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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[テンカワ・アキト]]専用機。漆黒のボディに悪魔や恐竜を想起させる禍々しい外見をしているが、その正体は増加装甲を纏った[[エステバリス|エステバリス・アキト機]]である。
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[[テンカワ・アキト]]専用機。漆黒のボディに[[天使・悪魔|悪魔]]や[[恐竜]]を想起させる禍々しい外見をしているが、その正体は増加装甲を纏った[[エステバリス|エステバリス・アキト機]]である。
    
=== 開発の経緯 ===
 
=== 開発の経緯 ===
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両肩部分のアーマーには高出力のノズルが内蔵され、脚部のアーマーその物が高出力のスラスターになっており、これらと重力波放射器との組み合わせによって、鈍重そうな外見からは想像もつかない程の機動力や運動性を獲得するに至っているが、代償として機体に相当な負荷が掛かってしまう為、増加装甲には機体の剛性を高める為の役目も兼ねている。
 
両肩部分のアーマーには高出力のノズルが内蔵され、脚部のアーマーその物が高出力のスラスターになっており、これらと重力波放射器との組み合わせによって、鈍重そうな外見からは想像もつかない程の機動力や運動性を獲得するに至っているが、代償として機体に相当な負荷が掛かってしまう為、増加装甲には機体の剛性を高める為の役目も兼ねている。
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ウイングバインダーによる長時間の単独飛行だけでなく、脚部のスラスターによるホバー走行も可能であるのだが、歩行による移動は不可能となっている。
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ウイングバインダーによる長時間の単独飛行だけでなく、[[ドム|脚部のスラスターによるホバー走行も可能]]であるのだが、'''歩行による移動は不可能'''となっている。
    
尻尾状のテールバインダーはマジックハンドになっており、先端にはアンカークローを有している。
 
尻尾状のテールバインダーはマジックハンドになっており、先端にはアンカークローを有している。
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このような仕様の為に、機動力と推進力、装甲はズバ抜けているのだが、肝心の火力が通常のエステバリス以下と非常に低い。徹底的に対北辰衆に特化した機体である為、大軍が相手だと素の状態では不利となっている。
 
このような仕様の為に、機動力と推進力、装甲はズバ抜けているのだが、肝心の火力が通常のエステバリス以下と非常に低い。徹底的に対北辰衆に特化した機体である為、大軍が相手だと素の状態では不利となっている。
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ブラックサレナの基本フレームにはCC(チューリップクリスタル)が使用され、搭乗者のアキトも[[A級ジャンパー]]である為に、やろうと思えば高機動ユニットを用いずともブラックサレナ単体でのボソンジャンプも可能なのだが、フレームへの影響が懸念される事から、あくまで緊急用とされている。劇中冒頭のシラヒメ襲撃後にブラックサレナの単独でジャンプを行っている。
    
=== 強化装備形態 ===
 
=== 強化装備形態 ===
 
;[[高機動型ブラックサレナ]]
 
;[[高機動型ブラックサレナ]]
:「'''高機動ユニット'''」と呼ばれる外装ユニットを装備した状態。大型の戦闘機の様な形状となり、機動力が大幅に向上するだけでなく、[[ボソンジャンプ]]のシステムが搭載されている事で[[月]]~[[火星]]レベルの長距離ボソンジャンプも可能となっている。ただし、ブラックサレナの基本フレームにはCC(チューリップクリスタル)が使用され、搭乗者のアキトも[[A級ジャンパー]]である為に、やろうと思えば高機動ユニットを用いずともブラックサレナ単体でのボソンジャンプも可能なのだが、フレームへの影響が懸念される事から、あくまで緊急用とされている<ref>劇中冒頭のシラヒメ襲撃後にブラックサレナの単独でジャンプを行っている。</ref>。
+
:「'''高機動ユニット'''」と呼ばれる外装ユニットを装備した状態。
:また、高機動ユニットは基本的に使い捨ての仕様となっている為、機密保持の目的で爆弾が内蔵されており、これを利用する事で攻撃手段にも転用可能<ref>劇中では、[[スバル・リョーコ]]率いる「ライオンズシックル隊」に所属する[[エステバリスII]]が、高機動ユニットの爆発に巻き込まれて大破している(パイロットは脱出している)。</ref>。
      
