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| {{登場メカ概要 | | {{登場メカ概要 |
− | | 正式名称 = ベルゼルガWP
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− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Berzerga]]
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| | 登場作品 = [[ボトムズシリーズ]] | | | 登場作品 = [[ボトムズシリーズ]] |
| *{{登場作品 (メカ)|装甲騎兵ボトムズ}} | | *{{登場作品 (メカ)|装甲騎兵ボトムズ}} |
| *{{登場作品 (メカ)|装甲騎兵ボトムズ 幻影篇}} | | *{{登場作品 (メカ)|装甲騎兵ボトムズ 幻影篇}} |
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
| + | }} |
| + | |
| + | {{登場メカ概要 |
| + | | タイトル = スペック |
| + | | 正式名称 = ベルゼルガWP |
| | 分類 = クエント製ヘビィ級[[アーマード・トルーパー]] | | | 分類 = クエント製ヘビィ級[[アーマード・トルーパー]] |
| | 型式番号 = [[型式番号::ATH-Q64]] | | | 型式番号 = [[型式番号::ATH-Q64]] |
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| | 主なパイロット = [[パイロット::ル・シャッコ]] | | | 主なパイロット = [[パイロット::ル・シャッコ]] |
| }} | | }} |
− | | + | '''ベルゼルガ'''は『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の[[登場メカ]]。 |
| == 概要 == | | == 概要 == |
| クエント製ヘビィ級[[アーマード・トルーパー|AT]]。 | | クエント製ヘビィ級[[アーマード・トルーパー|AT]]。 |
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| 外観は中世騎士を思わせるヒロイックなものでカメラはドッグ系ATのようなターレット式ではなく固定式となっている。また、'''パイルバンカーを搭載したロボットの元祖'''として非常に有名であり、これらもあってかATの中では非常に人気が高い一方、逆にそのヒロイックなデザインが「ボトムズらしくない」として否定的な声も多く、いろいろと賛否両論が分かれた機体であった。 | | 外観は中世騎士を思わせるヒロイックなものでカメラはドッグ系ATのようなターレット式ではなく固定式となっている。また、'''パイルバンカーを搭載したロボットの元祖'''として非常に有名であり、これらもあってかATの中では非常に人気が高い一方、逆にそのヒロイックなデザインが「ボトムズらしくない」として否定的な声も多く、いろいろと賛否両論が分かれた機体であった。 |
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− | なお、「ベルゼルガ」とは[[北欧神話]]に登場する狂戦士「ベルセルク」の[[ドイツ語]]読みが元ネタである。<ref>ちなみに、外伝作品「青の騎士ベルゼルガ物語」ではこの名称がクエントから異能者を追放した人物「'''旧劣等種'''(ベルゼルガと読む。ちなみに、意味合いとしては北欧神話のベルセルクとほぼ似たような性質を持つ。)」からとられたということになっている。ただし、この作品自体が事実上パラレルワールドとなったため、本編世界観におけるベルゼルガの名称が、具体的に何に由来しているかは不明となっている。</ref> | + | なお、「ベルゼルガ」とは[[北欧神話]]に登場する狂戦士「ベルセルク」の[[ドイツ語]]読みが元ネタである。<ref>[[英語]]読みでいう「[[ノーベルガンダム|バーサーカー]]」。</ref><ref>ちなみに、外伝作品「青の騎士ベルゼルガ物語」ではこの名称がクエントから異能者を追放した人物「'''旧劣等種'''(ベルゼルガと読む。ちなみに、意味合いとしては北欧神話のベルセルクとほぼ似たような性質を持つ。)」からとられたということになっている。ただし、この作品自体が事実上パラレルワールドとなったため、本編世界観におけるベルゼルガの名称が、具体的に何に由来しているかは不明となっている。</ref> |
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| === ベルゼルガWP === | | === ベルゼルガWP === |
− | クメン篇でシャッコが搭乗していた水陸両用仕様の機体。一般的に「ベルゼルガ」は本機を指す。
