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== 概要 ==
 
== 概要 ==
「[[V作戦]]」にて[[地球連邦軍]]が建造したペガサス級強襲揚陸艦2番艦(ホワイトベース級1番艦とする資料もある)。
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「[[V作戦]]」にて[[地球連邦軍]]が建造したペガサス級強襲揚陸艦2番艦。その外観により[[ジオン軍]]からは「'''木馬'''」のコードネームで呼ばれていた。
    
連邦軍の艦艇としては初めて[[モビルスーツ]]の運用を前提として建造されており、両舷に設置されているカタパルトデッキ内に6機(9機以上とも)まで搭載可能である。V作戦MSとの連携も視野に入れており、コア・ブロック・システムに対応した換装設備も完備している。また、[[ミノフスキークラフト]]の搭載によって[[空|大気圏内]]を[[飛行]]可能であり、単独での大気圏突入・離脱も可能としている。他にも、艦の各部はブロック化されており、破損部位をすぐにパージ出来るような構造になっている。
 
連邦軍の艦艇としては初めて[[モビルスーツ]]の運用を前提として建造されており、両舷に設置されているカタパルトデッキ内に6機(9機以上とも)まで搭載可能である。V作戦MSとの連携も視野に入れており、コア・ブロック・システムに対応した換装設備も完備している。また、[[ミノフスキークラフト]]の搭載によって[[空|大気圏内]]を[[飛行]]可能であり、単独での大気圏突入・離脱も可能としている。他にも、艦の各部はブロック化されており、破損部位をすぐにパージ出来るような構造になっている。
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従来の艦艇より強力な武装が装備されており火力も高い……とされるが、実際のところは主砲は威力が高過ぎる(=反動も非常に大きい)ため地上ではおいそれと使えず、その欠点をカバーする副砲も装備されていない。また火砲の数自体も少ない(2連装主砲×1、2連装メガ粒子砲×2'''のみ''')上に配置も散漫、おまけに全て前方にしか攻撃できず、あとは近接防御用の機銃とミサイルのみというバランスの悪さのため、単艦での戦闘力は連邦軍の主力戦艦であるマゼラン級には及ばず、防衛は専らMS頼みであった。
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従来の艦艇より強力な武装が装備されており、1基の2連装主砲・2基の2連装メガ粒子砲の威力は従来艦を遥かに超える。一方で、それ以外の武装は近接防御用の機銃とミサイルのみしかないというバランスの悪さであり、戦闘艦としての火力は重巡洋艦程度しかなく、防衛は専らMS頼みであった。これはモビルスーツの運用を前提として建造された艦である事、それにより船体構造の複雑化を招き武装の取り付けが制約された事に起因する。
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またエンジン部分に問題があり、中々出力が上がらないという事が何度か起こっている。こういった数々の欠点やトラブルは、本艦もまた[[ガンダム]]と同様に試作型であったという証左かも知れない。
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ペガサス級はエンジン部分の設計に問題が見つかっており、その改修によって建造が大幅に遅れた他、根本的な解決には至らず作中では何度も中々出力が上がらないという事態を招いている。結局この不調は完璧な解決ができず、ペガサス級は3番艦を以て建造を打ち切られ、4番艦以降は大幅に設計を変更した[[グレイファントム|改ペガサス級]]として建造が続けられた
 
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また、その外観により[[ジオン軍]]からは「'''木馬'''」のコードネームで呼ばれていた。
      
後の[[宇宙世紀]]でも、この艦の設計思想の影響を受けた戦艦がいくつも開発されている。
 
後の[[宇宙世紀]]でも、この艦の設計思想の影響を受けた戦艦がいくつも開発されている。
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:初登場作品。[[ブライト・ノア|ブライト]]が艦長。[[ホワイトベース隊]]最初の母艦となる。途中で[[アーガマ]]と乗り換える。当時珍しかったCGによるCMではνガンダムと共演しているが、ゲーム本編では入手時期の関係から同時に出撃することはできない。
 
:初登場作品。[[ブライト・ノア|ブライト]]が艦長。[[ホワイトベース隊]]最初の母艦となる。途中で[[アーガマ]]と乗り換える。当時珍しかったCGによるCMではνガンダムと共演しているが、ゲーム本編では入手時期の関係から同時に出撃することはできない。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:[[ロンド・ベル]]の最初の[[母艦]]。味方の母艦では唯一[[マップ兵器]]を持たない。アーガマ入手前までの味方側ではそこそこ射程と攻撃力があるので戦力になるが、ブライトが[[必中]]を最初から使えないので攻撃をはずす事もしばしば。
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:[[ロンド・ベル]]の最初の[[母艦]]。最初期の艦故に、味方の母艦では唯一[[マップ兵器]]を持たない。
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:ブライトの[[必中]]習得がLv10なので初期は攻撃を外す事も多いが、それでもメガ粒子砲の射程と攻撃力は頼りになる。射程7の武装を持つ機体は、[[リ・ガズィ]]の加入まではホワイトベース(と[[アーガマ]])が唯一無二なので、必中を上手く使って戦略に組み込んでいこう。
 
:以後旧シリーズでは[[グレイファントム|トロイホース]]と入れ替わり、姿を消す。
 
:以後旧シリーズでは[[グレイファントム|トロイホース]]と入れ替わり、姿を消す。
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;[[アーガマ]]
 
;[[アーガマ]]
 