=== 機体の変遷 ===
 
=== 機体の変遷 ===
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
異常なまでの[[運動性]]と[[移動力]]、そしてリアル系とは思えないほどの重[[装甲]]と[[ディストーションフィールド]]を併せ持ち、[[ボソンジャンプ]]や[[EN回復]]も付いている為、出しておけば単機でシナリオクリアも可能。正式参戦が非常に遅いことを考慮してか、火力は低いという設定に反して高い攻撃力を持つ。
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異常なまでの[[運動性]]と[[移動力]]、そしてリアル系とは思えないほどの重[[装甲]]と[[ディストーションフィールド]]を併せ持ち、[[ボソンジャンプ]]や[[EN回復]]も付いている為、出しておけば単機でシナリオクリアも可能。『V』以前は正式参戦が非常に遅いことを考慮してか、火力は低いという設定に反して高い攻撃力を持つ。[[高機動型ブラックサレナ|高機動ユニット]]が形態として使用できる場合は基本そちらが出撃形態となるが、そちらは武装に難があり、適宜本形態に分離する形となる。
    
また、他の[[エステバリスカスタム]]との性能差を埋めるためか、コアとなっているユニットが[[エステバリス|エステバリス・アキト機]]から、アキト専用の[[エステバリス・テンカワSPL]]へと変更されている。
 
また、他の[[エステバリスカスタム]]との性能差を埋めるためか、コアとなっているユニットが[[エステバリス|エステバリス・アキト機]]から、アキト専用の[[エステバリス・テンカワSPL]]へと変更されている。
ただし、劇場版でコアとユニットとなっているアキト機は『TV版のエステバリス・アキト機の改造機』なので、エステバリスカスタムとは別物だが『エステバリスのカスタム機』ではある。SRWで『エステバリスカスタム』がコアユニットに採用されているのも、そのあたりも関係あるのかもしれない。
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ただし、劇場版でコアとユニットとなっているアキト機は「TV版のエステバリス・アキト機の改造機」なので、エステバリスカスタムとは別物だが「エステバリスのカスタム機」ではある。SRWで「エステバリスカスタム」表記がコアユニットに採用されているのも、そのあたりも関係あるのかもしれない。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:初登場作品。序盤で[[スポット参戦]]した後、終盤から使える。乗るのは序盤が劇場版のアキトで、終盤がTV版のアキト。撃墜されるか[[分離]]すると[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]になる。また序盤に劇場版ナデシコがメインのルートを選んでいる場合のみ[[高機動型ブラックサレナ|高機動ユニット]]がつく。
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:初登場作品。序盤で[[スポット参戦]]した後、終盤からは[[ラウル・グレーデン|主人]][[フィオナ・グレーデン|公たち]]が歴史に介入し技術革新が前倒しになった事でTV版終盤の展開でも使用可能となる。乗るのは序盤が劇場版のアキトで、終盤がTV版のアキト(現状、TV版アキトをブラックサレナに乗せられるのは本作のみ)。撃墜されるか[[分離]]すると[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]になる。また序盤に劇場版ナデシコがメインのルートを選んでいる場合のみ、[[高機動型ブラックサレナ|高機動ユニット]]がつく。
 
:原作と異なり「小型の相転移エンジンを搭載している」という台詞がある(実際は[[エステバリス]]同様[[母艦]]からの重力波ビームがエネルギー源)。技が二つだけで、ディストーションアタックは[[気力]]120~なので、下位メイン機体のエステバリス(砲)と比べてパワーアップしてるとは言い難い。一応エステバリス状態でガイの[[スーパーエステバリス]]とダブル・ゲキガンフレアを放つことが可能なのが強み。
 