| + | クメン篇でシャッコが搭乗していた水陸両用仕様の機体。一般的に「ベルゼルガ」は本機を指す。シャッコ機はイプシロンとの戦闘で破壊された。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
| :初登場作品。ベルゼルガWPがベルゼルガ名義で登場。クメンルートと第20話で[[スポット参戦]]した後、終盤で正式加入。原作で登場した[[ベルゼルガDT]]を兼ねており、ベルゼルガDTの参戦は[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|次回作]]までのお預けとなる。 | | :初登場作品。ベルゼルガWPがベルゼルガ名義で登場。クメンルートと第20話で[[スポット参戦]]した後、終盤で正式加入。原作で登場した[[ベルゼルガDT]]を兼ねており、ベルゼルガDTの参戦は[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|次回作]]までのお預けとなる。 |
| :ちなみに、クメンルートを通ると、'''離脱の際に改造資金が返還されるが、改造段階がそのまま残る'''。第20話でのスポット参戦、そして正式加入時にもそのまま残るため、非常にお得。 | | :ちなみに、クメンルートを通ると、'''離脱の際に改造資金が返還されるが、改造段階がそのまま残る'''。第20話でのスポット参戦、そして正式加入時にもそのまま残るため、非常にお得。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
− | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}} |
| :[[ル・シャッコ]]の乗るベルゼルガWPが登場。パイルバンカーには通常版と[[突破攻撃]]版がある。通常版には「貫通」特性が付いているため数値以上のダメージが出やすく、また「ショック」特性も持っているので敵の防御をダウンさせることがある。消費[[EN]]が20とやや多いが、命中補正も高いのでパイルバンカー主体で戦っていくことになるだろう。[[シールド防御]]があるので、ATとしては打たれ強いのもポイント。[[キリコ・キュービィー|キリコ]]の[[スコープドッグ・レッドショルダーカスタム]]及び[[バニラ・バートラー|バニラ]]の[[ATフライ]]とグループ出撃可能。 | | :[[ル・シャッコ]]の乗るベルゼルガWPが登場。パイルバンカーには通常版と[[突破攻撃]]版がある。通常版には「貫通」特性が付いているため数値以上のダメージが出やすく、また「ショック」特性も持っているので敵の防御をダウンさせることがある。消費[[EN]]が20とやや多いが、命中補正も高いのでパイルバンカー主体で戦っていくことになるだろう。[[シールド防御]]があるので、ATとしては打たれ強いのもポイント。[[キリコ・キュービィー|キリコ]]の[[スコープドッグ・レッドショルダーカスタム]]及び[[バニラ・バートラー|バニラ]]の[[ATフライ]]とグループ出撃可能。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
− | ;格闘 | + | ;[[格闘 (武器名)|格闘]] |
− | : | + | :アームパンチ機構は搭載されていないが、ヘビィ級AT故にパワーは高い。第21話では[[スタンディングタートル]]を[[鋼鉄ジーグ|抱き潰していた]]シーンもあった。 |
| + | :『再世篇』ではシンプルに敵をぶん殴る。 |
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| ==== 武装 ==== | | ==== 武装 ==== |
| + | ;盾 |
| + | :左腕に装着。 |
| + | :;パイルバンカー |
| + | ::[[クエント人]]伝統の狩猟具をもとにしたベルゼルガを象徴する武器。盾に付けられており、圧搾空気により金属製の杭を発射する。なお、本来はアームパンチの代替品である。 |
| + | ::後の[[アルトアイゼン]]などのように「ダメージを与える武器」ではなく、'''コクピットを撃ち抜いて確実にパイロットを仕留める'''ための武器である。 |
| + | ::意外にも『[[装甲騎兵ボトムズ]]』本編中では2回しか使用されておらず、実のところそれほど扱いの大きくない武装である。本格的に注目されるようになるのは[[小説]]『青の騎士ベルゼルガ物語』や[[OVA]]『[[機甲猟兵メロウリンク]]』といった外伝作品を待つことになる。 |
| + | ::唯一の欠点は空中の敵に攻撃できない事だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では[[ミノフスキークラフト|フライトモジュール]]等を付けることで解消できる。『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では地形適応を変えられないため空中の敵には上記のアサルトライフルでしか攻撃できない。 |
| + | : |
| ;GAT-40 アサルトライフル | | ;GAT-40 アサルトライフル |