:ホワイトベースを参考にして建造された新型の強襲巡洋艦。
 
:ホワイトベースを参考にして建造された新型の強襲巡洋艦。
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=== 他作品の関連機体 ===
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;[[アークエンジェル]]、[[ディーヴァ]]
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:設定上のつながりはないが、デザインはホワイトベースの影響を強く受けている。
      
== 艦載機 ==
 
== 艦載機 ==
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**このようなルートを通った理由は原作でも明言されていない。ただしTV版第11話は連邦軍の制空権内まであと一息と安心したところに、参謀本部が揉めていて[[マチルダ・アジャン|マチルダ]]を寄越した事も問題になっているという連絡が入り、つづく第12話では何の説明もなく[[ランバ・ラル隊]]の勢力圏内に入るという、ジャブロー入りを拒否されたとも取れそうな描写がある。
 
**このようなルートを通った理由は原作でも明言されていない。ただしTV版第11話は連邦軍の制空権内まであと一息と安心したところに、参謀本部が揉めていて[[マチルダ・アジャン|マチルダ]]を寄越した事も問題になっているという連絡が入り、つづく第12話では何の説明もなく[[ランバ・ラル隊]]の勢力圏内に入るという、ジャブロー入りを拒否されたとも取れそうな描写がある。
 
**SRWでは『GC』では「東側がジオンに抑えられている」という説明だったのが『XO』では「南側」に変更されるなど、一定していない(どちらにも共通して、日本で補給を行うという眼前の目的もあった)。
 
**SRWでは『GC』では「東側がジオンに抑えられている」という説明だったのが『XO』では「南側」に変更されるなど、一定していない(どちらにも共通して、日本で補給を行うという眼前の目的もあった)。
**実写[[プレイステーション|PS]]用ソフト『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』では、「ヨーロッパ戦線へ迎え([[オデッサ]]作戦への参加)という新たな命令をジャブローから受けた」という形になっている(この命令を受けて物語が終わる)。
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**[[実写]][[プレイステーション|PS]]用ソフト『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』では、「ヨーロッパ戦線へ迎え([[オデッサ]]作戦への参加)という新たな命令をジャブローから受けた」という形になっている(この命令を受けて物語が終わる)。
 
**安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「目的地のジャブローに向かうのに、わざわざ遠回りをするのは不自然である」として、ホワイトベースの航路を「北米大陸から陸上経由で南下して南米のジャブローに向かう」に変更している。
 
**安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「目的地のジャブローに向かうのに、わざわざ遠回りをするのは不自然である」として、ホワイトベースの航路を「北米大陸から陸上経由で南下して南米のジャブローに向かう」に変更している。
 
**漫画『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』では少年兵らが論議の末に「[[V作戦]]とはジムが量産体制に入ったことを隠す為にガンダムを囮にする作戦」と結論付ける場面がある。この推測が正しいならジムを量産している最中であろうジャブローにホワイトベースを入港させるわけにはいかないであろう(逆に『ORIGIN』ではジムの量産が既に完了していたので入港できたと解釈できる)。
 
**漫画『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』では少年兵らが論議の末に「[[V作戦]]とはジムが量産体制に入ったことを隠す為にガンダムを囮にする作戦」と結論付ける場面がある。この推測が正しいならジムを量産している最中であろうジャブローにホワイトベースを入港させるわけにはいかないであろう(逆に『ORIGIN』ではジムの量産が既に完了していたので入港できたと解釈できる)。
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**さらに、「ペガサス」自体が[[ガンダム]]と共に[[スペースコロニー #サイド5 (ルウム)→新サイド4|テキサスコロニー]]で撃沈し、生存者は2番艦である「'''ペガサスジュニア'''」に配属されて再び戦場に出ている。
 
**さらに、「ペガサス」自体が[[ガンダム]]と共に[[スペースコロニー #サイド5 (ルウム)→新サイド4|テキサスコロニー]]で撃沈し、生存者は2番艦である「'''ペガサスジュニア'''」に配属されて再び戦場に出ている。
 
***なお、「ペガサス」および「ペガサスジュニア」は、TV版等のホワイトベースと異なって地球に降下せず(ついでに言うと、小説版では地球は物語の舞台にならない)、常に[[宇宙]]を転戦している。
 
***なお、「ペガサス」および「ペガサスジュニア」は、TV版等のホワイトベースと異なって地球に降下せず(ついでに言うと、小説版では地球は物語の舞台にならない)、常に[[宇宙]]を転戦している。
*宇宙世紀以外の作品でも[[アークエンジェル]]などのデザインに多大な影響を及ぼしている。
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*宇宙世紀以外の作品でも[[アークエンジェル]]や[[ディーヴァ]]などのデザインに多大な影響を及ぼしている。
 
*『[[SDガンダム外伝]]』では「ペガサス級」の名前通り、「天馬ホワイトベース」として本当にペガサス役で登場。騎士アムロの愛馬として活躍した。また、FC版やGB版など各種RPGでは飛行可能な移動手段として物語後半で重宝する。
 
*『[[SDガンダム外伝]]』では「ペガサス級」の名前通り、「天馬ホワイトベース」として本当にペガサス役で登場。騎士アムロの愛馬として活躍した。また、FC版やGB版など各種RPGでは飛行可能な移動手段として物語後半で重宝する。
 
*『[[銀河疾風サスライガー]]』第28話ではカラーリングは異なるが本機そっくりな形状の宇宙船が背景に登場していた。
 
*『[[銀河疾風サスライガー]]』第28話ではカラーリングは異なるが本機そっくりな形状の宇宙船が背景に登場していた。
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