:原作と異なり「小型の相転移エンジンを搭載している」という台詞がある(実際は[[エステバリス]]同様[[母艦]]からの重力波ビームがエネルギー源)。技が二つだけで、ディストーションアタックは[[気力]]120~なので、下位メイン機体のエステバリス(砲)と比べてパワーアップしてるとは言い難い。一応エステバリス状態でガイの[[スーパーエステバリス]]とダブル・ゲキガンフレアを放つことが可能なのが強み。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:ラスト3話+47話・49話のみ参戦するが、それ以外の話では資金+経験値泥棒な上に武装が極端(弾頭10のハンドカノン、消費50のディストーション・アタック、使うと分離するパージ)なため、あまり使い勝手のいいユニットとはいえない(ただし、サレナ自体はEN回復持ち)。装甲も1300しかない(もっとも装甲値が全体的に低い『W』において、リアル系で1300は高い方だが)。しかし、分離してエステバリスカスタム・アキト機になると、ガイとダブルゲキガンフレア(劇場版Ver)が使えるようになる。劇中ではありえない、SRW独自の技にもかかわらず演出が凄まじく、その上合体技の中でも特に凶悪な威力を誇るので、[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]の火力底上げという意味でも使って損はないユニットである。また、サレナ単体でもパージ攻撃が使え、リアル系の単体武器としては破格の攻撃力を誇る。高機動ユニット装着時もパージ攻撃が使えるので計2回使える(パージ攻撃は使うと分離する)。
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:47、49話にスポット参戦し、ラスト3話で正式加入。それ以外の話ではNPC。弾頭10のハンドカノン、消費50のディストーション・アタック、使うと分離するパージというピーキーな武装であるため、あまり使い勝手のいいユニットとはいえない(ただし、サレナ自体はEN回復持ち)。装甲も1300と低め(もっとも装甲値が全体的に低い『W』において、リアル系で1300は高い方だが)。加入時期から見て一軍は厳しい。しかも、NPC時は[[集中]]掛けて突っ込み、さらに第一部の[[エステバリス]]アキト機の改造を引き継ぐため、改造すると一時的に[[飛影]]を彷彿とさせるためますます資金がなくなる。
:ブラックサレナと[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]の武器の差は実はパージ攻撃とダブルゲキガンくらいで、アキト機はENこそ下がるが重力波アンテナの恩恵を得られるので、燃費もエステバリスカスタム・アキト機の方が良い。ただし、[[高機動型ブラックサレナ]]→ブラックサレナ→エステバリスカスタム・アキト機と分離する度に運動性が落ちるという欠点がある。また、『R』、『MX』とは違い[[ボソンジャンプ]]を特殊能力として持っていない(1部と2部の間が半年しかないのでアキトが使いこなせていないとも取れるが、アルテミスではあっさりジャンプ奇襲をやってのけている……)。
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:本作では高機動ユニット装備時と本形態でそれぞれパージ攻撃が存在、火力は高いが使うたびに形態が変化する。[[高機動型ブラックサレナ]]→ブラックサレナ→[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]と分離する度に運動性が落ち、パージは単分離の長所を形態変化で犠牲にする攻撃であるため生存性が大きく下がってしまうという難点がある。ただし分離後は、ENこそ下がるが重力波アンテナの恩恵を得られる上に、ゲームオリジナルの[[エステバリスカスタム]]・[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]機との夢の合体攻撃が用意されているため、攻撃面では寧ろ分離後の方が秀でている。
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:また、『R』、『MX』とは違い[[ボソンジャンプ]]を特殊能力として持っていない(1部と2部の間が半年しかないのでアキトが使いこなせていないとも取れるが、アルテミスではあっさりジャンプ奇襲をやってのけている……)。
    