| :ベルゼルガ専用武器で、本体と同じくクエント素子を用いたセンサーが装備されている。装弾数が32発と少ないため、作戦時にはミッションパックに予備弾倉を3個懸架する。 | | :ベルゼルガ専用武器で、本体と同じくクエント素子を用いたセンサーが装備されている。装弾数が32発と少ないため、作戦時にはミッションパックに予備弾倉を3個懸架する。 |
− | ;パイルバンカー
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− | :[[クエント人]]伝統の狩猟具をもとにしたベルゼルガを象徴する武器。左腕に装備された盾に付けられており、圧搾空気により金属製の杭を発射する。なお、本来はアームパンチの代替品である。
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− | :後の[[アルトアイゼン]]などのように「ダメージを与える武器」ではなく、'''コクピットを撃ち抜いて確実にパイロットを仕留める'''ための武器である。
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− | :意外にも『[[装甲騎兵ボトムズ]]』本編中では2回しか使用されておらず、実のところそれほど扱いの大きくない武装である。本格的に注目されるようになるのは[[小説]]『青の騎士ベルゼルガ物語』や[[OVA]]『[[機甲猟兵メロウリンク]]』といった外伝作品を待つことになる。
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− | :唯一の欠点は空中の敵に攻撃できない事だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では[[ミノフスキークラフト|フライトモジュール]]等を付けることで解消できる。『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では地形適応を変えられないため空中の敵には上記のアサルトライフルでしか攻撃できない。
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| ;ATH-QX ベルゼルガ・プレトリオ | | ;ATH-QX ベルゼルガ・プレトリオ |
| :OVA『[[装甲騎兵ボトムズ 幻影篇|幻影篇]]』に登場。ベルゼルガの基本モデルで、銃器やローラーダッシュ機構・高性能センサーを装備していない。パイルバンカーと槍を組み合わせた「ジョルトパイク」という武器を使う。SRW未登場。 | | :OVA『[[装甲騎兵ボトムズ 幻影篇|幻影篇]]』に登場。ベルゼルガの基本モデルで、銃器やローラーダッシュ機構・高性能センサーを装備していない。パイルバンカーと槍を組み合わせた「ジョルトパイク」という武器を使う。SRW未登場。 |
| + | ;ATH-Q63-BTS ベルゼルガBTS |
| + | :外伝作品「青の騎士ベルゼルガ物語」に登場。バトリング用にカスタマイズされており、稼働時間の短縮と引き換えに出力を強化している。パイルバンカーはアームパンチ用の液体炸薬2発分を使用して射出するようになっており、通常タイプより貫徹力が高い。秘密結社の高性能ATシャドウフレアとの戦いで大破した後に修復されたタイプには、「スーパーエクスキュージョン」と名付けられた。SRW未登場。 |
| ;ATM-FX∞ ベルゼルガ・テスタロッサ | | ;ATM-FX∞ ベルゼルガ・テスタロッサ |
− | :外伝作品「青の騎士ベルゼルガ物語」に登場。未知の技術を用いて「ATでは倒せない相手に対抗する」というコンセプトで造られた兵器で、文字通りATとは思えない超性能を誇るシリーズ最強の機体。こちらも凄まじい性能を誇る同作のラスボス・古代兵器レグジオネータとスーパーロボット顔負けの超常バトルを繰り広げ、ファンの賛否両論が分かれる。レグジオネータが単独で800機のATを壊滅させるほどの戦闘力を持つと言えば、それと互角に戦うテスタロッサの性能が規格外であることは想像に難くない。SRW未登場。 | + | :外伝作品「青の騎士ベルゼルガ物語」に登場。型番の「∞」は「アンフィニ」と読む。未知の技術を用いて「ATでは倒せない相手に対抗する」というコンセプトで造られた兵器で、文字通りATとは思えない超性能を誇るシリーズ最強の機体。こちらも凄まじい性能を誇る同作のラスボス・古代兵器レグジオネータとスーパーロボット顔負けの超常バトルを繰り広げ、ファンの賛否が分かれる。レグジオネータが単独で800機のATを軽く壊滅させ、こちらもまたATというには怪物マシンにもほどがあるFXタイプですらまるで相手にならないほどの戦闘力を持つと言えば、それと互角に戦うテスタロッサの性能が規格外であることは想像に難くない。<ref>余談だが、雑誌ホビージャパンの企画でフルスクラッチキットを製作したモデラーはデザインを見て、「ATじゃない!」と思わず叫んで頭を抱えたという。</ref>SRW未登場。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |