空母
:『[[マクロス7]]』以降に登場する後継艦。全長は約1500m。巨大な居住区画とバトル級を合わせたものが新マクロス級となる。7番艦[[バトル7]]や21番艦[[バトル・ギャラクシー]]、[[バトル・フロンティア]]など艦名付きで登場した同型艦の数は最も多い。
+
:『[[マクロス7]]』以降に登場する後継艦。巨大な居住区画のシティ艦と純戦闘艦のバトル級を合わせたものが新マクロス級となる。[[バトル7]][[バトル・ギャラクシー]]、[[バトル・フロンティア]]など。
 
;[[マクロス・クォーター]]級
 
;[[マクロス・クォーター]]級
:『[[マクロスF]]』に登場する可変ステルス攻撃宇宙空母。マクロス級のクォーターサイズ(4分の1)の大きさだが、戦闘能力はマクロス級と互角であり、運動性や格闘能力は大きく上回る。Fの時点で既に同型艦が複数就役している。
+
:『[[マクロスF]]』に登場する可変ステルス攻撃宇宙空母。マクロス級のクォーターサイズ(4分の1)の大きさだが、戦闘能力はマクロス級と互角であり、運動性や格闘能力は大きく上回る。
 +
 
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=== 他作品の関連機体 ===
 
;[[ガルトデウス]]
 
;[[ガルトデウス]]
 
:『[[スーパーロボット大戦L]]』における[[ラストボス|ラスボス機]]。[[ルド・グロリア]]が「SDF-1 マクロス」を越える力の象徴として建造させた。
 
:『[[スーパーロボット大戦L]]』における[[ラストボス|ラスボス機]]。[[ルド・グロリア]]が「SDF-1 マクロス」を越える力の象徴として建造させた。
 +
 +
== 主な艦載機 ==
 +
;[[VF-1A バルキリー]]
 +
:
 +
;[[VF-1J バルキリー]]
 +
:
 +
;[[VF-1S バルキリー]]
 +
:
 +
;[[VT-1 オストリッチ]]
 +
:
 +
;[[デストロイド・モンスター]]
 +
:
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
161行目: 196行目:  
**TV版では「監察軍の宇宙戦艦」だが、劇場版では「[[メルトランディ]]の[[メルトランディ軍中型砲艦|中型砲塔艦]]」である。
 
**TV版では「監察軍の宇宙戦艦」だが、劇場版では「[[メルトランディ]]の[[メルトランディ軍中型砲艦|中型砲塔艦]]」である。
 
**TV版でドッキングしたダイダロスとプロメテウスの2つの船も、劇場版ではアームドベースと初めからドッキングしている。ちなみにプロメテウスは中盤で残骸として登場している。
 
**TV版でドッキングしたダイダロスとプロメテウスの2つの船も、劇場版ではアームドベースと初めからドッキングしている。ちなみにプロメテウスは中盤で残骸として登場している。
 +
***余談だがプロメテウスの撃破シーンは劇場版冒頭で描かれる筈だったのだが尺の都合でカットされたが、後にセガサターン用の(後にプレイステーションに移植された)横シューティングゲームのOPで描かれている。かなりのクオリティなので一見の価値ありである。
 
**艦内都市はTV版では後で設営されたものだが、劇場版では始めから移民船として機能していた。
 
**艦内都市はTV版では後で設営されたものだが、劇場版では始めから移民船として機能していた。
***マクロスの細部もまたTV版と劇場版では微妙に異なっている他、カラーリングが大幅に異なる(TV版は白と青で構成されているが、劇場版ではほぼ濃紺色で構成されている)。
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***マクロスの細部もまたTV版と劇場版では微妙に異なっている他、カラーリングが大幅に異なる(TV版は白と青で構成されているが、劇場版ではほぼ濃紺色で構成されている)。後年のマクロスシリーズに登場する際は劇場版のカラーリングでほぼ固められている。
*マクロス世界における統合軍の象徴であるが、2090年代(『マクロスⅡ』)には損壊することが運命づけられている。
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*マクロス世界における統合軍の象徴であるが、2090年代(『マクロスII』)には損壊することが運命づけられている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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