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
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:デフォルトでのEN回復手段を持たない関係で他のエステバリスよりも燃費が良く、気軽にディストーション・アタックが撃てる。回復に関してはカスタムボーナスをとれば「重力波ビーム」の効果を受けられるようになるので早めに五段階改造を施してやると良い。
 
:デフォルトでのEN回復手段を持たない関係で他のエステバリスよりも燃費が良く、気軽にディストーション・アタックが撃てる。回復に関してはカスタムボーナスをとれば「重力波ビーム」の効果を受けられるようになるので早めに五段階改造を施してやると良い。
 
:アキトが[[ダッシュ]]を持っており、カスタムボーナスでさらに+1されるので、素の移動力が9となる。従来作より全体的に移動力が低下している今作においては破格とも言える。
 
:アキトが[[ダッシュ]]を持っており、カスタムボーナスでさらに+1されるので、素の移動力が9となる。従来作より全体的に移動力が低下している今作においては破格とも言える。
:なお、[[高機動型ブラックサレナ|高機動型]]はマップアイコン、[[エステバリス・テンカワSPL]]は演出のみでどちらもユニットとして登場しない。
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:なお、[[高機動型ブラックサレナ|高機動型]]はマップアイコン、[[エステバリス・テンカワSPL]]は演出のみで、本作以降はユニットとしては本形態のみ登場するようになる。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 
:第4話の終盤で登場しそのまま加入するが、第8話からしばらくの間一時離脱し正式参戦は第15話。『V』を越えて最速参戦となった。ディストーションアタックSは第28話にて追加。
 
:第4話の終盤で登場しそのまま加入するが、第8話からしばらくの間一時離脱し正式参戦は第15話。『V』を越えて最速参戦となった。ディストーションアタックSは第28話にて追加。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦MX}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦MX}}
:アキトが[[リベンジ]]を持っているため強力だが、参戦時期が遅すぎるのが最大の難点。また、[[スバル・リョーコ|リョーコ]]、[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]、[[マキ・イズミ|イズミ]]の3人とは違い、[[合体攻撃]]を持っていないのも欠点。しかし、実は本作では'''合体攻撃を抜きにした、単機による攻撃において最大のダメージを叩き出すユニット'''である(アキトの養成次第だが、メディウス・ロクスの最終形態なら4発で落とせるほど)。本作では撃墜されても[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]にはならない。武器に「ディストーションアタックS」が追加された。
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:アキトが[[リベンジ]]を持っているため強力だが、参戦時期が遅すぎるのが最大の難点。また、[[スバル・リョーコ|リョーコ]]、[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]、[[マキ・イズミ|イズミ]]の3人とは違い、[[合体攻撃]]を持っていないのも欠点。しかし、実は本作では'''合体攻撃を抜きにした、単機による攻撃において最大のダメージを叩き出すユニット'''である(アキトの養成次第だが、メディウス・ロクスの最終形態なら4発で落とせるほど)。本作以降、[[エステバリス・テンカワSPL|エステバリスカスタム・アキト機]]は演出のみの登場となり、分離不可能。武器に「ディストーションアタックS」が追加された。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スパロボ学園}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スパロボ学園}}
 
:地形適応が空・宇Sと陸・海Dと極端で、入手難易度が高いが本作は回避型ユニットが弱い傾向にあり、いままで以上に扱いが悪い。原作で陸に立っていたのだから陸適応ぐらいAでもいいと思うが…。
 
:地形適応が空・宇Sと陸・海Dと極端で、入手難易度が高いが本作は回避型ユニットが弱い傾向にあり、いままで以上に扱いが悪い。原作で陸に立っていたのだから陸適応ぐらいAでもいいと思うが…。
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:2020年1月のイベント「Nearest and...」にて別バージョンの大器型SSR短射程ブラスターが追加。
 
:2020年1月のイベント「Nearest and...」にて別バージョンの大器型SSR短射程ブラスターが追加。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:序章ワールド5より登場。防御&回避タイプ。初登場の第6話では珍しくボスユニットとして敵対する。システムの関係から参戦は第10話クリア後と(プレイ順の影響もあるが)歴代最速。移動力は5と本作最大。
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:序章ワールド5より登場。防御&回避タイプ。初登場の第6話では珍しくボスユニットとして敵対する。大型アップデートでの追加参戦となるが、システム上開始タイミングによっては非常に早い段階で正式加入させることも可能。
:攻撃力と照準値の低さが弱点だったが、専用支援と強力なバフ効果を持つ『ローテート・アサルト』で欠点を補える。また高い打撃ブレイク性能も持つため、『ディストーション・アタック』と『ハイマニューバ・ディストーションアタック』と合わせればブレイク要員として活躍が望める。
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:素の移動力が5と本作でも最大級。高い打撃ブレイク性能を持つため、「ディストーション・アタック」「ハイマニューバ・ディストーションアタック」等を合わせればブレイク要員として活躍が望める。攻撃力と命中率の低さが欠点だったが、「ローテート・アサルト」を経て「ディストーション・アタックS」の実装により大幅に能力が底上げされ、アタッカーやビーム属性相手の対策要員と仕事が増えている。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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:;アンカークロー
 
:;アンカークロー
 
::『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で追加。マジック・アンカーの先のクローで敵機を打ち上げ、アンカーで叩きつけて墜落させる。消費ENが10と低く、アキトの[[エースボーナス]]を上手く使うと反撃だけで雑魚の殲滅をすることも出来る。
 
::『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で追加。マジック・アンカーの先のクローで敵機を打ち上げ、アンカーで叩きつけて墜落させる。消費ENが10と低く、アキトの[[エースボーナス]]を上手く使うと反撃だけで雑魚の殲滅をすることも出来る。
::『DD』ではR必殺技に採用。メインアビリティは「高機動I」で、気力120以上の時、運動性が増加する。サブアビリティは「HPアップI」。
+
::『DD』では打撃属性のR必殺技。メインアビリティは「高機動I」で、サブアビリティは「HPアップI」。
 
;ハンドカノン / ハンドカノン(遠距離)
 
;ハンドカノン / ハンドカノン(遠距離)
 
:両拳を覆う形で装備された射撃武装。
 
:両拳を覆う形で装備された射撃武装。
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:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では気力が不十分な状態ではこれしか使えないが、弾数20・中射程P属性・そこそこの威力と通常戦闘には困らない。
 
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では気力が不十分な状態ではこれしか使えないが、弾数20・中射程P属性・そこそこの威力と通常戦闘には困らない。
 
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では弾数がたったの10しかなかったが『V』では16と大幅に増えている。また『V』の遠距離版は移動後使用不可。
 
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では弾数がたったの10しかなかったが『V』では16と大幅に増えている。また『V』の遠距離版は移動後使用不可。
:『X-Ω』『DD』では通常攻撃に使用。
+
:『X-Ω』では通常攻撃に使用。
 +
:『DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「重装甲I」で、サブアビリティは「運動性アップI」。
 
:;ハンドカノン(近距離)
 
:;ハンドカノン(近距離)
 
::『V』でアンカークローと同様に追加。[[ブラスタ|至近距離から回転しながらハンドカノンを乱射する]]。遠距離版とは弾数は別個で12発もあり、カスタムボーナスがない段階でも反撃に困らない。
 
::『V』でアンカークローと同様に追加。[[ブラスタ|至近距離から回転しながらハンドカノンを乱射する]]。遠距離版とは弾数は別個で12発もあり、カスタムボーナスがない段階でも反撃に困らない。
::『DD』では「ハンドカノン連射」名義でSR必殺技に採用。メインアビリティは「[[プロテクション]]II」で、反撃時、回避を選択すると回避率が増加し、防御を選択すると被ダメージを軽減する。サブアビリティは「ダメージアップII(実弾)」。
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::『DD』では「ハンドカノン連射」の名前で実弾属性のSR必殺技。メインアビリティは「[[プロテクション]]II」で、サブアビリティは「ダメージアップII(実弾)」。
 
;胸部バルカン
 
;胸部バルカン
 
:胸部上面に2門搭載されている機銃。
 
:胸部上面に2門搭載されている機銃。
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;ディストーション・アタック
 
;ディストーション・アタック
 
:ディストーションフィールドを展開して体当たりを行う。
 
:ディストーションフィールドを展開して体当たりを行う。
:SRWでは[[高機動型ブラックサレナ|高機動型]]と異なり、通常のエステバリス同様[[気力]]制限があることが多い。『W』ではトドメ演出で原作における「抜き撃ち」を行い、中身のエステカスタムが登場する(分離扱いにはならない)。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』、『V』ではバリア貫通があるが、『W』では無い他、ディストーション・アタックの例に漏れず燃費が悪い。『V』では初期段階ではEN回復系能力がないこともあり、他のエステ2機([[エステバリスカスタム|リョーコ機]]・[[スーパーエステバリス|サブロウタ機]])よりは消費が軽い。
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:SRWでは[[高機動型ブラックサレナ|高機動型]]と異なり、通常のエステバリス同様[[気力]]制限があることが多い。『W』では[[トドメ演出]]で原作における「抜き撃ち」を行い、中身のエステカスタムが登場する(分離扱いにはならない)。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』、『V』ではバリア貫通があるが、『W』では無い他、ディストーション・アタックの例に漏れず燃費が悪い。『V』では初期段階ではEN回復系能力がないこともあり、他のエステ2機([[エステバリスカスタム|リョーコ機]]・[[スーパーエステバリス|サブロウタ機]])よりは消費が軽い。
 
:『X-Ω』ではシューター版・ブラスター版(2019年)の必殺スキルとして採用。直線上の体当たり攻撃。
 
:『X-Ω』ではシューター版・ブラスター版(2019年)の必殺スキルとして採用。直線上の体当たり攻撃。
:『DD』ではSSR必殺技に採用。メインアビリティは「黒い幽霊」で、必殺技威力が増加する。さらに基本ステータスの防御力の一部を攻撃力に加える。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
+
:『DD』では打撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「黒い幽霊」で、必殺技威力が増加する。さらに基本ステータスの防御力の一部を攻撃力に加える。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
 
;ディストーション・アタックS
 
;ディストーション・アタックS
:上記のディストーション・アタックの後、装甲をパージしてエステカスタムもディストーション・アタックを行う。『MX』・『V』・『T』で使用。『V』と『T』は[[トドメ演出]]でエステカスタムがパージされた装甲の前で立ち、左目から黒いオイルを流すのだが、原作のクライマックスの再現である。なお、『MX』のディストーション・アタックはバリア貫通があるのだが、こちらにはバリア貫通がない。『T』では最高速度で勝るが機動力で劣るブラックサレナで単独でボソンジャンプ可能かつ機動力に勝る夜天光を捉えるには、最短距離を最高速度で詰めて接近戦に持ち込めばいいというドモンの教えにより編み出している。攻撃ではハンドカノンで動きを止めてから行うに変更された。
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:上記のディストーション・アタックの後、装甲をパージしてエステカスタムもディストーション・アタックを行う。『MX』から採用。『V』以降はハンドカノンで動きを止めてから行う。トドメ演出でエステカスタムがパージされた装甲の前で立ち、左目から黒いオイルを流すのだが、これは原作ラストバトルの再現。『V』以前は装甲を全てパージしていたが、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』以降は原作通り脚部を残して加速している。なお、『MX』のディストーション・アタックはバリア貫通があるのだが、こちらにはバリア貫通がない。『T』では最高速度で勝るが機動力で劣るブラックサレナで単独でボソンジャンプ可能かつ機動力に勝る夜天光を捉えるには、最短距離を最高速度で詰めて接近戦に持ち込めばいいというドモンの教えにより編み出している。
:『X-Ω』では「ディストーション・アタック(コンボ)」名義で、ブラスター版(2020年)の必殺スキルとして採用。ハンドカノンで動きを止めてからディストーション・アタックでの連続体当たりをし、最後にアーマーパージでのディストーション・アタックという流れ。
+
:『X-Ω』では「ディストーション・アタック(コンボ)」名義で、ブラスター版(2020年)の必殺スキルとして採用。動きは『V』以降と同じ流れ。
 
:『MX』では発売延期に伴い追加された技で、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pによれば「個人的に無理言って入れてもらった」とのこと<ref>『スーパーロボット大戦MX パーフェクトバイブル』328頁。</ref>。
 
:『MX』では発売延期に伴い追加された技で、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pによれば「個人的に無理言って入れてもらった」とのこと<ref>『スーパーロボット大戦MX パーフェクトバイブル』328頁。</ref>。
;アーマーパージ
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:『DD』では打撃属性のSSR必殺技。演出は『T』準拠だが、技始動時にブラックサレナが[[ユーチャリス]]から発進するシーンが再現されている。メインアビリティは「高機動ノズル」で、攻撃力・防御力・照準値・運動性が増加する。気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値・運動性、ディストーション・アタックSの必殺技威力が増加する。ビーム属性の被ダメージを軽減するバリアを展開する。気力が120以上のとき、全ての攻撃の与ダメージが増加する。実弾・打撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「防御力アップIII」。
:『W』のみ使用。『MX』におけるディストーション・アタックS。ディストーション・アタックの後に装甲をパージしてそれを敵機にぶつけ、中身のエステカスタムが体当たり。リアル系ユニットの武器としては破格の攻撃力を誇るが使うと[[分離]]扱いとなり、エステバリスカスタム・アキト機になってしまう。この技の使用で分離すると、個別コマンドの分離と違いENが回復しないので注意。ただし、本機はナデシコと共に運用する事が前提なので、それほど弊害はないと思われる。なお、高機動型にも同様の武器として「高機動ユニットパージ」がある。
+
:;アーマーパージ
 +
::『W』でのみ採用された、以降の作品における「ディストーション・アタックS」に位置する技。ディストーション・アタックの後に装甲をパージしてそれを敵機にぶつけ、中身のエステカスタムが体当たり。リアル系ユニットの武器としては破格の攻撃力を誇るが使うと[[分離]]扱いとなり、エステバリスカスタム・アキト機になってしまう。この技の使用で分離すると、個別コマンドの分離と違いENが回復しないので注意。ただし、本機はナデシコと共に運用する事が前提なので、それほど弊害はないと思われる。なお、高機動型にも同様の武器として「高機動ユニットパージ」がある。
 
;ハイマニューバ・ディストーションアタック
 
;ハイマニューバ・ディストーションアタック
:『DD』でのSSR必殺技。打撃属性。[[高機動型ブラックサレナ|高機動型ユニット]]に換装し、連続でディストーションアタックによる突撃を行う。
+
:『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。[[高機動型ブラックサレナ|高機動型ユニット]]に換装し、連続でディストーションアタックによる突撃を行う。
 
:メインアビリティは「高機動ユニット」で、必殺技威力と防御力が増加する。さらに反撃時にダメージが増加し、気力120以上の時20%で攻撃を完全に回避する。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
 
:メインアビリティは「高機動ユニット」で、必殺技威力と防御力が増加する。さらに反撃時にダメージが増加し、気力120以上の時20%で攻撃を完全に回避する。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
 
;ローテート・アサルト
 
;ローテート・アサルト
:『DD』でのSSR必殺技。打撃属性。高機動型ユニットに換装し、ディストーション・アタックによる突撃を行い、ユニットパージから接近しアンカークロ-で叩き上げからのハンドカノン連射という流れ。
+
:『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。高機動型ユニットに換装し、ディストーション・アタックによる突撃を行い、ユニットパージから接近しアンカークロ-で叩き上げからのハンドカノン連射という流れ。
:メインアビリティは「大出力スラスター・ノズル」で、ブラックサレナ装備時、戦闘回数に応じて攻撃力・防御力・運動性が増加する。ローテート・アサルト命中時、攻撃力・防御力・照準値・運動性が増加する強化効果を自分に付与する(3アクションの間有効)。実弾・打撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
+
:メインアビリティは「大出力スラスター・ノズル」で、戦闘回数に応じて攻撃力・防御力・運動性が増加する。ローテート・アサルト命中時、攻撃力・防御力・照準値・運動性が増加する強化効果を自分に付与する。実弾・打撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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=== [[サイズ]] ===
 
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:通常のエステバリスとは頭一つ分ほども違う。
    
=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
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== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
 
;「ブラックサレナIII」
 
;「ブラックサレナIII」
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;vs[[夜天光]]
 
;vs[[夜天光]]
:かつての仲間の支援により、ついに一騎打ちに持ち込む。お互いの拳と拳の激突は増加装甲を纏ったブラックサレナとアキトの勝利に終わり、崩れ去った夜天光と[[北辰]]を前にブラックサレナの装甲が崩れてアキトのエステバリスが姿を見せる。その姿は復讐を終えたアキトを表現しているようであった。
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:かつての仲間の支援により、ついに西部劇のような一騎打ちに持ち込む。お互いの拳と拳の激突は増加装甲を纏ったブラックサレナとアキトの勝利に終わり、崩れ去った夜天光と[[北辰]]を前にブラックサレナの装甲が崩れてアキトのエステバリスが姿を見せる。その姿は復讐を終えたアキトを表現しているようであった。
    
== スパロボシリーズの名場面 ==
 
== スパロボシリーズの名場面 ==
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*ブラックサレナは[[花|黒百合]](クロユリ)の意味だとされており、クロユリの花言葉は「恋」「愛」「呪い」「復讐」。
 
*ブラックサレナは[[花|黒百合]](クロユリ)の意味だとされており、クロユリの花言葉は「恋」「愛」「呪い」「復讐」。
 
**[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]への想いと[[北辰]]らへの復讐心のダブルミーニングが込められているのだろう。ユリカへの想いを心に秘め、北辰らへの復讐心で心を閉ざしたアキトと、かつての愛機・エステバリス(ちなみに、エステバリス=ナツザキフクジュソウの花言葉は「優しくて悲しい思い出」「消しがたい思い出」)を漆黒の追加装甲で覆い隠した姿がダブって見える機体である。
 
**[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]への想いと[[北辰]]らへの復讐心のダブルミーニングが込められているのだろう。ユリカへの想いを心に秘め、北辰らへの復讐心で心を閉ざしたアキトと、かつての愛機・エステバリス(ちなみに、エステバリス=ナツザキフクジュソウの花言葉は「優しくて悲しい思い出」「消しがたい思い出」)を漆黒の追加装甲で覆い隠した姿がダブって見える機体である。
**なお、一般的なクロユリの英訳は「Black lily」や「Chocolate Lily」、そして「Black Sarana」(ブラックサラナ)である。
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**なお、一般的なクロユリの英訳は「Black lily」や「Chocolate Lily」、そして「Black Sarana」(ブラックサ'''ラ'''ナ)である。
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*機体BGM『ブラックサレナⅢ』は、テレビ東京系のドキュメントバラエティ番組『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』では、'''ブラックバス'''が採れた際に頻繁に使用されていた。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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